King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今見ているアマゾンビデオ

2021年03月31日 15時39分31秒 | 映画

今現在の当店の珈琲の在庫はどれも素晴らしいものばかりで

よくもまあこう連続でよい豆に当たると思えるほどの豆ばかりです。

熊木の頃はそれぞれを試飲していただき、その国の事情から最近豆の

流行りようや味の傾向など詳しく説明していたのですが、コロナですっかり

試飲タイムが減り、接客時間も短くせよとの行政のコロナ対策のおかげで

なんともそっけないものとなってしまっています。

 

それなのに、このブログで読んだとその意味を問う方や、あらためて説明を

聞きたいという方もいて最近はお客様の向上心というか豆に通じた方が増えた

ように感じます。

 

ニカラグアの傾向などもそれに即してよりスペシャルティとしての質を上げたと

いえますし、その味の変化とそれでもなくならない特徴をとらえているとまた

楽しいものです。ただ、それが一般に説明てもなかなか理解されていないのも

感じるのでやはりそういったところは試飲で説明したいところです。

 

さて、そんな珈琲時間ですが、そもそも私の珈琲に対する味とその向上の源泉は

日々の感動にあると思っていました。ですから、音楽会や展覧会などで上質な芸術作品にふれ

いつも感動を新たにすることは必須なこととし常に心掛けていたところです。

ところがこの一年コロナ禍で世の中一変し、各催しものはすべて中止になり、展覧会

さえも中止になっていました。

 

バスケットの試合や練習もできなくなってそんな中、日々ある珈琲を飲んでホッとする

豊かな時間だけはつづき、より一層その豊かさとありがたみを感じたりしました。

そして思ったのはいつもあった当たり前のことがなくなってもそれを求める心や探求する

こころがあればどこかでつながり、どこでもまた感動する心と通じるということです。

 

この間のBS放送復活の事件は私にコロナ禍も同じでコロナ収束で元に戻っても結局それは

待ち焦がれそうなればより強い喜びと新たな視点などが現れると考えていましたが、この

事件でそれは一年前に当たり前のことが当たり前に戻っただけで何の感慨ももたらさなかった

とおり、コロナ収束後の世界もなんとなく予想がついてしまいました。

 

そればかりか、人類はもっと違うことを考えて世の中を変えていかなくてはならないのも

強く感じました。

 

さて、そんな中私の今の自由時間で触れたものを書いておくとアマゾンで見るビデオで

『ミスターロボット』が強く印象に残り楽しめました。

これは2015年の米が舞台でもう何年も前から私のお気に入りリストに入っていた作品ですが、

よいよ見るものがなくなり見始めたのです。

 

題名からアンドロイドがAIの暴走で人類と対峙するような物語りだとずっと思ってみる気

もしなかったのですが、いざみてみると実にスリリングで現代を切り取っているという物語

で気に入りました。

 

話は正義のハッカーの物語で昼は普通に働き、夜はそのハッキングの技術で悪人を摘発しては

匿名で通報しているという正義の味方の話ということなのですが、実のところその悪と戦う

対象が最初は字幕では悪魔コープといわれている企業なのですが、それがはなしがすすむと

Eコープに変わり、そもそもその悪魔コープの重役が環境破壊があるのを承知で放置したため

死んだ親の敵を討つという話から始まり、いつのまにかそのサーバーが中国にありそこのデータを

消すために国際的ハッカー集団の手を借りてそれがいつのまにか世界の実権を握ろうとする

中国の政治家とその手先のハッカー軍団という構図にすり替わり、それを止められるのが

主人公しかいないという戦いになるのですが、そもそも誰と戦い誰が味方でというのが

ころころと変わり、主人公は刑務所に入ったり警察に追われテロを主導したりということで

何が正義で何が悪なのかというのも物語についていくのと同様重要なテーマとなります。

 

主人公の父親役がクリスチャンスレーターでどこかで見た顔だと思ったら年取ったなあと

思っているうちその存在感を増していくのはさすがたと思いました。プロデュースにも

名が挙がっていました。

 

印象深いのはドミニカのギャングにつかまり自分をニューヨークを牛耳るボスにしろと

言われ協力を迫られるのですが、企業は銀行の言いなりでみんな誰かの借金のかたに

抑えられており、何一つ自由な人などいないというところが資本主義の本質を突く言葉として

響きます。このドラマの本質というかスタイルは昔のチャップリンやキートンの映画と同じで

追っかけっこなのです。

 

そして痛快に感じるのは、主人公が強大な敵に対峙しいつもギリギリな戦いと逃走を強いられ

ているのに警察にも敵にも捕まらないで逃げ切るのです。

その警察と逃亡シーンは今までの映画史にもないようなアクションでただ走ってにげるだけ

なのに実によくできたシーンなのです。普通現実世界では警察に追いかけられた逃走犯は

空からも見張られ無線で先回りされその数の多さからも逃れられないのが普通です。

 

それが走って車にひかれそうになりながら人にぶつかり崖を転がり逃げ切るのです。

これが人々が見たがっているものなのだという気がしてきます。何物にも捉えられず

逃げ切る行動力と圧倒的な力特別な能力が危うい世界と現代をあぶりだすのです。

 

先日訪れた久しぶりなお客様がブルーマウンテンはありますかという質問でした。

これは未だに古いコーヒーファンの方から寄せられる現代を知らない人の問いです。

 

根強いブルーマウンテン信仰も現在の状況を知らないで発せられているのか、世が

スペシャルティブームで世界がパナマのゲイシャに熱狂して次のゲイシャを探す

中で発せられるのとはまた問題が違うのですが、秩父で聞かれるこの問いの場合、

前者のものが多く、ただ単に高いコーヒーが欲しいだけという単純な帰結におどろく

ほどのつまらないはなしですが、まあそれを詰まらないとできないところがコーヒーの

話です。

 

