King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ニカラグア好評雨の中でも快調に

2019年04月26日 13時34分06秒 | 珈琲

昨日訪れた諸々の危機がちょっとこの先どうなるのかという事態をかんじさせて

います。

いずれにせよ今年は重大な決意と大いなる行動力が要求されるようになるでしょう。

 

昨日は降る降るといいつつちっとも降らず暑い様な日でした。

 

この時期うれしいのは私の好物が届けられることです。

 

中でも筍は楽しみで、とりわけ誰がいつも届けてくれるという決まった入手先や

決まった竹林があるわけでなく、たまたま取れたからとかだれかにもらったからとか

そんな事で家にも届くのですが、それが下茹でされていてすぐに料理できるようになって

いるという気の利きようで皮つきで採れたてというものよりこのようにひと手間掛けられて

くるとまた人情が染みるというものです。

 

そんな楽しみの反面、今年の一月にも追悼番組で流れたNHKスペシャルの再放送があり、

またみてまた暗澹たる気持ちにさせられました。あの登山家の回です。それとなぜか今朝見た

夢で憲法記念日の集会が開かれるのを見たのですが、これは起きてからもなぜだろうと色々と

考えて結局今までは違憲なので権利は持っているが行使しないとして来た集団的自衛権を閣議決定

で容認して有事事態法により、以前は派兵拒否したイラク戦争なども次に起きたら派遣もあり得ます。

 

憲法違反とされるならば今のうちに止められないのかと当然思いますが、各地で起きた裁判に

門前払いの違憲かどうかの判断の前に仮定の問題に判断はしないという態度です。

 

私たちは中学の時に公民という授業があったはずでどれだけ法律で権利を有し保護されているか

というのを学んでいながら実際に若者の中では投票に行くという行為は特異なこととなっている

ようです。普通の教養として労働時間中でも公民権の行使は容認されるという事さえ知りません。

 

昨日のお客様に防人の歌の碑が秩父の小学校にある話をすると大変びっくりしていました。

つまりこの関東くんだりの人が大勢北九州まで徒歩しか手段がない時代に集められ送られたと

いう事実を知らなかったのです。やはり令和でスポットが当たって浮かれて太宰府にでかける

のでなくその背景とか考えないといけません。

 

ニカラグアの好調に四つの流れがあることを記しておかねばなりません。

 

まずニカラグアには独特の苦みがあるという表現がよく使われてそれを聞くと当然苦いのは苦手

だからという人は購入を躊躇するわけですが、試飲だけは皆していきます。そして、感じるのは

ある香りから連続して感じる四つの事象なのです。

 

良く核とかボディとかそんな表し方をしますが、それを四つのパーツで組みあがるもののようにとらえても

いいでしょう。その流れは実に見事であり、組みあがる時には口に広がりに感じるのは強い甘みです。

 

 

あれニカラグアには独特の苦みがあるという話ですよね。でも最後に残るの四つの事象を経て

甘みというボディを形作るんですよね。そうですよまず四つ感じてみたか言ってみて。

そんな会話で大体試飲はすすみます。皆さん満足して買われていくので快調です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新豆の前に

2019年04月24日 09時48分40秒 | 珈琲

昨日の探し物の中で秩父事件のページから日本の先進技術とか

錬金術の話と自身の健康問題を語っているページに辿り着き、また読もうと

思っていたのですがそこにまた辿り着くのにいくら検索してもでてこなくて

結局ブラウザの履歴を辿って見つけたのでした。

 

そして見つけたページの最新記事が健康問題でブログは休止するというものでした。

 

より精度の高い検索としてコマンドとかタブルクォーテーションでくくるとかありますが、

どれも結局効果なく、最近では個人のページなど検索でヒットすることも少なく前見たからと

行ってみるとサービスを停止したとかページが見当たりませんという表示を見ることになります。

 

個人の思いだとか発言も知らず知らずに失われていくそんな様を見せつけられているような

気分になります。

 

昨日その人のページが気になったのはワンマン列車だとオーバーランした列車の補正に

運転手が列車の反対側まで走り操車するので大変だと解説していてその列車が西武線なの

です。そんな事が度々起こるのか。そもそもきっちり停止線で止まれば済む話で、どの程度

オーバーしたらバックしなくてはならないのか、乗客が少ないからワンマンで車両も少ない

のだろうから、ホームから列車が余程外れたのでなければそのまま載せればよさそうなもの

ですが、私が通勤で使っていた時にはそんな光景は見た事がなかっただけににわかに信じがたい

話でした。

 

そんな俄かに信じがたい話題が書かれていてそれも基調としては韓国や中国は嫌いという

私の世代より上の人の特長の現れたものとなっていました。そこに書かれていた水銀から金が

作られたとかさも現実の事のように書かれていたりしてうっかり真に受けてましいそうです。

 

大正時代に日本で水銀から金を作る論文が発表されその後ドイツで実験により証明というのは

事実としてどこまでが認められるのかは怪しいものです。ですが文章の流れで見ていくと

もうすでに実現した技術のように語られるとなるほど中世の時にはとんだ宝探し的な錬金術も

現代では科学として実現してしまったのかとなります。

 

ただ、大正の時にその原子の組成の違いが解り、それを実験で確認したくらいのことで実験室で

金が作られた事実はなく、太陽の核融合のエネルギーだと作られるのはせいぜい酸素までだと

されています。

 

それなのに地球上にはウランまであるという多様性が認められています。

 

つまり地球は太陽から生まれた物ではないという事になります。

 

となればそういうものが与えられたことやさらに人として意識を持ち生活している

今にもっと多くの発見と喜びを見出せばよいと思うのですが、その人のブログは

2015年くらいからは主に闘病と葬式とかについての記述が多くなり、攻撃目標は

もっぱら韓国の徴用工判決やら、慰安婦財団解散、レーダー照射、北朝鮮と米国の

首脳会談物別れなどになり、ついに今月休載となっています。

 

なにやら近い未来を見ているようでもあり後味が悪いもののインスタ映え全盛の

今のSNSよりは何か読んでいてなるほど私より上の世代はこういう思考なのかと

納得してしまうのでした。

 

矢鱈最近は平成最後のとかいうことで、万葉集の100分de名著もまとめて再放送

されました。私は今でも気になっていて有間皇子の歌を罪人として知らなかった

話をしますが、するとよく覚えていましたねというコメント以上のことは誰も

でてこないのですが、この再放送を見ていてそうじゃあないだろうという思いを

また改めてしました。

 

というのは『熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな』とか

田子の浦に うち出(い)でてみれば 白妙(しろたへ)の
    富士の高嶺(たかね)に雪は降りつつ
』などはみんな知っていることでしょう。

 

これは授業でやったからというだけでなく、日本人なら知っていることであり、

聞いている内容だし、どんな意味か情景が自然と浮かぶものでもあります。

 

今回の再放送でも有間皇子は登場しましたが、歌は『磐代の浜松が枝を引き結び      
  真幸くあらばまた還り見む』が取り上げられていました。

この事件は余程後世に与えたものは強く関連した歌が200首つくられています。

 

それなのに当時囚われて19歳の若さで処刑されてしまうという事に対してその

反響だとか万葉集に載せられた意味とかまるで考える機会を与えられずに来たことに

ショックを受けたわけでこれはいかに教育が大事であるか三つ子の魂100まで

を正に感じることなのです。再放送の中では白村江の戦にも触れていましたが、

それさえ当時は知らず何のための万葉集だったのかと思います。

 

それと同じことで最近つとに感じるのがニカラグアの味です。

 

かつては安いニカラグアは普通にあり、スペシャルティの豆は珍しく粒も

大きいものが多かったのです。今では硬くて小さい豆が多く、それでも高地産の

ものは香りが強く、フルーティーな高い豆が多くなりました。

 

ひところはスペシャルティで滅多に入らないコンテスト入賞豆ばかりになったことも

ありました。

 

そんなのを飲むとニカラグアらしくないと思っていました。

その最たるものはカサブランカ農園で当店でも在庫があります。

これはとても甘い豆で梅雨の肌寒い日などにはよく焼きます。

ペルーなど甘みの強いオーガニックの豆がありますが、この甘さの質にも

ただ甘みを重ねてくるものから果物由来の甘さを感じさせるものと色々とあり、

今良く焼いているサンタアナ農園はベリー、アプリコット系であり、それでいて

レモンを感じるという見事な流れがあります。それが何だかいま気に入っていて

こればかり焼いて勧めています。

 

マンデリンの上級種として焼いているクィーンスマトラと合わせて今のお勧めで

しばらくは続けて焼きたいという感じです。試飲は三時まで受け付けています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白色矮星の夢と身近のランチ行列と

