King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

will yun leeとトップガンマーベリック

2019年07月31日 10時01分45秒 | 珈琲

ひょんなことから録画していた『ダィアナザーデイ』ピアースブロスナンの

最後のボンド作品です。この映画の大好きなシーンは北朝鮮から脱出したボンドが

びしょ濡れで髭ぼうぼうで香港のホテルに到着するところ。ロビーにビショビショの病院の

患者着で現れ極上のスィートを要求するシーンです。当然フロント係はバーで待てと

酔っ払い扱いしますが、支配人が現れ要求通りもてなしてくれるという設定がなんとも

大人の映画だと思います。

 

つい先日トップガンの続編が作られるというニュースがありました。

その時はなんでまたという思いでしたが、なんだか政治的経済的動きのようなものが

最近伝わってきました。というのもトムクルーズがこの制作をほのめかすTwitterを

載せた写真のジャンバーに日本と台湾の国旗が消えたということから裏に中国の金が

絡んでいるからだというのです。中国はハリウッド並みに映像制作スタジオを作り、

映画界に進出してきています。その影響は随所に現れ中国の意図が差し込まれた表現に

変わっていると言われています。

 

つまりはこのボンド映画のような自由な描き方も今後もう見られないのかという

そんなメモリアル的な映画なのかもしれません。

 

イギリスは世界の覇権から滑り落ちたのに未だに世界の国王だと思っているという

自らの立ち位置も映画の中では出てきており、英国の諜報員のアクション映画をみる

べきものにしています。

 

最初のアクションシーンにwill yun leeが出てくるのですが、グッドドクターや

フォーリングウォーターで見慣れた顔からするとスマートで切れ切れのアクションと

鮮烈すぎて本人と気が付くまでしばらくかかりました。何しろ最初に出てきて死んでしまい

それでも字幕に名が出てくるのでやっぱりとなりました。

 

現実社会ではハイテク兵器とか金融市場などもネットが主戦場になり、戦争もテロとの戦いと

いう実際に戦争が起こるところも現実のスパイも暗殺も報道されるものと映画では相当のずれ

がありますが、北朝鮮とか中東といった危険地帯の物語も今後はトップガンのような現象が

増えるとどんな方向に行っちゃんだろうという気になります。

 

まあいまでもパソコン使用のシーンに必ずバイオが出てくるようなのをみると日本は

つつましいんだか金の使い方が悪いんだかと思います。

 

この映画の後もアクションスターとしてスパイ映画にも諜報員役にもでてくるという

しぶとさで映画界に残りましたが、役としてはマンマミーアの元旦那役が印象的です。

 

「タイム・アウト・オブ・マインド(Time Out Of Mind)」みたいになってこそ役者なんだと

過去の名声やらイメージに捉われたら負けなんだとリチャードギアには思い知らされました。

 

トムクルーズがいつまでアクションスターをやり続けるのか齢とってどんな映画を撮るのかも

また興味を集めますが、それにどんな水を差すのか世界の変化と資本の変化にも注目したい

ところです。

 

朝のニュースでここ数日を乗り切ると強くなれるという医者のコメントが妙に耳に残るものと

なり、朝の焙煎もそんな気持ちでやりました。

 

ただ、朝のウォーキングで暑さに強くなるというのはどうだろうという気持ちがしましたが、

テレビで推奨するのなら夏場は避暑に高原や上高地がお勧めとやった方がいいのではという

気もしました。

 

今避暑にお勧めの涼しいところを流せばいいものを暑さのトップばかりが放送されている

のは完全にミスマッチです。暑いというのはみんながもうすでに共有しているのに今更

ニュースにすることではないでしょう。

 

おせっかいにも扇風機やクーラーを使えとか朝ウォーキングしろというのは自由主義の国、

西側民主主義の物とは思えません。N国に議席が取れたのももっともなのかもと思えてしまう

のでした。

 

 

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梅雨明けシャワー

2019年07月30日 09時07分26秒 | 珈琲

昨日関東地方は梅雨明けとなったようです。

ところがすごい雷と雷雨が度々襲う不安定な天候で、ものすごい雨でした。

梅雨明けで雨の中のランニングからもやっと解放かと思ったら全く同じで

相変わらず雨の中を走っているのでした。雨の中走るのは最初のうちは楽しくも

ありましたが、やはりべとつく雨が鼻や顔を伝うのは不快なもので雨の日は道路も

ほこり臭かったり、雨で下水臭くなったりと気持ちのいいことばかりではないのです。

 

それでも何かが燃えて体の中の組成は変化するようで、体はこの暑さの中でも

健康を保っている感じで、夜もよく眠れます。最近は複雑な続き物の夢とか何層にも

重なった物語とか書き残せばかなり面白い物語となるというようなものも見ます。

 

しかし、朝の焙煎をしていると頭の中まで暑さで真っ白になり、しばし焙煎の事だけとなり

どんなに面白い話ももはや思い出すこともできず、毎日そんな繰り返しです。

 

頭の中が、汗と雨の匂いと頭の中まで湿った感じがして朝を迎えますが、当店に訪れた方は

皆珈琲の香りに目を輝かせいい香りがしますねといいます。暑いですねと天気の話より、

自然珈琲の話と味の話になります。

 

この時季冷たい物ばかり飲んでいると内臓が痛み体調を崩してしまいます。やはり珈琲も

ホットで飲んで一日始めたいものです。どうぞ熱い珈琲を飲みにいらしてください。

エアコン効いてます。

 

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連日35゜Cに飲む珈琲

2019年07月29日 11時29分09秒 | 珈琲

昨日はバスケット市民リーグに参加して午後は突如のお休みで

ご迷惑をお掛けしました。

といってもこの暑さでお客様の足も遠のくこの頃ではあります。

 

この暑さに外に出るだけで大汗をかき、ミンミンゼミの鳴き声に

あおられます。

 

するとすぐに思いつく避暑地として一番身近なのが喫茶店であり、

映画館です。

 

しかしながら今年は話題の映画などもなく見たいものも最近ないという

現状に今年の夏の過ごし方をぼんやりと考えるのでした。

 

それでも予定はいくつかあり、恒例のドライブと高原の喫茶店で過ごすのも

オプションとしてあります。ただ途中の暑い移動を考えると冷房を効かした我が家で

過ごすというのが一番魅力的なのではとも思えます。

 

