King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

作るべき味

2017年10月26日 11時37分54秒 | 珈琲
行楽シーズン真っ盛りということで
秩父でも週末を中心にイベントがたくさん
執り行われています。

ですが、ここのところの天候は台風や雨と
イベントが中止になったりもしました。

日々のランニングも雨の中を走ることが
多く、距離もいつもより短めになりがちです。

それでも雨の中走れば雨の風情をいつもより
強く感じより地球と一体、宇宙と一体となった
感じをうけます。

新聞に九条を読み込んだ短歌が掲載されない
ことを不服とした裁判のことを読み、ラジオで
聞いた時とまた違った印象を持ちました。

このようにテレビラジオのニュースも改めて
文字で記者の視点からの文字情報だと自身での
消化するスピードも変化してまた違ったものになる
のだなと思いました。

新聞はネット情報の広がりからなかなか目にする
機会も意欲も減ってきていますが、時には必要だなと
思えました。

それと同時にそれらのニュースを一時全くシャット
ダウンしてみるのもまたその変化を感じて効果があり
ます。

昨日紹介の特別なブレンドですが、これが意外と
万人に簡単に訴えられるものがあり、もしかしたら
ハウスブレンドとか導入の味としてもっと色々な機会に
供給したらどうだろうかと思えてきました。

これにはもう少しデータが必要ですが、いつもこのブレンドを
飲むとあともう一杯という感じがして珈琲を挟んでの会話にも
うってつけな感じがしてなりません。

しばらくやっていなかった出張販売やイベント販売も
このブレンドとスペシャルティの提供と合わせて売る
当店のスタイルのデモにうってつけな感じがしてこれは
次の段階のきっかけにしようかと思い出しました。
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新しいブレンド

2017年10月25日 11時11分56秒 | 珈琲
台風21号が各地に爪痕を残し、しばらく暖かい日晴天
が続くという予報が一転また雨が降っています。

当店の庭にある杏子の木も台風ですっかり葉を落とし、
黒坂のマンホールなどは昨日の深夜になっても蓋から
雨水が噴出していました。

そんな中、朝飲む珈琲は『秋麗』よりもっと深く広がる
珈琲が飲みたいと特別なブレンドを作りました。

昨年もこんな感じで来月11月は木枯らしとしました。

厚みと広がりを持つという難しいオーダーに特別な豆を
必要となりますが、さらにそれにまた一工夫の豆によって
それは実現します。

また一つの方法としていつもは使わないロブスタ種を
使うという手もあります。

ロブスタ種でなくても似た目的で似た効果を出すことの
できる豆もあり、昨年はこの方法を使いましたが、これは
ある誤解も招くこともあり、一般に使えないということも
感じました。

というわけでその方法のブレンドはほとんど当店に直接
いらした方にこういうのもあるんですよと味わっていただく
時にしか使われれません。

ほとんど自宅用ですが、葉の落ちた木々を眺めながら
降り続く雨を音を聞くにはよい味で、ついお代わりを
してしまいます。

そんな深い味の珈琲をあじわいつつ、入ってくる注文は
逆のすんなりと飲める味のものでできればブルーマウンテンを
なんてことが続きました。

ブルーマウンテンは以前より手に入りやすくなりましたが、
まだ本物のNO.1は高いので、味と値段にそぐわないこと
はなはだしいのは相変わらずなので、手持ちのクリスタル
マウンテンを勧めます。

