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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

サンズ散る

2006年06月06日 22時06分27秒 | ジョギング
昨夜深夜BS-hiで、NBAファイナルのマブス対サンズ5戦が
放送されていました。その後のハイライトでサンズが負けて
マブスが初めてファイナルに進んだというのも知りました。
ファイナルは、ヒートとマブスです。

実際、あの50点ノヴィツキーが取った試合で、ボールを
ノヴィツキーに集めてインサイドに行ってとったものだろうと
予測していましたが、実際に試合のビデオを見ると特に
ノヴィツキーにボールを集めたわけでもなく、普通にやって
それでも勝ってしまったと言う普通のシステムであり、その
普通のシステムにすら付いていけなくなったサンズの体力
負けのような試合でした。連続してハードの試合が続く
プレイオフでは、突如ボールが回らなくなる光景はあります。

そういうチームを救うのが、エースの力であり、神がかり的な
技だったり、得意の技だったり、いつまでも忘れ得ない
シーンとして語り継がれるのです。ノヴィツキーは、この試合
第4Qに入った時に30点で、それから20点とったことになります。
ボールを持っていた時間は、スタックハウスの方が長い位で
決してファーストオプションではなかったはずです。それが、彼が
決めると入るという、彼に最後のボールが回るという流れに
なり、リバウンドでもパスアウトでも、ワンノンワンでも何でも
決まるという状況でした。

決してコービーのように、とにかくコービーにボールを渡せば
決まるからというボール回しではありませんでした。サンズは
この間のピストンズと丸で同じです。ボールを運んで、ただ
ひとりがシュートに行くだけで後はボールを立ってみているだけ
中に再三行ったり、外から打ったりしますが、みんな一人の単発な
攻撃ばかりです。第4Qに入ってもナッシュが3Pを放つあたりまで
は、まったく互角だったのです。明らかに単発でまずい流なのに
効果的なタイムアウトもなく、ベンチに攻撃を変える起爆力の
ある選手もいないという丸でピストンズと同じ展開になりました。

サンズの足と3P攻撃が決まらなくなると全てが終わるです。

心情としては、ペイトンにリングを上げたいというのもありますが、
実力的にはマブスの様な感じです。やはりエースが爆発して
勝って来たチームというのは強いのです。決してそれ以外に
点を取れる選手がいないわけでもなく、今のシャックなら中に
入れさせなければ怖くないので、グリヒンとか止めてくれる選手も
いるでしょう。キューバンがトロフィーを掲げるシーンはあまりに
成金趣味で気味よくありませんが、そうなる可能性が高いです。

今日は、くもりで走りやすい日でした。
午前中いつもの公園を3往復しました。
先週も3往復したので、なんとか2時間きりできました。
しかし、疲労感は強く午後は何もできませんでした。
たくさんのウォーキングの人がいました。ランナーは私の他ふたり
だけでした。走り込みを続けて是非30K走を実現したいと思って
います。ただ、この走っている間の時間がつらく、何か考えること
とかあまりに夢中にならない程度の思考命題がないとつらいのです。
ある程度呼吸法と想念を消して無の境地に至るという方法も
ありますが、走りきるという目標があるので走るペースとか
フォームとか気にしなくてはならないこともあり、想念を無にするという
のはできません。

ただただあまり考えないようにするか、時間をもてあまさないよう
気を使うくらいしかないのです。
今日は、午後満足に休めなかったので余計疲労感を残したのかも
しれません。村上逮捕に続き、アメリカの株安を受け世界同時株
安となりました。

ダ・ヴィンチ・コード

2006年06月06日 00時53分10秒 | 日々のこと
映画を見る前に原作を読んでおこうということで、
買った文庫本を今日読み終わりました。
かなり最初の方は面白く読みましたが、イギリスに
渡るあたりから物語が突飛になりすぎ、いかにも
ありえない話になってきて段々ネタも見えてきて
最大の悪党もどうせこいつというのもわかってしまいます。

そもそも、聖杯伝説という話題自体もはや出尽くした
話題であり、この本自体がとんでもぼんの類なのかと
思えてしまいます。世界的にヒットしたもんだから、各地の
聖杯スポットは今や空前のブームらしいです。関連本も
たくさん出ています。ですが、こうなると批判する本も
出てきて、週刊誌でもひどい駄作であると書く人も出ています。
映画自体は、あまり評判がよくないようですが、売り出し
や宣伝はとにかくすごいものがあります。

それらの内容より、私は本当の評価としてまた美術史的に
宗教的に果たして評価はどうなのか。
はっきりと権威ある筋の見解を聴きたいと思います。
その映画の興行的にとか宣伝のためとかじゃなくて
聖ヨハネが本当に女で、マグダラのマリアを描いたものに
相違ないのか。実際女性に見えてそうだとしたら、聖堂に
飾る壁画にそんな解釈を入れた絵を教会が許すわけがなく、
考えただけでおかしいです。すぐに書き換えるか、修正を
余儀なくされるはずです。

そして最大の注目点であり、ただすべき点はシオン修道会
です。この会は現存するのか。小説では、総長にレオナルド・ダビンチ
ボッテチリ、アイザック・ニュートン、ヴィクトル・ユーゴーが努めた実在
した会となっていることです。それに対して、週刊現代の記事では
50年そこそこの実体のない会であると断じています。どちらが正しい
物なのか。文庫本の解説に荒俣宏が上記の人がシオン修道会の
グランドマスターに名を連ねたとする文書が見つかったとしています。
それはとんでもぼんの中の話なのか、信用にたる証拠として発見が
あったのか知りたいものです。

それと疑問に思うのは、聖杯があれば強大な力が得られるとか
世界を支配するとか、永遠の命が得られるとしたのはどこからでた
話なんでしょうか。確かにイエスキリストは実在の歴史上の人物で
あり、実在していたのは動かしがたい事実でしょう。しかし、その墓は
どこにあるか解らず、その弟子たちでさえその末裔はどうなったか定か
ではありません。 もともとヤーウェという神がキリスト教の神で、神の
名を呼ぶなとか偶像を拝むなとか石版に十戒を刻んだのに、キリスト
は神であるとするキリスト教はおかしいことになります。

ついでに言えば、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教はもともとその元が
一緒であり、それらが勝手に枝分かれしてそれぞれの宗教を編み
出して信仰している現代はおかしいとそれぞれの宗教を信仰する人たち
こそ気がつくべきです。それを広めようとする以前に全て終わりにしたら
どうでしょう。宗教は全ての国で廃止する。
実際、共産党の国では宗教は排斥します。指導者こそが神だからです。
これも困ったことです。指導者も神じゃないし、天皇も神ではない。

そういうことを一番実践しているのが日本ではないでしょうか。
しかし、日本にも宗教を生きるよすがにしている人はたくさん居ます。
宇宙を科学的に説明できる理論もない以上、神という存在が
出てきてしまうのも致し方ないのですが、ニーチェが言ったように
神は死んだとして次の哲学が生まれていい時期に来ています。