昨日の夜はふとまた来月の季節のブレンドのインスピレーションが訪れ、例年

7,8月は夕焼けとしていましたが、今年はすんなりとはそういかない理由が

あります。今月の青夏のインスピレーションを思い出していただければそれは

直ぐに気が付かれると思いますが、実は青夏は夕焼け後の薄墨を流し込んだような

一瞬の静寂をイメージしたのです。

 

それをまた時間を戻して夕焼けにするのはどうも納得がいかないのは当然です。

 

しかし、昨日の夜に訪れたインスピレーションは早夏、青夏、次は白なのですが、

白夏でなく百夏でした。

予告なのでこの辺で説明をやめますが、ひとつと白が合わさったんですね。

 

Eテレの0655で流れているチームカブトムシの歌が今年のテーマ曲のごとく頭の

中で繰り返し流れるこの頃ですが、鴉や子供と乗り切るのが夏とチームは大変なのです。

 

私の構想として夏の季節のブレンドがどんなんかになるのか今しばらくお待ちください。

 

 

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ゲームオブスローンと小説の裏切り

2019年07月26日 14時13分34秒 | 珈琲

最近少しショックだったことは最後にとっておいたビデオのゲームオプスローンが

無残にも面白くなかったことです。

 

『the exepanse』『sneaky pete』といった面白く夢中になったシリーズが終わり

おもむろに見始めたのは世界的にヒットしているというゲームオブスローンですが、

ちっとも面白く感じなかったのです。まず最初の一話しか見てませんが、これに付き合って

行かなくてはならないのかと考えてしまいました。

 

それなら24を最初から見直してみる方がまだましなのでは。

 

もしかしたらこの有料会員の脱会をしてもっと有効なことに時間を使うべきなのではと

そんなことも考えるのでした。

 

そして本も読む時間が増え、この夏の楽しみは長い昔読んだ小説を引っ張り出してまた

読んでみると実に新鮮で昔のころ読んだ鮮烈な思い出を思い出したり、全く気が付かなかったことに

思いついたりとすごい体験をすることもあります。

 

そうだったのかという発見ももし、当時それを知っていたらどういう世の中になっていたかなどという

人生の選択と岐路もまた違ったものになったのではと思う事もあります。

 

さて、その構造として小説のたくらみが最近は解って来て、小説ならではの読者の裏切りという

手法を知ることになります。

 

なんだそうだったのかと作者の意図がばれてしまうこともあり、これはこれでいいのか、世紀の大作も

もっとドラステックに作者の意図を切り取った最後を用意すべきところを歴史のせいにしたり、主人公の

最後はあえて書かれていないというものが多いのです。もしくは落ちぶれて今はないとか何のためにかかれたのか

知り得ない物語も多いのです。

 

そういう裏切りは常にあり、世の習いとするのかそれとももっと違うものを思考しないといけないのか

それはこれからの夏の過ごし方で明らかになるかもしれません。ゲームオブスローンとともに小説を

読むのかはたまたもっと違う表現にしてみるのか。

 

これは今の在庫している豆たちにも言えることで、かなりきわどくまた釜のチューニングを繰り返し、

出来る味をこれでもかと比べ続けてより良いところにしています。

 

甘みが強い豆はより甘く、苦みとコクと懐の深い豆はその深さにより味わい深いものを重ねることにより

また違う味わいともしかしたらこうなのかもしれないという答えが見つかるかもしれません。

いつもある信頼の味も極上の豆でしか味わえない特別な清涼感もやはり最後にうまいと漏れないと

いけないんじゃないかとどうしても思えます。

 

裏切りも面白いと感じているうちはまだ本物ではないのかもしれません。何かの道筋を示せてこそと

いうのも最近の事象で見ることもあり、何か確かなものにまた近づきたいという欲求のように生まれ

てくるのでした。

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朝からミンミンゼミ

2019年07月26日 08時58分26秒 | 珈琲

朝から強烈な日差しの暑い日になりました。

こうなると焙煎も大変です。午前中に焼いて昼には配達に行かなくてはなりません。

 

昨日紹介のカブトムシの歌は今毎朝Eテレの0655で放送中です。

 

しかし、私にとって夏は乗り切ろうではなく、味わうものですね。

 

すると当然あの噴水自販機とうねうねと沢山のウナギが泳ぐ水槽の事を思い出され

それはもはや私の記憶の中にしかない情景なんだなと最近閉まる店が多く、そんな

昔の情景を強く思い描くのでした。

 

そして日比谷野音のポプラの木の香と蚊取り線香の香が思い出され、一連のコンサートのこと

とか今の西武秩父駅にあった農工の思い出とかが溢れてきます。

 

隣りの駄菓子屋には木の冷蔵庫があり毎日氷屋が氷を運んできていました。

何もかもが不便でめんどくさいものに満ちていたのにとても活気があり、

人々も生き生きとしていたようなそんな感じがします。

 

喫茶店に逃げ込まなくても普通に普通の家でもエアコンがあり、携帯電話に

ネットと便利で快適になったもののかつての一体感のようなものが常にあった

様な気もします。

 

先日の100分de名著は小松左京で絶筆になる虚無回廊で今でこそ話題のAIが既に

人工実存が巨大人口建造物に向けて発射されるという構想まで行っているという

驚きの物語でこの夏読んでみたい本になりました。

 

こういう本に触れると日本のアニメの主題とかヒットしたアニメが時間が遡ったり

過去とつながって災害をなかったことにするような話とか大人と子供の差があるような

気がします。

 

しかし、小松左京といっても直ぐに思い出されるのは時をかける少女だとか日本沈没で

東日本大震災の後亡くなり、神戸の震災と日本沈没とつながっているという印象の中で

そのSFの世界は十分に知られていないような印象です。

 

夏になると新宿プラザで見たエイリアンとかスターウォーズを思い出すのですが、また

ブレードランナーのファイナルカットもまた今年上映されるようです。SFと夏も縁がある

ようです。

 

しばらく現実界で汗にまみれてまたSFの世界にしばし浸ってみたいと思います。

 

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ウナギ水槽と噴水自販機

2019年07月25日 09時30分04秒 | 珈琲

夏というと文藝春秋をもってリゾート地で過ごすという夏休みを

思い浮かべるこの頃です。軽井沢の喫茶店で分厚い雑誌を読んでしばし

日々のあれこれから離れてみる。そんなひと時です。

 

その文藝春秋に出る小説に魅力を感じなくなって古いドイツの小説とか

ロシアの小説などを読んでいるこの頃。

 