ただ、こちらの方が甘みが強いので昔のブルーマウンテン
の酸味を求める人にはこれではだめとなります。

同じティビカ種で、コロンビアの昔ながらの製法の特別な豆と
パプアニューギニアのプレミアムでより味の良いものがあり
ます。

人によってはメキシコやドミニカが同じ味だという人も
います。

深まる秋に何を思い何を求めるかは人それぞれですが、
珈琲一杯に憩いを求める気持ちは持ちたいものです。


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『バーリーシール』鑑賞

2017年10月22日 23時55分54秒 | 映画
ERを見てまたも見つけてしまいました。

Major Crimesの Mary McDonnellがカーターの
お母さん役で出ていました。

老けていてさえない役だったので颯爽とした
メジャークライムでの所長役と同じ人と確信
するのに時間がかかりました。

映画『proof』のグイネスバルトゥーも表情の作り方
などから『ホームランド』のクレアディンズだと
思っていたらこれは別人でした。

さて、前回『ザ・マミー』を見た時にこの『バーリーシール』
の予告編を見ていました。

アメリカをはめた天才パイロットということで大々的に
宣伝されていますが、見た感じはただの犯罪者の映画で
天才パイロットの活躍というか天才ぶりが伝わってこない
ただの密輸屋でそれがものすごいほど繁盛してもろもろの
ホローが得られず、使いつぶされた権力の手先で結局いいこと
はない一生だったという物語です。

アメリカをはめた男というコピーとともに予告編では
ザ・マミーより面白そうとおもったものの見てみれば
アメリカってこんなことばかりしてるんだという大国
なんてこんなものという感想と今の選挙の結果が被る
ものがあり降り続ける雨とともにすっきりとしない映画の
帰り道となりました。

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秘蔵中の秘蔵豆

2017年10月19日 16時27分19秒 | 珈琲
いくつかの出来事の末、突然やってきた遠来の
お客様からこれこれの豆を焼いてくれと注文が
あり、この秋雨前線の中訪れる人もなくなった
当店はその注文にこたえることになりました。

この際だからといくつかの秘蔵豆も焼いてみたものの
この雨がどうやら来週の初めまで続くというので
せっかくの豆も週末どれだけはけるかも心もとなく
なってきました。

晴天であれば、ハイキングや銘仙館からも匂いを
追って来店者があるのですが、冷たい雨が続くと
めっきりと来店者が減ります。

まあこれも裏通りにある当店の宿命であり、定期的に
買われる方には配達やメール便で対応しているので、
結局試飲に来てくれる方との会話を恋しく感じてこんな
雨を恨むことを書いているのかといぶかりながら
過去の発言を思い起こすとヘーゲルの不確定性原理で
証明されたように現宇宙の証明は不可能という結論が
あり、何事も証明不可能という証明ができたことを
思い出します。

それでも日々飲む珈琲は必要ですし、日々発見し、
知りえなかった世界がまた広がるというのは当分つづき、
行きつき止まることはないというのが実感です。

そんな時々にさらに彩を与える秘蔵豆味わってみて
ください。
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思い出した名前

2017年10月14日 14時34分23秒 | 珈琲
テレビでブレードランナーの予告を始めて
2046年の話なんだと改めて思う中、前回の
2019年なんて再来年だと思うとやはり続編は
作っておきたいところなんだろうかと変に
納得しました。

と同時に、リドリースコットのアンドロイド感
があの未来からやってくる機械たちと違うなと
思うのでした。

ジェームズキャメロンのターミネーターは機械
化した人間は金属の骨格を持っていて、核の
燃料電池で動くというものでした。

リドリースコットのアンドロイドはips細胞を
使ったようなポリカーボネイトの構造体に細胞を
めぐらして作っているかのような映像をウォールター
誕生として作っています。

ところで、こういったことを考えた時にこの
ジェームズキャメロンの名前がなかなか出てこず
それでもタイタニックもそうだとかアバターも
そうだったとかいろいろと思い出すうちに出てきて
最近来店された方もガヨマウンテンという昔よく
かかわった豆を全く違う味で知らしめてくれたと
わざわざ遠くから来店されたお客様がいらして、
思い出すということについてすごい感謝されました。

それがきっかけで昔の思い出から青春のシーンまで
ことごとく鮮明に鮮烈に思い出し、新に秩父という
地とガヨマウンテンの香りと味とともに記憶し、
全く新しい思い出ができたと喜んでいただきました。