単純に飲めば解る話とずっと思ってやってきましたが、ことはそんなことに収まらないのです。

なんでも権威とか名前とか虚無のものに支配されていることもあるのです。それが簡単に

はらせると思って試飲という方法でやってきましたが、またよい豆を安く提供することや

味に基づいた値段設定もずっと心掛けてきたことであり、今の200g5000円のブルーマウンテン

など売る気になれません。ところが当店のイルガチェフのたった1700円でこの味はどう言い表したら

いいのでしょう。コンテストやカップオブエクセレンスでいくらでも高い豆はありますが、

うまくなければ意味がないのです。ということでずっとやってきました。当店にもカップオブエクセレンスや

コンテスト豆は実は秘蔵されています。ブルーマウンテンも1K程度はいつも持ってはいたのです。

私のように自分の舌でその違いを確かめたいという人のためにとっておいたのです。まあそれも

そろそろ使命を終えたと感じて現在の状態になったのですが、それでもなくならないブルーマウンテンの

注文というのは不思議なものです。どうしてもということならいつでも入れられるのでいくらでも

高くてもいいからという方は注文してみてください。

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桜満開と『推し、燃ゆ』読了

2021年03月25日 10時57分11秒 | 読書

昨日の夜ランニングにでると営業を始めた飲み屋の明かりとそぞろ歩く

酔客が目立ち、開いてる店も今までになく人であふれていました。

ニュースでは先週を上回る感染者だと報じ、桜の名所に人があふれる映像も

見られます。既にリバウンドが始まっているかのような報道の中、今朝は

聖火リレーがスタートしたと報じられましたが、そのよそよそしさととって

付けたような復興ということで福島スタートという虚構も同感も共感もない

映像となっていました。

 

なぜあの時中止にしなかったのかとならないといいのですが。

 

まあ海外からの観客を諦め、それでもやる意味があるのかとつくづく思うのでした。

前にも書いたようにオリンピック需要とは主に道路や施設の建設需要でそれらは

もう完成しており、恩恵は受けているのです。あとはインバウンド需要ですが、それは

海外からの観客でそれらを受け入れないことになった以上、あるのは感染の拡大の

危険しかないのです。それでもやるのかというのはもはやIOCのマフィアのような

拝金主義のためとしか思えません。

 

今の自由時間はアマゾンビデオでは『ミスターロボット』で、読書時間は文芸春秋でした。

その文藝春秋は芥川賞発表の刊で買われたものですが、実はもうその目的というか最近の

受賞作に魅力はなく読む気もなかったのですが、家人がおうち時間充実にと買ってきたもので

久しぶりに受賞作を読むことになりました。

 

宇佐見りん『推し、燃ゆ』です。

 

ニュースで受賞の報を聞いた時にはその名前から興味があったのですが、直ぐに今までの経験上

やはりいいかと思ったのです。そして、実際に読んでみてもそれは変わりませんでした。

アイドルを支持し貢ぐことで生活が成り立つ高校生がそのアイドルが引退してしまうことになり

陥る顛末と自己発見という物語としてはよくあるものです。ただ、アイドルを推すという気持ちとか

それにのみ生きる意味を見出すという特殊ケースが共感を生むかというとそれは甚だ無理なものと

いうのが現実ではないでしょうか。

 

それに推しを研究し分析した結果をブログに書き一定の読者も得てガチ勢と認定も得るに至り、その

成功があれば現実の高校生活や勉学もその経験で乗りきれるはずと思えてしまいます。

まあしかし、それがアイドルがファンを殴り炎上してアイドルもやめてしまうという喪失の中、

主人公が陥る境地がテーマなわけで推しにより成功してしまったら物語が成り立たないのです。

 

まあそんな基本的欠陥を含んだ構成で喪失からの再生というのはよくあるテーマであるし、

自己修復か自己再生、自己発見となれば文学的共感とか感動とかになるわけです。

選者の人の評でも齢も環境も違い共感出来ずそれでもこの作に票が集まったというのは

この構図という構成が王道であり、票を入れやすかったのかというくらいの読後感に

なってしまいました。

 

時代はコロナ禍での生活であり、その新しい生活様式が言われる中、人類が考えるべき指向性

とか新しい時代に新しい虚構が必要な気がしました。

 

現実には先週書いたようにこの一週間と一年を比べてやり遂げる達成感とその後に現れる

完ぺきに戻ったものがもたらす物足りない感じとかを感じてつまりこの自粛生活も晴れて

解除になってもそれは期待し待ち焦がれた割に訪れてみるとあまりに普通なのだろうという

気もし始めています。

 

つまり、今の新様式とか新しいコロナ禍での生活がもたらしたものやこれからもたらすものは

ぜひ今書いておかなくてはいけないことだという気が余計しました。

 

人類が選択した脱炭素社会で私たちが思っている以上にこの後環境は激変してくるのではと

思います。それはコロナで経験した人と接しない生活とか密にならない生き方とかそれでも地域と

人が連携して生きていく術とかを模索する時でそれは携帯電話がただの電話からスマホになり

ネットと生活、キャッシュレス社会を加速しているように今後は車がスマホと一体となり、

ガソリンから電気となり、移動と仕事の概念も変えていくと思われます。そんな今だから書けること

やテーマが取り上げられていない不満ばかりが残る芥川賞でした。

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一週間と一年雨の中でしたこと、評価編

2021年03月19日 10時40分40秒 | 珈琲

最近の一週間は、まず計画してその通り行動し、一応の解決を見るという

ケースでするとこの一年を振り返り一年前はこうだったとまた検証するという

繰り返しなのです。

 

昨日夜のランニングではついに夜の営業を再開した居酒屋の明かりがあり、

ニュースでは21日に緊急事態宣言の解除の記者会見がありました。

 

大相撲にプロ野球とスポーツイベントは次々と始まりましたが、依然外国人の

入国規制は続いており、プロ野球やサッカーでも外国人プレイヤー不在で現在

行われておりこれから特別にそれらの入国を認めるといいます。そんな状況ながら

夏には五輪ができるというのはどういうことなのか国民には何の説明もありません。

それにしても五輪にまつわるスキャンダラスな話題はつづき、今度は演出家の辞任が

報道されました。そもそも大勢が集まる開会式や観客を入れての競技などできるのか

という問題もまだ何とも対策やどうやって開催するかも説明もないまま開催だけは

するというバッハ会長の発言など開催国が感染拡大地や感染爆発地になろうが

知ったこっちゃないという姿勢に驚きます。つまりはそれだけどうしてもやらないと

困る事情が彼らにはあるのでしょう。

 

