King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ケニアにブラジル

2022年08月31日 10時57分18秒 | 珈琲
ヨーロッパの干魃、猛暑と日照りのニュースは聞いたばかりですが、今朝のテレビではパキスタンの国土の1/3が水没したという報に、日本でも線状降水帯やら台風のシーズンで他人事ではない感じで聞きました。なんでこんな極端な世の中になってしまったんだ。そんな言ってもしょうがないことなのはわかってるものの問わずにいられない事態なのでした。さて、昨日のじゅん散歩は熊谷で今日は行田でした。そして何年か前に行田に行ったひどい思い出を思い出すことになったのでした。忍城や蓮田など定番の映像をみて自分が訪れたときははすが咲く時期ではなくただの池をみたことや訪れた店のどれもひどい程度にあきれた思い出を改めて思い出すことになりました。テレビで紹介される店や観光客が行列を作る店を思う度そんなの信用しないことを心するのでした。秩父では新しい店ができると最初は行列ができるが、あとは閑散としてやがて半年もしないうちになくなるという繰り返しがあります。最近できる店は皆観光客目当てで値段も高いものが目立ちます。しかし、秩父によその地の名をつけた店をなぜ出すんだろうと思ったりしましたが、ナポリとかインドとかつける例もあるのでそういうことかと理解します。当店などはアフリカから南米、インドネシアなど入れてるのですから人のことは言えないのかもしれません。値段高騰のおり、少しでもお求め易い豆をと入れた中国はあれッと思うほど注文が入りません。高くてもマンデリンやグアテマラ、コロンビアを求められるようです。中でも特別なお客様に用意したいという方もいて高いとか安いとかでない特別感もしっかりと理解されていると感じます。今のブラジルやケニアにはそんな期待や要望に合うものです。珈琲の時間がますます重要になるそんな秋の予感がします。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新豆今年入った豆

2022年08月29日 13時12分18秒 | 珈琲
朝晩はめっきり涼しくなりました。毎月値上がりが続く豆に今までと同じ味を維持するのに苦慮するこの頃です。さらにほしい豆やあの味の豆がほしいとなったときに今は非常に選択肢が狭く、また高い豆しかない中、諦めと落胆ばかりが募りました。安くて良い豆とかとかく棚ずれ品や売れ残り処分品などを格安で仕入れることになり勝ちですが、私がどういう品を味中心で仕入れるというのを理解して優先して回してくれる人もだんだん増えてそんな特別価格の豆が集まるようになって来ましたが不満としては今はやりの豆とか今年入ったニュークロップというものに手が回らないことです。そんな中、そうでなくても高くて品薄のアフリカ豆の私の好きなケニアのお話があり、一度は見送ったのですが、残り3袋になりまた私に回ってきたのですぐ手を上げました。その決め手はカレントでなく入りたてのニュークロップです。というところです。ケニアは定番でレッドマウンテンをずっといれていましたが、もう数年新しい豆は入ってなくて持っている人は知ってはいるもののもうそろそろ賞味期限が切れるかなという感じもしていました。今回のケニアはスペシャルティでは有名なニエリ地区のもので中でも今回のものは高地産で期待できる事と味の特徴としてシトラスの香りがずっと気にかかっていたのです。これらの情報から味は大体想像つき、ただ値段は安いとはいえ当店の他の値段からしたら高いもので最後のオファーまで手が出ませんでした。そんな満を持して手にして焼いた豆は今は滅多にお目にかかれなくなった中米高地のスペシャルティと同じでフルーティーでグッと濃いものです。午後の特別なお客様にお出ししたいそんな珈琲で、いつもの特別なケーキと合わせたいようなそんな特別な一杯の珈琲です。レッドマウンテンを超える値段にならないよう今回は特別価格にて提供となります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんか安いの来た