最近では体にチップを埋め込んだり、脳に信号や刺激
を加える装置を埋め込んだサイボーグ的治療が普及し
今までは治らない病気も難病も劇的回復を見せる
例や本当にips細胞による人体改造も現実身をみせて
きました。

人体130才限界説も俄かに崩壊するのではと感じる
老化とそれを克服するもろもろの研究に果たして
どこまで生きるようにすれば満足が行くのかと気に
なる未来が出来しそうです。

そう思うのも実際身近に急速に健康を害され
糖尿病になり、私より若い人が一気に老人と化し
脳梗塞やら合併症に苦しんでいる姿を目にしたり
して、人間の未来なんて実にもろくしっかりとした
ものを早くから築いていないといつあしもとから
ぐずぐずと崩れてしまうかもしれないという危機感を
抱きました。

それも自身、思い出せない人の名とかそんなシーンが
増えたことによるものでしょう。
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予定外れの曇り空に

2017年10月11日 11時34分51秒 | 珈琲
かつての東京オリンピックの開会式の時に
五輪マークを描く自衛隊機の機影を実況する
アナウンサーは日本中の青空を集めたような空にと
その時の空の色を実況しました。

日本の晴れの特異日として五輪の開会日も決められた
といいます。

そして、昨日もよく晴れて今日もその続きのはずでしたが、
なんとだんだん曇ってきてしまいました。

これで色々予定が狂ってきました。

といってももう午後店を閉めたら公園に走りに行く
ぐらいしか予定もないのです。

その公園もだんだん走り出す時間を早くしており、
月の出も遅いようで暗くなってからの闇の深さが
だんだん深く星明りの夜までの時間も長くなって
闇の中を走る時間を避けようとしています。

いつもは夜専門で暗くなってから走り出すような
感じでしたが、いろいろと時間的制約とか要因も
重なりやはり夕方の道路の混雑を避け快適な公園に
逃げたりしているのです。

日が落ちた時に一瞬虫たちも押し黙るひと時があり、
花の香りもひと段落した今の時期何かがリセットされ
つつあるのを感じます。

こんな時に合う珈琲のイメージがアンデスマウンテンです。

そして、より積極的にはクィーンスマトラを選びます。

季節が進みより涼しくなってきたころには
ガツンと来る味も恋しくなってきます。

それを思い出させるこの予定外の曇り空でした。
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夏の残り

2017年10月11日 10時24分59秒 | 日々のこと
突如の衆議院解散から新党結成と野党第一党の
民進党の分裂と次から次に起こる政変ですが、
実際の市民生活としてはあまりにかけ離れどこで
何をだれがどうしてるのかの実感もありません。

昨日は体育の日だった日ですが、最高温度が28度
になるという終わった夏がまだぶり返したような
日で、かつての東京オリンピックの日には最高温度が
20度ほどだったというラジオの声にまた温暖化という
言葉ではかたずけられないものを感じるのでした。

さて先日見た『エイリアンコヴェナント』ですが、
『プロメテウス』の続きということで、それでも
すでに何年もたつのでその印象もかすんでいる
なかみたという報告を前回書きましたが、ネットで
みるとプロメテウス後の世界を描いた続編の短編映像が
あり、さらに日本語字幕を付けたものも画像サイトに
アップされているのを見つけました。

そして、かつてプロメテウスで創造主に遭遇して
不老不死の方法を聞くといきなりこんなものを造り
やがってとばかりにアンドロイドの首をちぎって
しまったあのシーンを思い出しました。

その首をもがれたのが今回コヴェナントで遭遇する
デヴィットです。

だから予備知識がまるでないとなんでこいつが
ここにいるのか解らないし、なんでこいつがここにいるの
というのが解る人は逆にプロメテウスを知っている人で
その後の短編を見ないと物語の存続性に気が回らない
のです。

