King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

木星と金星のデュエットに

2015年06月30日 14時06分17秒 | 珈琲
当店の季節のブレンドは『青夏』に変わりました。

最近、アイス珈琲の注文もよくいただきます。

昨年と同様の300g1000円という格安で提供致します。

面白いのはこの珈琲についてどんな味ですかという
問をいただきます。

そもそもアイス珈琲について何を求めているのか逆に
聞きたいところですが、これは複雑な問題を介している
のでそう単刀直入に聞いて問題を解決できません。

簡単に言うと珈琲はチョコ味が特徴で冷やしてもそれが
はっきりと感じられるアイスにお勧めの豆と普通に説明
できますが、これが質問者の求めているものかどうか。

世の中珈琲屋で問うべき質問が決まり文句のようにあって
それを買い物をスムースにするために只使う人もいると
いう事実の前に大いなる不満と不条理を感じてなんで
そんなことを聞くのかと感じつつ毎日同じようなことを
いう愚を避けてなお気の利いた返しを心がけなくては
ならないのが珈琲屋の心意気でしょう。

そんな心遣いもおもてなしなのですが、世の中は客呼び
としての合言葉と化してしまったおもてなししかないのです。

最近のコンビニでのコーヒー提供をご存知でしょうか。

同じ機械でアイスもホットも挽きたてのコーヒーをだす
というものですが、それをどうやっているか見たことが
ないでしょうか。

昔はアイスコーヒーは紙パックの業者が抽出したものが
ありそれを冷蔵庫からグラスに注ぐだけでした。

喫茶店ですら自前のアイスコーヒーを作っている店は
少なかったのです。

という事はそもそも本物のアイス珈琲というのはどんな
物かを知る人は少ないのではないかという事になります。

それではそれを知ってもらおうという事になりますが、
実は知らないという事はそれは求めていないということ
でもあるのです。

これはアイスに限らず同じ珈琲という呼び名のもとに違う
ものを飲み続けて求められているという現実があるのです。

それは町中にある無数の缶コーヒー自動販売機の存在と
スーパーに並ぶコーヒー豆コーナーの量をみればそれなり
の需要が存在することは解ります。

当店開店当初はそういう知らない人達のいくらかは知れば
まるで違う味に転向してくれる方も大勢出ると踏んでいましたが、
味とはどうやらそういうものではないのかもしれません。

ラーメンのようにみなと同じ行動をして味わって初めて
この味だと思うのが必要で、珈琲でもきれいでおしゃれな
店で行列ができていてそれに並んで街の一コマになって
味と行動がリンクしないといけないのです。

それでも味から選ばれるという少数派の人も中にはいて
当店の存続価値もそれに応えなければいけないという
ことで今まで来ているわけです。

となるとアイス珈琲も当店ならアイスはこうですよというのを
知らしめないといけないわけです。

諸々を説明しないところに簡単に解り得るものは飲んでもらう
という行動ですが、今は三時までに来店していただけないと
提供できません。

まあそんな制約のある店ですが、それでも飲んでみたい方は
来店して飲んで行ってください。
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来月の季節のブレンドは

2015年06月26日 10時57分32秒 | 珈琲
季節のブレンドは『早夏』から『青夏』に
変わります。

梅雨から梅雨明けに向けて困難な時期ですが、
そんな気候に負けずに一杯の珈琲で生き生きと
行きたいものです。

梅雨が明ければ、もくもくと沸き立つ雲と
青い空の真夏に突入です。

夏のイメージはここのところ青です。

皆様の青い夏はどんなものですか。

それを彩る一杯の珈琲はきっとこんな味と
いうイメージでブレンドされています。

早夏の甘いブレンドから青夏にどんな変化が
あるのかお楽しみに。
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『それから』読了

2015年06月20日 12時24分13秒 | 読書
『三四郎』を読み、続いて『それから』を
当然のように読み進めました。

若い時に親しんだストレイシープや青木繁の
海の底の女の絵だとかが出てくるたび、ここで
出て来たんだとかおーこれこれと懐かしく感じ
今になってこの本を読んで解ったこととかそういう
ことだったのかとか年をとってわかったことも
多々あり、若い時にこう感じたという事も思い出したり、
現代の作家が漱石によってできているという事実も
強く感じました。

そして、瑞々しく描かれる明治の代が実に現代に
通じる現代人の憂鬱が既に明治時代にも存在し、
我々平成の世の人が如何に物質的に豊かになり、
情報に敏感になったものの既に明治の代にあった物から
脱却できていないという事実も感じ愕然とするのでした。

漱石の本など自殺者や友人の妻に思いを寄せる無産の人
とか世の中に何の影響もないどうでもいい人を主人公に
描いているのに、なぜ現在も読み継がれているのか
それが解る気がしたのが今回の読み直しです。

この項続く
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2015NBAファイナルG6TV観

2015年06月18日 12時29分04秒 | バスケ
この放送がされる夜7時のニュースでこの結果
は知ってしまいました。

この放送を予約した時にすでにゲーム7の予定が
ないこともこの結果の予測させる出来事でやっぱりな
という思いでした。

満身創痍で選手層に圧倒的差があり、当初から
こんな結果になるのではという思いは最初からあって
それでも23とロースコアでレブロンのインサイドで
勝ってきたときにはこのままいったらつまらない
シリーズだなという感じでした。

圧倒的得点力とスピードで新勢力の力をアピールした
かつてのサンダーのケビン・デュラントも最初のファイナル
では退けられ、ヒートとのファイナルではいいところなく
終わったのと似た封じられ方をしたステファン・カリー
でしたが、わずかプロ六年目でファイナルを制したのです。

新勢力だけでは難しいとされていたファイナルもカりーの
勢いには屈したかのような経験とか戦略とか特別なものが
ないとなかなかたどり着けない道のように言われていたもの
もカリーの前には意図もすんなりと開いた道のように
延びていたのです。

昨季との違いはやはりコーチの選手起用で、よいと思えば
今まで主力でやっていたセンターも外してしまうという
潔さで、とにかくチームの力を最優先した選手起用がスパッと
とれたことがこの勝利を呼び込んだのではないでしょうか。

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スノートップで午後のひと時

2015年06月17日 17時36分57秒 | 珈琲
タンザニアのスノートップをよく焼いています。

これは深煎りにしてアイスでもよく飲まれます。

なぜかアイスコーヒーを一年中飲むという人がいます。 

コーヒー好きの人はいつも缶コーヒーが手放せないと
いう人もいます。

当店でも30度を超える日にはアイス珈琲を試飲で出す
のですが、大概いつもコーヒーとして飲んでいるものと違うので
びっくりされることが多いようです。

よくいるコーヒー好きの人達とは苦くて黒い液体に砂糖と
ミルクが入っているものをいうようで、そういうものを
飲みつけた人が言う言葉が酸っぱいコーヒーはきらいとか
酸味が嫌いとかいう言葉です。

当店に通われる人はファミレスや缶コーヒーは飲まなくなります。

そればかりか他の喫茶店でさえコーヒーなる物を注文しなく
なります。

よくファミレスや飲食店のドリンクバーのコーヒーに添加物が
あり、問題視する発言などがありますが、普段からそんな
珈琲紛いのものしか飲めないという環境が現実で外では
飲まないという自衛策しかないようです。

秩父などはレストランや寿司屋でも未だに禁煙じゃない店が
あり驚くばかりですが、そうなってくると外食も楽しめないし
気軽にくつろげる店もそうないのです。

当店は喫茶店でもないのにやってくる人がいるのはそんな現状に
異空間としての価値を見出していただいてるからでしょうか。

まあそれも少数派でまずいコーヒーが席巻する現状が放置され
ホテルでさえ言葉だけのおもてなしばかりがのさばる現状です。

べつにこだわりとか特別なことは必要ないのに、普通にちゃんと
したことをやってもてなす心が損なわれている気がしてしょうがない
この時期のアイス珈琲について感じることでした。
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梅雨空とアジサイとホタルと田植

2015年06月17日 16時58分24秒 | 日々のこと
雨の降り方がここ数日極端です。

北から雲が厚くなって雷もなり、降る前に
涼しい風が吹いてから息を付けない位の
雨の層がおりてくる感じです。

しとしとと降る梅雨の雨のイメージはなく、
よくラジオからこの時期雨だれやマスなど
のクラッシックの曲が流れますが、そんな
静かな雨とはまるで違うこのごろの雨です。

それでも降らない時のじめっとした暑さが
降ればなくなり、それはそれで気持ちがいい
感じで、しばらく雨がなかっただけにここの
所の降りはありがたいと言えばありがたいと
とる向きもいます。

先日来市内ではホタルPの看板やホタル祭りなる
幟なども見ます。

私は夜のジョギングを続けてきた結果、世の
関心の低さからくるこのホタルに対する偏見と
現実を感じていますが、今喧伝されているその
ホタルも飛ぶ季節になったとかその姿をみたがる
ひとより、実際は生活として田植えや農だ作業のため
の自然への関心が強く、ホタルなどもとより気にしてない
という人が多いことに思い至ります。

かつてはホタルが身近でそれが損なわれて自然環境や
バカげた公共事業に怒りを感じていましたが、もっと
深刻な意味がこれにはあるのではと思うこのごろです。

農作業をする人々にとって水は大切な要素です。

自然環境も一緒に大切に考えて自然農法とか環境保全にも
地域活性化にも尽力しているというが地方の農家だと
感じていましたが、寺際にはより利権的な思考が働き
もっと低い意識しか持ち合わせない人が実に多いのかと
いうことです。

ホタルは善でハエや蚊は悪であり、棚田やふるさとなど
善のイメージで、肥溜めや田んぼというと田舎などは
悪いイメージです。

そこには経済を基底に価値判断が進んで本来の持つべき
豊かさをゆがめてしまった物があるのではないでしょうか。

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2015NBAファイナルG5TV観戦

2015年06月16日 15時35分42秒 | バスケ
対戦成績を二対二の五分に戻してウォーリアーズ
ホームでの第五戦です。

またもセンターを外してスモールラインナップで臨む
ウォーリアーズに対してなんとキャブスもそれに対抗
してセンターを早々に引っ込めてしまいます。

当然そうなるとレブロンにかかる比重というか得点
源としての比重が増します。

第一戦でレブロンがほぼですっぱりで得点しまくっても
勝てないという試合内容だったのを再現したように
なってしまいました。

前回より、レブロンは中に一人で行ってそのまま決める
という形より、外にさばいてスリーで得点することが
多く、そのためにはある程度相手のリズムに乗って試合を
する必要もあり、モズコフを引っ込めたのでしょう。

レブロンのインサイドでの得点の高さを考えれば、勝機は
遅いリズムで中で確実に決める今までの作戦でいればいい
のですが、相手の主武器が早い攻めとスリーだとすると
二点と三点で同じ機会の攻撃回数とすれば当然負けてしまう
わけで、イグダーラのように相手のエース級を封じて自身も
チームトップの得点を挙げてしまう選手がキャブスには
いないばかりか、守備の良いとされるデラベトバも体を
張っての守備で消耗が激しい分得点能力も出場時間とともに
シュート確率が落ちます。

そもそも選手層が厚くないところにセンターの出場時間を
削ってしまうというのはかなり捨て身な考えだったように
思えます。

最後のクォーターで10点差となり、この試合でもイグダーラ
に対してファウルゲームを挑むシーンがありました。

イグダーラがフリースローを失敗し、レブロンのスリーが
決まり、ファウルゲーム成功かと思われましたが、スリー
が決まったのがその一本だけで後はことごとく失敗し、結局
差は詰まりませんでした。

ファウルゲームに来ると思えばイグダーラを下げるという
手もあるわけで、六回のフリースローを続けて最後は二本
とも決めるなど数字だけ見ればフリースロー後のスリーを
確実に決められれば逆転可能な失敗を得たのに逆に点差は
開いており、直後カリーのスリーなど受けたり、完全に
リズムを失って自滅したような印象も受けました。

この日レブロンは40点と活躍したもののまた勝てないという
ゲームになってしまいました。

一方カリーの得点が戻り、トンプソン、イグダーラといった
二けた得点がスタメンに三人もいるどこからでも得点できる
というチーム力の差をまざまざと感じました。

普通にセンターを出しても勝てるのにボーガットをまったく
使わない等極端な戦法の必要があるのかとも感じるのでした。
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『早夏』にあるものとスノートップにも

2015年06月14日 12時39分52秒 | 珈琲
梅雨入りして昼間は蒸し暑い感じになりました。

じとっと暑い日本の夏の特長ですが、梅雨の
スタイルは随分変わった感じです。

これもゲリラ豪雨に代表する雨の降り方に
あります。

昔のようにしとしとと降り続く梅雨の雨とは
違う感じです。

それでもからっと陽性かといえばそうでもなく、
じとっと特有の湿気の高さがあります。

そんな今の季節に『早夏』のさわやかに甘いブレンドが
似合います。

先日タンザニアスノートップ二も甘さがあります。

それでもそれぞれに個性があり、それぞれに楽しめます。

カロシトラジャはどうでしょうか。

こちらもすっきりとしたイメージには甘さがあります。

三種三様それぞれに楽しむというのがこの夏の楽しみ
です。

この蒸し暑い時にもホットで珈琲を楽しむ皆様に
是非味わってもらいたい三種のそれぞれの甘さの違いを
感じてみてください。
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『早夏』にあるものとスノートップにも

2015年06月14日 12時39分52秒 | 珈琲
梅雨入りして昼間は蒸し暑い感じになりました。

じとっと暑い日本の夏の特長ですが、梅雨の
スタイルは随分変わった感じです。

これもゲリラ豪雨に代表する雨の降り方に
あります。

昔のようにしとしとと降り続く梅雨の雨とは
違う感じです。

それでもからっと陽性かといえばそうでもなく、
じとっと特有の湿気の高さがあります。

そんな今の季節に『早夏』のさわやかに甘いブレンドが
似合います。

先日タンザニアスノートップ二も甘さがあります。

それでもそれぞれに個性があり、それぞれに楽しめます。

カロシトラジャはどうでしょうか。

こちらもすっきりとしたイメージには甘さがあります。

三種三様それぞれに楽しむというのがこの夏の楽しみ
です。

この蒸し暑い時にもホットで珈琲を楽しむ皆様に
是非味わってもらいたい三種のそれぞれの甘さの違いを
感じてみてください。
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2015NBAファイナルG4TV観戦

2015年06月13日 11時14分28秒 | バスケ
ゲームの形としては疲れの見える
キャブス陣に対してあえてセンターを外して本来の
スピード勝負で臨んだウォーリアーズがゴリゴリくる
キャブスを下したという形でした。

ホームで王手をかけるチャンスを逃したキャブスに
このシーズンをとることができるのか。

とはいえ、最初から満身創痍で本来のチームの形から
余所から連れてきた準主役級の補給でようやく勝ちぬけて
きたキャブスにあとどれだけ人々に感動と共感を与えられ
るかという重大の課題もあり、この先の厳しさを実感させる
試合でした。

スクリーンファウルやインサイドにセンターがパスを待つ
バイオレーションなどが前回ホームという事でかなり緩く
なり、すっかり萎縮してあれだけ決まったスリーさえ
放つ機会も減るなどすっかりらしさの見られないウォーリアーズ
が今度はあえてセンターを外して、センターが出てくれば
レブロンにファウルして止めるだけの役割に見え、これは
捨て身の抗議のようでもあり、常軌を逸して
しまったかのような戦法であり、手当てすべきはそこじゃない
だろうという感じなのでした。

この試合でもウォーリアーズはリバウンドは相変わらず誰も飛ばずですが、
カリーはこの試合最初から得点に参加します。

カリーもトンプソンも固い守りに会い得点を落としている
という外見ですが、トップで得点しているのがイグダーラ
ですから本来の縦のラインで得点して速度で圧倒する形が
でれば何ら問題なく得点リズムも出てくるはずです。

今は得点圏内に達した選手がすぐにシュートを放つという形で
オフェンスリバウンドもなく、それ最初の攻撃が落ちればそれで
おしまいです。

一方キャブスはインサイドにレブロンがゴリゴリと入って決める
という第三戦で有効な作戦ですが、一見エースレブロンの得点力に
頼る堅実な作戦のようですが、ひとたびアップテンポのウォーリアーズ
の攻撃が決まれば簡単にペースは相手に行き、スリー主体の破壊力で
直ぐに離されてしまいます。

ヒート時代に有効だったインサイドから外にという形もなく、
対抗しうるのはオフェンス力のあるJRスミスの自在の攻撃ですが、これは
早いペースで相手のペースに合わせることにもなり、打ち合いでは
負けてしまうとなれば、やはりレブロンのワンノンワンからの攻撃に
比重がかかります。

この試合にレブロンの疲れを感じた様にずっとこのスタイルは
ちょっと無理があると感じたのがこの試合でした。
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キリマンジャロの雪に

2015年06月12日 11時14分37秒 | 珈琲
武器よさらば、老人と海で知られるヘミングウェイ
ですが、もはや彼の作品を読む人も名を知る人も少ない
ようです。

例えば武器よさらばを検索しても本来ならアマゾンの
サイトが検索されて本の紹介が一番上に来るはずですが、
これについては無反応です。

かつてはどこの喫茶店でもキリマンジャロはありました。

かつて通った店での味を求めて当店でもキリマンジヤロは
ないのですかといわれることはあります。

これは簡単なようでいて大変難しい質問です。

これを簡単に答えられるようならあまり味について
忖度のない店主のコーヒー屋です。

つまり通り一遍のキリマンジャロはタンザニアのことで
当店では何々になりますと答えることでしょう。

現在商品名は国名標記になったのでキリマンジャロは
タンザニアになっています。

昔通った喫茶店の酸味の強い味が懐かしいと今でも思い出されると
せっかく当店にいらしてタンザニアの豆をくれとおっしゃるのですが、
その青春の思い出を壊すようであっさり当店の豆の特長を押し付ける
ことができません。

私の世代より少し上の世代がこの青春の思い出の世代で、ビートルズ
が大好きで反戦、ヒッピー文化など高度成長を上げる日本経済と
世界覇権を強める米文化と経済力などすべてに背を向け、反骨とか
平和とかが大好きな人達です。

もちろんキリマンジャロの雪も読んでいて豹の遺骸を思い浮かべて
まっ黒くて苦い酸味の強いコーヒーを飲んでいたのでしょう。

そんな青春の日々に当店のタンザニア、スノートップはどう感じる
でしょうか。

味の記憶がある方ならば、もっと強烈に酸っぱい苦いコーヒーだった
という事でしょう。

それについて、プレミアム珈琲の世界では今北部でとれた特別な豆と
南部の缶コーヒー用の豆とさらにハイブリッドの生産高重視の豆と
入っているが、本来のストレートで飲むべき味はこうですよと
押し付けてしまってよいものか大変逡巡し悩み深い問題がある
のです。

つまり、当店のスノートップは深煎りでそれなりの苦みはありますが、
実際に最初に一口飲んで感じることはとろっとした甘みです。

これはかつての青春の味の人達の味覚にはおやっという感じに
きっと感じるはずです。

それでもこれはたとえ青春の味を訂正することになっても本来の
タンザニアとして記憶を新たにしてもらいたい味なのです。

青春の思いではそのままに。

味とともにあの時過ごしたくらい喫茶店で空気はそのままずっと
大事にしておいていただき、ただタンザニアのストレートの味と
してまた記憶にとどめていただけるだけの力がこれにあると
感じてもらうことが大事です。

深煎りのタンザニアはアイスにしても楽しめます。

この時期自宅に用意したい豆です。

トラジャとタンザニアスノートップ今焼けています。
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2015NBAファイナルG3TV観戦

2015年06月11日 23時29分04秒 | バスケ
キャブスの本拠地にコートを移しての第三戦。

ゴリゴリとゴール下に突進して得点していくレブロンと
割とタイトな当たりを繰り返すキャブスの攻撃に完全に
ペースを失いただついていくの精いっぱいという
ウォーリアーズは外から打つだけでリバウンドもなく、
完全に腰砕け状態でした。

ひとりイグダーラがボール運びからインサイドも
外からも得点するなど頑張っている姿が目立つばかり
でインサイドにポストアップするものもなく、オフェンス
リバウンドなど誰もとりに行かないのでした。