テレビのワイドショーやニュースでは毎回吉本がどうしたとか京都アニメの

犯人の画像があったとかどこがニュースなのかというようなものばかりが

流れなかなか明けない今の梅雨のように蒸しっとしてさわやかに行かないのです。

 

そうするとどうしても古い記憶であのスーパーの前にあった噴水自販機の涼しそうな

佇まいを常に思い浮かべるのでした。今ネットでその姿を見てもいかさないばかりか

ちっとも魅力的でも涼しそうでうまそうな雰囲気はないのでした。

 

さらに秩父の料理屋とか割烹料理屋がたくさんあり、その店先の特長は店の下方に

通りからも見えるようにウナギの水槽がある店が沢山あったのです。ところが今では

かつてのそういう空の水槽が見える店が一軒あるだけで至る所にあったウナギの

水槽は見られることもなくウナギが食べられる店もわずかとなってしまいました。

 

カブトムシ カブトムシ

夏が来た カブカブカブカブ

カブトムシ

最近気に入っている歌です。

夏の主役だ カブトムシ

噴水自販機に ウナギの生簀

レトロな街並みと昭和そのもののような銭湯が残っていたりしますが、確実に

寂れて懐かしいだけの町になって行っているような気もします。

 

昨日の夜はまた伝承館の坂まで走り、雨上がりでないため匂いこそしてませんでしたが、

まだテイカカズラが花を付けているのを確認しました。今年は随分花の寿命が長いと

みましたが、今では違う花々の香りが強くしています。クチナシやユリなどの香りの強い

花です。

 

夜は食事の後にもちっとした水菓子のようなものを最近は食べたりしますが、タピオカの

プリンだったりそれはいろいろ種類があり、そのお供にするのは深煎りにしたカフェインレスの

珈琲です。

 

これは夏の冷たいお菓子にぴったりで昼間はアイスコーヒーにもしたりします。

 

珈琲の味を静かに夜も味わいたいという向きにはいつものブラジルのデカフェの方がよく、

秋の夜長の読書にも合います。とはいえこれらはほとんど店主専用でいつも焼いてあるものの

メニューには載っていません。時折カフェインレスの需要があり、同じ悩みや夜でも珈琲をと

いう方はいるものでハーブティーでは逆にトイレに起きるという人にはより深い眠りが期待できると

好評です。

 

カブトムシの歌の最後は

 

カブトムシ あつい夏

乗り切ろう ナツナツナツナツ

 

です。

 

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珈琲のひらめきと夏に飲む味とは

2019年07月24日 11時14分40秒 | 珈琲

長年の課題としてアイスコーヒー問題というのがあり、なぜ人はアイスコーヒーを

求めるのかという点では様々な考察をしました。

そして、喫茶店のアイスコーヒーというのはひとつの文化であり、味ではないという結論

で一旦は終結しました。

 

ただ、当店のように豆売りの店でアイスコーヒーはどうしたらいいんですかとお客様に聞かれたら

どうするのかというのが当然残りました。というのは私はアイスコーヒーは昔は夏の営業とか

商談で喫茶店に入ると当然出てきたものであり、いろいろの思い出とか好みもあります。

ただし、普段からもう喫茶店の珈琲に味は求めることができないとなった時にさらにアイスコーヒーに

何を期待するでしょうか。というのもアイスコーヒーを飲みに喫茶店に入るのはこの暑さからの避難であり、

夏のレジャーの一環でもあったのです。それがキンキンに冷えた冷房とキンキンに冷えたアイスコーヒーと

いう夏の定番に実は最近もっと切実なものにとってかわられた現在では何も昔のように味わえないのです。

 

つまりもはや胸やけを起こしたり不快な思いしか起こさない喫茶店には行きたくもないし、ろくなコーヒー

がでてこないのですから、どうしたらと聞かれても作り方は簡単に教えられるし、うちの豆で作ると

全然違うでしょうというのは簡単です。ですけどそれで済ましていいのでしょうか。

 

そもそも珈琲豆屋でもアイスコーヒー用の豆というのを売る店があります。となるとあの喫茶店ででてくる

ような色が真っ黒で苦いだけのコーヒーを飲ませる必要があるのかということです。当店にも夏になると

アイス用の豆を買い求める人がいるかと思えば私同様、いつもホットしか飲まないし、夏になったからといって

消費量に差が出ることもないという人もいます。

 

それが本当でそれでいいですと済ますこともできます。しかし、アイス用の豆を買う人がいる以上

その要件を満たしたものを用意しなくてはならないのも豆屋です。

ですから、私が作るアイス用の豆はというのが出来上がりました。

 

それもカレー屋にこれでもかという辛さを求めてくる人がいるように苦くて黒い豆をつくりました。

それでもしっかりと珈琲の味がするというもので香りと甘みがしっかりと主張する珈琲本来のチョコ味の

濃いものです。しかし、今年はなぜかこれが苦すぎる感じがします。胃が疲れていたり、消化器系に

不安な人だとこれを飲んだら胃痛とか下痢とか消化不良とか起こしそうなほど苦かったりします。

 

これは豆のせいだとばかり普通のいつものブレンドの豆をアイスにすると実に良い味わいでいてマイルドで

砂糖も入れずにごくごくと飲めるものができます。結局これは両方ありで求めている人にどんなものを

アイスにしたいのか聞いてそれに合わせて売るしかないかとなり今に至ります。ただ、アイスコーヒーと

いうと人が集まると直ぐにぱっと出して直ぐになくなるので、夏の常備とするには値段を下げてある程度

量を持たせないと家族が集まるうちとか事業所などとても備えきれません。というわけでアイス用は

格安で提供しているのであまり出したくないものでもあります。というのは労多くして余り感動と感謝は

されず、報われない気持ちにもなるのです。

 

しかし、珈琲と季節を大事にする当店はそんなことに臆することなく夏に飲みたいものはたとえアイスであれ

ホットであれお客様の期待する珈琲シーンにお応えするべく豆を取り揃えていく所存です。アイスの試飲も

できますよ。

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脱皮したてのセミと朝の香

2019年07月24日 09時41分29秒 | 珈琲

そろそろ梅雨も最後になり、いつ梅雨明けが発表されるのかという感じに

なってきたこの頃。

朝の曇り空は相変わらずなのですが、明らかにここ数日の朝の香りが

変化しました。二日前に入る明確なカブトムシのにおいがしました。

そして、朝から蝉の鳴き声がするのですが、梅雨明けごろのミンミンゼミや

アブラゼミではなく、クマゼミのようなシ―と一定のノイズが高く満ちる

感じで蒸し暑さが増します。

 

