(日刊ゲンダイより引用)
1年前、政権交代に託した国民の希望は泡と消えてしまった。
こんなにも早く官僚主導の政治に逆戻りするとは、誰が予想しただろう。
虚無感に襲われる。
この国はもはや破滅に向かって突き進むだけ。
「官栄えて国滅ぶ」を地で行くことになる。
民主主義は崩壊に向かって一直線だ。(M:この表現はチョット違う。自民党政権時代には民主主義は崩壊・消滅していた。今回の政権交代で民主主義の目が芽生えはじめたのだ。1年でその芽が潰えてしまった、といったほうが当たっている。)
民主党(国会議員・党員・サポーター)は取り返しの付かない選択をしてしまった。(日刊ゲンダイ20100916)
この国の時計の針は、再び自民党時代に逆戻りしてしまった。いや、それよりヒドくなっているのだ。(日刊ゲンダイ20100915)
国民は奈落の底に突き落とされることになる。国民は塗炭の苦しみを味わうことになる。(同、日刊ゲンダイより)
この日刊ゲンダイ紙以外の上から下まで政府官房機密費で篭絡され権力に支配されてしまっているマスコミは、勝利の雄叫びを上げる。…
無風注:このあと書いた部分が消えてしまった。書き直す気力なく、文章がとんでいますが、アシカラズ御容赦下さい。
…最初、村木氏の無罪判決を受けて、検察とマスコミがタッグを組んだファッショについて書き始めたのだが、検察のFD改竄・証拠隠滅(改竄した本人がその改竄FDを『時限爆弾』と言っていたことから、最後の切り札に使おうとしていた様子が伺われるので「証拠捏造」と言った方が正解)が起き、それを覆い隠すように尖閣諸島の問題がクローズアップされるという、毎日急変する状況の中で、何から書いていいか迷ってしまい、更新が途絶えている。
いつの時代、どこの国でも、革命や制度変革が起きたときには「反動勢力」が元に戻そうと必死に画策する。
左に動いた時計の振子が右に揺れようとするように必然的に揺り戻し(反動)が起こる。
賢明な読者諸君はもうお分かりの事と思うが…(このフレーズは某推理小説の常套句)
今の日本では、政権交代を果たした民主党政権を潰し、元の国民支配体制に戻そうとする旧政権政党・全省庁の官僚(検察含む)・財界(大企業・業界)が総力を挙げている。
テレビ・新聞・週刊誌(電車通勤者)といった国民が情報を得るツールが全てこの旧体制に属している反動分子だという事に全国民は気付かなければならない。
そうで無ければ、この国は奈落の底に沈んでしまう。
検察が小沢氏を不起訴とした時の私のコメント欄に、私のことを「陰謀論者はすぐ、検察の陰謀とか言いますが、あんな悪いことをした小沢を不起訴にするなんて、検察も小沢とグルなのでしょう」といったマスメディアに洗脳されてしまった人の意見が載っていた。
そうなんです。検察は元から小沢氏とグルだったので「秘書が逮捕されたのに」「何でも秘書のせいにして悪事を逃れる」「説明責任を果たしていない」などと小沢氏とグルの「検察」によるリークをマスコミにタレ流して、民主党代表の座を下ろさせてもらい、小沢氏は検察とグルになって政権交代後の総理大臣の座をフイにさせてもらったのです。
本当に馬鹿馬鹿しい話ですが、国民の情報源であるテレビ・ラジオ・新聞・週刊誌がこぞって民主党政権、特に鳩山由紀夫氏・小沢一郎氏・菅氏を攻撃し続けている結果、こういった根っ子から考えられないマインドコントロールされた国民が大量に作り出されているのです。
報道機関は国民に情報を提供し国民の知る権利に奉仕する義務を負い(最高裁見解)、国民を啓蒙し権力を監視・批判し権力の暴走に歯止めをかける役割を担っている。
上記観点から報道・記事が如何にデタラメであるか、例を列記しておく。
旧勢力の「官僚」の逆襲ともいえるのだが、全マスメディアがどこも国民を向いた報道をせずに、即ち「官僚が悪い」を報道せずに、民主党政権批判に明け暮れている、という現状を下記より汲み取ってほしい。
(1)村木氏の一審無罪判決の時