ですが、エイリアンコブェナントととなっていることから
これはエイリアンシリーズであるということで見ている人には
当然エイリアンの1.2のストーリー展開は理解されていると
いう前提があれば、これはリプリーがなぜエイリアンに
出会うことになったのかを知る物語なのだというのは
おのずと解っていることで、それ以上にエイリアン1.2の
流れのアンドロイドが起こす事件とその修正という流れが
まるで同じことやプロメテウスで創造主に出会うけれど
絶望的な答え、もしくは望むものは得られないという
シーンはブレードランナーでも同じようなシーンがあり、
何かの神話でもあったような繰り返し描かれるテーマの
ようでもあります。

つまり、プロメテウスを見てなくても楽しめるし、
エイリアンを知らなくても楽しめる構造なうえに
知っている人には知っている人でさらに楽しめる
ように短編まで用意してあるということなんでしょう。

プロメテウスでは有名俳優が多数出ていたのに
コヴェナントでは主役級の有名俳優がいるわけでも
なく、お金が無くなって有名な人は使えなくなって
セットなどにお金を使ったのかというような感じが
うかがえます。

さて、ここでリプリーがエイリアンに接触する以前を
描いたということだといくつかの矛盾点が見られます。

一番の疑問と違和感を感じるのは、最初に作られた
アンドロイドのデヴィッドですが、エイリアンの時の
アンドロイドより若く格闘能力もあり、それがのちの世代
ははげかかったおっさんであり、それが頼りになる
忠実なしもべ的な活躍をするというのはやはりパラドックス
な構造を感じます。

さらにコヴェナントは移住船という設定で地球はもはや
住めなくなったのでよりよい環境な星に行かなくては
ならなくなったので出てきたと思われます。

しかし、エイリアンシリーズは地球が企業が支配する
星として完全に存在しており、それにエイリアンが
突入してしまうというところで終わっているのです。

エイリアンシリーズはいろいろな監督が撮ってああいう
ことになったので、本家がその元を描くということで
出たシリーズがコヴェナントでまあ屋上屋を架すような
ことになっているのです。

でも、お城の唐破風や千鳥破風がいっぱいついてるの
好きです。五重塔とかも。だから今月のブレードランナー
2049も見に行きます。
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月と珈琲とオリオン

2017年10月10日 11時23分31秒 | 珈琲
先日は11月の気温になったかと思えば
今日はまた30度近くになるという激しい
気温差になっています。

とはいえ朝晩はやはり涼しく夜には冬の星座の
オリオンが輝いています。

今月の季節のブレンド『秋麗』はいつもと違った
コンセプトで特別な豆でブレンドしました。

詳しいことや特別な点はご来店の時に説明いたしますが、
とにかく香りと味ともに今の季節にふさわしい輝く秋に
寄せる味となっております。

深い味の広がりと甘みと酸味の調和など冬に向かう
今の時期に秋の様々な味覚とともに味わうに足る味に
なっております。

深まる秋とともに様々な味覚が味わえ月の美しい
今の季節は自然の変化を感じその豊かさに心から
癒され実りの実感とともに少し自分の成長も感じて
みるというそんな心に移ろいを映すときに心を静かに
落ち着かせる珈琲があなたにいつも寄り添い存在する
そんな珈琲を目指しています。

直接ご来店いただければ、焼いた豆もストックしています。

また、銘柄やお好みの指定も承っています。

在庫の豆はお問い合わせください。

遠隔の方は、いつもお任せでレターパックで500g二銘柄
の注文の方がほとんどです。

このレターパックで2500円以上、宅急便では3500円以上
送料無料になります。お支払いは同梱の郵便振替用紙にて
お願いします。

ゆうちょ銀行同士なら月五回以内送料無料です。ご活用
ください。

尚お問い合わせはこのブログのメッセージを送るのところ
からどうぞ。

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『エイリアンコヴェナント』鑑賞

2017年10月05日 11時09分24秒 | 映画
前回、予告編で見たリドリースコットのエイリアンという
ことでたのしみにしていた『エイリアンコヴェナント』を
見てきました。

