森を抜ける風のように颯々と。
なんとも気持ちのいい季節です。
そんな森を抜ける風をイメージしてブレンドしました。
季節のブレンド『颯々』です。
この爽やかな季節に珈琲は何がいいですかという問い合わせが続きました。
今なら文句なしにケニアとタンザニアです。と今入ったばかりのこの二つを上げます。
実は売らなくてもいいといいつつ年間使用する分以上確保してありいくら売っても大丈夫なのです。
それにしてもコーヒーの値上がりは甚だしく、もう2000円以下の値段で売られるものは限られておりレギュラーでもその国のトップグレードで2000円以下だとブラジルぐらいしか買えません。
それでもスーパーや豆屋さんで見かけるそれより安い豆は前に入ってきたものかグレードが低いかです。そんな説明や事情は知らされることはなく売られていますから後は味が物足りないとかになっても知ったこっちゃないということなんでしょう。
昨日は店を少し早く閉めて会食に小金井まででかけました。
ゴールデンウィークの真っ只中でありいつもと違うルートで手前の若狭3丁目から右折、道なりに高橋の交差点に至り普段ならこれを右折して西武ドーム前から狭山湖の間の道を抜け新青梅街道に抜けますが、野球開催日でもあり連休中でもあり、高橋の交差点は直進し山口城址跡を右折し赤坂道を経て東村山浄水場から新青梅街道に抜けます。細い道と信号はたくさんありますが通行者は少なくほぼ時間通り到着できます。ナビでは絶対検索採用されない細い道でかつ住宅街で慎重な通行が求められます。ナビも必要なく昔不動産時代に走り回っていた道で色々な思い出もありますが今通るとまた違ったドラマのシーンのような違う次元の話のような不思議な感覚になります。
人に会う度、量子もつれやらABC予想の話などしていたらウィンドウズの暗号機能は政府から輸出用は安全面から256ビットに抑えられているというのを思い出し現在私達日本国民には一人一人に暗号キーが割り当てられ、それを解くキーの二つの数値はマイナンバーカードにあるというのを知り、最近では薬局なんかでもマイナンバーカードの提示を求められたりして知らず知らずに鍵をばらまいてるのじゃないかと不安になります。
そうじゃなくても数学の進歩や量子コンピューターなどで素数の暗号なんて簡単に解くことが出来るようになるのではと思えるからRSA暗号じゃないもっと計算では解けないものを考えなくてはと考えるのでした。




昨日家族の帰還の知らせを受けあわてて電車到着時間に家を出て西武駅に向かいました。
すると外は春の陽気に休みを満喫する人達の人混みで普段夜走っているときと違い賑やかです。
いやこれは賑やかなんてものでなく祭りかなんかのような浮かれ出た人達でそうか世の中ゴールデンウィークというやつかと改めて感じ入るのでした。
駅に着くとものすごい人で溢れ車の置き場も普段困難ですが、駅に溢れているのは観光客で地元客や駅前温泉の客はそれほど多くなく、まして地元民の送迎者はまだおらずロータリーの車の数は少なめでした。
ロータリーに駐車し仲見世のなかに家族を見つけに行くと物凄い人の波に会い先に進むのも困難。それをみて思うのはこの西武秩父駅が公立高校を追い出して出来て以来元々農工も西武駅も私の遊び場で数々の思い出の地であり私を育てたフィールドです。
そこが観光地の溢れるお土産品とフードコートという即席で秩父の名物を全て味わえる地になっていてまんまとそれを目当ての人々でこのように人が群がっているわけですが、かつてレッドアローという特急が走りレストランがあり、ゲームセンターやら小さなお土産屋さんがひしめいて、焼き鳥の屋台までいた前の状態を知る人はきれいにおしゃれになった今の姿に違和感があるはず。
ネットでもここ何日か秩父に息抜きに行くというCMがバンバン流れていました。もちろんテレビでもかつてはトップアイドルまでが秩父の風景に立ち普段見慣れた風景がテレビに現れはっとした思いが今も昔もしています。
SNSでも埼玉で本格温泉体験が味わえるという駅前温泉のCMが流れています。
埼玉で唯一の温泉街の雰囲気があるかのような下手したら埼玉唯一の温泉というイメージさえ与えかねないものなのです。
まあその結果なのでしょう。
この駅に接続する施設で温泉から名物の食が全て味わえてお土産も揃うとなればに賑わわないはずがないのです。
秩父の食。色々のグルメ番組や旅番組で紹介されてきたポテトフライ、蕎麦、シャクシナ、ホルモン焼きが全てフードコート、仲見世で味わえるし、地元の酒もカドウチのような飲み処まであるのです。かつてはこの仲見世には地元の会社がテナントとして入っていましたが駅前温泉を作るとき全て契約打ち切りとなり全てが西武の経営にとって変わられました。そんな変化に異を唱える声も地域の発展をいう政治家もまともな意見を西武に向けたのを聞いたこともなく今後の展開も新たな観光地としての魅力創世とかもなくこのままではさらに人口減少衰退は必定なのです。先に市長選がありましたが地域の発展とか人口増に政策として子供一人目に祝い金30万支給とかでっかい夢とかいっていて政治に頼る問題でなく今展開されてる企業をみると何が必要で何をしていくべきか等も見えてくるのではないでしょうか。
ゴールデンウィークというと昔からなにやら華やいでどこかに出掛けたいというと気持ちにさせるものがありましたが、どこに行っても渋滞と混雑なので敢えて出掛けなくともと思っても当然です。
しかし、清々しい生まれたての新緑の山などに出掛けると気持ちいいですよね。
そんな今の季節にタンザニアはびったりです。
これからの時期商社からタンザニアの新豆が届くというニュースはいつもの恒例でした。
ところがもう10年そういうアフリカの新豆の売り込みはなく新豆はないというのが一般の認識でした。
しかし、実際の小売り市場にタンザニアの豆は売られていて見知らぬ農園名のスペシャルティなどが並んでいるのでした。
イルガチェフ等も美味しい豆として認知され高値で売られるようになりどこの村が特にうまいと書き込むとあっという間に姿を消しさらにまた細かく農園名に分けられて売られるようになったりしてうまい豆の認知はそれは高い競争力と情報戦争を生むのでした。
それでもケニア、タンザニア、とりあけウンゴロゴロの豆はなくなかなか手に出来ませんでした。
それが最近両方手に出来たのです。
まあ値段は高くなってしまいましたが味はそれに見合った実力があります。
今の値段でも納得の出来る範囲ではないでしょうか。
タンザニアのウンゴロゴロにはネットでも伝説のように味見をした人の感想が残っていて名前の独特の響きと珍しさから記憶されている方も多いのですが、実際の味としてアンザニアの記憶がある方はやはりまれなのではないでしょうか。
昔から喫茶店ではキリマンジャロの名前でストレートは定番で売られていますがモカ、マンデリンが好きという方は多いもののタンザニアが一番好きという話はあまり聞きません。
ところがウンゴロゴロは今まで飲んだなかで一番うまいとかネットの感想でもいつも特別なものとして出てきます。
確かに農園名がつかないタンザニアAAとスペシャルティではまるで違う味でありレギュラーでも店により幅があるのは昔からです。
今では問屋でも商社でもいつの豆とか何年入港のロットで何袋のうちのひとつというところまで明確です。しかし、そんな情報もそれから先はどんな焙煎機でいつ焙煎を誰がどのようにしたかで味が決まるのです。
そうして残念なお知らせですが、タンザニアの魅力は皆さんがおっしゃる酸味が嫌いでの酸味なのです。
昨日も夕方から走りまた銭湯利用の予定でした。
がしかし、いつものランニングコースにある銭湯がいつも私が走る時間には電気が消えているのに昨日はしっかり暖簾が出ていました。
これは昨日と同じじゃ芸がないのでこっちを利用するかと思って帰りもその前を通ったときにまだ暖簾が出ているのを確認のうえ帰って着替えもせず着替えとタオルとシャンプーなどをもって直ぐ家を出ました。
するとさっきは出ていた暖簾はなく既に閉店していたのです。
さて仕方ないと昨日と同じ銭湯に向かうとなんとこちらも営業中の看板が出ていないのです。
昨日は月曜日定休と8時閉店は確認したものの表のカレンダーの休業日までは確認してなかったところそれによると金曜日の今日だけ休みになっています。
それではと次に行ったのがおむすびカフェのお風呂です。
ここは民泊のカフェなのですがお風呂もやっていたはず。
行ってみると電気はついていてやっているようす。中に入りお風呂入れますかと問うと今空いてるので入れますよと答えがあったもののいくらか聞くと3300円だと。
財布は置いてきて小銭しかなかったので諦めて帰ることに。ここまで来れば駅前温泉しかないか。
先日金券屋でここの入浴券をみたら1050円で売られていました。
正規なら1600円以上したような記憶があり何の割引もなく入るのは危険な感じもあったのですが、走ってそのまま出てきたのでこれ以上時間を置きたくもなく西武駅の祭りの湯に行きました。駐車場はほぼ満車で賑わっているようです。中に入り料金表をみたら1100円と思ったより安いので手持ちの小銭でも入場可能でひと安心。手持は1500円。しかし、後払いなため心置きなく入浴を楽しめない不安の中びくびくと入浴したのでした。後でなんかもろもろ請求されたらどうしようと小心な私は心楽しめないのでした。
久しぶりの館内は薄暗く色々の施設もマッサージ整体なども充実している風で二階のお風呂は薬湯や炭酸泉、マッサージジェットバス、水風呂にサウナとまあスーパー銭湯風の施設に三種類の露天風呂ですが、昼間なら武甲山を眺めて入浴と特別感と旅情も感じるところですが既に真っ暗で各湯船には人が一人ずついて不思議な緊張感が宿る空間です。宮沢湖とほぼ浴槽の広さは同じで洗い場はこちらの方が席が多い感じです。白く濁っていたり、泥色の浴槽もありますが、どれも温泉感はなく普通の沸かし湯な感じは否めません。すごい体型のグループがいてレスラーかボディビルダーかといった人がいてなんか秩父感から逸脱した風景でした。一通り入ったので心配の会計に向かうと無人の会計機での支払いで最後の改札は下駄箱のタグで開いたのでした。
あっけなくも当たり前に会計も済み無事自宅に向かいました。
銭湯なら400円。一人でお風呂沸かすのももったいないと銭湯行きが祭りの湯で高くなってしまいましたが、銭湯でなんか物足りなさも感じていたのでまあよかったかなと思ったりもしました。
さて、家族がお出掛けでビデオデッキの空き管理もお座なりになっており昔のお宝整理をし空きを増やす作業をしました。
これは期せずして過去の記憶の精算と復習になり新たな発見と気付きにもなりました。
そこで感じたのですが、2020年のABC予想の証明22年の量子もつれのノーヴェル賞受賞と実はブレイクスルーというかコペルニクス的転回を今迎えて人類の進歩も加速する時代にきたのではないかと思ったのです。
温暖化コロナのパンデミックAIの発展などがマスコミでいわれていますが実は数学的発展は20年の時に始まっていて量子もつれの利用と進歩のスピードが上がってしまって実態とか時間の概念まで様変わりしていることに一般人は知らず物価高の世を生きづらいと生きているのではと感じます。
政治家は野党も与党も消費税減税を言い出しこれはポピュリズムではないとまで言い出す始末。