※キャスターの「村木さんの検察の控訴はありえるんですかね?」の質問に、コメンテーターが、「検察官の人から聞いたのですが、…」として、「『証拠もキチンと出揃っていた。確たる証拠もある。それを裁判官の印象・その場の雰囲気で『無罪』にされた。控訴すれば、裁判官も変わるから雰囲気も変わる、だから控訴も考えている』と言っていました。」とコメントしていた。
※村木氏へのインタビューの最後に「いま、(検察に)控訴してほしくない、と思っていますか?」と質問する女性記者の声が入っていた。
(無風コメント:私はここで村木氏がこの女性記者を殴ったとしても村木氏を許してしまいます。暴力否定論者の私が、です。 洗脳された国民には私のような感覚を取り戻すことが必要です。)
(2)検察官(検事)のFD改竄発覚の時
※「冤罪はこうして作られる」(CS朝日系テレビ)で、某弁護士が警察・検察が如何にして自分達が作成した調書にサインさせるか、の手口を色々紹介。この番組は「だから取調べの可視化が必要だ」を結論にしていた。
※そして、この番組は某コメンテーターの「検察は『正義の為』という使命に燃えて行動しているのです。それが時にはこういった『行き過ぎ』も起こってしまう…云々」といった検察擁護談で終わった。
ネットではもう常識になっている「官僚(検察)の組織ぐるみの政権潰し」がマスコミの世界では話が「検察=悪」に向かず、「小沢氏」の大久保秘書や石川議員の逮捕に向かず、鈴木宗男氏の収監に向かず、個人の冤罪と政治家・上級官僚の冤罪とを一緒にして誤魔化している。詳しくは今回言及を避けるが、個人の犯罪は警察が逮捕・調書を作り、検察(検事)がそれを見て判断し裁判に持ち込むのであるのに対し、今回の村木氏の事件でも分かる通り、検察が逮捕を決め、調書を作成し、起訴し裁判にかける、という、足利事件等の様な個人の冤罪事件とは全く違って最初から最後まで検察の独断場となるのだ。そこに裁判有罪率99.9%の世界が出来上がる。
結論を先に言えば、国民は巨大な犯罪組織(民主主義の芽生えに対する反動勢力)、即ち「官僚」と、それに組する“国民に対する犯罪”の共犯者「マスコミ」をこのまま放って置いてはならない。
放っておけば戦前の「特高」が出来上がり、マスコミの情報操作で軍国主義国家・全体主義国家に急加速して行くことになる。
話は長くなるが、権力の横暴・暴走の例として前に何回か書いた「高知白バイ事件」を挙げておきたい。
以下は、私が以前書いた「権力は恐い」から再掲。
まず「マスコミ」の(テレビ虚偽報道の仕方の)恐さから…。
■報道の仕方
「3日午後2時半ごろ、吾川郡春野町弘岡中の国道56号で、県警交通機動隊の吉岡力巡査長(26)= 高知市布師田=が運転する白バイが道路左側のレストラン駐車場から出てきた吾川郡仁淀川町の仁淀中学校のスクールバスと衝突。吉岡巡査長は胸を強く打ち、高知市内の病院に運ばれたが胸部大動脈破裂で約1時間後に死亡した。
バスに乗っていた同中3年生22人と教員3人にけがはなかった。土佐署はバスを運転していた仁淀川町森のタクシー運転手、片岡晴彦容疑者(52)を業務上過失傷害で現行犯逮捕。
業務上過失致死容疑に切り替えて調べている。同容疑者は「バイクは全然見えていなかった」と言っているという。
現場は荒倉トンネルの南約300メートルの片側2車線の見通しの良い直線。吉岡巡査長の白バイは高知市方面に向け通常走行していたとみられる。バスは土佐市方面へ向かうためレストラン駐車場から対向車線へ入ろうとしていたという。
白バイはバスの右前部に衝突しており、吉岡巡査長はバスをよけようと右側にハンドルを切ったが、よけ切れなかったのではないかとみられ、同署が詳しい事故状況を調べている。」
この事件をはじめて上の報道で見た人は、どう思うだろうか? この報道の仕方では「バイクは全然見えていなかった」という言葉を「運転手の不注意」と受け取る人が多いのではないか。
■警察・検察の問題(事故の状況について)
検察主張
①バスの運転手はレストラン駐車場より国道進入直前に一旦停止をしたが、右方向をちらっと見ただけで反対車線を右折するために、国道に進入した。
②6.5m進行したところで、バスの右側面前部が白バイと衝突。それと同時に衝撃に驚いた運転手は急ブレーキをかけた。
③3m白バイを引きずりバスは、右折車線、中央分離帯付近に停車した。
検察側証人
その1:たまたま?対向車線を走行していた白バイ隊員の証言
バスとAさん運転の白バイとを同時に確認した。
バスは5キロ~10キロの速度、白バイは60キロ速度であり、バスが国道に進入している時に、6m50cmのところで衝突し、2m90cm白バイを引き摺り停止した。
(被告運転手の話)その証言に立った白バイ隊員は、私のバスと白バイが衝突する直前に、バスの運転手はどうして気がついてくれないのか、止まってくれ!止まってくれ!と思った、と証言していました。
しかし、あとで隣の香川県の瀬戸内海放送が、6回も特集を組んでこの冤罪事件を扱っている中で、この白バイ隊員が走行していた場所からは、大きなバスの姿さえ全く見えない、見通しのきかない場所であることが検証されています。
弁護側主張
①バスは左右を十分に確認してから国道に進入(バスが駐車場から車道に出る手前で一旦停車していることは検察も認めている)
②中央分離帯付近にて停車し、右折の為、左の車の流れを確認しているところで衝撃を感じた。
一審の裁判官はこの証言(と道路に付いたブレーキ痕が有罪の決め手)について、「同じ隊員、即ち関係者と言えども、隊員は普段からスピードや状況を判断する訓練を受けており、信用できる」と判断。
高知県のこの冤罪事件を追及した「瀬戸内海放送」の放映内容より。
*「事故を起こした白バイは時速60Kmで走行」に疑問
・バスの後ろについて自家用車を運転していた校長の話「バスは停まっていた。こんなスリップ痕が付く訳がない。」「白バイは時速100Km以上のスピードで突っ込んできた。」
・近所の人の話「この道は白バイの訓練場所となっており、赤色灯やサイレンを鳴らさずに100Km~150Km/hの猛スピードで走っていて『危ないな、いつか事故が起こるのでは』と思っていた。」
・他の近隣住民は「100Km以上で頻繁にやられていた。」と話している。
この事件が先の瀬戸内海放送によって世間に知れ渡り、県議会でも取り上げられた時、県公安委員の部長は「白バイが赤色灯とサイレンを鳴らさずに制限速度を超えて走行することは絶対にない!」と強い口調で否定。
・この裁判では、事故を起こした白バイと同じ方向を走ってた乗用車のドライバーが「事故の直前に、白バイが自分の車の右側を時速100キロ以上の猛スピードで追い抜いて行った」と証言しているが、このドライバーの証言も採用されなかった。
「供述者が第三者というだけで、その供述が信用できるわけではない」(裁判長見解)
*中に乗っていた中学生たちの証言
・「停止していた、ブレーキは感じなかった。」「中央分離帯のところで停まったので写真を撮った」「反対車線の車をみていて、そろそろいけるかな、と思っていた時にぶつかった。」等々
これら、バスに乗車してた生徒・教員たち25名の「バスはしばらく止まっていて、そろそろ動き出すかなって思った時に白バイがぶつかって来た」という証言や、バスのすぐ後ろの乗用車に乗っていて事故の一部始終を目撃していた品原信介校長の「バスは停止していて、そこに白バイが突っ込んで来た」という証言は「関係者の証言は信用できない」(白バイ隊員の証言を採用した同じ裁判長)として採用されなかったのだ。
一審の裁判長は判決で被告運転手に「反省の色が無い」といって、執行猶予の付かない禁固1年4ヶ月を言い渡した。(決め手となった運転手が8ヶ月経ってから見せられたブレーキ痕の写真も(今回の前田検事のFD改竄同様)警察の手によって捏造された可能性が高い。
ブレーキ痕については略そうと思ったが、載せておく。