エイリアンはシリーズで続いていてリプリーに転移させて
よいよエイリアンが地球に到達するというところでこの
シリーズは完結されたようで、『プロメテウス』がつくられ
人類が最初にエイリアンと接触するところが作られるように
なったのですが、これはその続編かというと行方不明の
宇宙船とショー博士というのは同じなのですが、生き残った
アンドロイドとつながりがあるものの続編的なイメージの
つながりがないのです。

地球を狙った巨人種のエイリアン攻撃は博士たちの活躍で
そしされ逆に巨人種の星に旅立ったはずで、その星での
巨人種との戦いがあるのかと思えば最初のシーンはどこか
解らない星でのアンドロイドとその創造者の会話のシーンから
始まり、このシリーズでのアンドロイドは警句と同じで
とにかく危険の元なのです。

そして続編では初期版は欠陥品で続編ではより改良され
今度はよい方になっていてリプリーを助けるという展開
なのですが、今回もそういう展開なのです。

ただ、続き方としてはやはり地球に送り込むために
エイリアンが作られてしまうという方向がやはり
テーマとなり、リプリーが宇宙での労働者という設定で
運搬船の乗組員なのに対して今回のコブェナント号は
宇宙移住船で、オリガエ6を目指してハイパー睡眠中
の移動中、事故で目が覚めてしまうのですが、その時に
船長やクルーの何人かが死に宇宙船を修理するのですが、
その時に不思議な信号を受信するという展開です。

CMや予告編では地球に住めなくなって移住した人々を
襲うエイリアンということで紹介されますが、ここで
どの程度人類が宇宙に行き来しどの程度の科学力に
なったのかが疑問にあがります。

宇宙移住船ということなので、地球がもはや住め
なくなったかより行き来しやすくなったために
出てきたと思われますが、まずおかしい点が宇宙船
が無重力じゃない点です。

また、船内で起きているアンドロイドは人造とはいえ
生命体なはずでそれならば機械でない以上エネルギーの
補給と睡眠が必要でない理由もなくてはならないはずで、
機械化人間なのか全くの違う生命体なのかの説明がない
のです。

最初のシリーズでは牛乳のような体液と素早く正確な
動作など機械化されたような身体能力などが説明され
ていました。

今回の場合、やはり改良型と初期型というテーマがあり、
創造することを禁じられたという哲学的な思想背景など
もでてきます。つまり人工知能的な部分もテーマになって
来ています。

題名のコヴェナントという宇宙船の意味もすべて解決して
またハイパー睡眠に入る時にああそういうことだったのかと
思うような仕組みになっており、なにかとエイリアンシリーズ
のお約束を踏襲するような作りで、働く機械と、エアシューター
でのエイリアン放出というお決まりのシーンがあります。

いつも感じるのは、SFでは定番のジャンプというワープ航法
がでてきますが、宇宙船の中の重力という基本的な重力まで
操るエネルギー科学があることと空間を飛び越えるまでの
科学力に必要なエネルギーを操る力なわりに船内の機械は
いまだ21世紀のままなのです。

エイリアンに対する武器もいつも自動小銃くらいで進歩がなく
ストリーとしての新しさがまるでないのです。

一度受けたからずっと繰り返しやっているという頑固さが
一人の監督の持ちネタで定番ということなのでしょう。

だからかどうか今月リドリースコットのブレードランナー
がまた発表されます。なんとハリソンフォードもそのまま
出てくるという同じネタにこだわる姿勢です。

そして今回唯一の変化として、エイリアンが鳴き声を上げる
ことと音に反応するということです。

音により調教も可能という感じで、武器としての生命兵器
ということだとかなりの恐怖を感じます。

もともとこの恐怖感こそがこのシリーズの根源で止められない
強大な異星人に対して人類のなせる技はというテーマもあり、
団結と犠牲という行動が見られるのですが、一対一で対峙する
シーンが今回は多く、すると死亡フラッグが際立ち、あ、これ
はやられちゃうとわかっちゃうのです。