2019年04月23日 13時07分44秒 | 珈琲

今日下り坂に向かう天気模様と注文の電話と来店者をさばきながら

ネットで探し物をしていました。

このところの検索の不確かさと検索エンジンの商業主義態度にいらいらとし

例年と違う今年の春模様にも諸々考えることがあるのでした。

 

まずその探し物の解説をすると昨日ふと秩父事件の碑が当店のすぐ上の羊山に

あるという事を見つけ意外な感じを受けたのです。

秩父事件の記念碑としては音楽寺、少林寺、にあることやあらかたの物は知っている

つもりでした。ところがネットで見て回るとその羊山に追悼碑というのが羊山にあると

いうのでこれは記憶にないと思ったのです。

 

羊山とはそのあちこちを駆けずり回り知り尽くした地であり、小学生の頃はターザンごっこ

などの冒険の地であり、姿の池やその周辺での事件や探検などそれは多くの思い出の地です。

 

そこにあるものなくなったものは全て把握しているつもりでしたが、言われてその追悼碑

だけはどこにあるものかピンとこなかったのです。ネットで見る姿からあああの石の事かと

なりましたが、ここでまた一つ気が付いたのが私自身多く今頃秩父に訪れる人がどういう

目的と気分でマスコミやらニュース映像から吸い付けられるように秩父に訪れているのか

理解しているつもりでしたが、その意図されるお誘いの言葉以上にもっと深く秩父を感じ

思って秩父の地を踏む人もいることをこの午前中のネット検索で知ることができました。

 

これは意外な収穫となったのですが、でも圧倒的に多くはお気軽にテレビに映るピンクの

絨毯の前に立つと自分が物語の世界に入ったかのような気分に浸るだろうと春の陽気に誘われて

ふらっと訪れるのではないでしょうか。そして最近は、昼時になるとそば屋以外にもラーメンやかつ

の店にも行列ができています。

 

こういうのをみると大衆の知識の浅はかさとか愚かさについてつい思ってしまいます。私も

むかし映画のポスターなどに使われた超弩級という言葉をみるとうすうすと軍事用語だとは気が付いて

いたのにそれを現代によみがえらして使うセンスとその言葉から感じる迫力にしらずしらずに

形容詞としての使用に違和感も抱かず受け入れてきた感じを持っていました。

それがラジオで聞いた軍艦オタクの解説からそういう事だったのかと改めて知り日本という国の

その行末を思わずにはいられなかったのです。

 

というのはそのド級とはドレッドノートというイギリスの戦艦を指し、日本はそれを超える

46センチ砲を備える戦艦を有していたわけです。その大和という戦艦は世界一であり、その性能

と装備ともに世界に誇るものでした。今現在でさえその大きさと美しさでは世界に類を見ない気品を

備え日本の先進性を感じさせるのです。ところがそんな超弩級の戦艦もその能力をいかんとも発揮することなく

海に沈んでしまうのです。そうして、我々世代が唖然としたことにテレビアニメでその海に沈んだ

大和が宇宙に旅立ち地球を救うために活躍する姿を目にするのです。

 

日本は世界にない戦艦とゼロ戦という洗練された武器と兵士がいたのに無謀な作戦と神風攻撃のように

人命を屁とも感じない首脳部の無能で浅はかな行動が国民を不幸のどん底に突き落としたのです。

ところがそんな歴史が全く生かされていない同じ道を辿ろうかというような現在の米との同盟が強力な

抑止力で世界平和と強力な武器と平気で言ってしまう人たちに日本の運命が任されてしまっているのです。

 

それでもそう簡単に安倍の言うように国防軍と明記するなんて言い訳を信じて憲法改正に同意するほど国民も

バカじゃないと信じたいですが、昼時の行列を見るとそんなに安心もできないと感じてしまうのです。

 

戦艦大和はイスカンダルへコスモクリナーをとりに行くのですが、こういう道の旅というのは孫悟空の

ガンダーラへの旅を思わせますが、いま日本でも福島原発の放射能は冷却を続けて増え続ける汚染水など

全く収束の予想もつかない事態なのですが、白色矮星と中性子星の重力崩壊の仕組みが解れば放射能も

コスモクリナーみたいなものも作れるのじゃないかと思います。先日のThe expanseでも宇宙船内は

無重力が基本なのですが、大きな宇宙船だと重力があり、モルモン教徒の船をベルダーの船にしたものは

回転をして重力を作っていました。これなどは昔の発想で昔の人工衛星の絵はよくアトムなどでも出てきた

居住部が回転することにより重力を作るというものでした。つまり、これは機械的に動力で遠心力を作り

それを重力に感じるという事でしょう。The expanseではそんなものすごい回転ではないので遠心力による

重力というより地球の自転のように自転して重力が生まれていると思わせたいのかもしれません。

 

ただ船の動力が核融合という事なので、重力崩壊の果てに核融合が起きるという事から重力由来物質の制御が

可能になっていて重力も放射線も制御できるのかという期待も持ってしまいます。現在核分裂での核利用などは

その発生する熱で発電機を回すというおおよそ幼稚な原理でちっともエネルギー効率も科学的利用でもないのです。

 

中性子性はその重力により電子も回ることができずに中性子星となるといいます。その大きさと質量まで計算され

どのくらいの大きさの星が白色矮星になり、超新星爆発を引き起こすことも解っています。ならばその重力由来の

物質もその制御も導かれてよさそうなものです。ところが現在中性子がひとつ多いだけの水素にも苦労しているのです。

 

そのトリチウムの半減期は12、3年で他の物質に変換するのでもう少しまってればとなります。しかし、水タンクの限界は

後1年くらいですから待てませんね。反陽子は作れているので、それをトリチウムに当てれば重水素に変化しないのでしょうか。

そんな夢を見つつ、いつものブラジルで仕事ははかどります。先週の週末からすでにゴールデンウィークはスタートしたかの

ようですが、焙煎も順調で新しい豆も届きました。

 

今週から月末業務も重なり、隙あらば最後のスキーをと計画しては見たもののずっと雨の予報でこれはどうしたものかと

いう感じです。必ずシーズンに一度や二度は雨に降られるものですが、今年はまだ雨の中滑るというのは経験なく、

それどころかまたも法事の案内などが届き、どんどん余裕を削っていくのでした。

 

届いた豆はマイクロロットの物ですぐにでも試験したいのですが、いつになるかという感じです。

 

いつもこの時期の来店者はワクワクとしてゴールデンウィークの予定を話してくれますが、今回聞いた話では

あまりうらやましい話はなく、北海道に行く人の話も渋滞などから以前はすすめなかった大洗からのフェリーが

検討すべき方策の様に感じたりしました。でもどこの観光地でも今時の秩父のランチ行列のようなことになって

いると思うとあまり出かける気も起きませんね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『The expanse』感想

2019年04月22日 17時21分04秒 | 映画

これはAmazonで一気に見てしまいました。

それだけ面白く、今までのドラマSFとも次元を異にしていました。

最初、刑事が富豪の娘の行方を追うというサスペンス仕立てなのですが、

それが宇宙の三つ巴の政治問題軍事問題にすり替わる民族と軍事とか宗教が

果たす役割とか武力により開拓される宇宙の姿はこれは米が経験した建国の歴史でも

あり、自身がとってきた奴隷制や賄賂と汚職だらけの公職や人種差別に偏った宗教と

何も誇れるものがなかったのが広大な国家と自由と平等という築き上げた理念を

アピールして世界のトップであり盟主であるという暗い部分の黒い歴史には

それはもう見事に蓋をしてしらを切り触れないという日本も少し見習った方がいいのかも

知れません。

 

未だに日本は敗戦国だからという論調や米追随を批判したりする人はいますが、

それはその方が都合がいい人がいるからそうなっているのであり、そもそもそれを

招いたサンフランシスコ講和条約署名を果たすための戦略を未だに不平等条約や

日米地位協定を見直せないのも米に頼り切っている方が儲かったり得したりする人が

多いという事です。

 

本来なら朝鮮も南北統一したいらしいから米も韓国日本から撤退してグアムまで

引いてくれと要求すればいいのです。

 

それを日本の安心安全のために基地があるだとか占領の抑止力になるとか大嘘を

かまし自分たちの私腹を肥やし続けているのです。

 

先日、韓国の海産物輸入禁止は不法ではないという判断が下されましたが、これなどは

日本は早く気付くべきことで、正義とか正統などより自国の都合が一番大事なのです。

もし、日本の主張を認めたら今度は自分たちが輸入再開をしなくてはならないのです。

今でも米や中国EUはいわれなく禁輸を強いているのにそんなことできるはずがないのです。

 

正しさよりも力関係で成り立っている国際社会は、クリミアは併合されたままであり、

ゴラン高原に武力制圧したのも米によるお墨付きを得やりどくの世界、武力制圧OKという

大戦以前の侵略模様なのです。武力による侵攻は認められない、基本的人権の尊重と、

法の支配の下での平等というこれまで国際社会が経験して得てきたものを今こそ具現して

行かなくてはならないそんな時に、声を大きくして騒いだもの勝ちのような状態にしては

ならないのです。

 

今までのピンチにヒーローが現れたり騎兵隊が駆け付けたりするのが米の物語で正しいものは

最後まであくまで正しくて悪がくじかれるのですが、もはやそんな嘘くさいものではだれも

騙されず、共感も得られないことから『The expanse』では愛するもののために戦うでも

なく、正しいことのためにできることをするという一貫した正義感も常にかっこよく勝利し

続けるわけではないのです。

 

テロ組織やら暴走した民族意識の団体とか勝ち目のない戦いや全人類を滅亡させかねない

愚かな存在なども自分たちの子孫により良い未来を残すためだったリ軍事行動にもなにかしら

の意味合いが滲み、全くの悪という描き方でないのが秀逸です。ナオミがフレッドジョンソンに

プロト分子サンプルを渡してしまうのも愛する人の裏切りなんだけどベルタ―も持つべきという

考え方はその三すくみの力の均衡という今でいえば北朝鮮の核武装のようなもので実に現実的な

選択なのです。

 

ただ、そのプロト分子というものが実験ではとてつもなく手の付けられないものでハイブリットで

子供に移植して兵器化するなどしてもそれがどうして兵器になるのかと思ったらとにかく感染させる

だけという使い方で地球軍が火星軍に実戦使用して、それをフレッドジョンソンが阻止して助けるという

あれよあれよという展開で気になったのはプロト分子なるものは核が好きで核ミサイルで釣ってエンジンで

焼き殺したという話だったのに核ミサイルで攻撃して消滅したというのはいかがなものかと思ったり、

いささかおかしい点は各所に点在するのです。それでもそれを感じさせない早い展開と今までにない

複雑でいて現代に通じる世界観というこの先どうなっちゃうのという感じでつい先を見たくなるのでした。

 

プロト分子がリングになり、この先外宇宙とアクセスが可能でこの後どんな勢力が登場するのか実に気になる

ところで終わり、原作はもうかなり出ているらしいのでどこまでやってくれるのか楽しみです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メイリングリストと謎の連帯

2019年04月22日 09時30分03秒 | 珈琲

気が付くと変わっていることというのは意外とあり、

気が付いてからなんでそんなことになっているんだと話題に

なることも少なくありません。

 

パソコンの進化もそれにつれ様々なソフトが現れそれにつれ色々なコミュニケーションやら

人との出会いやら新しい興味が芽生えたりしてきたのに、知らぬ間に変わっていたと何やら

裏切られたり騙されていた感じに感じることもあります。

 

昔はパソコンで文書を作る人とワープロ専用機で文書を作る人といて、高度成長期やバブルの

契約書がこういう印刷屋さんの専門分野を脅かしました。町の印刷屋さんは都内でも地方でも同じように

活字を拾って組んで文書を作るなんてところがまだあり、和文タイプライターなるものも使われていました。

 

私が不動産の仕事をしていたのでこういう文書の変遷はよく覚えています。というのも登記には和紙に

和文タイプで打ったものでないと受け付けてくれなかったので、専門の業者に任せて書類を作る人が

殆どでした。ところがOA機器の発展で普通のコピー用紙にパソコンで打ったインクジェットの文書でも

良いことになり、さらに役所をコンピューター化するというので登記の証明やら閲覧の料金を倍に値上げして

消費者に付けを押し付けたのです。

 

私はこのように役所が勝手に決めたために税金やら手数料やらが大幅に値上げされあげく特殊法人などに

事務が丸投げされたりするケースを何度も経験し、税金や制度など国会等のくだらない質疑で変わるのでなく

巧妙な役人の罠により全て牛耳られており、意味もなくどんどん簡単に搾取されるのが国民だというのを実感しています。

 

だから役所主導の大型公共事業をいきなりストップという公約で起きた政権交代に大いに期待したのですが、

その何も決められず役人など使い倒せない現実に大きく落胆を味わっただけでした。政治家が税金も予算も決めて

いるように思われていますが、現実には自分たちの権益をいかに維持するか、天下り先をいかに多く作るかを

普請している官僚機構に実はすべての実権を握られていて何かの手続きや許認可を得ようとすれば物すごい税金が

徴収されるのです。例えば何かを建設しようとすると測量から登記とまだ変更を加えてもいない段階で税金は

様々な名前で掛かってきます。そして建築に関する法律もその思想が戦後の焼け野原から粗製乱造の家を建てるための

法律なため不動産なのに資産としての価値がない国民に力が残らないような仕組みになっているのです。

 

税金というととかく所得税が主なものと思われますが、社会保障とか保険と名を変えて徴収されているものから

資産として持っているものにも重ねて税はかかり、投資すればまたとられと何度となく遠慮なく掛けられています。

それも自ら進んで納めに行かないといけないというバカらしさです。

 

役所などいくらもあり、それぞれに勝手に税やら手数料やらと名目を付けそれは逆らうことも拒否することも

できず、年々増えています。こういう規制や抑制がかかる社会はどうしても勢いを失い少子高齢化などというのは

そもそもは社会の活力を奪うダニのようなのが増えたせいだと思います。

 

今朝見た夢で謎のメイリングリストを立ち上げるというもので昔あった掲示板とかメイリングリストでの交流と

いう懐かしい話も実はみんな騙されたがっていたのではという方向に話が進みました。

 

今でもSNSとかメールで加入するだけとかアンケートに答えるだけでお金がもらえるようなものがたくさん届きますが、

これだけ詐欺とか特殊詐欺と宣伝されていてもひっかかる人はいるという元々だまって搾取されるのに慣れている国民は

そんな簡単な詐欺も見抜くことができずにあっけなく金を振り込んでしまうのでしょう。

 

いい加減自分たちは搾取され続けていることに気が付くべきです。

 

言われるままにスマホに乗り換えたり復興だと言われればすんなり募金でも増税でも仕方ないと納得する国民なので

安心安全などと言いわれ戦闘機やら基地やら作る政府は果ては閣議決定だけで集団的自衛権もOKにして

しまいあげく憲法改正して国防軍を明記などと留まるところを知りません。

 

そんな事とは無縁の世界に逃げ込みたいとやはり朝飲む珈琲や次に入れる豆の事を考えて

しばし忘れてしまうのです。

 

先日お得意様に試飲していただいた時に次々に試飲して色々な味を試したいという要望に

応える度こちらの説明が今飲んでる実像を感じる以上に虚像の表し方とか表現とかを知りたい

と感じ取れ人はみんなそんな共通のイメージを作りたがってるのかという事もありました。

 

しかし、この珈琲はバラの香りがすると言って出してもその人が初夏のさわやかな朝に庭の

薔薇が香りだした鮮烈なイメージを抱いたことがなかったらいかに言葉を尽くしたからと言って

何を言っているのか何を指しているのかさえも解らないのです。

 

しかしながら当店にいらっしゃるお客様は本当に薔薇の香りがするんですねという方の方が

多く、一つ一つの試飲でも驚きと喜びの顔の変化を見ると皆同じものを感じて明らかに

同じ表情の変化をしてひとこと漏らすという同じパターンの人ばかりです。そんな経験からも

今どんな心地をしたんだなと推測できそれにかぶせて何か言う必要もないし、後は後味という

プロセスを伝えるだけです。

 

今よく試飲するのはニカラグアです。

 

これはしっかりとニカラグアらしい味の豆でそれは久しぶりというか、これだけの値段でこの味がと

いう喜びにあふれたものになっています。

さらに、ニカラグアらしい風味と言い表しているその陰にもうひとつレモンのようなさわやかな感じが

訪れるのが特徴で林檎やアプリコット、そんな果物とナッツのような脂質がジュワッと口に広がったあと

ピッと口の中がいったん締まる感じがするのがレモンの感覚です。マティーニでいえば最後にオレンジピール

をひと搾りするあの最後のひと搾りの香です。

 

私が通ったバーのマスターはこのオレンジピールの代わりにレモンで代替していてこの最後のひと搾りの

鮮烈な香り付けはいつも絶妙でありあの手際と香りを思い出さないわけにはいきません。

ここまでの鮮烈なイメージがあるけれどそれをレモンの香りが最後にしてという言葉にすると私がイメージ

している一連の物を説明しないといけないし、そのマスターの作るマティーニ味のいかに素晴らしかったかまで

どうしても語らないわけにはいかず、彼が何を使いどこの店にもない組み合わせで飲ませてくれたかも

如何に極めた味だったかも話は尽きないものになるのです。

 

どこのバーに行ってもいつもこういうカクテルを飲んでいるという話をするとより深い酒やら

味の話ができたものです。

 