・一旦停止して車道へ出ていき右折しようとしているバスが急ブレーキをかけて1m~1.2mも濃いブレーキ痕がつくか?…テレビ局の検証実験では付かなかった。
・バスはタイヤの真ん中に4本の縦溝が付いているので、それがブレーキ痕に出るが、証拠写真のブレーキ痕には、それが見られない。…交通事故鑑定人
・同じく、舗道が削られた様子が無い、描かれたようだ。…交通事故鑑定人
・写真の影の位置から、後から撮ったほうが濃くなっている。薄くなることはあっても濃くなることは有り得ない。
・事故直後の写真でバスは衝突後3mほど白バイを引き摺っていって停まった(事故現場の位置)との対向車線を走っていた白バイ隊員の証言であるが、衝突したと言っている、その写真のバスの3m手前はキレイであり、衝突による破片はバスの横と前にしか飛び散っていない。…ブレーキ痕についての記載を終わりますが、事故の8ヵ月後にこの写真を見せられた運転手は、次の様に言っている。
「頭が真っ白になった。何か非常に巨大なものが背後にあるのを感じた。権力には勝てないのか、と思った。停止している状態でブレーキ痕が付くはずがないのに…。」
控訴審(二審)の裁判長も「証言台に立ってもいい」と言っている高校生や、瀬戸内海放送が色々検証した新しい証拠を全て採用しないまま一審判決を支持し「被告は反省していないどころか白バイ隊員に責任を転嫁している」とコメント。
運転手さんは最高裁に上告したが棄却され刑が確定した。
これで分かる通り、村木氏の事件もこの運転手の事件も「冤罪事件」ではなく検察(警察)による「組織犯罪」なのだ。
*中学生の行動
当時、中学3年生だったバスの「お別れ会」のメンバーは、今は別れた高校の2年生になっているが、運転手の人が一審で1年4ヶ月の禁固刑(執行猶予なし)が言い渡されたのを聞き「僕らが体験したことが真実だと思うので」と当時22人の同乗していた生徒のうち20名が集まり、愛媛県警 仙波敏郎氏の講演会場前で「私たちは急ブレーキなど体感していない」といった内容の「運転手の冤罪を訴えたビラ」を配った。
仙波氏は現役の警察官なのですが、講演で次の様に言っています。
「子供たちがここに来る(20名が集まってビラを配る)ということが、(その行為に出るというだけで)ある程度の真実を語っている、と思う。
もし、運転手の人が無謀な運転をしてぶつかった、にも拘らず自分(その運転手)が非を認めないと言うことであれば、彼らは来ないんじゃないか(集まってビラくばりはしないのではないか)と思う。」
長くなりましたが、これからが私が主張したいことです。
子供達が集まってビラを配った時の、愛媛県警 仙波敏郎氏の講演から
「皆さん、『明日はわが身』ですよ。何の罪を犯して無くても、何の交通違反をしていなくても、われわれ(=警察)がその気になれば逮捕できるんです。有罪に出来るんです。」
仙波氏は更に続けて、
「こんな警察じゃダメです。みなさんの力で警察を厳しく監視して、いい方向にいけよ・戻れよ、と…。これは皆さんの力しかないんです。」
と言っている。
私は、皆さんが今この時に「警察」を「検察」に「皆さん」を「マスコミ」に変えて、理解してほしい、と思う。
「こんな検察じゃダメです。マスコミ(ジャーナリスト)の力で検察(権力)を厳しく監視して、
いい方向にいけよ・戻れよ、と…。これはマスコミ(ジャーナリスト)の力しかないんです。」
そのマスコミが権力(旧体制)の味方をしている。
昔「ペンは剣よりも強し」と言われた。「ジャーナリストは権力・暴力に屈しないで、国民に権力悪を暴き、国民を味方に付けて権力・暴力に対抗できる」といった意味なのだが、マスコミが権力側となっている今、国民が決起する以外、権力監視・いい方向へ行けよ!は不可能な世の中になっているのです。
しばらく、更新が途絶えたら、言いたいことが溜まりすぎて、書こうと思ったことと違うことを書いている自分に気が付く。
纏まらないが、今日はここまで、またね。
1年前、政権交代に託した国民の希望は泡と消えてしまった。
