無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

政治を見る目の豆知識・・・官僚

2018年11月28日 | Weblog
戦争への道とか軍備増強に励む日本とかの話は今の洗脳された日本人の頭の中には入っていかないようだ。

従って、今日もその話題を離れて「官僚」についてショートコメントしておく。

近代官僚制のマイナス面について、有名なロバート・マートンが指摘している項目の中に、

*責任回避・自己保身

があります。

官僚を庇う訳ではありませんが、例え官僚トップの次官クラス(高級官僚)と言えども自分の考えで政治を行うことはできません。

全て、政治家(立法府)がつくった法によって、政治家の命令(各省大臣等の指示)により動きます。

従わなければ、内閣人事局?によって首になってしまいますが、頭の良い官僚は責任回避・自己保身に走り、政治家がこうしろああしろと言った事をこまめに書類・報告書・議事録・忘備録・メモとして記録して残します。
即ち、後になって自分がやったことを「何でこんなことをしたんだ」と責められた時に、「誰々(政治家)に言われてやりました」との証拠とするためです。
まさに、官僚は、


なのです。


ですから、政治家よりよっぽど頭の良い官僚は政治家がやれと言った事や政治家(秘書等含む)にこうした方がいいと言われたことを記録しておくのです。(特にあとで問題になりそうな政治家等の指示はきめ細かにメモして・・・)

例えば、昭恵首相夫人に絡んだ様な官僚が疑問視する事項は必ず記録に残しておきます。だから、昭恵首相夫人の名前が登場している記録等を含む公文書を300カ所も改竄して、昭恵首相夫人が関わっていないことにしている訳です。

文書について、


これは、やっとのことで実現した佐川氏の国会答弁であるが、その前から政府は「怪文書」「個人文書」「忘備録」等とか、破棄したと言って首相の関与を否定してきた。そして、佐川氏は肝心の問題点追求に関しては、(自分に)刑事訴追の懸念があるため証言できませんと50回以上繰り返して追及を逃れた。余談:この後の「佐川氏の国会答弁に納得できない=74%の国民」という世論調査結果となった。

政府の公文書隠しは「森友」「加計」「自衛隊日報」に及ぶが、政府(官僚)が否定した文書が、後から出るわ出るわ。

官僚の「責任回避・自己保身」の原則からすれば文書が出てきて当然なのである。

今日は豆知識で終わり、またね。



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