副官の女性にリプリーほどのヒーロー感がなく、ティーと
呼ばれる飛行士にいくらか存在感があっただけでした。

それなのにこの続編はもうすでに制作が決まっているのだとか
それまで監督の健康が保たれるのかが気になります。かなりの
高齢なので。
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あなたの衝動の補完組織

2017年10月05日 10時06分39秒 | 珈琲
世のお父さんは、少なからず自分のお気に入り
の店を持っているものです。

農業とか食の提供というのは何かと手間がかかります。

世のお父さんのほとんどはサラリーマンとして
会社員という組織に属す労働者で、法律で管理された
労働時間内で働き、賃金を得ているわけです。

しかし、農業就労者やサービスを提供する自営業者の
ほとんどは常に作物やサービス受給者のことを考え、
労働とは言えないような見守るとか気を使い続ける
ことが必要で、時給いくらで測れない労働を強いられ
ます。

食などもその側面があり、コメや麦などの穀類は
実がなれば刈って終わりということでなく、刈り取っても
おいしく食べるには水分量とか面倒な管理が必要です。

食の材料にはとかくそのような手間がかかり、時には
自然の力と、微生物の力を借りて食物へと変化させる
ため、ふとこの季節あれが食べたいとなってもすぐには
用意できないこともあります。

例えば、今の時期の満月にはお月見ということで
団子が食べたいとなってもおいしい団子をつくるには
おいしい餡が必須で、それは何日も用意に必要になり
ふと食べたいとなってもお店で買うしかなくなります。

料理にはとかく下ごしらえや食材の用意に手間がかかり、
何日も前から発酵させたり、カビをつけたりという
手間を必要とするものがあり、すぐあの料理が食べたい
となっても実際に作って食べるまでにその気分でなくなって
しまうこともあります。

そんなこともあり、その食材の用意をあらかじめして
販売していることもあります。

そもそも今あの料理やあの味が食べたいとなったときに
その補完を果たしてくれるのが、お菓子屋さんや
飲食店での提供ですが、自分で作るしかないとか
かつてのあの店の味というプロでもなかなか提供できない
老舗の味というのもあり、そこに潜む問題点も
見えてきます。

私が懸念するのは、秩父ではやっている店の売りは
なんなのかということです。

最近はどの町でも街並みというのが、全国展開の
お店とファミレスやコンビニといったありきたりな
風景になっており、確実に失われてしまったものに
なっています。

今あの味が食べたいという補完組織のそういう店舗群の
はずが行列ができてすぐ食べられないとなると何か
目的が損なわれている感じです。

都内の有名寿司屋とか海辺の寿司屋と仕事内容が
違うようにそれぞれ提供しているサービスと質に
どれだけ味という裏付けがあるかそもそものツボ
は何なのかというのを最近痛烈に感じます。

私はどうしてもそのツボを押さえて手間暇を惜しまぬ
変わらぬ姿勢があるかないかで味につながっている
店、もしくは味に表れているところが肝要だと常々
思います。

派手さのない老舗が好きだったり、京の独特の食に
興味があったりするのもそのためです。

そんな考えと日々季節を感じながら走ることが
当店の基本です。

そして驚きの味を時には生み出すこともできます。

結構珈琲豆を見た目で判断している人も多く、ただ
大きく均等に同じ焼き色で膨らんでいる豆が新鮮で
おいしいと思っている方が多く、誤ったコメントも
いただきます。

例えば、豆が濡れたように光っていたりすると古い豆
と思う人もいるようです。

これは焼の深さや熱の伝わり方とか夏場の豆に
よくあらわれることですが、焼いた直後でも
脂分が出て光ったり濡れたように見えたりします。

さらにお湯を挿して膨らまないという苦情を頂く
こともありますが、ブレンドにより一、二週間
寝かせたり熱の加え方でとにかく膨らませること
だけでないじっくりハゼの調整までして出す味と
香りがあったりします。