クマゼミなんて昔は秩父近辺にはいない蝉でした。

 

そして夕方には、もう秋に聞こえる日暮らしのような蝉の鳴き音がします。

 

明らかに夏のピークをすっ飛ばしたようなあの高校野球の中継とミンミンゼミがなく夏は

なく、突然のシャワーのように降る雨と熱帯化している感じは増しています。

 

最近ネットでよく見る脱皮して蝉になりたての姿の写真をみます。そんなの珍しくもないと

見ていたらなんと我が家にもその蝉が現れまだ白い姿はネットの写真よりまだ脱皮したての

姿でした。でも、カメラを取り出しネットにあげるほど暇でもないし、これから焙煎だしと

そのまま静かに放置したのです。

 

一昨日の夜は、あの伝承館の坂であれまだジャスミンのようなハーブ臭がすると意外な清涼臭が

して改めて生け垣を見てみるとまだテイカカズラは花が残っておりこれは意外なジャスミンシャワー

の残りを堪能したのでした。

 

これから夏になると良い香りに出会う事より汗が出がらしのようにカラカラに煮詰まった匂いとか

湿り気と汗臭さときゅうりとスイカの香と夏の香りが続きます。

 

それなのに夜になるとまだこういうハーブのような香りも満ちているんだとリフレッシュする

感じでした。

 

朝も同様人々がまだ動き出す前は夜うごめいていたカブトムシの匂いが漂ってきたりとまた違った

香りが占めています。それを迎えるのはいつもの朝の珈琲で夜の夢の続きを考えたり、今日の

予定を組み立てたり、カブトムシの匂いと珈琲の匂いで色々と計画を検証するのです。

 

季節の珈琲はいつもホットです。

 

試飲のお客様や暑い中いらっしゃる方にはアイスも用意していますのでお気軽にお出かけ

ください。

 

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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』読了

2019年07月23日 12時25分37秒 | 読書

もう4、5年前に買っておいた本でその頃目が悪くなりそのまましばらくほおっておいたものだが、

最近眼鏡を使用してこういう本も次々に読めるようになった。

 

昔読んだ本でプロレスが日本で始まるころ柔道界から木村政彦、相撲界から力道山が入り、それぞれ

活躍したというのは知っていた。ただ、当時の資料や本では柔道着を着ない柔道家はリングでは役に

立たなかったという紹介しかなかった。

 

そして、力道山がやくざに刺されるという事件は子供の頃に聞いた記憶がある。

しかし、直接プロレスをテレビで見たのは馬場が登場する頃で、力道山は戦後日本で敗戦で消沈する

日本人をリング上で空手チョップで白人をなぎ倒し当時の日本人を鼓舞し大人気となるというドキュメント的なもので

見ただけである。

 

木村政彦という人物も柔道はプロレスでは通用しなくてすぐやめてしまったというような情報しかなく、

力道山と戦い所謂セメントマッチで負けたというのはこの本で知ったことで、今ではそのビデオがネット

でもみられ木村政彦はずっとこの力道山に負けたことを生涯引きづり、弟子の岩釣を使って果たそうとしていた

という長い物語となっていた。実際岩釣のプロ入りはなく、計画は破綻し、名誉も回復することなく木村は

もうすでに亡くなっているのだが、依然柔道界で最高の存在とする人が多いという。

 

しかし、格闘技というのが戦後の街頭テレビに人が群がる現象とともに広がったプロレスから最近の総合格闘技と

いうものとスタイル、その性格も様変わりしており、その変遷の歴史をまざまざとみてきた身としては、

やはり今となってはどうでもいいことであり、武道とか日本の伝統としての柔道とかも戦後に禁止されたり、

また最近学校の授業でも取り入れられたりという流れから特殊なものとしての意識があるが、所詮

スポーツの柔道と戦場発展した古流柔術は違うものであり、かつて空手の大山倍達が映画になり世界的人気と

なった後分裂してその強さの信憑性が薄れて人気が急落した凋落などもみているので今となってはその実力の

片々を見てもどれだけの物かという気もしてしまう。

 

しかし、伝説とか昔の武術というのは神格化されており、かなり高齢になった古武術の人が弟子に数人がかりで

立ち合いことごとく倒してしまうビデオなどが売られていたり、まだ知られていない武術の達人というジャンルは

かなり需要がある。

 

実際には道場と道場が交流試合などしなかったり、組手がそもそもない武術とか技を伝えるのに宗教用語や古語を

多用して矢鱈神格化して哲学的色合いの方が強いものにしていたり、実際に戦わないのだから優劣が解らない世界

となっている。しかし、この本に付き合ってみてそれでいいという気もしてきた。昔プロレスは全て台本があり、

インチキでありやらせというのがばらされ逆にノールールの総合格闘技で真の強さを決めるという売りのものが

クローズアップされたりしたが、それはもはや見世物やテレビで見せられる世界でなく唯の殺し合いになって

しまい、逆に厳重なポイント制とルールが導入された柔道の方が洗練されているとされてしまった。

 

そう考えるなら昔から殺し合い起源でない相撲など一番洗練されているかもしれない。体重性でもなく、軽量の者が

大男を投げ飛ばしてしまう技とかが見れる相撲こそ一番スポーツ的ではないか。それも公共放送で毎場所放送され

懸賞という現金が掛けられるという賭博要素もあるのに国技というお墨付きまで付いている。

 

この本に出てくる柔道の人達というのはみなプロレスに転向したり、挙句食うに困り自殺したりと日本で一二に

なるような選手でもその後の人生には苦労する展開で指導者としてその後の人生を安定的に過ごす人より食い詰めて

行く人が圧倒的に多い。日本では柔道人口は減少を続けているのに対して海外では盛んで指導者の需要も高い。

それなのに日本では柔道は国技として勝つことを求められている。身体能力や圧倒的な筋力や体格差で不利なのに

年々スタンドレスリング的なルールになり、見せることから柔道着もカラーとなったりと随分と様変わりしている。

 

この柔道着がなぜ今も前合わせの帯使用というスタイルなのが良く解らない。帯のない服にしてつなぎのような

服にすればいちいち乱れなくていい。相撲のまわしも褌にこだわらず持ち手の付いたスパッツにすれば競技人口も

増やせるだろう。ルールも変わるのだからスタイルも合理的に変遷すべきだ。

 