しかし、懸念は今の世代は初めから出汁の入った味噌て作られた味噌汁しか知らず、手作りの味と

いうものも人の手間という温かみも味も知らないという人が増えそういう人に同じ共感を求めるのも

最初から無理なのではないかという感じがしないでもないのです。

 

花の香やフルーツの風味が珈琲にするという話も返ってくる言葉がマジなんてことになると

私はもう次の言葉がありません。

 

そんな貧困世代が増える世に誰がしたと嘆かないわけにはいかないのでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪をあきらめてマイクロロット

2019年04月19日 09時19分05秒 | 珈琲

普通珈琲豆というのはデイリーなものなので常連さんは皆一定の周期で来店される

のですが、二三日前に来店されたばかりなのに全く同じ量をまた注文する方もいます。

来店者に飲ませたら買った豆を奪われたとか娘が秩父に帰り全部持って帰ってしまったとか

うれしい出来事のように語っていきます。自分が気に入っているものが他人に認められると

いうのもまた自慢のようです。

 

色々観念に捉われたり、気になったりしてそれが自分の美意識として蓄積していくと

なにかと生活にもいろいろこだわりがあったり人それぞれの思いというのは時にやっかい

なものです。

 

私はあまり触れたくもないのですが、先月から全くスキーに行けてなくてこれは昨年から続く

葬式ラッシュという事態も関連していてまあ避けられないことはあるものです。

 

まだチャンスもあり、昨年などはゲレンデでなく白馬の雪渓などを狙って滑りに行くつもり

でいたのにあの最盛期の雪質から春のグサグサ雪を滑っても面白くないだけでなく苦行で

さらにこの時期のメインは主にコブの攻略に取り組むことにもなり、それらを考えると

途端に別にスキーに行くこともないかという気もしてしまうのです。

 

これは雪が悪くなる二月下旬から三月の間を夢中で滑る期間を経なかったので今更春スキーに

行って苦行だけの雪行きをしようという意識を砕くのです。

 

そうして今雪の誘惑が遠のくとこれから新豆の季節にどんな豆を仕入れるか今から戦略と

情報方収集にも力が入るのでした。当然連休前にいろいろの取引をやめる業者が多く、

そうなればこの時期だけこの値段で出すからというお得情報も入っています。

最近は自家焙煎店の釜の小型化が進み、大きな卸業者でもマイクロロットという少量仕入れ豆を

抱えています。

 

これが実に個性的で、焙煎店の個性をアピールしやすい魅力にあふれています。ただし、こういうのは

手間もかかるし、味の見極めも生の豆でサンプルはもらえないことが多く、焼いた豆を試飲する程度に

なるのですが、まあそれでもどこがどんな面白いものを持っているかというのは見当が付きます。

 

買う価値のあるものかとか突き詰めていくと味で飛びぬけて個性的で値段も手ごろというのはないのです。

 

みんな自分の店はこんな豆という他所にない豆を焼いてアピールできる反面それほどスペシャルでもない

というものが殆どで中には明らかにスペシャルティグレードか怪しいものもあり、QグレードやRF認証など

全くないものもあります。これらをわざわざ付けている業者はおおむね良心的で、新進の喫茶店などは

こういうマイクロロットを買い占め自身が商社に命じて特別に農家から買い入れたかのような振りで

売っていることもあります。

 

というわけで今まではあまりこういうのは買わなかったわけなのですが、たまたま手にした説明文が

妙に心を打つものがあり発注してしまいました。

 

日本ではよくあるリゾートの再生で海外から資本が入り、新たなリゾート地になったところにそこで

飲む珈琲を作りたいという事で農園を買い取り採算度外視で作られた豆というのです。これは売らなくても

いいつもりで味わいたいから買うという事で発注してしまいました。

 

あと最近はなかなか手に入りづらくなったカルモデミナス地方の豆です。これは厄介で世界中で人気で

なかなか買えなくなった豆で買えても高いのです。日本ではまだこのカルモデミナスを名指しで愛好する

人は少なく、イエローブルボンが今では大きな商社で出ていてブルボンなら他の地域で味のいいのがあるので

珍しくもないと思っている方もいます。

 

最近は100年樹とかレッドブルボンとかさらに色々なブルボン種があり、複雑化していますが、ブラジルの

ブルボンならもっと安いのがあると一緒くたに考えている人が殆どです。しかし、この日本だけが手摘み完熟

日陰干しなどという手間のかかるものばかり欲しがると世界標準とは違うこだわりを示しているのかもしれません。

 

さらにマイクロロットではその独特の作られ方にドラマが加わると一層味に反映しているというイメージは

かぶせやすくこれからも増えていくものと思われます。

 

これから色々と試して入れていきますが、どれだけこちらの想像に応える物なのかわくわくとしています。

 

お楽しみに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逆転人生的にニカラグアコーヒーに求めるもの

2019年04月18日 09時21分44秒 | 珈琲

昨日録画してあったNHKの逆転人生をみてずっと寝るまで

考え込んでしまいました。

私が見たのは2014年の大雪で雪崩で車内に閉じ込められた旅館女将の回です。

 

最近はこの番組は毎週定期的に放送されるよう格上げされらしいですが、その分

前も感じたドキュメント72時間とか普段は取り上げられない人々にスポットがあたる

ものででもそれはそもそも当てる必要があることなのかという思いもするのです。

 

それと同時に昨日以来忘れられないものとして同時にあったのはニカラグアの味です。

 

ニカラグアは私の好きな豆で、特に大粒の豆はちょっと無理してもそろえたい味です。

 

スペシャルティの豆がもてはやされるようになり、なにかと変わった豆が特にありがたがられ

マラゴジッペやピーベリー、ハニー製法とか入ってきていますが、困ったのは安くて本来の味の

物がなくなってしまったことです。

 

突き詰めて言えば上質なニカラグアと言えば甘みの強いカサブランカのような味に収束して

しまうのでしょうが、そうしてまとめてほしくないという思いがあります。それはそれだけで

なくて普通に安くて毎日飲んでも苦にならない特別じゃないけどおいしいそれがニカラグアだと

おもっていたのです。

 

しかし、私もカサブランカやCOEトップの豆などまだ秘蔵していますし、特別に美味しいと

いうのは知っています。商売としてはダメなのかもしれませんが、もともとが自身が納得して

飲める珈琲を探すことからの出発なので、安くて美味しいというのは当然のテーマなのです。

 

実は業界的には触れてはいけないテーマとして希少種とか今年の地域コンテスト一位とか

刹那的でいて滅多に飲めないとあおれば高くて特別感を醸し出しても売れるといういかに

高く売るかというものもあるわけです。

 

特別のハレの日や特別の時に特別な人と飲みたいという思いも時にはあるでしょう。

 

しかし、もっと日常的にいつも飲みたい味とかこの時期飲みたい味の方を重視してしまいます。

そんな思いの中ちょっとびっくりするくらいの際物でないグアテマラでもこれだけの味わいと

いうのが今焼いているサンタアナ農園です。

 

この豆を焼いてからニカラグアはありますかという人も増え、あってよかったという喜びの声を

上げる方もいます。

 

特長としてはやはりアップルとかベリー、アプリコット系の香味とそれを裏付けるように感じる

甘みの輪郭でそういうものが果物の酸味やすっきりとしたイメージとかも呼び寄せ贅沢な珈琲時間を

与えてくれます。

 

同じニカラグアのカサブランカの甘さと共通の甘味なのですが、連続でほろほろと続くカサブランカと

違い、強い甘みがあるけれどただそれだけじゃないフルーツ感とかナッツを噛みしめた時のような油が

ジュと染み渡るようなそういうものが合わさりレモンをひと搾りしたシャキッとした感じもします。

 

一方コロンビアは朝を静かな状態からゆっくりと始めたいというような気分の時に紅茶のような

味わいの甘みと程よい酸味の絶妙なバランスの物があればこれほど似合うものはないという感じです。

近年、コロンビアというと値段は高いものの味はそれほどでもというものが多くうっかりと手が出ない

ものでした。ですが、最近は良質でストレートでも充分飲めるものがぽつぽつと出てきました。

 

それが昨日も焼いたカサブランカで、ニカラグアの農園と同じ名前ですがこちらはコロンビアらしい

赤い透明な色をしています。近年コンテストなどでも名が上がるので聞くようになった豆です。

 

この様に今どんな気分でどんな感じの豆がほしいとおっしゃっていただければそれに見合うものを

ご提供できます。

 

特定の豆は前日までにご注文いただければ焼いてお渡しできます。お気軽にお問い合わせください。

このブログのメッセージを送るからもメールを受け取れます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豆の焼ける臭いに誘われて