クリッパーズ戦では有効にセンターが活躍して多角的な
攻撃が確立していただけに、何とも中途半端な攻めに
観られました。

後半さらに嵩に懸かるようにリードをあげ点差ができ
もはやこのまま終わりかと思われた時にデビッドリー
の突入でやにわに雰囲気が変わり、カリーも驚異的な
外からのシュートが決まり出して点差をつめていきます。

本来目立たないグリーンやエジールなどががんばって
いるのが目立つところが本来の力を発揮してない証拠で
アービングが倒れもはや満身創痍でレブロン移籍で華々しく
スタートした当時のメンバーは誰もいないというチーム
ながらキャブスはレブロンが戻ったという事でホームは
大盛り上がりであり、実力以上に大勢の人の力が支えている
という感じです。

しかしながら、どう見ても実力はウォーリアーズでカリー
の絶頂感は今が旬であり、優勝するならウォーリアーズ
しかないと思います。

ファイナル直前に入れたJRスミスやシャンパートの力で
勝ったとしてもいかにも傭兵軍団としての勝利で地元も
面白くないのではと思います。

本来のバレジャオやレブロンがいない時に頑張っていた
アービングなどがいないで勝ってしまってもそれはかりそめ
の勝利で、喜べないのではないかと思います。

まあ今季はいい戦いをしたがラブもいないしとあきらめも
つくでしょう。

アービングがいない時にその穴を完全にふさいで活躍した
のが、デラヴェドバです。

彼のプレーは華麗とか見事なテクニックとかいうものとは
違い、何をやっても泥臭く確率も高いとは言えません。

それでもあきらめず外から打ち中にも体を張って飛び込みと
部活バスケなど独特のバスケット感を持つ日本人に受けそうな
選手です。

それでも今期の主役はカリーであり、本来のセンターの活躍も
戻ればランアンドスリーの破壊力も増し、それを止められる
力はキャブスにはないように思います。

第三戦をそれだけキャブスがとったの意外でした。
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NBAファイナルG2 TV観戦

2015年06月09日 14時10分22秒 | バスケ
ウォーリアーズのホームで迎えた第二戦。

初戦の修正をして臨んだキャブスはアービング
が負傷して欠場とより頼りになるのはレブロン
だけの状況でしかもその展開で勝てなかった
初戦の経験から早めにJRスミス投入に踏み切り
それでも相手の早いリズムには乗らないという
万全の態勢でした。

初戦に続いてまたもオーバータイム突入とさも
実力伯仲の接戦という演出ですが、どうみても
これはカリーの抑制の効いた戦いの結果としか
感じません。

それにより鈴木星人のようなトンプソンが活躍して
彼の復活を印象付けることにより、今度は敵地で
スブラシュブラザーズ活躍という形にしたいという
ことなのでしょう。

まだお互いの怒涛の攻めがさく裂したうえでの
圧巻のプレーというのが見られず、何かチェスの
一手づつのような展開にファイナルらしくない
盛り上がりのない感じがします。

まあそれができない大人の事情がキャブスの
選手状況が何とも痛々しい限りです。

ホームに戻ってどんな戦いをするかキャブスの
頑張りに期待しましょう。
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梅雨入りの朝

2015年06月09日 11時44分54秒 | 珈琲
昨日関東地方東海と梅雨入りが発表されました。

梅雨入りというとジメジメと鬱陶しい雨が
続くという感じですが、そう気にすることは
ありません。

この雨は必要なものであるし、農作物には必須の
この時期の雨です。

であるならば、我々人間にもこの時期の雨は必要なんだの
と思い雨を楽しむことです。

そのために当店では季節のブレンド『早夏』をご用意
しています。

それと夏には是非お勧めはこのカロシトラジャの
ストレートです。

これは雨が上がった夏の夜空に満天の星空が浮かぶ
すっきりとしたイメージです。

それても一年中チョコ味のブラジルがいいという人もいるし、
一年中モカマタリがあれば幸せという人もいます。

それらの全ての人の要望を応えられるのが当店の
注文を受けて焙煎するシステムです。

いきなり来店されてももちろん焼いてある豆がありますので
ちょっと寄って試飲したい方も歓迎です。

試飲希望の方は三時までにご来店ください。

ただ、当店は一人でやっているため発送、宅配など
急な外出もありますので念のためお電話いただけると幸いです。
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マンデリンは

2015年06月07日 11時02分07秒 | 珈琲
梅雨入り間近のいつまでつづくかという青空が
風になぶられています。

昨日は夕焼けに焼かれて赤黒く武甲山が浮かぶという
珍しい光景が見られました。

多くの人がそれを見て手にしたカメラを向けました。

東の方には夏らしいもくもくと立ち上がる雲と紫の
怪しい色合いに染まる雲やその変化は見つめてしばし
初夏の移ろいを堪能した気分にさせました。

ほんの一瞬の空の変化でも自分を忘れ逆に見つめ直す
そんな思いを味わせます。

こんな時に夕暮れを見つめて飲むカロシトラジャは
また格別です。

夏の夜空のようにすっきりとして星が見られる感じです。

さてそのインドネシアの豆で普段はカロシトラジャと
ゴールドトップマンデリンをストレートで売るのが
当店ですが、マンデリンだけを飲みたいという人に希望が
あれば試飲できますと書きました。

それで訪れて試飲されたお客様からまさかの質問が
ありました。

我々世代の人間には喫茶店にはコーヒーのストレートが
どの店にもあり、ブラジル コロンビア、キリマンジェロ
モカという定番がストレートで売られていました。

それについて各々個別のイメージがありお気に入りが
存在していたはずです。

よく新聞のアンケートで好きな珈琲はという事でモカ、
キリマンジェロを上げる方、その一方でマンデリンという
豆もなじみが深く、よく好まれる豆です。

そのイメージは酸味が少なく苦みが強いというのが一般的
なものです。

当店に訪れるお客様も酸味がないものをという注文をされる
方が未だにいます。

そんな方々に酸味の妙と味わいを訴えてきたつもりですが、
なかなか酸味恐怖症には勝てません。

多くの誤解を解くうえで今月の季節のブレンド『早夏』は
マンデリンを主眼におきその特徴を出しています。

口にした方はその甘味のあるブレンドにブレンドの
イメージを新たにするようです。

薫り、色、甘みとコーヒーの概念も変わっていく感じに
お客様の顔色も変わって行きます。

そこで思いもしない質問がありました。

マンデリンってなんですか。

今まで使っていてモカはイエメンのモカ港からその名前が
付いたとかキリマンジェロはノーベル賞作家ヘミングウェイ
の小説から来ているのはまちがいありません。

文学由来というのは最近あまりありませんが、誰でも好きな
作家はいるはずです。

私は北杜夫が好きで、彼が影響を受けたトーマス・マンが
どんな作家かとても興味がありました。

彼が原書でトーマス・マンを読むためにドイツ留学やドイツ
に関係する医学部に進学することを考え、ドイツに行くために
マグロ船に乗ることから自身の文壇デビューとなる経験を得
憧れと夢の実現という展開を示してくれたことは私にも影響を
与えました。

そういった人々に影響を与える文学の力というものに人は魅せられ
それぞれのお気に入りの作家とその世界を持っているのです。

私は彼が愛したようにブッテンブローグ家の人々を愛するより
サリンジャーのグラースサーガの方が強く心に残りました。

同じような人がいるようで原宿にシーモアグラスという喫茶店
があります。

こういう名前を付けられるともしや同じ種類の人かと思って
つい寄りたくなる心理を突いています。

それと聞くところに寄るとそこは忌野清志郎のグッズも
飾られているとなれば行かないわけにはいきません。

などとだいぶ話がそれてしまいましたが、同時代に生きた人に
は当たり前の時代感を共有したいという感覚と新しいものを
生み出して行きたいという感覚があると思います。

さて、本題に戻るとそのお客様がいったマンデリンってなんで
マンデリンですかという質問でしたが、これが全く今まで思いも
しなかったことで、モカやキリマンジェロは当然よく話題にも
でますし、昔から由来を知っていたから今は法律で原産国標記が
義務付けられて国名標記になりましたが、マンデリンはインドネシア
という記憶に埋もれていましたが、これは民族名なんだという
ことを思い出しました。

インドネシアの豆はトラジャにしろそういう部族由来の秘境感を
だすことで売り込むというのが定番です。

この虚をつく質問の答えも思い出せて一件落着トラジャのように
すっきりです。
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