この本を読んだ後、ネットで力道山にダウンされる映像をみたら本に出てくるほどの熱戦ではなく、ただ一方的に

パンチされてノックダウンしただけに見えて木村のすごさとか強さは全然感じられない。本の中でグレイシーに勝った

日本人ということで力道山戦後もブラジルに渡り、グレイシーと再戦したという話がありその後の総合格闘技を先取りして

いたことはまったくしらなかった。ただ、この本の最後の方に弟子の岩釣がプロレス転向が失敗し、師匠の無念を晴らせず

その後、闇プロセスで勝利したという情報は語るべきことなのかという気もした。現代のようなコンプライアンスが

喧伝される世なら余計である。

 

しかし、プロレスなどは興行で昔からやくざがが絡む世界であり、今でもそうい人達抜きが可能なのかどうか

昨今吉本の芸人が闇営業でそういう人たちと交流があったというのが問題になっているが、普通にお金を払っている人の

中にそういう人がいたというのと積極的にかかわっていたかというのはどう判断するのだろうか。いずれにしろ今後も

コンプライアンスというスタイルはより強くなっていくだろう。そんな中岩釣が自身の後継として石井慧を後継者とみていたとか

ニュースでは米で日本のプロレスが人気だとか日本では格闘技がテレビのゴールデンタイムに流れることはなくなったのに

ファンは広がっているようで今後も目が離せない。

 

 

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蝉の声と季節のブレンド

2019年07月22日 10時09分09秒 | 珈琲

祭りが終わり、選挙も終わり、夏はよいよ本番です。

 

それにしても世のニュースはまともな伝え方をしておらず、選挙結果も

勝手なまとめで仕事を果たしたかのような稚拙な解説しか見られません。

例えば議席数で気になるのはどんな接戦とどんなドラマで有権者はどちらに

議席を与えたのかというような戦いの行方であり、その地域では何が争点となり、

どんな判断がされたのかということです。

 

結局、議席数でそれを判断するに非常にわかりずらいのが無所属という議員が

9もありそれはどういう意味かということですが、どのサイトを見ても解りづらく、

どこで無所属議員がどれだけ生まれてそれはどこの党との結果だったのかは自分で

調べないと解らないのでした。

 

せっかく調べたので書いておきますが、

岩手 横澤高徳  

秋田 寺田静

山形 芳賀道也

新潟 打越さく良

滋賀 嘉田由紀子

広島 森本真治

大分 安達澄

愛媛 永江孝子

沖縄 高良鉄美

敬称略 いずれも無所属で当選次点は自民党の候補でした。

 

NHKから国民を守る党も一議席獲得、れいわ新選組も二議席獲得、

 

泡沫候補は絶えず毎回それも飽きもせずしつこく出てくる人もいる中今回は二つの党が

議席をとるという結果を残したので戦後二番目に低い投票結果ながら一つの変化とみる

べきなのかもしれません。埼玉県でいえば四議席中、三議席は選挙中にほぼ当選確率を

決めて残りの一議席が焦点という見方がその残りひと枠は共産党、維新が争うと維新の

候補の選挙公報にはありましたが、現実には自民、立憲民主、公明、共産が四議席を決め

次点は国民民主でそのあと維新でそれぞれ二万票以上の差があり、そんなに接戦ということも

なく実力差ということでしょう。

 

結果を見てみるとほとんど組織票による結果がすべてであり、今更自分が投票しなくても

もうすでに決まってしまっているという現象が日本全国であり、投票率の低下になってしまって

いるのですが、それは本当にもったいないことです。投票率が50%以下ですから参加してない人が

揃って今の現状に不満なら反対票を投じるべきで決して今更一票で変わらないという事ではないのです。

 

お祭り、選挙と当店には交通規制もあり足が遠のくと思われますが、週末にはそれぞれそんな

規制をものともせず辿り着く人が相次ぎ、みんな選挙に行ってきたとか祭りをやってますねと

いう挨拶よりも、珈琲を飲む機会が多く、豆が直ぐなくなって買いに来たという人が多く、

それも皆今月のブレンドが美味しいとリピートで買って行かれる方が多く何度も焙煎することに

なりました。

 

これはこれで当店には深刻な変化をもたらしまあそれでも来店者の喜びの顔を見るといえないなあと

いうことなのですが、この季節の味を作るには時にもう手に入らない今は入荷していない豆も使う

ので身も細る思いになることもあります。

 

これから夏になるとアイス用の豆というと前は必ずあの真っ黒の色を出すために色々と苦労して

一つの到達点に至った豆がありますが、今年はそれにこだわらず味の方に重点をおくものにまた

してみました。

 

これは古い友達とか古くからの知人のように懐かしく、それでいていつあっても変わらい

そんな魅力があり、机の中から見つけたブッテンブローク家の人々を読んでみるように

こんなかび臭いものがなぜかなつかしく、小説を読むという楽しみをもう一度思い出させて

くれるそんな時間の変化を意識させる、そもそも持っている人間の力、人間の知の力という

人は何を感じ何を思うのかという事を考えさせてくれるのでした。

 

まだ知らない珈琲を知りたいとか、この季節またこの季節のブレンドで今しばらくこの感覚に

浸っていたいとかそれぞれの目的や必然を語るお客様のお話に夏を感じるお祭りも関係なく

選挙すら関係なく、道路が混もうが通行止めでもなんのそのやってきていただくお客様には

感謝しかありません。

 

毎日仕事が終わり走りに行く時にはいつも雨ですが、今年は一日も休まず、ジムに逃げることも

なく雨の中を走っています。その時に感じる風や空気、空の色や咲いている花の香などなどが

季節のブレンドをつくります。なので今日も雨の中走ります。昨日はオシロイバナの香りがしました。

 

 

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祭りの朝

2019年07月19日 11時18分48秒 | 珈琲

昨日も走りに行く時間になり、雨が降りもはやランニングシューズがすべて

乾くこともなく、雨の中を走るのが通例となっています。

 

今朝は秩父は川瀬祭りの日であり、学校ももはや休みとなったようです。

 

つまり本格的な夏休みシーズン到来です。でも空は相変わらずの梅雨空で

いつ降ってくるのか解りません。

 

それでも蒸し暑くなっており、当店でもアイスコーヒーを作りました。

 

今年はいつもの豆なのに例年より苦いようです。

 

水出しの珈琲なども作るとすぐ出てしまうようになり、何かと気ぜわしいこの時季

です。焙煎はこの暑さの中大変で昼にはぐったりしています。今日明日は多分交通が

分断され、当店に入るのも時間によっては難しいかもしれません。

 