日本でのオリンピック需要とかオリンピック効果は大方はその建設需要でそれらは

もうすでに終わっており日本としては今はやろうが中止になろうがあまり関係なく、

ただ下手に延期となればその費用はまた余計な経費としてのしかかります。

 

これらのことも正しく国民に伝わっているとは考えられず、今までは人が移動したり

人が集まることで経済効果が上がるという形だったものがコロナでそれらが著しく

制限されているのにテレビの番組では未だにタレントが旅に出たりおいしいものを

食べる映像や季節の花の景色などを見せられます。つまりは移動や密集を誘うもの

ばかりで、なぜ今この時期は移動しない集まらなで楽しみを開拓した番組がないのか

不思議になるくらいです。

 

国会では議員が夜の街に出て飲食したとか接待を受けていたとか市民感覚とかけはなれた

物ばかりを取り上げ注意を向けていますが、もっと人類が目指す脱炭素社会とか存続可能

な社会とか議論すべき問題はそっちのけな気もします。

 

人々が密にならず、出かけることもなく、それでもなくしてはいけないことをみんなで

再確認していくことが今必要なのではないかと思います。

 

なくしてほしくないこととして毎日の珈琲ですが、珈琲がある生活の喜びをまず

再確認していただきたいものです。

 

先週の土曜にしたBSのパラボラアンテナ交換事件も結局一年ぶりの解決という大団円で

終わったわけですが、その瞬間とか一年ぶりに解決という達成感は大きかったものの、

そのモザイクの混じらないビデオの再生を鑑賞してもそれらはもはや過去のことで、

特別の感慨がそのビデオ鑑賞で湧き上がるわけでもより強い印象を残すわけでもなく

ただ当たり前が当たり前になったことだと感じたりするのでした。

 

さて、最後に今週発見したというか驚いたこととしてご報告ですが、昨年話題のモジアナの

豆だけで集めたブラジルサントスNO2が評判になりまたたくまに売り切れましたが、先週

入れたブラジルサントスが売り元に確認していませんが、味はそのモジアナの味です。これは

うれしい再会で毎日ついもう一杯というかんじになっています。まあこれなんかわかるひとには

わかる喜びなのかもしれません。

 

興味のある方には試飲していただき確かめることもできます。今現在予約いただいた方のみ

試飲に応じております。今月の週末の予約は現在一杯ですのでまた来月のご予約をお願いいたします。

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一週間と一年雨の中でしたこと解決編

2021年03月14日 16時42分41秒 | 珈琲

雨の中、BSのパラボラアンテナを交換して結局それでも現象は消えなくて

引越しでどこにしまったか解らなくなったテレビのブースター電源とか

ケーブルを探すことになりました。一年間このパラボラアンテナのせいで

画面にモザイクが混ざると思っていましたが、書斎事務所のテレビは普通に映るので

居間のブースターとビデオの分波器の辺りの接続に問題があると特定しました。

 

ずっと一年間誤認していたのです。そして、そもそも引っ越しのごたごたで

いつか使うだろうとテレビ周りのケーブルやらブースターやらもwi-fiもガラクタなのに

捨てずにどこかにしまってあるのです。それを探し出すというのも考えただけで憂鬱になる作業で

大体の見当はあるものの探そうという勇気はなかなかわかずに伸ばしていたのでした。

 

しかし、一年も放置して置いたからといってそれは解決もしてくれず自らの決意と

決心で解決する決心をしてこの問題もよりおうち時間を快適にするために避けては通れない

ものとして決行したのですが、思っていた通りにはいかず、でも考えてみたら先に述べたある一点

に絞られました。同軸ケーブルのコネクターが接触不良なのです。このコネクターが

ない同軸ケーブルもあのがらくたどもとどこかにあるはずで結局一年間思っていた仕舞い込んだ

テレビ配線とブースター類を探し出すことになりました。

 

行動してみると結局あるべきところにそれを見つけてコネクターなしの配線にやり直したらあっけなく

解決しました。熊木のブースターも見つけて取り替えました。こんな簡単なことに

一年間悩まされていたのかという感じです。

 

しかし、解決を見たというのは実に気持ちの良いものです。こんな簡単なことは意外とプロの電気屋も

気が付かないのか何度説明しても解決はしてくれなかったのです。

 

コネクターを使わない接続のため、同軸ケーブルを買いに行こうかと思いましたが、使っていない

ケーブルも見つかりそれも必要なくなりました。つまりは引っ越してきた荷物ですべて解決できた

事だったのです。

 

さて、一年がかりのこんな事件も無事に片付き、さらに新豆の評価をしました。

これは有名になりすぎたエチオピアのイルガチェフです。珈琲通の中でも人気で

高値で入れるのも大変ですが、やはりナチュラルは持っていたい豆です。なかでも

コンガ村のものは味がよく入ってもすぐなくなる人気です。ブログに書くのもためらわれた

のですが、もう到着し焙煎も完了したので影響はないはずです。

 

そして飲んでみたら期待通りのあの味でした。

 

喉の奥からうまみが広がる圧巻の珈琲です。輸入元はイルガチェフェと表記しだしましたが

当店は最初からイルガチェフなのでそのままで行きます。

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一週間と一年雨の中でしたこと

2021年03月13日 23時33分39秒 | 珈琲

一回目の緊急事態宣言が出て昨年の今頃はバスケットの試合も練習もなくなり

外出もするな飲み会もするな、学校は閉鎖と次々に人生の楽しみを封じられて

息詰まるような感じにさいなまれていたのでした。

 

まさかそれが一年たっても同じだなんて誰が想像したでしょう。とはいえ今日から

二回目の緊急事態宣言で中止になっていた土曜日の練習は再開となりました。

それで一週間前に色々と計画し、気になっていたBS放送の受信不調をただそうと計画して

いました。というのは引っ越してきてからBSの電波が弱いのは感じていて録画しておくと

モザイクだらけの画面になっていたりしました。それがネット環境の整備や色々とこの一年で

変化があり、我が家も光ケーブルとなり、パソコンで見ていたアマゾンビデオもいつのまにか

テレビで見れるようになり、それが普通に感じてきたこの頃、モザイクの録画画面もそろそろ

ストレスなく見られるようにしようと思ったのです。

 

熊木の家のBSアンテナを移植すればそれは改善すると思っていたので、土曜で雨でお客様来ないだろうと

朝から取り掛かりました。苦労して外して持ってきて付けたものの前よりひどい状況になってしまい

アンテナ調整は素人には無理だと思いだしたころ、どうにか映るようになりましたが、今のテレビには

映らないチャンネルが発生してしまいました。結局、前より状況が悪くなりアンテナが原因でないのが

解りました。

 

この一週間一年にわたり生活環境が変わり、より良いように少しずつ充実させる努力の結果、大画面で

ビデオが見られるようになり、それが当たり前になるとさらにもっと当たり前にちゃんとBSストレスなく

見れる変更をとやったことが何か足元から崩れていくような感覚に襲われこの一週間の努力と一年の変化を

ずっと考えてみるのでした。

 

一年前は楽しみにしていた音楽会や展覧会にスキーと次々に中止や自粛にひっかかり楽しみが奪われるようなどんどんと

窮地にはまっていく様子とそれとは反対に気が付く珈琲のある生活のありがたみと対比のように日々の喜びは

変わらずありそれに気が付くことの喜びと幸福感が強くなることに生きるとはそういうことだとさえ思うのでした。

 

そして、夜体育館に行くとバスケットを楽しむ人が普通に集まって練習をしているということにまた一年を重ねて

見るのでした。コロナ時代とか生活様式が変わったとかいいますが、本当にそうでしょうか。

 

例えば震災で10年たち現地から中継している番組が増えましたが、結局みられるのはがれきが片付ききれに

なったものの人の戻らない空疎な町が映るだけです。原発事故の福島第一原発もデブリ取り出しがまた延びたと

いう報告や廃炉に向けた工程表とか見せられますが、まずまだ増え続ける汚染水を減らさずになぜ更地に

なった未来のことなど語れるのか不思議な思いに駆られます。タンクに収まらない汚染水は海洋放出か地面に

放流するかないのに更なる汚染に現地の人の理解や協力は得られるはずもなく、それでもまだ原発をつづけて

核燃料リサイクルもあきらめずプルトニウムもため続けるという無理と無駄のことに予算はつぎ込まれ政治家の

嘘も極まっていくのです。

 

そんな状況ながら当店は昨年来より安くても味のいい豆の入荷がつづき、珈琲のある生活がよりレベルアップして

いると毎日感じる状況です。昨年のモジアナの快進撃も記憶に新しいのに今のグアテマラのバカマラとか飲んだことのない味のザンビアとか珈琲通の人ならずとも虜にしてしまうそんな豆たちをそろえられたことに感謝するのでした。

 

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10周年で語られたこと

2021年03月11日 13時54分59秒 | 珈琲

昨日のブログで触れようと思っていた事を書く前に終えてしまい、

タイトルのカレーせんべいが宙に浮いた形になってしまいました。

まあこれはこのブログではよくある事で読む方も慣れっこなのかもしれませんが、

何日か前から震災の関連で現地の中継とか特別な思いを語るとか風化させない

という言葉を聞かされていますが、スキー関連のネットでの話題は

自分はどこどこにいたというものが多く、それもっぱらスキー場での被災

の話題なのです。

 

どこのスキー場でもリフトやゴンドラが止まった経験を持つ人は多く、

その後はみんな渋滞にはまり、その後に来るガソリン不足や日常品不足に

つながるのですが、今あるコロナ禍でも先日の地震の後、すぐに

スーパーの買い出しに動く人の呟きとかSNSの記事をみましたが、

本当に日本の将来とか人類の未来とかにかかわる部分はずいぶん蔑ろに

されそのままにされています。

 

やっと最近廃炉は30年で可能かというものが語られましたが、私は

そもそも燃料デブリを取り出したところでそれを貯蔵するところも

決まらず取り出す技術もその燃料の正しい分布すら知らず人々は更地に

戻り廃炉になる前提で巨額の予算と人をつぎ込んでいるのです。

 

それはマスコミにしろ国民にしろ他人ごとにして福島の遠いところと

いう自分たちとは関係ない問題としてみて見ぬふりしてきたからです。

しかし、いつまでもほおっておいていい話ではなく、中間貯蔵施設や

その設置で決められた土地のニュースでこれから将来起きることや

思惑は当然知れていたのです。それに現在でもその無策で無知なせいで

自然は破壊され続けており、生命の危険も増しています。

 

そもそも現在脱炭素社会ということで化石燃料の脱却やプラスチック製品の

削減に向けて取り組みがされていますが、そんな中でも原発はCO2を出さない

クリーンな電源としてエースとされていたのです。しかし、日本の事故をみて

ドイツのように完全撤退を決めた国があるのに当事者の日本は原発再稼働を

しているのです。これは事故で故郷を失い幸福な生活が奪われた人たちより

再稼働して幸せになる人が多くいるからだとはどうしても思えません。

 

日本の事故は特殊事情でレアなケースだと思っている人も中にはいるようですが、

とんでもない話で原発の本となる核技術開発を手掛けた米でもその最初の実験地

では今でもなお核汚染が続く地であり、世界でその核汚染を食い止める技術も

核のゴミを安全に保管する技術も確立されていません。

 

つまりは誰もこの核のゴミが出ることは知りながら捨てる場所もなく、安全に

保管し続けるところもないまま使い続けているのです。それもひとたび事故が起きれば

人が立ち入ることができない地が発生してしまうことも知りながらです。

挙句兵器利用する国があり、それを準備する国もありで何時そんなものを使われて

人々の生命が脅かされている現状ながら核の傘のもとに安全がたもたれていると

うそぶいているのです。

 