こんなにも早く官僚主導の政治に逆戻りするとは、誰が予想しただろう。
虚無感に襲われる。
この国はもはや破滅に向かって突き進むだけ。
「官栄えて国滅ぶ」を地で行くことになる。
民主主義は崩壊に向かって一直線だ。(M:この表現はチョット違う。自民党政権時代には民主主義は崩壊・消滅していた。今回の政権交代で民主主義の目が芽生えはじめたのだ。1年でその芽が潰えてしまった、といったほうが当たっている。)
民主党(国会議員・党員・サポーター)は取り返しの付かない選択をしてしまった。(日刊ゲンダイ20100916)
この国の時計の針は、再び自民党時代に逆戻りしてしまった。いや、それよりヒドくなっているのだ。(日刊ゲンダイ20100915)
国民は奈落の底に突き落とされることになる。国民は塗炭の苦しみを味わうことになる。(同、日刊ゲンダイより)
この日刊ゲンダイ紙以外の上から下まで政府官房機密費で篭絡され権力に支配されてしまっているマスコミは、勝利の雄叫びを上げる。…
無風注:このあと書いた部分が消えてしまった。書き直す気力なく、文章がとんでいますが、アシカラズ御容赦下さい。
…最初、村木氏の無罪判決を受けて、検察とマスコミがタッグを組んだファッショについて書き始めたのだが、検察のFD改竄・証拠隠滅(改竄した本人がその改竄FDを『時限爆弾』と言っていたことから、最後の切り札に使おうとしていた様子が伺われるので「証拠捏造」と言った方が正解)が起き、それを覆い隠すように尖閣諸島の問題がクローズアップされるという、毎日急変する状況の中で、何から書いていいか迷ってしまい、更新が途絶えている。
いつの時代、どこの国でも、革命や制度変革が起きたときには「反動勢力」が元に戻そうと必死に画策する。
左に動いた時計の振子が右に揺れようとするように必然的に揺り戻し(反動)が起こる。
賢明な読者諸君はもうお分かりの事と思うが…(このフレーズは某推理小説の常套句)
今の日本では、政権交代を果たした民主党政権を潰し、元の国民支配体制に戻そうとする旧政権政党・全省庁の官僚(検察含む)・財界(大企業・業界)が総力を挙げている。
テレビ・新聞・週刊誌(電車通勤者)といった国民が情報を得るツールが全てこの旧体制に属している反動分子だという事に全国民は気付かなければならない。
そうで無ければ、この国は奈落の底に沈んでしまう。
検察が小沢氏を不起訴とした時の私のコメント欄に、私のことを「陰謀論者はすぐ、検察の陰謀とか言いますが、あんな悪いことをした小沢を不起訴にするなんて、検察も小沢とグルなのでしょう」といったマスメディアに洗脳されてしまった人の意見が載っていた。
そうなんです。検察は元から小沢氏とグルだったので「秘書が逮捕されたのに」「何でも秘書のせいにして悪事を逃れる」「説明責任を果たしていない」などと小沢氏とグルの「検察」によるリークをマスコミにタレ流して、民主党代表の座を下ろさせてもらい、小沢氏は検察とグルになって政権交代後の総理大臣の座をフイにさせてもらったのです。
本当に馬鹿馬鹿しい話ですが、国民の情報源であるテレビ・ラジオ・新聞・週刊誌がこぞって民主党政権、特に鳩山由紀夫氏・小沢一郎氏・菅氏を攻撃し続けている結果、こういった根っ子から考えられないマインドコントロールされた国民が大量に作り出されているのです。
報道機関は国民に情報を提供し国民の知る権利に奉仕する義務を負い(最高裁見解)、国民を啓蒙し権力を監視・批判し権力の暴走に歯止めをかける役割を担っている。
上記観点から報道・記事が如何にデタラメであるか、例を列記しておく。
旧勢力の「官僚」の逆襲ともいえるのだが、全マスメディアがどこも国民を向いた報道をせずに、即ち「官僚が悪い」を報道せずに、民主党政権批判に明け暮れている、という現状を下記より汲み取ってほしい。
(1)村木氏の一審無罪判決の時