2019年04月17日 10時21分26秒 | 珈琲

昨日の夜は久しぶりたっぷり13K程走りました。

最近は丁度10K程度でお茶を濁しており、ミューズパーク二往復分の13Kと

いうのはたまにしか走りません。ペースもゆっくりなため昨日は前は70分程度で

走れたのに90分近くかかってしまいました。

 

ただ、それだけ走ると今までの走りでは到達しえない領域にアクセスできたようで

それなりの効果を感じます。

 

昨日、お気に入りの『The expanse』を見ていたらなんと主役のトーマス・ジェーン

金星に衝突して死んでしまうという展開でそれからなんかグダグダになり明らかに

次の展開を模索するかの展開で一二回はつなぎの小話を挟んで必死に緊迫感を紡ぎ

だそうとしている感じです。

 

そのグダグダの中で出てきた核融合炉の飛行システムで人類は太陽系内を自由に移動

できる技術を得たとなっています。よくあるワープ航法はここでは出てこなくて、エンジンが

かかっているときにはステーションや小惑星の基地など重力があるという設定や小惑星帯と

地球とが同時会話出来たり核ミサイルが数分でエロスに飛んで行ったりと光の速さ以上のことが

画面上起こっており明らかに物理法則を無視した造りが目立ってきています。

 

前はそういう設定は気にせずストーリーを追えたのに肝心のテーマが喪失してしまい、今までの

ドラマと違い登場人物が安易にくっつかないところもSF的テーマと人類の可能性とか次のドラマに

思いを馳せやすいものとなっていたのに段々裏切られてきた感じなってしまいました。

 

さて、そんな環境ながら秩父は春本番となり芝桜やハイキング等に出かけられる人が多くなり、

人通りも多くなっています。とはいえ当店の通りは銘仙館の近くながら全くの裏道で住民以外

は滅多に通りません。私が夜走っていると色々とその地域ごとに臭いがするのですが、結構

ごみを焼却するような臭いがすることも多々あります。さらに、風呂の釜をまだ木材で沸かしている

お宅もあり、昔ながらの煙たい家もあります。

 

そういう木で燃やす釜で沸かす湯は石油やガスで沸かすより柔らかいということで未だに

そんな釜で沸かすらしいのですが、明らかに手間がかかり、風呂や釜のメンテナンスや

交換の時期など考えると決して安価なシステムでもないように感じます。それに一時期は

大気汚染や環境汚染物質がでるのでごみの焼却なども禁止されたはずですが、結構いまだに

それらは感じられます。

 

当店のような自家焙煎の店は市内にはいくらもあり、そうすると豆を焼く臭いに満ちた町かと

いうとそうでもなく、大きな釜の排気は決していい匂いの物ばかりでもありません。

さらに小さな釜の店でも豆によっては湿った雨の日の生乾きの傘のような臭いの時もあります。

ただ、珈琲通というのはこの匂いを辿って珈琲店にやってくるという事が現実にあり、当店にも

珈琲通だけでなく、興味からやってくる人もいます。それも近所の珈琲を飲まない人も匂いの

正体を知るために来たりします。

 

そして、自称珈琲通の人はありったけの知識を繰り出していかに自身が珈琲を好きでいかに満足できない

かという自慢を聞かされることもあります。私がするのは万葉集の話や秩父のさくらがいかに虐げられているか

などというものやわびとかさびを愛する日本人とはいうものなので珈琲通ぶりをほめてもらえないと思う人は

再訪する気もなくなるようです。

 

でもときに『The expanse』の中で使われた茶碗に美を見たという話に同意される方もいて、珈琲も器でも

味が変わると解っている方もいると安心するのでした。これから市内は混雑しますが、当店は駐車場もあり

普通に車も入ってこれますのでご来店ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴールデンウィークに前にするべきこと

2019年04月16日 10時31分51秒 | 珈琲

今朝ネットを見ると忌野清志郎の未発表音源発見ということで

それを先行販売するというものでした。何の先行かというといつもの5月4日の

忌野清志郎のロックンロールショウだといいます。もういい加減こういう故人を

ネタにした商売はやめてほしいと毎年思います。

 

確か昨年はこのコンサートはなく、やっとやめたかと思われましたが、またも復活し

それを盛り上げるべくの没音源まで出して何がやりたいのかと思うのです。というのも

先行発売などと言い行ってみるともうすでに売り切れだし、もしやと思ったコンサートの

方も発売終了です。何をさらに盛り上げ祀り奉るのかもっと静かに悼むことはできないのか

と毎年ファンとしては思うのです。

 

この時期の野音はいつも出掛けて色々な思い出もあります。

 

清志郎亡き後生音のロックコンサートなどなかなか聞けません。

 

今年は10連休になるというので色々と騒ぎが大きいようですが、この時期は特別

やるべきことも多く、そのすきを狙ってスキーに行ったり、人の休んでいる間にと

いう行動になるわけですが、スキーなどはあれだけいた外国人もこの時期にはどこにも

おらず、外国人が春スキーを楽しむのはまだ先の事なのでしょう。それとも永遠にそれは

こないことなのか、観光地に群がる外国人がこの連休の人出を見てどんなことを思うのか

何か今から考えておくことは多いように思えます。

 

昨日書いた私がしたゲームのゼウスというのはそれだと何か他のゲームと混同されている

ようなので少し触れるとカルネジハートという名前でもともとPSのゲームです。それにEZ

とか色々付いたりゼウスというのはwindows95用に移植され付いた名前です。

 

今でいうドローンのようなロボットにユーザーがプログラミングでき、それをどう生産

投入し、シナリオを解いていくシュミレーションゲームです。ロボットが戦うアクション要素

と大戦略的なシュミレーションと一部に奇特なファンを獲得して細々と出来の悪いのに

続いたという珍しいゲームです。

 

この様にやらなくなった趣味は多くあるのですが、それは自身の精神世界に強く影を

残し、多くの時間と行動は自らを形作るなにがしかになっているわけです。そんな記憶の

ランドマーク的出来事が廃墟の様にいくつも乱立している過去の記憶の倉庫に立ち入ることなく、

現実にまい進したいこの忙しさの前の大事な時期、コンサートやらスキーやらは甘い誘惑で

しばしつい楽しかった思い出の数々にいざないます。

 

これは今の時期焼きたい誘惑が湧くナチュラルの豆の魅力と通じます。

 

イルガチェフやモカシダモのナチュラルには強い独特の風味があり、一度飲めば忘れられない

味になります。

 

このナチュラルの豆こそスペシャルティの真骨頂というべき香りと味なのですが、

こんな強い香りと自己主張があるものがどこも同じように味わえないというのは

不思議な気もします。

 

というのはイルガチェフという豆を扱う店は少なくなく、どこでもある豆です。

 

下手をすると今では当たり前のウオッシュドとナチュラルという区別さえして

いない店も多く、聞いても出してる当人が知らないこともあります。

さらに味は私の良く知り愛するイルガチェフでなく、ただ苦いだけだったリ

します。あげく特長に独特の苦みがあると書いてある店さえあります。

 

それでも堂々と試飲までさせてくれるのですから、あきらめというか絶望的な

気持ちも湧いてしまうわけです。

 

まあ当店でもシャキッソ村に関してはナチュラルとハニーとあり、さらにイルガチェフの

ナチュラルとウオッシュドも欲しいとつい思ってしまいます。

 

色々な種類の豆を知りたいという人でもこの四種を同時に欲しいという人はいないでしょう。

 

さらに薔薇の季節にはガヨマウンテンは必須な気もします。

 

またこの時期の風の強い寒い時にはブラジルの甘い豆に癒されたいという気も

します。

 

はたまた忙しく仕事する時にはある程度シャキッと喝を入れてくれるようなはっきりとした

味の豆も欲しくなります。

 

そんな事で連休前は忙しいのです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

40年前の記憶と20年前の記憶

2019年04月15日 14時18分15秒 | 珈琲

過去を懐かしんだり、過去の思い出に浸りこんだりするのは危険な兆候で

良くないと度々このブログでも書いていますが、最近思ったのはいくら検索しても

なかなか個人のページがヒットしなくなって今では逆に思い出せなくなる前に

今につながるものは書いておかなくてはならないのではないかという事です。

 

どうしてそんなことを思ったかというと令和を迎えるにあたり国文学者が美しい日本に暮らすほこりと

自身を美しくしようという事をアピールしているニュースを見たからです。これは前にもも書きましたが、

万葉集に集められた歌に防人の歌や囚人の歌があり、それらは身分の差なく当時を採取した結果だといわれます。

それが日本に暮らす美しい日本という言葉につながるのでしょうが、前にも言ったように防人とは死の任務に旅立つ

人の遺言に違いなく、罪人ももしかしたら謀反人としてではなく時の権力者になっていたかもしれないことを考えると

巧みな情報操作のようにも感じられるのです。それには当時日本がなぜ防人を置かなくてはならないことも考えなくては

なりませんし、ただ、令和と発表されて浮かれて万葉集を読み出したり、大宰府に行かれるのもいいですが、秩父にも

防人の歌の碑があるので来てみてなぜこんな山の中の人が九州くんだりまで出かけていったのか考えてみるといいのでは

ないでしょうか。

 