そもそも日本には天然資源が乏しく高い技術力や独自のノウハウで発展をして

行くしかなく原発も石油がないから仕方ないのだということで導入されてきましたが、

そろそろ正直にその抱えたものと今ある原発の寿命と後処理とコストを見据えた

議論をしていいのではないでしょうか。廃炉に向けた計画も取り出すのでなく

現況よりより核汚染が広がらないようにするのを第一にすることや汚染水の

処理の決定とそれにより広まる人々の不安の払しょくと真にやるべきことは

差し迫り切実なのです。

 

私の好きなおやつのカレーせんべいは今でもスーパーで買えますが、かつて

小銭を握りしめ通った駄菓子屋に並ぶそれらの菓子はどれも体に悪い添加物まみれ

で食べるとその色素で口が染まったりタバコの形のチョコやガムとか誤飲や誤食を

招くような倫理的にも問題のある様な物たちでした。そんな昭和の時代日本は安い

労働力を武器に世界に工業製品を売りまくり経済成長をしてきました。その座を

中国にうばわれてしまったのですが、その中国でも最近は安い労働力とは言われなく

なっています。日本にあった公害も大気汚染も経済成長とともに中国にそれらも移り

人々の関心も脱炭素社会という持続可能な社会に向かったはずです。

 

日本は未だ昭和の高度成長の夢を追っていてオリンピックと新幹線と万博とその後の高度経済成長と

誘致したオリンピックは様々な汚物にまみれスキャンダラスに始まり今もコロナ禍のごたごたにあり

当時のような発展のストーリーは見込めません。本来時代が違うのですから今にあった思考ができないのか

改めて郷愁から覚めて行くべき時なのではとカレーせんべいを食べると思うのでした。

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郷愁のカレーせんべい

2021年03月10日 15時55分47秒 | 珈琲

最近のネットでの話題ではやはりスキー関係でどこどこに滑りに行くので

おすすめの情報を求むというものが多く、そういうものを書く人も普段から

スキー場に通う人でないのは明らかでもはやコロナ後や緊急事態宣言後の世界に

心があるのが伺えます。

 

そんな中、今年もスキーTVがあのいつもの二人でやっており私は最近気づいて

見始めたのですが、やはり普段ゲレンデ見かける滑りとは違い見ているだけで

スキーを堪能した感じになります。毎週深夜にド派手な衣装のスキーヤーが

滑るだけという番組がありましたが、いろいろな楽しみ方ができるスキー旅行は

やはり楽しいのです。

 

そんな思いもすっかり遠い思い出のようになってしまった今年ですが、人々がまだ

スキーに対する思いとか楽しもうとす姿勢をネットで見るとコロナ後の世界が近い

ような気もしました。

 

それに今日の天気ときたら昨日の寒さから一転ポカポカの春らしい日でこういう日は

滞っていたものが一気にかたずくものです。

 

先日のシャトレーゼのアップルパイも二度目にみたらもはや秩父風になっていて一抹の不安を

はらんでいるのでした。

 

夜のランニングで見た変化では、またいつものところに作られた選挙事務所風の掘立小屋の出現に

やたらと最近目立つネットでの現市長の主張など不安を掻き立てるものもありました。

誰も彼のコロナ対策とか実施した融資の額とか対策費用の説明に何のコメントも寄せませんが

使われたのは水道の基金だったりでその水道はどこでどれだけ駄々洩れかも良く解らないような

状況ながらそもそも老朽化に備えて予算とか点検とか最初から作られて事業はなりたっていた

はずであり、それがどんどん拡大する事業としてやたら増強ばかりを見込んで事業設計してたら

いつのまにか過疎で水道需要は減り、企業も水を使うようなものがなくなりずさんな未来設計が

ほころんだところに広域事業とかいって新設計事業と予算を組んで水道料金の負担を市民に

課したものなのに今度のコロナ対策に融資してしまっていいのですかという話です。

 

しかもそれをこれだけ自分はやりましたよというパンとサーカスになっていることも

誰も指摘しないのてす。まあまだ選挙でないので言えないこともありますが、感じる

ものは春らしくないものです。

 

さて、そんな秩父にコロナでもできるものやコロナでも楽しめることを実践している

人は少なく、おうち時間でできたものを発表する人もあまりいません。コロナだからこんな

ことをしたよとかコロナでできた時間でこんなこと考えたよという人がいていいはずです。

 

コロナでダメになった話ばかりでうんざりですが、当店ではコロナでもそんなの関係なく

遠くから来たよとかこれから珈琲買ってキャンプだよとか自分なりの楽しみを語る人は

多く、コロナでも珈琲があると思っている方は多いのです。

 

そんな見えない連帯があり、それがあるからコロナ後コロナ最中でも楽しむ人の心が

伝わりより良い珈琲を求め生きていけると感じる毎日です。

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緊急事態宣言延長のちぐはぐ感

2021年03月06日 17時34分18秒 | 珈琲

ニカラグアの大伽藍の珈琲については説明足りてなくて語り足りないのですが、

余りここで触れるより来てからのお楽しみにしておいた方がいいかとそのままにしています。

好きな珈琲については語りたいところです。

テレビにしろ新聞にしろ最近目にするのはオリンピックの問題やワクチンがいつ届くとか

接種者が死んだとかそんなのばかりです。

 

テレビの番組で春になればやはりどこで何が見ごろとかどこの店で何を食べるべきとか

前と同じ内容で旅番組のようなものとか散歩物とかのレポート番組は多いのです。

こんなコロナ禍でも好調な企業はあり、そのひとつにシャトレーゼがあります。

私はいつもの夜のランニングでトラックが店に横付けして納品する様子を毎夜見ており

山を越えて山梨の工場から毎日運ばれてくるお隣の町の会社というような認識でした。

しかし、今年早々でしたかニュースで亀谷万年堂を吸収という報に触れ、いつのまにか

全国展開の会社になっていたというのでびっくりです。それも売り上げがここ十年で

二倍に膨れ上がり成長していたのです。

 

いつもランニング中通っても開店していたのに緊急事態宣言以降早じまいで明かりの消えた

ひとつになっていましたが、最近のテレビでの露出に加え秩父でも今月からアップルパイの

店内焼き上げでテレビで見たものがたべられるというので私も今月初めに買って食べたのでした。

いつもランニングで通る店ではなくスーパーの中に出店していて見ているとこれでもかという

感じで焼き上げていました。

 