※キャスターの「村木さんの検察の控訴はありえるんですかね?」の質問に、コメンテーターが、「検察官の人から聞いたのですが、…」として、「『証拠もキチンと出揃っていた。確たる証拠もある。それを裁判官の印象・その場の雰囲気で『無罪』にされた。控訴すれば、裁判官も変わるから雰囲気も変わる、だから控訴も考えている』と言っていました。」とコメントしていた。
※村木氏へのインタビューの最後に「いま、(検察に)控訴してほしくない、と思っていますか?」と質問する女性記者の声が入っていた。
(無風コメント:私はここで村木氏がこの女性記者を殴ったとしても村木氏を許してしまいます。暴力否定論者の私が、です。 洗脳された国民には私のような感覚を取り戻すことが必要です。)
(2)検察官(検事)のFD改竄発覚の時
※「冤罪はこうして作られる」(CS朝日系テレビ)で、某弁護士が警察・検察が如何にして自分達が作成した調書にサインさせるか、の手口を色々紹介。この番組は「だから取調べの可視化が必要だ」を結論にしていた。
※そして、この番組は某コメンテーターの「検察は『正義の為』という使命に燃えて行動しているのです。それが時にはこういった『行き過ぎ』も起こってしまう…云々」といった検察擁護談で終わった。
ネットではもう常識になっている「官僚(検察)の組織ぐるみの政権潰し」がマスコミの世界では話が「検察=悪」に向かず、「小沢氏」の大久保秘書や石川議員の逮捕に向かず、鈴木宗男氏の収監に向かず、個人の冤罪と政治家・上級官僚の冤罪とを一緒にして誤魔化している。詳しくは今回言及を避けるが、個人の犯罪は警察が逮捕・調書を作り、検察(検事)がそれを見て判断し裁判に持ち込むのであるのに対し、今回の村木氏の事件でも分かる通り、検察が逮捕を決め、調書を作成し、起訴し裁判にかける、という、足利事件等の様な個人の冤罪事件とは全く違って最初から最後まで検察の独断場となるのだ。そこに裁判有罪率99.9%の世界が出来上がる。
結論を先に言えば、国民は巨大な犯罪組織(民主主義の芽生えに対する反動勢力)、即ち「官僚」と、それに組する“国民に対する犯罪”の共犯者「マスコミ」をこのまま放って置いてはならない。
放っておけば戦前の「特高」が出来上がり、マスコミの情報操作で軍国主義国家・全体主義国家に急加速して行くことになる。
話は長くなるが、権力の横暴・暴走の例として前に何回か書いた「高知白バイ事件」を挙げておきたい。
以下は、私が以前書いた「権力は恐い」から再掲。
まず「マスコミ」の(テレビ虚偽報道の仕方の)恐さから…。
■報道の仕方
「3日午後2時半ごろ、吾川郡春野町弘岡中の国道56号で、県警交通機動隊の吉岡力巡査長(26)= 高知市布師田=が運転する白バイが道路左側のレストラン駐車場から出てきた吾川郡仁淀川町の仁淀中学校のスクールバスと衝突。吉岡巡査長は胸を強く打ち、高知市内の病院に運ばれたが胸部大動脈破裂で約1時間後に死亡した。
バスに乗っていた同中3年生22人と教員3人にけがはなかった。土佐署はバスを運転していた仁淀川町森のタクシー運転手、片岡晴彦容疑者(52)を業務上過失傷害で現行犯逮捕。
業務上過失致死容疑に切り替えて調べている。同容疑者は「バイクは全然見えていなかった」と言っているという。
現場は荒倉トンネルの南約300メートルの片側2車線の見通しの良い直線。吉岡巡査長の白バイは高知市方面に向け通常走行していたとみられる。バスは土佐市方面へ向かうためレストラン駐車場から対向車線へ入ろうとしていたという。
白バイはバスの右前部に衝突しており、吉岡巡査長はバスをよけようと右側にハンドルを切ったが、よけ切れなかったのではないかとみられ、同署が詳しい事故状況を調べている。」
この事件をはじめて上の報道で見た人は、どう思うだろうか? この報道の仕方では「バイクは全然見えていなかった」という言葉を「運転手の不注意」と受け取る人が多いのではないか。
■警察・検察の問題(事故の状況について)
検察主張
①バスの運転手はレストラン駐車場より国道進入直前に一旦停止をしたが、右方向をちらっと見ただけで反対車線を右折するために、国道に進入した。
②6.5m進行したところで、バスの右側面前部が白バイと衝突。それと同時に衝撃に驚いた運転手は急ブレーキをかけた。
③3m白バイを引きずりバスは、右折車線、中央分離帯付近に停車した。
検察側証人
その1:たまたま?対向車線を走行していた白バイ隊員の証言
バスとAさん運転の白バイとを同時に確認した。
バスは5キロ~10キロの速度、白バイは60キロ速度であり、バスが国道に進入している時に、6m50cmのところで衝突し、2m90cm白バイを引き摺り停止した。
(被告運転手の話)その証言に立った白バイ隊員は、私のバスと白バイが衝突する直前に、バスの運転手はどうして気がついてくれないのか、止まってくれ!止まってくれ!と思った、と証言していました。
しかし、あとで隣の香川県の瀬戸内海放送が、6回も特集を組んでこの冤罪事件を扱っている中で、この白バイ隊員が走行していた場所からは、大きなバスの姿さえ全く見えない、見通しのきかない場所であることが検証されています。
弁護側主張
①バスは左右を十分に確認してから国道に進入(バスが駐車場から車道に出る手前で一旦停車していることは検察も認めている)
②中央分離帯付近にて停車し、右折の為、左の車の流れを確認しているところで衝撃を感じた。
一審の裁判官はこの証言(と道路に付いたブレーキ痕が有罪の決め手)について、「同じ隊員、即ち関係者と言えども、隊員は普段からスピードや状況を判断する訓練を受けており、信用できる」と判断。
高知県のこの冤罪事件を追及した「瀬戸内海放送」の放映内容より。
*「事故を起こした白バイは時速60Kmで走行」に疑問
・バスの後ろについて自家用車を運転していた校長の話「バスは停まっていた。こんなスリップ痕が付く訳がない。」「白バイは時速100Km以上のスピードで突っ込んできた。」
・近所の人の話「この道は白バイの訓練場所となっており、赤色灯やサイレンを鳴らさずに100Km~150Km/hの猛スピードで走っていて『危ないな、いつか事故が起こるのでは』と思っていた。」
・他の近隣住民は「100Km以上で頻繁にやられていた。」と話している。
この事件が先の瀬戸内海放送によって世間に知れ渡り、県議会でも取り上げられた時、県公安委員の部長は「白バイが赤色灯とサイレンを鳴らさずに制限速度を超えて走行することは絶対にない!」と強い口調で否定。
・この裁判では、事故を起こした白バイと同じ方向を走ってた乗用車のドライバーが「事故の直前に、白バイが自分の車の右側を時速100キロ以上の猛スピードで追い抜いて行った」と証言しているが、このドライバーの証言も採用されなかった。
「供述者が第三者というだけで、その供述が信用できるわけではない」(裁判長見解)
*中に乗っていた中学生たちの証言
・「停止していた、ブレーキは感じなかった。」「中央分離帯のところで停まったので写真を撮った」「反対車線の車をみていて、そろそろいけるかな、と思っていた時にぶつかった。」等々
これら、バスに乗車してた生徒・教員たち25名の「バスはしばらく止まっていて、そろそろ動き出すかなって思った時に白バイがぶつかって来た」という証言や、バスのすぐ後ろの乗用車に乗っていて事故の一部始終を目撃していた品原信介校長の「バスは停止していて、そこに白バイが突っ込んで来た」という証言は「関係者の証言は信用できない」(白バイ隊員の証言を採用した同じ裁判長)として採用されなかったのだ。
一審の裁判長は判決で被告運転手に「反省の色が無い」といって、執行猶予の付かない禁固1年4ヶ月を言い渡した。(決め手となった運転手が8ヶ月経ってから見せられたブレーキ痕の写真も(今回の前田検事のFD改竄同様)警察の手によって捏造された可能性が高い。
ブレーキ痕については略そうと思ったが、載せておく。
・一旦停止して車道へ出ていき右折しようとしているバスが急ブレーキをかけて1m~1.2mも濃いブレーキ痕がつくか?…テレビ局の検証実験では付かなかった。