さて、コロンビアが砂糖なしで飲める紅茶のような味わいだという説明で今朝から来店者は皆これを買い求めこれは

瞬く間になくなりました。また焙煎しなくてはなりません。

 

三時休みにいつものアマゾンビデオを見ますが、ここのところのお気に入りは『The expanse』です。これは何を差し置いても

見入ってしまう物語で、主役のトーマスジェーンが最高の演技です。かつてのhungとかミストなんかに出てた頃より格段に

味と演技を増しており、今一番のお気に入りになっています。

 

ストーリーがガニメテとかエロスとかが舞台になっており、これが私の20年前の記憶をぶすぶすと引きずり出してそれが

色々なものと軋轢を伴いいろんなことを思い出してしまうことになっています。まず、困ったのはガニメテとかエウロパと

いうとすぐ思い出すのはガリレオの観測を元に日本の測量をした伊能忠敬のことです。これがきっかけで日本は国際社会の中でも

否応なく近代化の明治以降の国際社会の中に取り込まれて行く運命に至るのです。

 

日本国の建国と国際化の中で建国の精神と自然とともに八百万の神とともにその恵みを享受するという独自の自然と宗教観も

なにかと利用され軋轢の中無残な歴史になり、完全に戦後それを修正し平和国家となったと過去を見ようとしない人達には

バブル崩壊とその後のデフレ経済と世界に負け続ける縮小化とが戦後でも戦前の日本の状況と似てるとか無能で無策な当時の

政府の考え方とか何も変わってないと思わないでしょうか。

 

それとエウロパ、ガニメテというと20年前やったゼウスというゲームを思い出させます。『The expanse』は舞台は国連が統治する地球と

軍事政府による独立国の火星と他民族国家の小惑星帯に住むベルターという低重力下で生まれた人類がいて企業体やテロ組織やら

複雑な力関係の中、その平和を崩そうとするものと守ろうとするものの戦いが繰り広げられます。

 

こういう宇宙ものの鼻白む要素として科学的視点の無さが映像にも表れて、バカらしくて物語に入り込めないのが

普通ですが、通信的遅れや宇宙船内の無重力状態など今までのSFではない是正がなされています。ただ、致死量の放射線を

浴びても簡単に治療できてしまったり、がん細胞もパッチを張るだけで退治出来たりという飛んでも要素は依然あり、

低重力下で生まれたベルターという種族も普通の地球人と見分けがつかないとか工夫の無さと原作をより視覚化する

努力が欠けている部分も感じるのですが、軍事力と科学の可能性と正義など考えさせられる物語でつい目が離せないのです。

 

最初は氷運搬船の乗組員が陰謀に巻き込まれ平和の生き証人としてその謎を追い宇宙を駆け巡るというスタイルなのですが、

その宇宙戦艦にコーヒーメイカーが備わっていてそれがクルーの癒しと自慢になっているシーンがあります。これなども

無重力ではドリップコーヒーは抽出できないのにコンビニにあるようなボタンを押すとコーヒーが出てくるシーンや

木目の食器棚を開けると豆の入った袋が沢山備わっていたりするシーンは科学的にありえなくも精神的にはあり得るなと

思えます。

 

そして、20年前の記憶が蘇るのはゼウスというゲームソフトがガニメテとかエウロパが舞台であることやインターネット対戦など

ユーザー間で情報交換し、プログラムの情報を交換したりというソフトの出来の悪さと融通の無さをユーザー側が飛び越えて

手を結んだ結果、より楽しみとただの答え合わせ以上に自身でさらに取り組み物語を想像できた点が当時、時間がないのに

風邪で寝込んで一日ゲームした記憶とか徹夜で組み込みのプログラムを考えた事とかハードの進歩やさらに昔PCゲームをやる

きっかけになったソフトの事など色々な思い出や記憶が噴出してくるのでした。

 

戦後の日本を生きた知識人たちは教育や思想ががらりと変わりその日本人の思想資質を振り返るために歴史を振り返り戦国時代や

律令政治がいかにしてできたかを研究しました。一見種がなくなった直木賞作家が行きつくところが戦国時代劇を書くという観念が

一時ありましたが、司馬遼太郎にしろ吉川英治にしろみんな日本人の心を書こうとして結果、信長とか秀吉とか信玄とか上杉のことを

書くことになったという現実に注目しないわけにはいきません。

 

記憶を辿るとランドマーク以上に経過した諸々の物を感じたり、今現在感じる当時の真実と今の真実とはどうかとか思わずにはいられず

つい珈琲を何杯も飲んでしまうのでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試飲に異変

2019年04月15日 09時16分05秒 | 珈琲

昨日はいつもと逆回りの自宅から公園橋に向かい、渡ったらいつもの三段坂を

一気に下り、そのまま巴川橋まで行き、巴川橋を渡り、影森中、影森小の信号を行き、

踏切を渡り突き当たったら左であとは自宅まで一直線です。

 

あるホストが言っていたカクテルとか珈琲をかき混ぜるときにあなたと少しでも長くいたいから

時計とは反対回りにして回すというテクニックを頭の隅にいつか自分も使おうと思いつつ

そんなシーンはないのですが、ランニングでは通常コースは時計回りに走ることが多く、

トラック競技などは皆地球上のどの大会でも反時計回りと決まっています。

 

秩父の場合は、河成段丘、河岸段丘という地形上、橋を渡るコースというのはアップダウンを

多く含むことになります。それに国道を横断するとどうしても信号待ちが長く引っ掛かり、信号の

ない道は歩道もなく細いというなかなか快適な道がないのが現実です。いつも同じまわり方だと

なぜか自然法則に反している不快感が蓄積するような気もして逆回りも走ってみます。

 

手回しのミルなんかでもネジで歯の間隔を調節しているためその回転軸と調節ネジが同軸上にある

ことが普通で、そうすると回転の慣性が働いて知らずにその調節ぐわいが変化していることがあります。

 

何事も変化は大事です。当店の来店者も週末には色々の方が見え、大方は珈琲ファンの味を求めて

こんな路地の片隅に辿り着いたという方が多いのですが、全く普段珈琲など飲まない方も突如訪れたり

します。普通は世間話だけして退散するのですが、なぜか珈琲を飲んでみたいといい試飲していかれました。

開店当初はご近所の人も来たので砂糖とミルクは常備していましたが、最近は誰も砂糖を入れるなどとは

言われなかったので、久しぶりに砂糖を出したのですが、また来るという事なのでこれは連休あたり

仲間を連れて再訪もあるかと砂糖やミルクをそろえる必要もあるのかと思うのでした。

 

まあ個人や個性の尊重という立場ではやむを得ないこともそもそも砂糖を必要としない味の提供もその比較も

出来るので、どうとでもできるのですが、味の前にコーヒーには砂糖を大量投入が基本という凝り固まった

概念をお持ちの方もいるので無理強いもできないこともあります。

 

昔はよくいましたよね。私のコーヒーに砂糖は必要ないと拒否する店主。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江之浦測候所の味わい

2019年04月12日 11時23分52秒 | 珈琲

今一番生きたい場所のトップにあるのがこの江之浦測候所です。

 

設計者の思想が彼の芸術作品の元がそのまま建物になったかのような

そんな造りです。

 

人類の進化へ思いはせるとき、やはり突き当たるのは今の時代が変わろうとする

現代の平成という時代に我々が経験した負け続けた経験です。それは日本人の働き方に

現れていて、サービス残業と隠し残業をしてまで働く労働者の団体意識です。

それはあのとうとう辞任した人の言葉からも解ります。あの桜田元五輪相の

自身が言うように能力はあり、選挙を経て数々の修羅場を潜り抜けてきたから議員になり、大臣まで

たどり着いた事でしょう。一般にはそんな知識しかないのという資質ながら、それでも

それが選ばれてしまうという選挙システムとは、日本のシステムがそんなワイワイと集まる

団体の中で少し受けのいい人とか、人よりよりそんな団体に顔が売れているとか、何の実績も

能力的手腕より、ちょっとした知名度だったリ、ワイワイとやれるサービス残業精神だったり

が重要視され、同じように知名度で成り上がった人に重用されその人のつながりから大臣まで

上り詰めたという事でしょう。まさに忖度社会とワイワイと群れる村社会の産物だったと予想されます。

 