私にとってのアップルパイとはやはりマミーのものが最高で、でも池袋の店がなくなり最近は

食べる機会がめっきり減り、毎月の都内出張も取りやめているのでここ一年は食べていないのです。

その代わり草津の途中でこれまた話題になったものを食べたりしていましたが、やはりこれは

食べる度喪失感を味わうようなものでした。ネットでもどこどこのテイクアウトとかフードトラック

とか行列のできるラーメンとかテレビのように取り上げる人がいますが、人が行ってるとなると

やはりあの人がたべたのなら私もという気が起きてしまうのです。

 

外出は控えろと最近では各知事がテレビで訴えたりしていますが、これも卒業旅行や飲み会、

食事会もやめましょうとテレビCMで言っているのです。それなのにテレビ番組では

相変わらず旅番組や東北復興などといっています。もちろん延長後の春休みの予約とか

それに使えるgotoトラベルとか人々の関心は延長の先に向かっているのでしょうが、

毎夜走る夜の街の明かりの消えた様子と活気のなさは実にこのちぐはぐ感を増すばかりなのです。

 

このコロナ禍で働き方や未来の環境のために脱炭素社会への変革と猛烈な速度で変わろうとする

社会に零れ落ちていく人々もいるわけでそんな変革の波に相変わらず国会では接待問題ばかりで

首相長男の企業とかさらにはNTTとか全く庶民とは関係のないような話ばかりなのです。

こんな問題がとりあげられて国会で質問されても結局本人が辞めることで幕引きとなる

だけで果たして政治がゆがめられたのか行政が関与されたのかという問題は解決されず

世の中は格差と不公平感も是正されずただ転がり動いていくのです。

 

次々と焼きあがるアップルパイがこのように未来も明るく売れ続けるのかいらぬ心配を

するのでした。

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真っ白な心

2021年03月06日 10時31分36秒 | 珈琲

先日契約終了したwi-fiの端末を返却しましたが、この一連の流れは

この一年の年月を思い起こす事と重なりなんともあっけないというか

一年など過ぎてみればこんなものという感じの事件でした。

 

引越しをしてまず考えたのはネット環境の維持で、これはどんな環境を

選ぶにしても電話回線やら光回線やらの工事が伴い、物理的準備と事務手続きと

それ等の整合性でまた日にちがかかるものです。しかし、日々の継続と同じで

もはやそれは日常生活や仕事と密接なものとして空白を作るわけにはいかず、

携帯型のwi-fiを契約したのです。

 

プロバイダーというのは最近あまり気にされないし存在自体あまり認知されない

物となりましたが、これはかつては各地域にある地元の企業でネットにつながる回線は

管理され接続されていました。秩父では秩父インターネットと熊谷インターネットが

ありそのどちらかという感じでしたが、最近は皆大手の会社に接続を任すようになりました。

つまり、大手の回線を選びそれに付属するプロバイダーに接続も任せるという

プロバイダー契約自体目立たない存在になり、人々の意識にも上らないものと

なったのです。

 

本来なら回線と接続業者と選んで契約ですが、大手は携帯電話の契約とリンク

させたりやたらとセットで割引とか一年間定額とかキャッシュバックとか割引に

より契約者を引きつけるのです。ただ、これも契約の縛りがあり二年契約して

割引が実現したり、抱き合わせのものを契約しないといけなかったりとなかなか制約も

拘束も強いものです。

 

それ等諸々で大手有利であり、もともと地元の小さい企業のものだった接続業社も

どんどん目立たない存在になりサービスも縮小し今や忘れ去られた存在となって

います。問題なのはその契約を解約して移行する時です。各種制約や拘束条件で

なかなか契約を移しづらいようにされているわけですが、今回のように引越しと

なると物理的に契約変更を余儀なくされ電話会社の工事やプロバイダーの契約変更と

重なるわけで移行してなるべく費用の少ないものでなおかつこの際割引サービスを

一番受けられる契約をという欲も発生します。

 

とりあえずネット環境の維持として考えたWi-Fiは携帯型のもので7Gで

2500円ほどで一年契約というものでした。大体調べたら制限が7G以下

3000円以下か5000円程度で無制限かという二通りに分かれていました。

私が使う場合なら月5Gもいらないので一番安いとこで契約しました。

まあこれはネット上で知れるものからの判断で当時はそれ以上にやるとしたら

現状の携帯電話の契約とリンクして安いものを使うぐらいでした。

 

大概調べてみるとライトユーザー向けの7G程度と使い放題に分かれている

のですが、固定の回線を各家庭につなぐよりこのWi-Fiはどこでも使えて

有利な感じです。またスマホのデータも負担を軽くしてくれます。というわけで

熊木のISDNの回線を契約終了して、まずこの携帯型Wi-Fiを契約したのです。

そして使ってみると最初はその手軽さにびっくりして手続きの簡単さもすぐに

新しい端末がネット契約して次の日には届く手軽さも快適に感じました。

しかし、それも数日でそもそもバッテリーの持ちは端末を一日つけておくと

直ぐに機械が発熱して持ちも悪い事が解りました。さらに便利さからスマホで

撮った写真をクラウドに送信したりしているとあっというまに7Gという容量

は消費してしまい、あとはストレスを感じるほどの遅い速度になるのでした。

さらにスイッチを入れて直ぐにネットにつながるのは数日ほどであとはまったく

つながらないという状況になりサポートに電話することになりました。すると

無線だからつながったりつながらなかったりするといわれさらに契約変更する

なら違約金がかかるといわれ、それを肩代わりする業者もいるという説明をされました。

よく聞くとそのサポートの電話はその会社とだけ契約でなくいろいろな会社の

代理を兼ねており、だから他の会社の乗り換えの情報もそろっているのでした。

取りあえず様子を見ると一旦切ると端末の電源を何度か再起動するとつながることも

発見してそのまま途中解約せず使うことにしました。でもあまりに不安定なので

固定の回線も検討して今まで一番遅いタイプのISDNでしたがそれが月3800円程度で

光回線だと5000円程度とあまり違わないことを知りあえてまた時代遅れのISDNを

引き直すと電話会社の工事とプロバイダーの工事と契約とまた手間なのでスマホ会社の

回線にして工事費無料で契約しました。それでも工事が三月と期末で混んでいてまた

遅れるというごたごたは受け入れるしかなかったのです。まあその間つながりに不安のある

不安定な状況でネットもあまり触れずという期間ができてしまったりしてより安定して

いつもつながりもっと安くて便利なシステムはないのかと色々と考えたりしました。

 