2022年08月23日 10時29分42秒 | 珈琲
東北の初の甲子園制覇というのは意外でした。仙台育英なんてよく聞く名でもう既になんかいか優勝しているものと思っていました。毎年話題になる東北のチームは名選手をプロ野球に送り活躍しています。佐々木朗希しかり、大谷翔平しかりです。さあ、甲子園も終わりそうすると夏もおしまいです。空は高くなり、夜は秋の虫が鳴いています。すると珈琲もまた味わい深くなる季節です。先月末苦労して豆を仕入れ倉庫を満帆にして満足感のまま突入した夏本番でしたが、ここ数日回ってきた知らせでは苦労して相場より200円は安いコロンビアスプレモを仕入れられ大変満足していましたが、スペシャルティのコロンビアが安くなり回ってきました。私が買った値段より安くなっており、シヨックですが似たような一ドル115円相場の豆は最後の在庫整理で買うなら今のようです。事件としては新しい釜とブラジルの味も今まで体験したことのないものとなりブラジルの概念を変えるような絶妙な味わいを出しています。ブラジルはカルモデミナスやモジアナの良質なものはもう入っては来ないのではないかと思われていて安易なブルボンでさえなかなか出回ってない状況でこんな味わいの珈琲があるのかというビックリな味になっています。今年もどこにも行かない夏でしたが、こんな珈琲が作れてよかったという事件でした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カブトムシ

2022年08月18日 11時47分50秒 | 珈琲
夏夏カブトムシの歌が頭のなかで繰り返すなか、また朝から雨の木曜日です。危険な暑さもこうなると涼しくては織物もほしい涼しさです。まだ夏休み期間の人もいると思いますが、こういう涼しい感じと夜の秋の虫の音を聞くと夏の終わりを意識します。大人になった今でも終わらない夏休みの宿題に苦しんだ思いがよみがえったりします。これと同じことと感じるのが当店に来店するお客様が皆おっしゃることとして酸味が苦手というのがあります。珈琲は好きだけど酸味が苦手というのは最初昔の喫茶店に通った世代の人々が飲んでいたチェーン店の豆の味で感じていたものだと思いましたが、あまりに多くの人が同様に酸味が酸味がというのでそうではないのかもしれません。ただ、本当の珈琲の魅力とかおいしさに触れていない人たちなのはまちがいありません。開店当初は試飲を通してそういった認識に対処してきましたが、ここ三年試飲は予約の方のみとほとんど行っておらず、味の説明をするのも毎回の繰り返しで疲れはてていたところ常連さんのふとかけられた言葉にはっとさせられたりしました。中にはまったく釜の変更をお伝えしてない人から味の変化について豆の味が変わったと指摘を受けたり、わかっている人はわかるんだという体験をします。まあ、毎回豆の説明やら味の説明やら焼き方は言葉を尽くしてやっていかなくてはいけないなあとかんじるのでした。酸味が嫌い、苦手と訴える人たちに煎れ方や豆の劣化による酸味とスペシャルティの豆の魅力でもある酸味との違いを知ってもらう努力が必要だとおもうのでした。それはこの夏に打ち勝ちチームカブトムシの歌で歌われる、乗りきろう暑い夏に通じることにかさなるのでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜には秋の虫が

2022年08月16日 12時11分02秒 | 珈琲
お盆の休み明けでUターンラッシュが起きてもう夏も一段落な感じながら、東北の大雨は続き関東の危険な暑さも継続、コロナは高止まりで入院できない患者がいるとニュースはいっています。秩父の市内はそれに比べれば至って平和な様子でテレビに紹介された店先に行列ができ、蕎麦屋や豚丼の店もラーメンの店にも暑さをものともせず行列ができています。なんでこの危険な暑さのなか、コロナ感染の危険を押して人混みを作りに来るのでしょうか。秩父なら高原牧場や川遊び、涼しい森や山はいくらもあるのです。そんなおろかな人々がいるからコロナも世界一の感染国となってしまったのでしょう。世界でも高い予防接種率を誇り,渡航制限や入国制限もしっかりとしてきたはずなのに未だにコロナ感染が止まらないのは何がいけなかったのでしょうか。ろくに感染対策やワクチンもなかったインドは最初は爆発的拡大でしたが今はわずかな数値です。ワクチンやら重大事態宣言などの行動制限などの取り組みがなんにもなっていないようなこの有り様に盛んにテレビにででいたせんもんかもろくな説明ができていません。この災害のような暑さや大雨にコロナは色々見直していかなくてはならないことを表しているのではないでしょうか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏にアクセス

2022年08月15日 11時42分56秒 | 珈琲
各地三年ぶりの祭りの報が聞かれます。昨日の夜は夜走りに出た頃から美の山の方から花火のおとが聞こえ、公園橋を渡る時には橋上から小さく美の山の麓に上がる花火の全貌がみてとれました。渡ってから花火に近ずくように尾田薪の信号まで走りますが山が邪魔して全体像はみられません。花火が秩父音頭祭りのものと知れたのは今日になってからで祭りは中止となったと聞いていたので意外でした。そこから秩父橋まで戻るのですが花火より大きな月が東の空に現れ電灯のない秩父橋辺りも明るく渡れました。今日の行灯祭りはやるらしいと聞きこの時期毎日お祭りであちこち花火が上がり子供は宿題どころでなく月末の宿題の終わらない恐怖をいまでも思い出すのでした。なんでも計画的にやらなければいけないという教訓を得るのですが、楽しい夏休みがたくさんの宿題と一研究という厄介なものとセットとなっていてあまり楽しめないものだというのとお盆の頃は虫取が禁止されたり釣り等の殺生も禁止され、友達も里帰りして少なくなったりした寂しい想い出がよみがえったりします。大人になってお祭りも子供の時のようにもときめかなくなり花火もうるさいだけですがこれが三年ぶりとなるとまた違って見えるのでした。また雨が降るだけで災害が起きるようになり毎年被害の報を聞くようになり収まらないコロナとロシアの侵攻と一体どんな未来に進もうかとしているのかという暗澹たる気分にさせられます。唯一珈琲の時間だけはホッとできる貴重な時間という気がいや増します。それさえも毎月値上がりする豆の値段を聞くたび絶えさせないようにという努力も懸命に行ってきました。奇跡的に格安豆を確保したり味を守りたいという思いに共感して協力者を得たり続けなさいということなんだと解釈して昨日からの花火も心に響きました。今朝の風は明らかに昨日までと違い秋っぽいのも感じます。そんな変化を珈琲と共に味わってみませんか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セラードの豆

2022年08月09日 10時48分00秒 | 珈琲
毎日暑い日が続き、各地で災害のような雨も降り、なおかつコロナ第7波は拡大と各地故郷ですごそうという人たちに多大な影響をあたえています。珈琲の世界でも円安戦争で値上がりが止まらず、ブラジルサントス、コロンビアスプレモといったレギュラー品がスペシャルティの値段を抜くという現象がおきています。知らない人は新しい種類の豆と思い普通に買っていってしまうということもあるかもしれません。こうなるとブラジルサントスより安いけどスペシャルティで美味しい豆もあるわけで今回うちでいれたセラードの農園ものは普段200g1280円ですが今回特別価格820円で提供します。セラードの農園ものが1000円以下というのは滅多な事があってもないことです。それでもサントスNO2をいれないわけにわ行かなくてこちらも940円で販売しています。当店はスペシャルティもレギュラー品もあるので味を確かめてその値段と味を感じてみてください。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セラード

2022年08月08日 12時15分01秒 | 珈琲
週末バスケット市民大会に参加したため閉店のためご迷惑をお掛けした皆様方には大変申し訳ありませんでした。大変な豆の値上がりに苦慮しておりますが、今回いれた豆を焼いたところどれもいい味を出しており、下手な棚ずれひんに手を出さず、それでも特別価格の豆を仕入れられ大変満足しています。中でも値上がりが激しいブラジル、コロンビアを手当てできたのが嬉しいかぎりです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今をしのぐ