その群れる事こそ人類の進化のカギであり、ネアンデルタール人をしのいで人類として生き残った唯一の

種族ということになります。その特性とは虚構を共有できるという事だと見事に喝破したのがユヴァル・ノア・ハラリ

です。それを形にして見せてくれたのが杉本博司氏なのではないかとふと思うのですが、それより逆に

私自身が自分の趣味を形にするとしたらまさにこんなストーンヘンジであり石舞台であり、人類の

意識の起源をそのまま体験できるものを作りたいという欲求と美術品に囲まれて生活したいという

蒐集癖の極地にこの建物はあると言えます。

 

この測候所には冬至の光や夏至の光を味わう舞台があります。

 

こんな一年の特別な時にここにいてその景色とともに飲むとしたらどんな珈琲かとどうしても

思わないわけにはいきません。

 

しかし、私にはしっかりと冬至の時に味わう珈琲も実際にイメージし、どんな豆でどんな光と風景に

それがどんな香りと味を紡ぎ出すかまで想像できます。そうした時に、逆に人に私の予想や想像を

裏切るこう来たかというのも味わいたいという欲求もあり、人に意見を聞いたり人がそこに立つと何を

思うかどうしても確かめたくなります。

 

それがいま私が江之浦測候所に立ちたい理由です。

 

私の季節のブレンドを楽しみにしていただく人も増え、また月が過ぎ、先月のブレンドを

ほしいという人も未だに居ますが季節のブレンドの説明や試飲をすると今の季節のブレンドをまた

喜んで買っていただけます。季節とともに飲みたい味があるという共感を持っていただける

と同時に、また自分はこういう珈琲が飲みたいという主張も歓迎しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武甲山の頂に

2019年04月11日 09時34分52秒 | 珈琲

昨日の雪は結局一日降り続き、寒さと路面と車の多さを考え

結局走りに行くのをあきらめてしまいました。

それでもならばと出かけるいつものジムに行ってトレーニングするでもなく

寝床に就くととてつもなく変な夢を見たのでした。

なにかの方向性を示すかのようでいて意味不明なのですが、これは昨日自身のHPの

ページ改革に向け色々な情報を集める最中、ぶち当たったものに関係あるようです。

 

昨日さらっと書きましたが、スペシャルティを売りにしている現在の珈琲豆屋がはびこる中で

高いのにその豆の特性を十分に引き出せていない豆屋さんは意外と多いようだというのは

日頃感じるところで、そんなこともあり当店のような裏道の小さな店に足を運んでいただける

要因にもなっているのだろうと思いますが、そんな焙煎機で商売しているのと言う所も多いのです。

 

さらに複雑なのはちゃんとした業務用の釜でも焼けてない店も多く、やたら豆の特性とか

希少性を祀り上げスペシャルティとスタンダードとかコモデティといった豆の差をはっきりと

した違いがあるように断言しているところが殆どです。

 

そのように業者側を教育するため業者指導のカッピングセミナーなるものを定期的に行っています。

そこで教えられるのはスペシャルティの豆を誉めそやす言葉とその表現方法のようです。

その方法は宗教のマインドコントロールと同じで初級から上級とその段階を踏み、迷いなくその

システムに取り込む自分たちの側に取り入れる作業にしか見えません。というのは豆はそのセミナーや

資格なしで普通に買えるので、自分で焼き自分で判断できるはずです。

 

何もその表現方法を知らなくても違うものが本当にあるのならそれは感じられるはずです。

 

そもそもそこに出ていく人は違いが解らないから教わりに行っていると言えます。

 

つまり先日のお客様が言ったようにスペシャルティを売りにしているのにそのスペシャルな味が

ない店が多いのです。

それで、手編み焙煎など自分で焙煎してそこらの自家焙煎店より美味しい豆ができることで

焙煎にはまる人も増えているのです。最新の焙煎機はアプリで豆にあった焼き方をダウンロード

出来るというものです。これなどは焙煎の事を知らない人から見れば完璧なマシンの様に見えます。

何の努力もなく天才焙煎士の焼き方をそのまま再現できると信じて購入させ、豆も売り継続的な

商売が取り込まれているようです。送られてくる豆についているQRコードを読み取るとなると

自分で見つけた豆は焼けないのかという疑問がまず頭に浮かびます。

 

それにそんな科学的に作られた最新自動焙煎機ならちょっと考えればその機械は気圧や天候や気温まで

計測し、豆の水分量まで計算できるものなのかと考えます。焙煎士のレシピも自身のその日の天気と温度湿度、

焙煎曲線を記録した膨大なデーターがあるとそのレシピ作りにそれが生かされているという宣伝文句なので

機械にもそんな自然のデーターも日々観測して焙煎するのだろうと思いますが、まあそれはないでしょうね。

となるとそのレシピをわざわざダウンロードするほどの物なのかと簡単に解ってしまいます。

 

ただ仕組みとして消費者という何かと依頼して自分のために機械が天才焙煎士の技を使い美味しい

珈琲を作ってくれるというストーリーに金を払うという考えはよいと思います。

しかし、その結果に払った金銭と味に整合性が取れた物なのかは別問題です。ただ、これだけのことを

しているという前提しか示されていない点に消費者は注意すべきです。

 

ただ、これも先ほど言ったようにスペシャルティを売りにしているのにその味が伴わない店が多いと

いう事からこんな機械が売り出されるという事もできるのです。普通に美味しい珈琲が売られていれば

高い金で機械を自分で備えなくてもいろんな店に行って色々な味の豆をその都度選べばいいのです。

 

しかし、実際にはその味のいい店というのがなかなかないという現実が自分で焙煎する人を増やして

いるようです。

 

昨日見た自家焙煎店のブログでどこから豆を仕入れているという事まで手の内を明かす人がいて

プロの人でもその程度かという底の浅さを見るような、道理で美味しい店がないわけだというような

物も見つけました。使い勝手がいい商社とかが売りに出したエキセリソが売れてしまったという記事もあり、

そんな程度の情報しか持ってないで豆の仕入れとプロとして焙煎を売りに商売ができるものだと

思いました。

 

つまり、エキセリソというのはコロンビアの品質基準でスプレモの下の豆です。

最近トレンドとしてこのクラスの豆がスペシャルティとして売られていたりするので勘違いして

いるのかもしれませんが、コモディティと言い表している豆で商売してなおかつ味を売りにするのであれば

ブラジルならNO2、アフリカやマンデリンなどのG1のようなトップでなくていいわけです。実際輸入されている

コモディティはG4クラスまであり、あえて国名しか出さない店はそういう二番目三番目の豆て商売している可能性が

あります。

 

銀座の一真コーヒーが店で出しているのはブルーマウンテンNO1ではなくて、ビートたけしにはNO1を出したと

いうのをテレビで見た時には喫茶店でうまい珈琲がないのも当然だという思いをしました。

 

先のエキセリソでもQグレードをとっていたりアフリカの豆でもABクラスでもQグレード認証とかRA認証を受けて

いたりします。つまりスベシャルティとは国際認証や国際基準では自分たちの基準より高い豆で品質がいいと

言わないと売れない時代になったのです。そんなのはとっくに知っているという昔からの焙煎屋は安くてうまい味で

生き残ってきたのです。

 

それなのにスペシャルティのセミナーに行くとスタンダードの豆とは一線を画すはるかに良い豆だという刷り込みを

やっているのです。

 

さらにおかしいのは未だにブルーマウンテン信仰の人が多く、世界一の豆はブルーマウンテンと信じている人が

あまりに多いのです。スペシャルティの時代ではエスメラルダ農園のゲイシャが一番という評価は確立しているものの

商社はブルーマウンテンのブランドも捨てたくないためこの確立したブランドを自ら崩そうとはしません。依然

色々な農園名で売りに出し、空き樽をディスプレイ用に販売しています。

 

私は豆屋をやる前からブルマウンテンよりキューバの方がうまいと思っていましたし、クリスタルマウンテンの

味に更にそれを超える味があるのかと比べてきたという歴史もあります。

いまやキューバの最高品種ETLもほとんど持っている商社も問屋もなくそれでもTLは売られています。

これは喫茶店ではキューバをストレートで扱う店はこれを出しているんだなあと予想できます。

 

しかし、ここで言っておかなければならないのは同じ国の豆でもランクが違うと別の味になっていて

それはまずくなっているのではないという事です。

ところが、クリスタルマウンテンとETLは明らかにクリスタルマウンテンの方が何かにつけてグレード

アップしているのは誰でも感じられるでしょう。

 

ここが厄介なところです。

 

また商売としての成り立ちと現在の市況もこの厄介な関係にあり、天才焙煎士や全ての味を味わいわける味覚の

スペシャリストがもてはやされその人に選ばれた豆とか焼き方なんかより、実は世間一般の平凡な人が愛する

味こそが市場の求める味であり、いくら天才の人が認定する世界で唯一の豆でも人類の99%がまずいと感じたら

それはやはりまずいのです。スペシャルティのようにいくら点数化して見える化してもその数値変化にどれだけの

人が付いてこれるかにもかかっているのです。それは考えても直ぐにわかることですが、90点の豆と85点の豆に

どれだけの差があり、コモディティの70という数字の意味していることに果たして真実が介在するのかというのは

あまり意味を持たないことが。

 