益々我々一般人は世界がどう動こうとするのかどんなバタフライエフェクトがあるのか考えを巡らせないとなりません。
スペシャルティの種類減少もコーヒー相場の高騰ももはや自衛の域外でそのなか魂が浄化されるような豆を持つなんてもはやそれは売らないでもいいのではと思えてきます。しかし、今までお店で使っていただいたお客様には今入る値段で今まで通りブラジルサントスNO2を卸すだけでいいのかと思うし、一般のお客様には日々飲む珈琲を感動と共に自然の感謝と季節の移ろいの中で世界共通の安寧と安息を感じ共感することで世界の平和と心の平穏を実感していただきたいと豆焼きに全身全霊を込めてやってきたと思います。この人類の進歩の加速期に対面し益々この安息感は大事に思います。
いつも夏になると冷やし中華を食べに行こうと思う町の食堂。
いつも夜走るときに看板の電気がついていて最近またつかないようになったなと思っていたのですが今日前を通ったら小さな張り紙がありました。
もしやと思って通りすぎたもののやはり確めよと戻り内容を読んでみると3月一杯で閉店しますというものでした。
近所の床屋、花屋に続いてここもやめたかと軽くショックを受けてこの流れを誰かどうにか出来ないかとまた思うのでした。
アース・ウインド&ファイアーが今また来日してライブしてますが70.80でも衰えず活動する人がいる一方で気がついたらやめていたなんてのも多いのです。
働けるのに職に就かず放浪するというのは至極当たり前でそもそも自由が売りのアメリカでもこの放浪罪というのはあるし、日本でも浮浪罪というものがあるのです。しかし、仕事もせずふらふらしている人は多いし、引きこもりとかニートとか多いのにノマドとか車中泊とか浮浪する人は増えているようですがそんな法律があると世間でいわれることもありません。
それに失踪者や行方不明も多く、警察に探してくれと失踪届けを出しても大人の行方不明は捜索しないと窓口ではいわれるそうです。そのくせもし殺人事件で死体が上がったのに家族から失踪届けが出されていないと家族が殺したと容疑をかけられたり疑われたりと不都合になります。
もうコロナ前のはなしですが、バスケットの仲間と話をするとそれあるあるになっていてとよくいわれた時期がありました。
なんだよあるあるってと非常に不愉快になり、このあるあるですねという受け答えをいう人はまともな応答が出来ないのかとずっときに食わない受け答えをされたと思うのでした。俺の思いや行動はそんなよくあることなんかでくくられたくないとどなり返してやりたいくらいです。
しかし、実際にはだよねなどと答えて済ませてるのです。
あるあるといわせない物言いを最近では編み出し会話にも工夫するようになりました。若者に同意を求めたり認めさせたい訳じゃないんだよと。
若い人や先輩とか関係なく真実の受け答えが何の気兼ねもなく口に出来る物言いと人の意見を素直に受け入れる柔軟性を合わせて磨いて引き出しを覗けばスタバのステダンがぞろぞろ並んでいたり人は悪癖を抱えて生きているものです。
いずれにしろ何か味を知る、面白さを感じられる感性が大事だなと思います。
今日は家族が皆出掛けてしまい私一人なのでお風呂はなんと銭湯利用したのでした。
昼間走ったりすると銭湯利用することはありましたが今回利用したら前回感じた事よりあれと思うことの方が多く、日帰り温泉にいった方がいいかなと思ったりしました。いや今までだと一人でも自分ちの風呂つけてたかとか一人の自由も色々あるなあと改めて思ったりもしました。
豆の焼き具合も機械に焼かされているような焙煎から微妙な焼き具合の表現と日々変わる環境や条件に豆の状態を見極めその気候にあった最高の味を引き出すところが膨らませるだけとか膨らませて味がすかすかとか10円ハゲができていたり私はあるあるなどとはいいませんがいろんな釜で焼いてみるとこうなるのねという引き出しは増えます。
不思議なのは酸味が嫌いでといわれる話は毎度聞きますが、あそこの炭焼きは焦げ味しかしないとか熱風の釜で膨らんでるけどそれだけだと感想をお聞きすることはなくあそこの店の釜は何々だからこういう味でそれ止まりと感想をのべる人がいないことです。当店の常連さんによると他の豆を飲んだら胸焼けがしたとおっしゃっる方はいます。
続々と届く新豆と倉庫の整理と。
唐突に請求書も届きまとめて送金までこなしこの生豆結局今年一杯なんて量じゃなくまた在庫を重ねてしまったことにああどうしようと思い出したもののまあしゃあないとAAグレートのさらにランク上の味というのを堪能してみました。
これ一杯でたぶん半日は余韻がずっと続き、幸福感、満足感、心地よさ、並みのコーヒーでは到達できない境地にまで意識を飛ばしてくれる久々に味わう90点以上の味です。
このクラスの味だから感じる心地になり魂の浄化を受けたようなワンランク上の気分を味わえます。
スペシャルティを謳うコーヒーは数々売られてはいますが、そのスベシャルを感じてコーヒーを選ぶ人がどれだけいるでしょうか。
そもそも毎日飲むコーヒーに何を望みどこまでそれを突き詰め実現している人がいるでしょうか。
世にスペシャルティを謳う豆屋は多く、完璧に差別化して現実にその差を感じさせる店がある人は幸いです。
しかし、現実には売っている人がまだ自分の豆に感動してスペシャルティに特化してやっている自負を持っている人はどれだけいることか。
はたまた普通にちゃんと焼けているかという簡単なこともクリアされているかというのも問題です。