色々と契約の縛りが生じたり、キャッシュバックなども現金でなくポイント還元とか

数字だけでは見えないものも含んでいて事態を複雑にしています。そしてそれは

携帯電話も同じことなのです。政府はこのころから携帯電話を他の先進国並みに安くすると

打ち出していました。しかし反応したのは大手三社以外の新規参入や格安スマホの会社ばかり

でネット環境は厄介なものという認識が深まります。

 

そして、一年たちそのWi-Fiを先月解約しました。もともと一年解約月で契約解除料無料で

解約できるというので一月解約のつもりでした。ところが電話をしようと契約書を見ると

なんと20日締め切りで以降は翌月扱いということですでに20日は過ぎており二月20日に電話しても同じと解り

二月解約になったのです。そして電話すると思ったより簡単につながり簡単におわりとなり

ました。端末はメールに送り先を送るので着払いで返送するようにということでした。

それで昨日メールを確認して返送したのですが、よくみると返送先は千葉の山の方で

辺鄙なところです。電話番号もなくこんなのでいいのかという感じです。それにメールには

返却は任意となっており何を面倒がっていたのかという感じでした。任意といわれても持っていても

意味がないし、郵便局から着払いのゆうパックにて送りました。電話番号がないので

こんなのもし着かなかったらこちらの負担で引き取れいわれるんじゃあないかとか不安も

感じつつこの一連のサービスは個人規模のネットだけで構築した小さいサービスなんじゃないかと

考えました。窓口の電話は委託サービスだし端末は中国ファーウェイで一昔前の感じのデザインであり

店舗はなしで返却したのも千葉の山奥の辺鄙なところで個人名は全く出てこないのです。

 

今や外出自粛で全く外でインターネットもつなぐこともなくスマホもポケモンgoを春からやらなくなり

三國志覇道は情報量を食わないので通信料を気にすることもなくなりました。つまりもはや新規の

Wi-Fiは必要ないのです。その上またネット回線のキャンペーンが各種始まり通信速度と料金の話題をよく

耳にするようになっています。さらにやっと大手三社の携帯電話会社も新料金プランを出してきて

一年たちこれらの環境見直しは新たな局面を迎えています。

 

さて、珈琲では心配されたイエメンの新豆が入荷したという商社からの連絡もあり、次々と新豆の情報が

入りました。こと、年末期末と商社は抱えた過剰在庫の換金時期であり、ここの所の需要減での現金需要は

強いらしく問屋や商社などの売り込みも激しくなってきています。ここはまた見極めどころを迎えました。

昨年末とずっと安くてよい豆の入荷に成功しているだけにこれからもそれを持続するようにと情報精査して

います。

 

まずはモカマタリの確保に動きます。

 

ここに詳しく銘柄を書くと値段に影響するようなのであえて次の豆とかどの国とかは

書きませんが、全体の動きとか世界が注目するタンザニアとかそういうのにはまったく

興味なくもっぱらニカラグアのように実力本位です。

 

私のように聞きもしないのにニカラグアの大伽藍の話を聞かされてしまうのも

お客様として迷惑かもしれませんが、実際の豆屋としてどんな豆ですかという

質問にどんな答えが返ってくるかスペシャルティを強く標榜している店ほど

その豆の説明が乏しい現実をみると果たして売り手はこの豆を飲んだことがあるのか

さえ思えるのです。

 

試飲タイムを自粛している以上この説明時間が唯一の交流ですが、珈琲について

語る時間がある幸せを感じるこの頃です。

 

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大伽藍の珈琲

2021年03月05日 16時56分07秒 | 珈琲

毎日のランニングの後、目が猛烈にかゆくなり花粉の季節の到来を知ります。

今年の冬はインフルエンザとコロナウイルスの同時流行が危惧されましたが、

インフルエンザの流行はなくもっぱらコロナ第三波の拡大ばかりが騒がれました。

どこにも出かけず、ただ珈琲を焼き続ける日々ですが、それでも毎日変化と

珈琲については新たな感動や出会いがあります。今月の新しい豆のひとつに

ニカラグアのスペシャルティがあますが、ニカラグアは私の好きな産地で

コンテスト豆やカップオブエクセレンスの豆を秘蔵していました。

しかし、私の好きな豆は昔のニカラグアのエルレクレオのような汎用品です。

 

それ等は独特の苦みがあり、それでいてどこか南国の明るい感じを醸すバックグラウンドが

あり、飲むとなんとなく明るい気分になれるのが好きで大量に入れて飲んでいました。

しかし、コンテストで有名になる農園やスペシャルティブームで汎用品の安いものは

段々入ってこなくなり、腰のないような上品な豆が増えてきてなんとなく物足りない

残念な豆が最近のニカラグアでした。

 

それでもコンテスト上位の豆は値段もいいものの味はいいのは間違いなく、中米の

スペシャルティは奪い合いのような高値での取引がつづいています。

 

私は仕事の合間に飲むような苦みのあるレギュラー品でその独特の苦みも好きでしたが、

最近のニカラグアではそれを持っているものは少ないのです。昨年入れたサンタアナなどは

骨格のしっかりした味でしたが、それを超える豆もしくは同じくらいの品というのがなかなか

なかったのです。

 

ニカラグアのスペシャルティではしばらくカサブランカが有名で割とどこでも売っていました。

つまりどこでも飲めるのにこれなども本来の味になっていないのも実感されました。実は

秩父の某病院の売店の一杯どりのコーヒーもこのカサブランカ農園でした。

当時当店でもこの豆を売っており試飲していただいてお客様のびっくりした顔を見る豆

でした。そして、比較的どこでも売っているから試してみるといいと勧めたりしました。

 