というわけであまりこの祭りも不便だけかもしれませんが、アイスコーヒーもあり

ますのでお気軽にお出かけください。

 

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キュウリとなすが日照不足で

2019年07月18日 09時58分37秒 | 珈琲

最近のニュースは日照不足で海水浴場がガラガラだとかキュウリが大きく実らないとか

ナスもできないとかそんなニュースです。キュウリが値上がりしたというのも大きく連日

報道されますが、キュウリなんか一年中今あるし、別に高ければ食べなくてもよいし、

何もここ十日ばかり雨ばかりだからと騒ぐことなのかという感じです。

 

キュウリといえばお祭りで売られていた冷やしキュウリでO157が発症し死亡したというのがありました。

あのキュウリ一本が150円という値段で売られていたというのも驚きで、秩父の芝桜の丘でも売られて

いるのを見たりしてただ冷やしたキュウリでも食中毒になってしまう現実にかつては冷蔵庫などない時代に

あらゆる菌を利用して食品の加工をした先人の知恵を思わずにはいられません。

 

日本は納豆や醤油味噌、漬物、酒、酢、麹などなど実に多くの菌を利用して食品を加工し保存し毒の食品から

解毒したりと味だけでなく色々と菌を利用してきました。今は安易に冷蔵庫があるので何でも入れて置けばよい

となってしまい、肝心の菌の利用は専門家しかできない世界になってしまいました。

菌はどこにもいてどこの家庭でも利用していたものが実はその利用を忘れてしまい失われた効能は大きいと

今更に解ってきたのです。

 

今ではアトピーとか花粉症とかアレルギー症状もかつてはなかった病気です。

清潔にし過ぎて人間の免疫とか守っていた菌まで殺してしまい、食文化もコンビニの登場によりそれを促して

しまったのです。

 

珈琲豆も焙煎する段階になる前に果肉を残して乾燥させたり、その果肉を発酵させたり、日陰で乾燥させたり

はたまた生の豆をエージングという保存熟成をするなど細かい科学的組成や科学的変化の立証がないようなこと

が良い事として行われています。

 

例えばカレーなんかでも一晩おいたカレーがうまいというように食品の仕込みや下ごしらえにはこのような

寝かせるという事がしばしばあります。科学的にどうとか成分の変化がどう変わったというのは解らないのに

その方が現実に味は増しているのです。珈琲でもアイスコーヒーなども落として直ぐ飲むより、一晩冷蔵庫で

寝かせた方がうまくなります。

 

これなどはやはり目に見えない変化として考えられるのは分子構造とかイオン的変化とか科学変化ややはり

何かの菌が増えるとかもしくはなくなるとかそういうものがあるのでしょう。だから京都ではいまだに平安時代の

料理作法や菓子の製法などが守られていたり、変えない伝統というのが息づいていたりします。

 

合理的世の中や科学万能とはいえネットが発展しAIが導入される今でもこのひと手間とか一晩寝かせるという

時間は省かれてはいけないものだ強く思います。

人々の思いとか絆とか最近よく言われますが、生物は人だけでなくあらゆる生命の集合体であり、寄生して寄り合いの

世帯だとすればそんな時間の共有というもので世の中見ていけばまた違った行き方も見えてくるのではないでしょうか。

 

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夏の裏切り

2019年07月17日 13時05分02秒 | 珈琲

昼休みにホッと一息、天気はころころと変わり依然曇り空ですが、昨日より

蒸し暑い日となっています。

 

ここのところの自由時間やお客様待ち時間は読書と溜まったビデオを見るという毎日ですが、

スニーキーピートを見た後ではもうすでに主だったものは見つくしてしまいあとは燃えカス

みたいなものを探すような日々です。

 

そのスニーキーピートもよく3シーズンも作ったなという感じで実際は最初が限度だったのてはと

思えてきます。

 

最初のアイディアとしてはあくどい詐欺師が他人の家族の中に入って良い人になってみるというような

他愛のないものでしたがそこそこ受けたので続けてみたという感じは毎度のことですが、ただあまりに

あり合わせな人で作ってしまったのでもう最初の家族の中に入って自分が変わりというプロットもそれ以上

膨らませようもなくなったのは明らかです。

 

この詐欺の構造も危機になる度別の詐欺を仕掛けてその資金も詐欺で得るなど何重もの騙し主体で果たして

物語が耐えられるのかという疑問も結局現在進行形で同時には説明しなかったけれど実はこういうことだったと

いう種明かし映像があまりにしょぼいのでああやられたという感覚に乏しいのも残念な点でした。

 

騙した悪党がただ警察に捕まるだけだとまた執拗な復讐や妨害の種となるのにあまり悪党の側はそんなもんと

いう感じのやられ方しかしないのも不満が残った点です。逆に詐欺師を捕まえようとした富豪が手痛い被害を

受けたり、予想外のワインセラーの強奪までされてしまうのはやりすぎなのではという感じもします。

 

このワインの件では結局仕掛けた最初の詐欺は成就しないことや元カノの関係とかも結局どうゆう事という

扱いになっておりこれはこれでもし作るんだったらここいら辺りからという事で枝を残したのかと思いました。

私も四大シャトーのワインを飲み最後に最高のワインロマネコンティを残すのみというときに酒をやめてしまい

これだけは人生の最大の過ちと今でも思う事件となっていてあらゆる芸術作品や名演奏などに触れる度、懸念と

して舞い上がるのがこのロマモネコンティ問題なのです。

 

それが、嫌みにもオークションに出すために高値で取引する詐欺に扱われるという場面でその年代が1828という

そんなのもうないだろうという年代のものです。そもそもワインの賞味期限は30年くらいで、ちゃんと保存されていた

物ならいいのですが、酸化しているものも多くあります。スニーキーピートではそれを若いワインに色々混ぜて作る

という方法で味見もかわすという詐欺の手法なのですが、そんなのワイン通には通用しないのはもちろん、瓶を見ただけで

インチキだと解ってしまいます。そんな事もあり、この話もこんな程度という最初からあり得ないバカらしい話としか

見れなかったのはこのワインの詐欺のせいです。

 

