スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

文 藝 芸 人

2017年03月28日 | 雑感
実家(七飯町)に向かう列車内で ≪文藝春秋≫ でも読もうと駅構内にある書店に立ち寄った。

≪・・春秋≫ の隣りに置かれていた ≪文藝芸人≫ という見なれない雑誌が目にとまった。 
堅い春秋より面白そうと思い、こちらを購入することとした。 同社が特別版として刊行したものという。

名だたる よしもと芸人総勢152人が、それぞれのエッセイや小説、読書歴などを綴ったものであった。

芥川賞作家になった又吉さんの「火花」と最新「劇場」ふたつの小説への思い、ナイナイ岡村さんの
休業にも至った心の病の回想、キングコング西野さんの今27万部も売れている絵本「えんとつ町のプペル」
の従来にはなかったその作り方等など盛りだくさんの237ページ。


         

ウナギ・カエル・コオロギ・ミドリガメ・リスザルと暮らしているという星野英利さんの面白生活エッセイ等なども。

とにかくテレビや舞台では見えてこない探究魂には脱帽です。  されどお笑い、凄みが違う。

小説陣はもうひとつしっくりこなかったが、笑い飯哲夫さんのエッセイ「三島由紀夫の死生観」などは
取り上げていた三島作品「豊饒の海」など今一度再読してみたいとの気になったほどだ。

最後に真打ちともいえる 明石家さんま、間 寛平、ぼんちおさむさん があの伝説のお笑い芸人 
ジミー大西を語る ≪ ジミー大西と三人の師匠 ≫ と題する対談風エッセイは実に面白かった。


お笑いを辞めて、海外でも評価されるほどの画家に転身したあのジミー大西さん。 
あの萩本金一さんに <チャップリン以来の天才喜劇役者> とも言わしめた男。 ご存知ですか。

さんまさんがこの夏にプロデユースするジミー大西さんを主人公としたドラマが放映されるそうですよ。

ビール片手に読み耽って、あっという間の汽車の旅。  母の介護話は ・・ またの機会に(苦笑) 


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