外見はおしゃれで世界中の豆を揃えてなにやら特別な資格ももって現地の人とも直接繋がりがあって今まで見たこともない農園名だったり現地直売などを謳う店とか消費者を魔やかす仕掛けは多く、炭焼きとか薪焼きとか目先を変えたものや消費者の誤解を利用したものまであり実に狡猾です。一方コーヒーファンの求めるコーヒーが酸味が嫌いでといつも一緒でそれがいかに無知をさらしているかもわからず繰り返し聞かされ続けるのです。
まずみたらし団子の焦げに何の違和感も感じない人とか寿司屋や小料理屋で出てくる焼き物の魚と素人の焼き魚の違いを感知できない人とか味覚以前の感覚の人もいるわけで何もそこから始めるのかというはなしですが世の中食料政策や農政からして国民の安心と安全という政治家が多いのに農薬まみれで自然破壊を進め国民の半分がガンにかかるなどまるで気にかけてない証拠であり私達自身で身を守るしかないのです。
世の中もはや家庭で出汁をとるうちもほとんどなく、まな板さえない家が増えているのですから、コーヒーの味にここまで求めるなんて思いの人は少ないのでしょう。だから相変わらず毎回酸味が嫌いでという会話を重ねているのだと思います。
珈琲の最高の味を味わう前にまずはよく切れる包丁で切った野菜の味噌汁の味や自分の包丁で切ったつまの輝きを知ってみてもらいたい。よくテレビのグルメ番組などで魚の締め方で味が変わるとやっていますが魚の切り方、包丁使いや包丁の切れ味でも大きく違うことさえ知らない人が多いのです。
空気の違いとか季節の違いとか日々の感動とかそんなことが全て珈琲を焼くことに繋がりそのため当店では店主が毎日10K
走るという行動になっているのです。
竹の子が全国的に不作だそうです。
私は竹藪の前の無人販売で手に入れましたが昨年の二倍でした。
それならばともう既に煮てある出来たものを買ってみたのです。
柔らかさは家で作ったものより柔らかく値段も300円ほどでした。
しかし、味は毎年思いこがれるあの味ではないのです。
これは簡単にこういうのと説明できず、周りの理解も得られないのです。
まあ、毎年小女子と一緒に煮たのものを食べていたという思い出がなくその味を知らなければ何もこだわりもないのかもしれません。
しかし、私は昔から旬の竹の子を様々な料理で食べてきてその食べ方や一番柔らかく食べる工夫やら努力を味わってきたので毎年時期になるとまたあの味という思いが強く沸くのです。
そんなところにこの竹の子の煮たものという農産物直売所の品を出されてもこれは違うというイメージしか沸かないのです。
私のこんな思いを細かく説明しても何をいっているか理解同意されるかたはなかなかいません。
そして毎年それを実現するのも年々困難なものになってきているのは非常に悲しい気分です。
まず、小女子が手に入らないことと毎年文句もいわず長時間料理をしてくれる家族の存在と今まで当たり前のそれらの存在が実はいとも容易く手の届かないものになっていくという将来。幸福感とはそんな危ういものの中にあるのです。
温暖化とか平和とか実は普段の努力で保たれてきたというのを感じます。それに気がつかずもしくは気にかけずにおくと小女子がなくなったり春の楽しみの味覚が味わえないという不幸になるのです。
先日の大学病院のおしゃれなカフェでなんとかフラベチーノとかラテとか普段なら頼まないものをオーダーしプラスチックの容器とストローで出てきたものに700円以上の支払いをして非日常と特別な日のお祝い的な気分を楽しめたものの空いたプラスティックのごみをみると人々がここ数年やってきた過ちをまた私も重ねたという罪悪感のようものを感じたりもしたのてす。
今週見たアマゾンのビデオは2009年の古いドラマです。
オルトロスの犬というもので触れるだけでどんな病気も怪我も治ってしまうという神の手を持つ存在と触れるだけで命を奪う、殺すことが出来る悪魔の手を持つ存在が現れるというものです。
最初は面白く引き込まれ主役の刑事が水川あさみという華奢な美人で現実味もないアクションをしたりして顔を見るたび尾野真千子を思い出し似てると一人その他の登場事物も若い姿で面白がっていたのです。
ただ、その後のストーリーの展開に面白味も膨らみもなく何がテーマと思ったりスリリングな展開やワクワク感もないのでした。
そもそも神話のオルトロスの犬という双頭の犬を名した意図も膨らみも深みも感じないものだったのです。そんな残念なドラマなのにテーマとするそんなあり得ないことが実は歴史上実在し人類は殺してしまった事実を思い出し考えたのでした。
聖書にはイエス・キリストが処女懐胎により生まれ歩けない人が歩けるようになったり、目の見えない人が見えるようになったり死んだ人が生き返ったり、水をワインに変えたりごちそうを出したりして飢えから解放したりといった奇跡が書かれています。そんな神の子が求めたのは愛と信仰です。しかし、人々は裁判の末、磔に処したのです。どんな病気や怪我も直してしまう飢えも災厄でさえ退けるその人のいうことを聞けずなぜ殺してしまったのか。殺してしまって今さら信仰の元とするのか全く理解できないのです。磔にした拷問道具を神の証のようにシンボルとして首にかけたりするのはなぜなのか。ドラマでも地上に神はいらないといって殺そうとする勢力が描かれます。医者は科学に活かそうとDNAを解析しその仕組みを解明しようとします。
現実でもイエス・キリストのDNAを解析しようとする物語があります。聖骸布のDNA解析は行われキリストの顔とか血液型が公表されましたがそれ以上の情報はありません。逆にDNA解析技術が進み多くの聖遺物が偽物という鑑定がされたのは報道されています。今後物語のようにキリストのクローンやキリストに寄せたDNA改造とか新人類が産み出されるのか全く報告も予想も聞きません。
人類は完璧なDNAを手に入れたのか。そもそもips細胞でノーベル賞をとったのが2012年で13年もたつのに実際の医療に使われた報道はなく今の万博に小さい心臓が展示された程度なのです。これらのことは何を意味するのでしょうか。
まあそんなことを考えながら今回入手したケニアは最高水準のAAのさらに上のロットだということでそれでいて値段は以前の値段のままカレント特価ということなのですが、現物は10月から1月収穫したということでまだグリーン色の濃い新鮮なものです。
無い無いといわれたアフリカ高品位豆が前の値段で確保できてしまうという奇跡のような出来事が当店では続いて起きているわけでそんなのを集めているから当然なのかもしれませんが味を思うと無理に売らなくてもいいくらいで毎日焼いてずっと飲み続けていこうかしらと思って生の豆を見てはニヤッとしていたりしているのでした。
竹の子。
団子。
新生姜と豆腐。
そんなものでもう満足の春の終わり。
ただビックリのもろもろの値段です。
竹の子は1000円越えは当たり前。
さらに小女子は何処にも売ってなく、じゃこ代用でとても味わいが足りない、もどかしさに戸惑いを覚える事態。
そんななか昨日はまたも埼玉医大に行き先のMRIの結果を聞きに行きました。
予約時間一時間前の受付ということで最初から一時間はただ待ちの時間が予定されているというなんとも理不尽というか納得行かないものを含む行程でここ一月ばかり血液検査からガンの可能性があるということでMRI検査を受けたわけですが、つまりここ一月ガンの可能性とか、もしガンならとかを考えて過ごしたわけで体調的制約がかかるわけでもなく、ただ気が重いという状況でした。
昨日は予約より早く呼ばれ診療室に入ると直ぐなんでもないですねといわれ直ぐガンの疑惑からの解放となりました。
あっけなく元通りということになったわけですが、ガンの疑いを晴らす検査に血液検査から生まれて始めてのMRI検査と物語やテレビドラマではさんざ見てきたものが自身に降りかかった事象は余命とか考えなくてもよいものを当然考えさせたし積み立てているガン保険の計算なんかもしてみましたがこの一月の間いつもの全力疾走になれずというもどかしさがついて回りさらに終われば上位医療機関での検診と不安を当て込んでの詐欺商法じみた医療行為のように感じたりします。そもそも血液検査は三度もやっており、それは私が望むべき状況に基づいているのか、もっと落ち着いてからしかるべき時期に公費助成で気休め程度に受けるべきだったのではと思えてきます。
まあ押し並べてなんともなければすべてよしと直ぐ帰途に付きまだ10時なので本来前回同様温泉にはいってのんびりしてこようと思っていたのも今回は直ぐ戻って仕事続行を選択。
大学病院のある日高市近辺は不動産会社員当時さんざんさ走り回った地で色々思い出すこともあり時間の流れも感じます。
ともあれ先の憂いが晴れさあそれではと一番雪質のよさそうな奥志賀や熊の湯辺りに宿をとりなどと考えるのでした。
それも宿をとるならゴールデンウィーク前だと思い検索を掛けようとしたところ商社や問屋からのメールを見ていたら今週必ず荷受けしろという文言がちらほらありつまりは今週何処にも出掛けられないことに。
まあ今はウンゴロゴロの豆が数値並みか味見が楽しみです。

投票から帰り豆焼き。
そしてここのところの暑さでTシャツを探して、夏物衣料の捜索をしばしやりあらかた片付け徐に倉庫の麻袋を整理し始めました。
これにより倉庫はスッキリと片付き、新豆を入れる準備も整いました。
今回入れるのはちっとも安くないのですが、長期契約で預かってもらえるので今の値段をしばし続けるという意味では大変有益でしばらく入れてなかったウンゴロゴロは点数的にも値段相応楽しませてくれるものと思います。
ケニアの豆は今までよりワンランク上の味となりこれもキープできたのはかなり嬉しく、エチオピアのナチュラルとクリスタルマウンテン、クィーンスマトラと十分なラインナップを揃えられました。
あとはどんどん焼いていくだけです。連休前に色々やることが山積みです。
選挙の投票日でやっと静かな朝を迎えました。
昨日まで選挙カーが行き交い、しょっちゅう電話や投げ込み、時には訪問、郵便物での動員要請と仕事を中断させられいちいち応対させられ辟易としておりました。
SNSもそんな話題でいつもなら何処のランチにいったとか祭りの情報や花の話題が立ち会い演説で誰が何をいったといったものにとって変わりうんざりとしておりましたが今朝は久しぶり静かな朝だったのです。
そこでメールがきて今とっても悩んでいます。
スペシャルティのよい豆が少なくなっている現状で商社の投げがあったのですが、これがタンザニアの豆なんですが先日アフリカはケニアの豆を仕入れたばかりで無い無いといわれたアフリカ豆のスペシャリティを確保した満足感があるところにまた今度はアフリカの豆のオファーです。
スノートップは持っておりこれは深煎りでも味が出てアイスにしてもよくこの時期から初夏の間何かとタンザニアはよく目にするものなのです。
かつては1200円ほどでしたが1600円と高くなりましたが元々87点の豆ですから値段相応の味があるともいえます。
在庫を睨んだら味のしっかりしたガヨかアチェの豆がほしいのですが2400円程度の売値になってしまうのとその豆と同じ程度のQグレード数値を持つウンゴロゴロの豆なのでどうしたものか。一袋程度ならたいした金額ではなく、倉庫も圧迫しないだろうし。
そもそもウンゴロゴロをはじめて飲んだ人が涙を流したと言う話がネットではよく引き合いにだされるほどタンザニアとかキリマンジャロとは違うところの豆の印象を消費者に与え、なおかつその名前のインパクトもあり手にとってもらいやすいこともあります。まあ今買っておけば現在2000円くらいの売値をその前の相場で一年は売れるかなと思うと買っておくべきか。
投票に行ってきて決めよ。
昨日は雨の日曜日。
大阪万博の開幕と同時に秩父では市長選が始まったのです。
昨日は同じ電話番号から三度の電話があり、1度目は出たら直ぐ切れなんだセールスかと思いました。03から始まる語呂を会わせたような番号で最近こんな出ると直ぐ切れるのが多いのです。
するとまた昼頃電話があり同じ番号だと思ってみていたら5回鳴って切れました。
やはり機械仕掛けのセールスかと思いでなくてよかったとおもいました。すると夕方また同じ番号からかかってきてあまりに何度も来るからどんなセールスかと出てみると市長選にはという自動音声の電話でした。
選挙の電話は何度か生の人の電話があったり、チラシの投げ込みが続いていました。
かつてはそういうチラシやら政策やらを作る協力などしていた時期もあり選挙で何をやるのか知っていますが最近の国政でも地方でもあまりにポピュリズム的な政策に呆れ愛想つきた感じです。
あれからネットを使った生配信とか辻立ちとか手法も変化を見せていますがそれら活動にみんなどこかからお金が元になっていて党の公認とか金の出処やら支持者などの思惑があるわけです。
無垢の金やら団体やらによらない市民の地域愛だけでこれ以上の医療格差や人口減を止め地域の発展を目指してもらいたいものです。
毎年この時期になると気になるのがタケノコです。
私の大好物と知って届けてくれる人もありますがコロナと竹の開花で全く届かない時期があり、農産物直売所など探して朝どれのよいものがあるところを昨年は発見したりしました。すると一緒に入れる小女子も探さないと今では手軽に手に入らないものであり段々季節の当たり前の楽しみも困難なミッションに変わりつつあるのを感じます。
普通にタケノコの煮たのはスーパーに一年中売っているし私がタケノコに騒ぐのが不思議に写る人が多いようですが旬のものを食す楽しみは自然を愛しその変化を楽しむ人生の基本です。
それと日々の珈琲も季節の変わりを感じて飲むからこそ味わいを増し人生の位置を再確認させてくれます。
昨日は久々いつもの大口注文があり、三ヶ月ほど焼いてなかったオレンジハニーも焼きました。
これは嫌気発酵の豆で高いので滅多に注文は入らないのですがこの味が好きという方は多いのです。
こういう現在最高級と最先端の流行の豆を焼くとまたイエメンの黄金のマタリとか幻とか砂漠の奇跡と称される没薬や乳香といったものと同列の古代からの宝で村に代々伝わる在来種で一見の商社などでは仕入れられない人と人の信用で取引する人が選ばれ今でも細々知ってる人だけ取引されるような豆を探しだして飲みたいと言う欲求も沸々とわいてきます。
市場ではいつのまにか目にしなくなった在来種の農薬やら肥料なんかとは無縁で製法もナチュラルで天日乾燥のみでなんの菌も使わない出来もまるでごみのような枯れたカーキ色をしたそんなひょろ長い豆を使い回された麻袋にはいったすがたを見たことがあります。
最近の薄い麻袋にビニール袋の内袋といったものでなく分厚く煮しめたような色の袋です。
あるところにはあるのです。
大量生産、流行の嫌気発酵とは違う知る人ぞ知る本物の味。
しかし、目の前で焼いているオレンジハニーも忘れずまた注文が入るのですからなかなかな味に違いなく当店でも少ない90点以上の豆でもあります。
この香りと味。
バックに泉谷しげるの春のからっ風を流しながら取り立ての竹の子と大振りな小女子を眺めたらこの時期の最高の眺めになるでしょう
なんだかんだ話題の万博ですが明日開幕なんだとか。
まあ行きませんけどね。
人間洗濯機なんて前の大阪万博でもあったけど今回も展示されてるらしい。
まあ豪華な道の駅といったところか。
豪華道の駅というとスポーツ体験とか壁登りとか昔だと陶芸とか楽焼とか染め物といった工芸体験と学校でさんざやった図工の延長みたいで挙げ句温泉と整体といったリラクゼーション施設となっています。
この入浴施設は何処にでもあり観光のついでにうちに帰って風呂に入らなくていいから温泉入ってこという選択肢を提供しています。
秩父の温泉は沸かし、循環、消毒ありと泉質は水道水とさして変わらないのかという感じですが、地下から無理矢理引き上げた地下水は何やら温泉と呼ぶ成分を含んでいることになり温泉地の建物をしつらえれば後は武甲山を眺めながらの入浴というロケーションでなんだかとってもお得感が出てしまうというものです。
秩父の回りでも花園や神川とかサイボクや宮沢湖などいくらもあります。
その温泉を調べると源泉掛け流しという本格、本物を表す言葉も見られます。
そんな本物の温泉が埼玉にもあったのかという感じですがどうみてもスーパー銭湯みたいな施設でも源泉掛け流しの文字が見られたりするのでこの言葉の意味が新しい基準でもできたのかという感じでスキーにいって味わう本物の源泉かけ流しとは何か違う感じなのです。
それにサウナの流行で埼玉県はその聖地とされるところもあり、何気ないお風呂もやたら混んでいるというのが最近の日帰り温泉です。
泉質だけでなく整いどころがいかに気持ちいいかという空気浴、天日浴テラスが注目されていたり人は何を目的に日帰り温泉に集まるのかといった謎の混雑になっています。
昔は喫茶店にたむろする人種がありましたがサウナや日帰り温泉にブーム感を持ち集まる人も増えて日本人のお風呂好き等という範疇を越えた賑わいになっています。
お休み処の種類や質、漫画本の蔵書の量を誇ったり何かしら押しポイントがあるらしいのです。
何やらこれはマンデリンが好きというコーヒー通に通じるものを感じます。
コーヒー好き、それも自分は通なんだという人の一番のお気に入りがマンデリンだったりするのです。
その自称コーヒー通が好むマンデリンとはどんな豆なのか。
マンデリンに何を求めているのか。
しかし、こういった人の何がその豆にした理由を聞いてはいけないというのは豆屋の常識です。
そんな通の人の好みを存分に叶えるのにはどうしたらいいのか。
どんな味の豆を揃えたらいいのか。
インドネシアの豆はここのところ3倍になったものやリントンニフタなどブランド豆やトラジャなどの人気希少豆など軒並み3000円クラスに値上がりし、お手軽に手がでないものとなってしまい最高級品のgold topとかゴールデンマンデリンなど見かけなくなりました。
そもそもかつてのスマトラ式といわれるマンデリンも高騰しあまり見かけなくなりほとんどがウオッシュドとなり他の地域との差や特質が感じられなくなってしまいスペシャルティに特化して質をあげ美味しくなったインドネシアですが、そうするとマンデリンファンはそんな姿に失望してるのかというと確たるこういうマンデリン像も持っていないことの方が多いのです。中にはかつてのスマトラ式のマンデリンを覚えていてそういう豆をリクエストする方もいます。
当店では普通のスマトラ式のG1の豆もありますし、マンデリン製法でスペシャリティで85点以上の豆もあります。
しかし、マンデリン好きなんですという人に現況はこんな状況なんですがどれにしますかと聞くとしどろもどろとなって詳しくないのでお任せしますとなることが多く本当はどんなコーヒーが飲みたかったのだろうと疑問が残ることが多いのです。
そもそもスマトラ式と説明して味がピンときてないからそうなるんだろうとさらに製法による味の説明、試飲をしていただくのがかつてのスタイルでしたがコロナ以降試飲はご法度になり理解されるには難しい状況が続いております。
まあそんないくら説明してもまた現れるマンデリン好きで酸味が嫌いでという人にコーヒー屋がつくりだしたアーシーという味覚を解説します。その反対側にあるきれいな酸味という最近の産地が目指すスペシャリティで高く売れる豆はアナエロビック製法という武器を得てさらに高く売れる豆になりつつあります。元々ナチュラルで天日でかわかすだけの製法に酒のように菌による味の添加があったなど誰が意識したのでしょう。
農園によってはこの過程が農園から集荷場のある地に輸送するトラックの荷台上で起きるというワインが足で踏んで絞って容器に集めたとき発酵するという自然の恵みであの味もぶどうのでき不出来がその年の味になるという全て自然の営みのようなのに対し日本酒は炊いた米に酵母をふりかけ発酵させ狙った味にするためその菌を殺菌したりと徹底し製法管理のもとに作られ作り手の手法や管理方により味に差が出るものとなります。倉ごとの菌の種類や酒母作りや菌の能力を引き出し狙った味にする様々な行程と手法の工夫により倉ごとに味が違い杜氏により味が変わるということになります。
そんな人が関与して味をより良いものにという動きは今後も続くでしょう。世界がどのような味を求めコーヒーに何を感じたいのか作り手も意識しだし質も向上しといったことがインドネシアをみてもわかります。一方そんな花とかフルーツ感のコーヒーでなく昔の泥臭いマンデリンをくれなどという声は生産者に届かないのです。ブラジルのかつてはあったトロッとした濃い味も今はなくなってしまいました。コーヒーらしいコーヒーが一番のみたいのに高く売れる豆に生産者はやっきで本来の本物の味は今後益々遠退いてしまうのでしょう。
今朝のワイドショウ。
ハワイの変化を取り上げていました。
日本人観光客が激減。
つまり、もう行かなくなったんだからどうなったか知っても意味がないんじゃない?。
それより至るところに増えた外国人観光客の方が問題で秩父にも桜に中国人観光客が見られインバウンドを避ける人は今後増えそうです。
私ももう観光地観光地したところには行きたくなくでもまだみていない有名観光地には死ぬ前にいかなくてはという意識も働き悩ましいところです。
昨日の夜みたのは古いテレビ番組のビデオなんですが泉谷しげるや坂崎幸之助、所ジョージがギターを片手にトークする昔深夜の時間帯によく流れたものです。
おおよそ20年前なのですが今みても面白く、心踊るやり取りの数々とみんな芸達者でギターを弾きたいと思わせるものです。
それに比べると今のゴールデンタイムに流れるテレビは芸のないお笑いの人が金メダリストと地方にうまいものを探しに行くとか、回転寿司とかファミレスのトップテンを当てるなどというものがもう10年続いていてあとはクイズ番組といい加減何が面白いのかやめてくれないかというものばかりです。
旅番組も依然多く昔は行き先を求め参考にみてたりしましたがこれもマンネリで出ている売れなくなった俳優とか悲しくなるような人たちで面白くなく。そういうものより300名山でみた各地の表情などが大変参考になったりしました。
今作るとすれば絶景の地でヨガとかストレッチをする旅番組なんかがいいのでは。
さて本業の豆の説明を最近は結構はしょるのですがそれでも酸味が嫌いでと話をされる方は多くどうしたらそんないやな酸味を感じなくできるのかというテクニックやそもそも酸味は魅力のひとつでといった話を相変わらずしています。最近の豆の事情とか味の変化などはあまり需要がなく以前していたマンデリンの解明的試飲も最近のインドネシアの変遷でやる意味がなくなってしまった感じです。
それでもマンデリンを飲みたい人はいて何が求められているのか逆に調査してみたいと思うこともあります。
現在のスペシャルティで品質を高めたマンデリンにマンデリン好きな人は何を思うのか?、
やはり土臭いドロッと苦いマンデリンを飲みたいのか?
私の方から確かめたいと思っても彼らに明確な答えはないのです。
これはあのハワイの豆にも当てはまります。かつてのようにハワイコナという名でエクストラファンシーという最上級種が入ってこなくなった現在。さらに上級のスペシャルティも入っていませんがハワイで飲んだコーヒーがうまくてお土産で買って帰ったら全然違う味だったというハワイあるあるをかつてはよく聞かされました。
スキーに行って宿の米がうまくコシヒカリを買って帰ってきたが食べたらがっかりというのも何度も経験しました。味というのは色々のバイアスがかかり変わるもので旅というのはなんでも肯定的に受け取る旅のマジックがあり地方は豊と頭が信じていて田舎は空気がうまいと実際に何も変わっていなくても固くベースになっているのです。
土産品の味見などは最たるものでスーパーで同じものが遥かにやすく売っているのに同じ干物やかまぼこなど何倍の金を出して買ってくるのです。
そういうのも全て旅なので否定しませんが私は旅先でラーメン屋などで行列はしないと決めました。
人の行いや群がるインバウンドと非辟するものでも完全否定もしませんが昔の番組のように味もテクニックもある本物は輝きを失わないという思いも強くします。
味にも流行りはありますが誰をも黙らせる味というのも存在します。SCAA85点以上になるとまあだいたいそんな感じになります。そんな豆は3000円以上出せば必ずあるとは限らないのを一般の人は知りません。値段と味は釣り合っていないというのは昔からです。
今日走りに出ると雨でした。
下の公園のしだれ桜も咲き出して春本番の暖かさなのですが、私はなかなかまだこの暖かさを実感できなくて相変わらず冬の装備で走っています。
手が悴んで風呂に入ってやっと手の感覚が戻る感じで冬の装備から切り替えられないのです。
それでも走っていると汗はかき額から流れ出るようになっているのです。
ニュースでは連日株価の乱高下を取り上げトランプ関税の実施と中止に世界が激しく反応しています。日本では景気後退と物価高対策に早くも現金給付を言い出す議員が現れ、経済の壊滅は確実といった慌てようです。
国民一人に数万円とかばらまくのなら消費税を一定期間廃止するか税率を下げる方が遥かに効果もあり経費もかかりません。
アホな議員はばらまいて直ぐ手柄にして目先の選挙を乗りきりたいと国民もわかってますから効果はないでしょう。
今商社や問屋からの引き合いは1400円ほどが格安品の相場で一番安いブラジルサントスNO2は1700円ほどです。
当店はイルガチェフハルスケが1200円とかめちゃくちゃ安いのですが昨年のうちにもう一年分の仕入れを済ませていますから年内この値段でやっていけそうです。
ただ今年の相場を見るに一番安いのが1400円台ですから来年はそうなってしまうのかこれはやはりトランプ関税で貿易戦争になりアメリカから入ってくる豆はないものの安くなるシナリオは見当たりません。
昨年の台湾、今年のミャンマーと地震や山火事といった災害は増しており農産物に影響が増えるのは間違いなく、環境や経済と明るいものはないのです。
益々仕入れの困難な状況にかわりなく高級品やスペシャルティで勝負するのか豆屋のスタイルもどんなポリシーというのが味に出てくるのではないでしょうか。
当店は今まで通り自分て味をみて納得したものを買うスタイルに変わりなく、レギュラー品も大手並に大口取引のわくに参加させてもらってますので値段で負けることはありません。
そういった価格面の努力をしても珈琲を飲む人がそもそも200g2000円程度だろうが3000円しようが気にしない人が飲むものになってきており私が安くしようが影響のある人は少なく何のためかと思うことも度々あります。
しかし、私は始めた当初。スぺシャルティとレギュラーの味の違いとはという疑問から二つを同列に扱い販売してきました。毎日日常品として飲むものだから安いに越したことはないと安くて味のいいものを探すのが身に染みていて希少品とかコンテスト入賞とかにこだわったりブランドに騙されることなく自分の舌に反応したものを集めてきました。
ですから安くてもSCAA85点程度の豆はごろごろあります。
エチオピアとかインドネシアの豆は高得点で最近値上がりが激しいのですが仕入れ方により味はいいけど何のマークも取得してない豆とか農協とか同じ農園や認証なしで格安な豆とかやり方は色々あります。
まあ、レギュラーでも焼き方により味、薫りは変わりますし、季節により焼き方を変えると味わいが変わることもあります。
見てくれも小さなピーベリーばかりのブラジルとか普通サイズに膨らまして焼くこともできますが、味がいいのはどこか知っていてそこに寄せられる人はなかなかいません。
熱風で膨らませて焼くのは簡単ですがこういうのは概ね味が抜けてすかすかなのが相場です。
そこで炭火だとか遠赤外線が使われますが一般に炭火焙煎というとみたらし団子と同じで正しくその意味を知る消費者が少なく提供する側が誤った消費者に寄せているケースが多く見られます。
最近は情報が多く焼き方も世界で共有するケースも出ていてIHの器具やネットでデーター共有が進んでおりパソコンでデーターをとることも当たり前になってきました。なのに豆の正しい焼き方をしている店は少ないという消費者側の見極めが甘い現状がみてとれます。これはオンデマンド型の豆屋がなかなかつぶれないでやっていけていたり薪焙煎とか炭火焼きを売りにしている豆屋とかが商売になっていたりするのをみて感じます。最近ネットの口コミ情報がいかにあてにならないか身に沁みて感じる人が増え自身の感覚とか信用できる情報のありかも徐々に広がりを見せているのかもしれません。そもそも3000円以下の豆を選択肢にしない人には当店なんかはなから目にかからないわけですから私の努力も時に何のためのものかと思うことがあります。それでもあしを運んでいただくお客様のためにまだまだこの努力は続けます。