絵の鑑定もそうで、鑑定者は裏書を残すので、その絵の来歴もその裏書の歴史とともに絵の証明としてついて回ります。

それにあだするように昔から盗まれたり、行方不明の有名絵画というのが多数あり、この簡単に来歴を辿れないという

問題に直面するのですが、それも誰が所有していたとか誰がオークションで落札してどこの美術館が鑑定したという

お墨付きを演出します。つまりそれ以前の物は価値がないので詐欺の対象にも成り得ないのです。いくら売る側が

本物だと言っても鑑定できる人はごく限られていて表に出したうえかオークションに出たところで吊り上げて売りつける

かぐらいしかないのですが、それではもうけも知れているし、捕まる可能性も高くなります。

 

コレクターに直取引ができるほどの信用が売り手にあるかというのが絵画取引には一番のポイントですが、それには

売り手が有名なコレクターであるというのが一番の重要ポイントになります。騙す場合は有名コレクターが数名絡み、

取り合いか競り合いの構図を作り出すしか具体的な事例はないのです。もしくは本物は誰も知らないというものを

高く見せて売るしかないのですが、今や仮想通貨が何十億も流出してしまう事件が頻発したり、ハッキングで不正

送金されたお金が行方不明になったりする方が簡単で現実味があり絵の詐欺やワインの詐欺はいかにも嘘くさく

如何に米のドラマでも安易過ぎなのでした。

 

それもジョバンニリビシという普段はさえないわき役を主役にしたからだと思っていました。

演技の幅というか、決め所で決まらないいつもただ上を向いて手を広げてしょぼい季節外れのコートを着ていると

いうさえない様は脱け出せないドラマの格というか抜け出せない枠を見るかのようです。このしょぼい小男はドラマで

不細工な顔とつまらない演技と脇役然としたものが当たり前のように前面に出て来るのになぜか気になる存在に

いつのまにかなり、検索窓口とかやたらと付いて回る存在にもなるのでした。そして、プライベートライアンでは

あのさえない衛生兵がそうだったかとか小男とおもったら171cmあるとか調べもしないのに知れてしまうのでした。

 

プライベートライアンでは最初見た時その見事な銃撃戦やリアルな戦闘シーンに圧倒されますが、これは皆昔みた

コンバットの世界であり、上陸作戦に困難を極めトムハンクスのような熟練の兵士といってもプロ兵士ではない

高校の教師が若い戦士をうまく使い成し得た事だという事を納得させて物語を真実味のあるものにしているという

感想を持たせるのですが、ヴィンディーゼルも出てたんだというのはそうだったけという感じです。トムサイズモアは

この映画で戦争映画はこの人みたいな出世を果たした感じだし、この映画から役を伸ばした人は多いのかもしれません。

 

さて、そんなもろもろの事より一番言いたいのはここ二三日言われる冷夏日照不足ですが、実は梅雨明けというのは

いつも秩父のお祭りあたりで、雨が晴れて暑い中笠鉾を引いて汗だくになるという思い出が直ぐに浮ぶのです。

それと梅雨だ冷夏だと騒がれてまだ休みは先だからしっかり働こうと毎日あくせくしていると実はもう夏はお終いと

いう感じになることです。土用波とか八月になるともうクラゲが出て泳げないとかお盆過ぎたらもう海水浴のシーズン

ではないという閑散とした海の様子とか今まで何度も経験してきました。夏休みは混むので事前に予約しておかなくては

ならないと言われ、計画するも突然友達に行かないと言われたり、夏休みの冒険が台無しになった経験も一度や二度では

なく、こういう夏の裏切りは数限りなくあるのです。

 

しかし、今年は既に海辺のホテルでの宿泊を果たし、ハワイアンガーデンの休日や沖ノ島体験など夏休み先取りをしている

ので、余裕でこの冷夏と長雨を毎日ランニングとドラマと読書で過ごしているというなんとも贅沢な日々だと感じる

こともできる夏の裏切りの日々なのでした。これに後は軽井沢あたりにドライブにでも出れば十分な夏の過ごし方になる

のです。つまり今年は裏切りにも動じないベテランの夏の乗り切り方を実践しているのです。

      

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量子学的選択の朝

2019年07月17日 09時32分12秒 | 珈琲

参議院選挙が大詰めとなり、各党首がかなり攻撃的な演説をする様を

ニュースなどで見ると本当に意味が解ってやっているのか、有権者はどう

見ているのか非常に気にかかるのでした。

 

例えば国家的なレベルでしかできないことはあり、それをやることの意義とかは

個人の思いとか個人の老後の不安とか個人的憂慮とは関係ないはずですが、選挙の

演説ではすべてごっちゃになっており、この人達では解決できないという思いに

かられます。

 

2015年の台風で壊滅的被害を受けたJR日高線の線路は今も崩れたままです。これにより

漁業にも影響が出ていると言います。一方東日本大震災の被害は各地で復興事業がすすみ

旅館の再建や企業の再建事業などが終わり、インフラの整備と津波被害地のかさ上げなどが

終わっています。あのリアス線は今年全線開通を果たし復興事業がなったように報道され

ました。

 

復興という名の下での大規模な公共事業は誰からも批判も出ず、大金がばらまかれ新たな

徴税もされました。しかし、この特別徴税は事業が終わってもまだ続きます。それなのに

この大バラマキをした結果などは誰も振り返り効果検証などもされないのです。まさに

今選挙ならそれを問うべきでしょう。あれだけの投資をして企業や旅館などを助け、鉄道も

前と同じに開通してもそれは見せかけの事でしかないことを認めないといけません。

 

金は全て大手ゼネコンとその周辺の企業に流れただけで復興という地域の再建にどれだけ

寄与したかは甚だ疑問です。あれだけの巨費の様々な事業でも多くは仕事を諦めふるさとを

去っていくのをとめられず、かさ上げした土地にまた住もうという人もいません。

 

これは復興としては失敗なのではという問いを誰も上げずそのゼネコン主導の再建事業など

何の役にも立たないより過疎な観光だよりの地にしてしまっただけのようになっています。

北海道の日高線は海外線の復旧と地方の重大インフラとして国が整備してよい事業なのに

何の策もなく放置したまま、さらに地方の衰退を招いているようです。こちらは東北の復興

事業からすれば16億円程度で線路は元に戻せるのです。リアス線を残すのであれば当然こういう

災害復興は国としてやるべきなのではと思う事案です。

 