つまりは狙った豆の味ということですが、お客様に
より期待しているものが違うこともあるということで
当店では味と手間と季節感に合うものの提供であると
いうことを訴えて納得いただくしかありません。

そんな中お客様にお届けする新発見やこんな豆も
ありますという成果もあるわけで今回の『秋麗』にも
詰まっています。
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秋麗にみるもの

2017年10月04日 15時41分29秒 | 珈琲
十五夜の今日。

あいにく雲が多く月は期待できないかも。

昔漱石が英語教師のころ、I LOVE YOU.を訳せと
いい、生徒が我汝を愛すと答えると日本では
月がきれいですねだと教えたといいます。

古来から月をめでてきた日本人は愛を語る術として
か、月をテーマにした物語や月を眺める舞台装置は
数々あります。

月に団子、花に甘茶と語るには何かと添え物も
必須です。

色々と様々に思いは至るのですが、今回の季節のブレンドは
ちょっと特別な豆を使用しました。

香りも独特、今時珍しい大粒豆ばかりを使用し贅沢な
仕上がりです。

まさにこれからの季節を味わうにはふさわしいものです。

詳しい話を聞きたい方はまた試飲の時にでも。
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ブームに乗っからない姿勢

2017年10月03日 13時37分23秒 | 珈琲
観光地秩父の最近の状況とか秩父の食をみた
ときになにかと商工会などの団体の指導する
動向とかに乗っかるメニューとか話題つくり
に遭遇します。

例えばどこにでもあるダムカレーとか
雲海何々とかそういうものを見るたび
店のオーナーとしてもっと自由で自分の食のテーマとか
主張する味とか気に入ったものがないのかと
思うのです。

まあ他人のやることにとやかく言ったり、地域
一丸となっているのにそんなのとつい言ってしまう
ことに対してはいろいろ批判もあると思いますが
全体的に秩父の祭りが何でこんなに多くて特にこの
秋の時期にはイベントだらけなのに、そのどれもが
新鮮味も継続にたいしてシンパシィも感じないのは
なぜでしょうか。

それでも私はいつも毎月季節のブレンドを発表し、
その時の季節をどう感じ、どう表現しようとしたのか
書かずにはおられず、もし私が飲食店をやったなら
メニューには全国の今食べたい食材や料理にすると
思うのです。

何で秩父で、京野菜のカレーとか京の奈良漬けとか
ゴルゴンゾーラとか使うのかといわれようと絶対今
味わうなら本当の本物の味わいで季節に合わせた旬を
味わいたいからです。

炭火で焼いたさんまとか。

新米のおにぎりとか。厚切りのサケの切り身と色々な
キノコを入れたけんちん汁とか思っただけでじゅると
なるようなものを出すでしょう。

そんな料理の数々と日々飲む珈琲についても漫然と
ブラジルとかコロンビアとか何々農園のブルボン種とか
商社の売り込みのままに品ぞろえすることはできません。

今あの料理やこんな秋のシーンにはこれの珈琲だと
常に考え、季節にあったというより日々の生活に
この珈琲という思いで焼いています。

そして、そんななかから日々発見があり、工夫があります。

珈琲の甘味と苦みに対してもフルーティーに感じる風味に
対しても香りから連想する様々な味についてもです。

最近感じるのは熟成という言葉についてまた発見というか
新味の体験のようなものがあり、今月のブレンドに生かされ
ました。

試飲は毎日三時までにご来店で可能です。
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今月の季節のブレンドは

2017年10月03日 13時19分03秒 | 珈琲
各地で霜や初冠雪の知らせが届くようになりました。

よいよ季節は深まって年末に向けあわただしく
秋も深まっていきます。

秩父地方は祭りが多く、今の時期どこかしらでお祭りの
花火が揚がります。

そんな中、今月の季節のブレンドは見事に移り変わりを
見せるその変化にあわせ特別な豆で表現してみました。

今月の季節のブレンド『秀麗』です。

あなたはこの季節にどんな姿を見ますか。
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