・バスはタイヤの真ん中に4本の縦溝が付いているので、それがブレーキ痕に出るが、証拠写真のブレーキ痕には、それが見られない。…交通事故鑑定人
・同じく、舗道が削られた様子が無い、描かれたようだ。…交通事故鑑定人
・写真の影の位置から、後から撮ったほうが濃くなっている。薄くなることはあっても濃くなることは有り得ない。
・事故直後の写真でバスは衝突後3mほど白バイを引き摺っていって停まった(事故現場の位置)との対向車線を走っていた白バイ隊員の証言であるが、衝突したと言っている、その写真のバスの3m手前はキレイであり、衝突による破片はバスの横と前にしか飛び散っていない。…ブレーキ痕についての記載を終わりますが、事故の8ヵ月後にこの写真を見せられた運転手は、次の様に言っている。
「頭が真っ白になった。何か非常に巨大なものが背後にあるのを感じた。権力には勝てないのか、と思った。停止している状態でブレーキ痕が付くはずがないのに…。」
控訴審(二審)の裁判長も「証言台に立ってもいい」と言っている高校生や、瀬戸内海放送が色々検証した新しい証拠を全て採用しないまま一審判決を支持し「被告は反省していないどころか白バイ隊員に責任を転嫁している」とコメント。
運転手さんは最高裁に上告したが棄却され刑が確定した。
これで分かる通り、村木氏の事件もこの運転手の事件も「冤罪事件」ではなく検察(警察)による「組織犯罪」なのだ。
*中学生の行動
当時、中学3年生だったバスの「お別れ会」のメンバーは、今は別れた高校の2年生になっているが、運転手の人が一審で1年4ヶ月の禁固刑(執行猶予なし)が言い渡されたのを聞き「僕らが体験したことが真実だと思うので」と当時22人の同乗していた生徒のうち20名が集まり、愛媛県警 仙波敏郎氏の講演会場前で「私たちは急ブレーキなど体感していない」といった内容の「運転手の冤罪を訴えたビラ」を配った。
仙波氏は現役の警察官なのですが、講演で次の様に言っています。
「子供たちがここに来る(20名が集まってビラを配る)ということが、(その行為に出るというだけで)ある程度の真実を語っている、と思う。
もし、運転手の人が無謀な運転をしてぶつかった、にも拘らず自分(その運転手)が非を認めないと言うことであれば、彼らは来ないんじゃないか(集まってビラくばりはしないのではないか)と思う。」
長くなりましたが、これからが私が主張したいことです。
子供達が集まってビラを配った時の、愛媛県警 仙波敏郎氏の講演から
「皆さん、『明日はわが身』ですよ。何の罪を犯して無くても、何の交通違反をしていなくても、われわれ(=警察)がその気になれば逮捕できるんです。有罪に出来るんです。」
仙波氏は更に続けて、
「こんな警察じゃダメです。みなさんの力で警察を厳しく監視して、いい方向にいけよ・戻れよ、と…。これは皆さんの力しかないんです。」
と言っている。
私は、皆さんが今この時に「警察」を「検察」に「皆さん」を「マスコミ」に変えて、理解してほしい、と思う。
「こんな検察じゃダメです。マスコミ(ジャーナリスト)の力で検察(権力)を厳しく監視して、
いい方向にいけよ・戻れよ、と…。これはマスコミ(ジャーナリスト)の力しかないんです。」
そのマスコミが権力(旧体制)の味方をしている。
昔「ペンは剣よりも強し」と言われた。「ジャーナリストは権力・暴力に屈しないで、国民に権力悪を暴き、国民を味方に付けて権力・暴力に対抗できる」といった意味なのだが、マスコミが権力側となっている今、国民が決起する以外、権力監視・いい方向へ行けよ!は不可能な世の中になっているのです。
しばらく、更新が途絶えたら、言いたいことが溜まりすぎて、書こうと思ったことと違うことを書いている自分に気が付く。
纏まらないが、今日はここまで、またね。
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