何が地域の人々の将来を築くものか議員なら当然のプランがありそうですが、それが今の選挙では

野党はただ反対しているだけで対案も財源もないと安倍氏はいいますが、そんなのは簡単で

イージスアショアやF35を買わないだけで十分政策可能なのです。安全保障など砂の牙城で

沖縄の基地やら日米安保にどれだけの意義があるかといえば戦後復興の頃からすれば米の基地存続も

日本の国際社会復帰を優位に導く材料として提示する良い手ではあったかもしれませんが、いまや

米が振るう軍事力の発動は果たして平和と正義をもたらしているのか、核の拡散をもたらし何が

正義で公平で自由な社会と成るのか元から議論に踏み込む時期なのかもしれません。

 

それにしても候補者の演説では、これだけの目の前の事象が目に入っていないようなお決まりの

お題目のような政策を繰り返すだけで何も期待できない仕事はできないし、今の日本の課題も

解決できそうにない感じを増すだけです。

 

それで毎回選挙に行かない人を生み出すのですが、それは実にもったいないことでそういう人が

現況不満という事で反対票を入れれば現政権は交代させられるのです。かつてそうしてできた民主党政権

があまりに仕事ができず、がっかりした経験が悪夢のようにあり投票行動に支障があるのでしょう。

でもそれをやらないと今は変えられないとすれば反対投票はすべきでしょう。

 

人間の意志による選択が常にされていると皆感じていますが、その意識とはという定義づけと

AIに人間並みの意識を持たせる研究が盛んになっています。

 

宇宙の営みがすべて数式で表されるようになりそれも現実的になりつつある現在人間の社会も

とてつもない変化を迎えるのでしょう。

 

ただ、粘菌とかが餌を効率よく捕食する経路問題などでよく言われるように単細胞の生物でも

人間の英知のような地下鉄網のような効率的配置がされるという現実に意識とか選択とは実は

自由意志とは幻想で必然の選択が常にあり、繰り返しのような自然模様のようなフラクタルが

量子の揺らぎの上で常に繰り返されているだけなのではという観念がどうしても思い浮かびます。

 

過去のものや過去の製造物はその量子の揺らぎが確定した一事例に過ぎず皆フラクタルの集合や

次元の集合でしかない、もっと高次元で見ると皆一様でさしたる変化も量子の揺らぎすらも感じない

ずっと先まで見通せる夢のようなものなのかもと考えられてきます。

 

そんなことも度々触れる珈琲時間を季節のブレンドがあってこそでそんなことをふと考えてみる

悠久の時間も実は幻想なのかもと感じてみるのも必要ではないでしょうか。

 

今日もウエウエティナンゴで朝を迎え、やっと久しぶりの青空を見たと思ったらまたグレーの

梅雨空に戻ってしまいました。私は何十年季節を感じていますから、記録的日照不足などといわれて

いますが、一度晴れればすぐに酷暑などといい熱中症に注意という事が変わることは承知しています。

つまり量子的にこの曇り空とその陰で同時に夏空もありということです。

 

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ラ・カンパネラとウエウエティナンゴの朝

2019年07月16日 09時03分54秒 | 珈琲

なぜか今月は季節のブレンドと季節の中継というより季節感を感じていただく

実況をこのブログでも果たせていない感じで、昨日のお客様に久しぶりに季節の

ブレンドの味を聞かれて先月末に突如ひらめいたあの鮮烈なイメージを受け

ブレンドした味ながら、それを今言っていいものかという意識の方が働きなんとも

凡庸な言い訳のような説明をしたのでした。

 

もう一度この季節のブレンドのインスピレーションを書くと雨が上がり真っ赤な

夕焼けがペンキを流し込んだように西の空から天頂まで染めたかと思うと直ぐに闇が

今度は真っ黒な墨を流し込んでその赤い色を沈めたかのような静寂の時をイメージした

のです。

 

その一瞬の天空のレビューのような色の移ろいを果たしてどれだけの人が眺めああ美しい

なんと静けさの中に雄大に語る言葉の様かと眺める人がいるかと思うような気色が観客のいない

舞台でも毎日繰り返し見せてくれているのです。

 

そんな最近は激しくなった梅雨の空も静かで雄大な顔を見せるほっとするひと時があると

青夏』はうまれました。

 

赤い夕焼けが黒く染まる時のあのイメージで珈琲をブレンドしましたが、昨日までほぼ一週間

雨が断続的に降り、今までは25度以上あった気温も20度しかない日も多く、雨と蒸し暑い日と

いう今までの梅雨とは違った雰囲気です。今月の頭には暑くてアイスコーヒーを作って試飲の

お客様用にアイスの豆も用意していたのに、暑い中訪れてアイスコーヒーでほっと涼んでという

こともそうなくそれより周りには体調を崩して風邪とか蕁麻疹とかの症状を訴える人もいました。

 

私はこの雨の中一日も休むことなく、いつもの夜のランニングに出て、昨日はいつもと逆回りの

時計とは逆回りのトラック競技と同じ左回りで市内を巡行するコースをとりました。自宅から

坂氷、横瀬、高篠、大野原、農工、一中、秩父駅、秩父神社、番場通り、市役所、自宅という

コースで最近は自宅前の坂や信号で止まるとそのまま歩いてゴールという事が多くなっていました

が、今回は最後まで走り切りました。

 

タイムは依然K6分程度の低速ですが、歩いている人や自転車の人がいるとその速度感が解り

走るという移動速度を客観的にとらえられてまた面白いものです。走っているうちは解らない

細かい景色の変化や音や空気感などあとから色々頭が編集するような感じも味わえます。

 

そんな一週間でしたが、今朝は久しぶりにいつものブラジルではなく、ウエウエティナンゴの

珈琲で朝を迎え、そのナッティでクールな感じが夏の朝にふさわしい感じでした。熱い珈琲な

のにとても涼やかなフルーティーな珈琲は心も体も軽くしてくれました。そして聞いた音楽は

フジコヘミングのラ・カンパネラでした。これは超絶技巧で知られるパガニーニにリスペクトして

リストがピアノで超絶技巧曲を書いたものですが、これを聞くのも来月のヴァイオリンの超絶技巧

を聞く予定から聞いてみたのですが、かつてテレビなどでもドラマの主題となり流行った曲ですが

最近ではバッハのパルティータなどを聞くので難曲というイメージより優しい音色と情緒的調べと

いうイメージの方が強く、まあ弾く人の技量の差なのでしょうが、もっと難しそうに弾く人も

多くそういう意味では特異な演奏といえるかもしれません。

 

そんな事より珈琲とこのピアノ曲も合うなあと演奏会とは違う緊張した中で聞くのと違い

リラックスの朝の珈琲タイムとともに味わうとまた色々と発見のある時間でした。

 

 

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