それほどお客様にニカラグアの認知がないのでどんな豆でどんな味なのか理解していただきたいと

思っていました。そして私が求めるのはそんな高級品でなく日ごろ飲める安い苦みの強い豆で

よいのです。実際には産地の傾向としては市場が求める高級豆の需要にこたえるように

品質は上がる傾向で、かつてのようなエルレクレオが入ることはないのでした。しかし、

今回入れた豆でまた認識が変わる事態となりました。

 

ニカラグアのスペシャルティというと最上級とかそのくらいのものでないと満足度の

高いものがないという印象もあったのですが、今回の豆はスペシャルティグレードで

あり、単一農園ものでありながら格安で味はかつてのカサブランカよりもよいと思います。

カサブランカの方が甘みが強く上品という感じもしますが、今回の農園は豆の色からして

いかにもニカラグアで最初に香る香りから最後の後味まで壮大な叙事詩であり、建物で

いえば大伽藍のような大建築物を連想させるのです。つまりこれはバッハのパルティータ第二番

シャコンヌと同じにそれを感じさせる豆なのです。

 

それに最後の特徴がニカラグアの特徴であるレモンの香気が感じられさわやかで清涼感に富んだ

後味です。このように次々びっくりさせられるような豆が続いているのもコロナ禍の中の奇跡

です。

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コロンビアが好き

2021年03月04日 10時22分36秒 | 珈琲

三月は期末で色々な変化がある時です。

しかし、実はこの変化はすでに二月のうちに準備されており

いつもより少ない日数の月でごたごたした中であわただしい中に

進められたものです。

 

まあこんな時にはよい変化を見つけてみるというのがいいでしょう。

 

実は当店ではこんな時期ですが、珈琲の良質で豊かな味わのものが

増えていると感じています。それに安く手に入れたよい豆が今年も

入り、スペシャルティでも安くてこの味というのが増えたのです。

 

やたら差最近多くなる新スポットやリニューアルされたモールなど

新しい施設には多いコーヒーショップですが、よく聞く名前の店に

並ぶのは聞いた事のない農園の豆というのが定番です。

 

みな200g2000円はします。コンテスト入賞豆や希少豆などは3000円は

しますが世の中このように値段が高ければよいという欲求があるようで

普段の日常必要品なのに安くてうまい豆というの点ではみのがされている

といつも感じます。

 

そんな中で、ブラジルの豊作やヨーロッパ勢の買わないインドネシアとか

当店ではグアテマラのバカマラとかインドネシアのゴールデンマンデリンとか

次々に安値の豆を手に入れてきました。どれも味がよくそれなのにこの値段と

いうのがうれしい豆でした。先月のザンビアとこの傾向はつづいており、

さらに今度のコロンビアも予想を超えたものでびっくりしています。

 

コロンビアというのは焼くのはそれほど難しくもなくよく膨らむし、火の通りも

良く誰でも焼ける豆です。ただ、コロンビアらしいとか持ち味を引き出すというと

なかなか一筋縄ではいかずそもそも人々がコロンビアに求めるものは何かという

根本問題にも突き当たります。

 

前にはちらほらといたコロンビア好きの人たちも大手コーヒーチェーンや

流行りの豆のまえに主張を堂々と発表できない事態と産地がかつての豆と

様変わりしてしまったことなどからコロンビア好きの人が激減し、今の

コロンビア好きの人が何を思ってコロンビア好きを標ぼうするのかという

問題も出てきました。というのも当店でも今回入れたマグダレナもスペシャルティ

というグレードながら特定農園ものでもないし、以前入れて面白い味の

コロンビアという期待を裏切る面白さがあったので入れたのですが、それが

今回のものは前より全然上質でコロンビアらしくなっていたのです。

 

昔よく喫茶店で香っていた香りであり、紅茶のように明るい赤い色を持ち、

淹れた時からああ懐かしいという気分になります。そしてコロンビアらしい味の

広がり、上質であり透明感がある甘さがどんどん大きくなります。こんなマイルドさ

があるのにお客様にだしたらいきなりミルクや砂糖をドバドバと入れられたりする

のですが、それならスーパーの安い豆とかいくらも選択肢があるだろうにと思うのですが

なぜか何かを求めて当店のような路地裏の店に現れるのです。

 

それでもたまにいるコロンビアが好きな人。マイルド珈琲といえばコロンビアに

応えられる豆が今回のマグダレナです。

 

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三月の季節のブレンドは

2021年03月01日 09時48分50秒 | 珈琲

この冬は一回しかスキーに行けていません。

そんな冬も二月に20℃を超える日が何日かあり

コロナウィルスにより一年にも及ぶ外出自粛が言われ

なんとも縮こまるような気分と情勢なのですが、それでも

日々生きていかなくてはいけないということで人は活路を

見出そうとするのです。

 

先月当店でも最近は酸味が苦手でという方が最近はいなくなったと

感じ、スペシャルティの豆を売る珈琲屋としてはやっと普通になったと

思うのもつかの間、今度はカフェラテとかカフェオレ用の豆をくれとか

いう方が現れ、それが続くというこれは進歩なのか何なのかと思うことも

ありました。

 

そんな時に今を感じこの季節の中で飲むのならという季節のブレンドも

冬の終わりから春を楽しむものになるのですが、しかしこの季節二月の変化を

感じてそれに触れないで三月の季語だけ並べても実に白々しいものです。

 

二月はいつもより二日少ない月という営業を経験した人や正にその職にある

人には実に痛い月であり、それに今年は休日が増えているというやっかいな

情勢にいらいらとして過ごす月であり、それが大雪とか地震とか低気圧とか

もあり、はたまた20℃も超す日になったりと波乱に富んだ月が過ぎ今度は

期末というまたあわただしい新しい月なのです。

 

しかし、この三月は新しい出会いと別れの月でもあり、冬から抜けて春になる

という期待も強いものです。いつも思うのはこの時期を現わしている歌として

『早春賦』のよくできたことです。なぜかこの季節をよく表すこの歌を聞くと

癒されるような気持ちになります。というわけでそんな珈琲にというイメージで

ブレンドしたのが今月の『早春賦』です。お楽しみください。

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