2022年08月05日 13時09分45秒 | 珈琲
危険な暑さが弱まったと思ったら、線上降水帯が現れひどい被害を与えています。とはいえ秩父はひとまず何もなく夏は盛りを向かえています。益々珈琲の時間の重要性が強くなっておりその質の向上が望まれます。先月諸々の需要を鑑みて必要な豆の手当てをしました。その時キロ単価だけでやり取りしていていまはまだ130円時代の豆が流通しているがこの先倍になっておかしくなくそもそも豆がない時代になるという関係者ばかりで今買っておかなければとんでもないことになるという感じにさせられて結構溜め込む感じに仕入れをし倉庫はパンパンになったのですがこれでしのげたのかまだ余談を許さない状況です。今日支払いの手配をしていたらいつもは横浜からの貨物便が神戸のものは結構高かったりして聞いていたキロ単価もあまり安くない買い物だったのでした。もっとちびちびとネットで送料なしの豆を買う方法もありますが品質や豆の状態が読めない物を買っては売ることはできません。そんな意味では今回の仕入れは成功であると言えます。格安の豆というと商社が売りきれなくて在庫として抱え込んだ古い豆の事が多く、本来の味が出せないものもあります。その見極めは簡単ではありません。今回の豆は輸入からそんな日もなく送られており状態は非常にいいものばかりで焼くのが楽しみです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の季節のブレンドは

2022年08月04日 13時29分55秒 | 珈琲

八月に入り続いた危険な暑さも今日は雨模様で涼しい感じです。普通のブラジルやコロンビアの豆でさえ値上がりが激しく簡単には買えなくなってそれでもどうにか豆を仕入れることができ、今月のブレンドも売り出すことができました。今月のブレンドは『百夏』です。このように豆の値上がりが激しいと余計味と値段について考えさせられます。この味ならこの値段でも仕方ないとかこの味にしてこの値段とかそのアンバランスさやブランド化で完全にその整合性を失ってしまったものまでもはや日常に味わう欠かせない品でありながらぜいたく品でもあるのかという毎日味わうことのできる幸せというものまで危うくなるような現象です。一部に値段が高くてもかまわないという人たちが希少性や誤ったブランド化で高値に追いやったしまった豆たちと普通のブラジルとすべて一蓮托生で高くなっていいことはないのです。どうにか必要な豆を手当てできお求めやすい1000円以下の豆も仕入れることができ改めて思うのは、何か必要なヒストリーがないといけないということです。ただ今まで通りの値段でいつもの豆をというより自分のために特別に届いた豆というものが必要なのだということです。私には人と人とのつながりでやっと手に入れることができた豆たちを適切に焙煎してお届けする気持ちと今回の苦労して手に入れた豆もきっと満足いただける味であると感じますが、それが特別な出会いとかドラマチックな出会いとかに発展したり物語になればいいのですが。そんなこととは裏腹に今月のブレンドはこの早夏から続く夏シリーズの最後のブレンドで味は今まで以上にほっとするひとときを感じる奥行と深い香のブレンドでこの激しい夏を乗り切るのに必須のブレンドです。

あ楽しみに。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の季節のブレンドは

2022年08月02日 18時07分10秒 | 珈琲
毎日危険な気温になると言われるこの暑さ。エアコンつけてりゃなんてことなく快適にソファでビデオをみてられます。そんな自宅リゾートにすっかりなれてしまいそうですが、お客様がいらっしゃいますし、郵便局に行ったり用事はたくさんありのんびりもしてられません。この猛暑に豆の消費も激しく先月豆を探してどうにか格安豆をまた仕入れることに成功しましたが、入荷が神戸からで今月のブレンドに必要な豆も明日以降の納品となります。ですから、今月のブレンドの販売は5日からとさせていただきます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする