King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

イースタンカンファレンスファイナルG6

2006年06月04日 02時54分08秒 | バスケ
まさか、いやまさかというより当然なのか。
ピストンズのまったくいいところのないゲームでした。
今までの戦いを見て、ピストンズがディフェンスを
復活して勝ったと言うゲームがあり、もうこれで
タイも見えたと思いました。ところが、ところが。

ウェイドの不調が伝えられる中、出だしこそイーブンな
静かな出だしでしたが、ピストンズは簡単なシュートが
落ちているのに対してヒートは最初からウィリアムスが全開
でシャックもやる気です。それに対してビラップスもプリンスも
ハミルトンもレイアップすら決まらず、ミドルもワイドオープンも
みんな落ちてしまいます。

ハンターが出てくる頃には少しディフェンスのリズムが変わり
これで切り替えしていくのかと思いきや、ペイトンが守りとも
攻めともにすばらしく、戦力の違いというものを見せ付けます。
ピストンズはまったくインサイドに近づけず、苦し紛れのシュート
ばかりでシュート率がどんどん悪くなります。それでも、満足な
スクリーンプレーやピック&ロールなどシステマテックな攻めは
行われず相変わらずな個人技的なシュートばかりです。

起爆剤的な選手もベンチにはいませんし、マクダイスもこの日
は精彩がありません。どうやら前のゲームで左手を負傷したとか
で手がアップになります。風邪で不調のはずのウェイドなどは
最初こそまったく点が入りませんでしたが、後半は徐々に調子を
戻してきて、シュートを決めてきます。ピストンズの誰もこのウェイドに
つききれていません。ハンターなどは言うに及ばず、このスピードある
攻めについていけないばかりか、リバウンドもまったく取れません。

いつからこんなチームになったのかと思うひどいできでした。
ヒートはこんなに色々できるチームだったのか。もともとスピードが
あるのはウェイドだけだったのが、ウィリアムスの復活でスピードの
あるボール運びが可能になったことと、それにともないローポストの
入りもいくつも変化ができ、中でボールを持てばシャックはまだまだ
有効です。外からウォーカーがワイドオープンで打ったり、ウィリアムスの
ジャンパーも完全に復活で、前半ウェイドが点をとらなくても15点差
をつけました。後半さらに点差が広がり20点差になり、もはや
終わりという印象を強くしました。

せめてもう少しピストンズらしさとかピストンズにはこれがあるという
物を見せてもらいたかったです。
ヒートがファイナル進出(初)というテロップの後、シャックがレイカースで
優勝したときのシーンとかペイトンやZOやウォーカーのかつてのチーム
でのユニフォーム姿からこのファイナル進出で喜び合うシーンと重なり
ヒートがチャンピオンの可能性もあるのかと改めて思いました。
しかし、サンズとマブスの戦い方を見ていると丸でバスケットが違い、
サンズにしろマブスにしろ、シャックを抑えなくても勝てるという戦法に
対してどこまで通用するのかという疑問もあります。

もしサンズが優勝するような事があると、まさしくファイナルの常識を
覆したことになり、高さや堅い守りだけじゃなく、早く高い得点能力
もここまで洗練されればチャンピオンになれるという証になります。
どちらが上がってくるのかもまだ解りませんが、相手がマブスでも
サンズでもどちらでも面白い戦いになります。ピストンズが負けた
今、私としてはサンズに出てきてもらい。ヒートをくだすところが
見たいものです。先シーズンレイカーズにわざわざリングをとる
ために移籍したペイトンが今回きしくもそのチャンスにあることなど
興味深い今後が、期待されます。
コメント
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