でも、よそでいくら言われても感じなかったものが当店で試飲したら感じられたってお客様も私もうれしいことですよね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

積もる雪を見つめて

2019年04月10日 09時56分31秒 | 珈琲

春の雪は珍しいわけでもなく、梅の花に雪が積もる写真はよくあります。

春上旬の雪も珍しいわけでもありません。でも、満開の桜の木に雪は

ちょっと珍しいかも。

 

当店の庭の花の散った杏の木にも積もり出しました。

 

昨日はこのブログのアクセス履歴からふと他の焙煎関係の記事を読んでいると

そのスタイルと時代の変遷を感じ今のデザインや方法での存続ではいけないのでは

とふと感じ、改良に向け手を付けようと思うと何かと有料化というサービスを選択

しないといけないこともあり安易に動けないとなってしまうのでした。

 

副産物として検索方法の仕方というのがありました。今ではGoogleに興味のある

言葉とか人物名を入れると何万というページがヒットして結局ほしい情報に辿り

着かず、検索されているのは同じページばかりということになります。昔から

and検索とかor検索などのコマンド検索はありますし、やり方はGoogleにも出て

います。最近では知りたい言葉にどこ?とかとは?と人工知能に聞くような検索が

主流にもなっているようです。

 

ですが、あまり知られていないより濃い検索もあることが解りました。

 

やはりこれはcssの書き方とか最近変化の大きいHTML言語の勉強が必要かと

思うのでした。

 

こうしてブログを書いている最中にも杏の木がますます白くなってきました。

 

もうこう言う日は来店者も来ないだろうと思っているとそうでもなく雪をみて

思い出したとか珈琲を飲みたくなる人もいるのです。

 

こういう時にはしっかりと珈琲感のあるニカラグアなども良いものです。

 

最近このニカラグアらしい強い核のあるものと苦みの特長のあるものが少なく、

かつて安かったエルレクレオなども入らなくなってしまいしばらくは当店も

スペシャルティの豆しかなかったのです。

 

ここにきて前回も入れたサンタアナ農園はスペシャルティながらニカラグアらしさが

あり、中米のスペシャルティのようにブルボン系の軽さが売りの物とは違います。

 

それと合わせて飲みたいのはナチュラル系の豆でこういう豆は最近20Kとか30Kの

真空パックで送られてくるものが多く、日本の自家焙煎業者の釜が年々小型化するのを

知りそれを狙ったかのような少量高額高品種の品なのですが、これが高いだけと無視

するにはあまりある魅力があり、危険な誘惑にも満ちています。

 

というのはこういうナチュラルの豆というのは生豆の状態からフルーツ感のある香りや

フローラルな香りに包まれていて焼く前から楽しくなるものなのです。もちろん焼いているときにも

ウオッシュドの蒸れたような匂いはなく、良い香りがどんどんあふれてくるのです。

 

焼き上がりの酸味を予想させる鮮烈な刺激臭もフルーツの甘味を予想させる香りを含んで

いてとても気持ちが良いものです。

 

ただ、どうでしょうそんなに素晴らしいのならずっとそのナチュラルのスペシャルティの

真空パックを常備していれば済みそうですが、ことはそう簡単ではなく確かにそのフルーツ感と

甘みは魅力に違いありませんが、それも知ってしまえばそれで充分目的を達したとされれば

その夢心地もあとは冷めるだけです。ところがつかめそうでつかめないとする複雑さがあれば

それはまた別です。つまり日々変わる魅力を感じさせる豆というのがあり、その複雑さという

魅力を知ればもうそれに病みつきという事も理解されるでしょう。

 

これはいつものこの味というものを持ちつつ、また感じる複雑な酸の魅力があるそんなものが

良い珈琲でその代表がバカマラです。

 

複雑なのはこう文字で読みそれならばとナチュラルの高い豆を有名通販店やどこのモールにも入っている

有名スペシャルティ専門店で買って飲んでもそのように感じられるかというとそうでもないという現実です。

 

最近、その焙煎の妙も天才焙煎士のレシピを再現するアプリ付きの焙煎機などが売りに出ていて

さもこれで万全という商態に手の届く趣味として焙煎と味が身近になったかのようです。

 

先日当店に来店された方の言葉がここで思い起されます。

 

その方は珈琲が趣味で旅先で見つけた自家焙煎店もしくは目的の自家焙煎店で珈琲をまとめ買いする

のが趣味というのですが、当店で試飲した時に驚きの一言を漏らしたのです。

 

これが自慢とか宣伝で書くのではなく世の中に蔓延っているものの正体との比較なのですが、その方は

スペシャルティの店でいわれる花の香とか果物の香りというのが初めて感じられたというのです。

 

世の中のコーヒーは例えば缶コーヒーなど強烈な香料が入っていたり、ティーバックやおみやげの

フルーツティーなどは完全に人工の香が強く付けられています。つまり消費者はそれらにならされて

自然の香とか自然の匂いに敏感ではなくなっているのです。

 

それでも当店のガヨマウンテンを試飲され薔薇の香りを確かに感じると感動され、シャキッソにすみれの色を感じる

そういう共感覚にも似た感動を感じていただけるのです。

 

私がよく使う表現のチョコ感やモカマタリに感じるワイン感など皆さんに知っていただきたい味の世界は

残念ながら共通にどこでも感じられる状態に売られていない現実と客側の感性にも人口のにおいや味に慣らされた

人にはその差の妙まで感じていただけないのかもしれません。

 

これからもそれらを実感していただける人を増やしていこうと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

防人の歌

2019年04月09日 17時22分33秒 | 珈琲

色々衝撃の事実が明らかになるこの頃なのですが、そんなことを言っているのは

私だけで実は世の中は新時代をアピールして華々しく次の時代の幕開けを飾りたい

らしく、今日は朝のニュースは新札のデザインの発表があり何が何でも令和を盛り上げたいと

次々と繰り出される施策に感じられました。

 

ネットや朝のモーニングショウでは各地で令和の歓迎ムードや大宰府の賑わいなどとは別に

批判的な記事も目につき出しました。中でもこの令という字だけはいけないというものが多く、

皇室関係者や古代史研究の方なら令というのは皇太子の命令を指す言葉であり得ないというものが

ありました。しかし、大宝律令など令というのは法律一般を指すというのが現代語では通例であり、

批判は当たらないのではという感じもします。

 

それより私的には万葉集から出展したということで、前にも書いた有間皇子の歌の方が

大問題に感じて色々な人に話をするのですが、皆なんとも感じていないらしく反応は芳しく

ないのです。万葉集から出展ということと令という文字と色々と危ない方向に行くのではと

感じるのは私だけでしょうか。

 

秩父はこの防人の歌の歌碑がある地でもあり、防人が故郷に残した妻の事や夕日の事などを

歌ったりしていて、つまりは死出の旅路に就くという国の命ではるか遠い地に行かされて

自分の食い扶持は開墾して自給自足するなどそれは過酷な任務であり、一度旅立てば帰りは

三年という任期も守られる当てもなく、帰ってくる人など稀であっただろうことまで考えると

憲法改変を目指し、国防軍の明文化など防人の復活を暗示させるようなイメージまでしてくる

のでした。

 

そんなネットニュースやら自分のブログの検索元などを見ていたらその検索方法というのが

最近やたら変なページしか出てこない個人のページなどは全くヒットしない状況になにやら

見えない手のようなものを感じさせられて個人の思いはとかく弾かれていくようなそんな

感じもするのでした。

 

さて、そんな中インドネシアの豆は現在のガヨマウンテンとクィーンスマトラとどちらも

評判の豆ですが、マンデリンをいつも頼む人がそれではお客さん用に高級マンデリンである

クィーンスマトラをお願いしますという事にはならないようです。

 

つまり、マンデリンというのはケニアの代替品のように高くてあまりいい豆が少ないケニアより

安価でしっかり珈琲感を感じて飲めるという飲み心地を優先しているので、その高級感を感じる

ためにはマンデリンの上級品ではその役でないという事なのでしょう。

 

いやそれ以前にマンデリンは今年に入り、高値で安定していてあるにはあるが高い豆に

変わり、それでもマンデリンの人気に変化はなく、中米の豆より断然普段飲みにしている

人は多いのです。

 

ただここでお断りしておかなければならないのは酸味が嫌いなのでマンデリンを下さいという方には

当店では当店のマンデリンは酸味がありますからとお勧めしません。

 

詳しくは試飲していただくしかないのですが試飲は三時まで受け付けています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする