無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

アベノミクス偽装事件

2019年02月08日 | Weblog
私は今のテレビ・大新聞が政府の指導の下に(?)or自主的に作り出す事件報道にコメントする気はない。
韓国がレーダーを当ててきた、とかゴーン氏の件等々、自分の生活、家族子孫とのかかわりで、このニュースが現在・将来に重要な事件かどうかを判断して、歴史に残らない様な無関係な事件を追うのを止めているからだ。従ってコメントする気もない。

実際に「憲法に自衛隊明記」「憲法に緊急事態条項」といったマスコミ報道が余りされていない事柄の方がよほど重要なので、そのため政府マスコミが主張する「日米同盟による抑止力」のウソを主に書いていこうと思っているのだが、安倍独裁の言論弾圧(東京新聞望月記者)やアベノミクス偽装(基幹統計不正)も、皆に気が付いてもらわないと世の中大変なことになるので、今日は、上のタイトルとした。

(余談)
私は何か検索する時「阿修羅」さんから「検索」をして資料を取り出していたが、前に間違えて最初に開いたプラウザから検索をかけてしまったことがある。其の結果を見て驚いた。全く出てくるものが違うのである。

例えば、「統計不正」で検索すると「阿修羅」さんではすぐ安倍政治批判が出てくるのだが、待ち受け画面からの検索では「厚生省」「厚生省幹部」「15年前から」「消えた給付金」等々、モリカケの時と同様、安倍首相の名前(安倍政治)が前面に出てきていないのだ。

モリカケのときのMSN総合ニュースで「安倍首相」が出ている見出しを拾うと、
※安倍首相「妻(昭恵夫人)に訊くのが怖い」
※安倍首相「(集中審議は)もう勘弁してよ」
と言った様な“微笑ましい”見出しとなっており、「安倍首相が悪い」といった記事は皆無だったが、今回も「同じだ」と感じた。
何時まで経っても独裁者“安倍晋三”の名前は表に出てこないだろう。

前に書いた様に「財務省」とか「厚労省」とかのエリート官僚は自分の意志で勝手に判断して行政することはあり得ない、全て政治家(や秘書や関係者)の指図・意向によって始めて動く、従って、自己保身の為、政治家等に言われたことは事細かにメモ・忘備録・記録を取っておく。
だから、政府が今言っているような「アベノミクス以前の記録は破棄した、残っていない」というのは嘘である。官僚は上から下まで自分がやれと言われたことは記録に残しておく。モリカケで「怪文書」と言われたものが出てきたり、「破棄した」「記録に残していない」と言われた書類が500頁分も出てくる結果となるのは最初から分かっていることなのだ。

(これも参考まで↓)



この統計不正は、面倒になったので、いろんな人の意見をつなぎ合わせて使っていくことにした。

※国民民主党 定例会見より(大塚耕平・代表代行)

≪統計不正問題について≫

こういった類の問題・・・割と細かく且つ専門的な問題は、論点が拡散しがちになるのでマスコミの皆さんも整理して報道してもらえると有難い(暗にモリカケで行われたようなマスコミの論点隠し報道を批判)
ずいぶん前から、役所のサボタージュであったり、ルール違反であったりしたわけで、それは糺していかなければならない事ですが、今回の問題の最大の争点は、昨年(2018年)から算出方法を修正することに拠って、足元の経済政策にとって重要な2018年の実質賃金のデータが変えられ、かなり事実と異なるデータを前提として、さまざまな主張がなされ、そして今年秋(10月)の消費税増税が為される方針になった訳ですが、これには、作為があったと思わざるを得ない。

昨年の修正が、だれの指示で、どういう意図で行われたのか、ここが最大のポイントになる。

且つ、そのことによって(修正によって)データに不連続性が出る、ということは中学生でもわかる話であるにもかかわらず、それを明らかにせずこんにちまできている。
というところに、単なる不注意ではない作為があったと思わざるを得ない。

(無風コメント:不連続性について:今まで身長を計っていた子供を止めて、今年は背の高い子供の身長を計って、「1年で良くこんなに成長したね」と言ってるようなものだ。と、どなたかが言っていたが、その通りだよね)



※田中龍作ジャーナル

≪アベノミクス偽装≫詳しくは上をクリックして見て下さい。

上西充子法大教授は小川議員が追及したアベノミクス偽装について分かりやすく解説した。

アベノミクス偽装の本丸は「GDP偽装」にあり。
「数字が高く出るように」と官邸が官僚たちに事実上の圧力をかけていた。
4日の衆院予算委員会で小川淳也議員は物的証拠をあげながら政府に迫った。物的証拠とは内閣府の説明資料や議事要旨などだ。

小川議員の質疑に対して安倍首相、麻生財務大臣、茂木経済再生担当大臣らは、はぐらかすばかりでまともに答えきれなかった。
図星だったからだ。

ウソで塗り固めたアベノミクスの真相を突き止めたからだろうか。
新聞テレビの扱いはあまりに小さい。あるいはスルーだ。


※室井佑月「安倍首相の感染力」週刊朝日2019年2月15日号

作家・室井佑月氏は、安倍晋三首相の意のままに進む国の状況に危機感を募らせる。

*  *  * 
 ラジオで一緒に仕事をしている経済学者の金子勝先生が怒っていた。いいや、先生は現政権のやり方にかなり前から怒り沸騰なわけで、怒りを通り越し、半笑いの呆れ顔だった。

「こんなんで、俺ら、いったいどうやって仕事していったらいいのよ」と。

 厚生労働省の「毎月勤労統計」の不正問題が発覚した。

障害者雇用や裁量労働制のデータ、外国人技能実習生の実態調査などもデタラメであった。

1月25日、野党の追及で明らかになったが、2018年、実質賃金が上がっているってのも嘘だった。GDPも怪しいという噂。

 金子先生もぼやきたくなるだろう。国が出してくる資料やデータはデタラメばかりで、なにを根拠に学術研究や未来予想をすればいいの?

 先生のぼやきを聞いて、あたしはいった。

「もうこうなったら、預言者になるしかない。自分のシックスセンスを信じるんだ!」

「んじゃ、これからは水晶玉でも持ち歩いちゃう? 意見を求められたら水晶玉を見ながら『こんなん出ました!』といってから答える」

 あたしたちは笑った。笑い事じゃないんだけれど。

 どうなっているの、この国は。
この国の未来を考えるとき、知識人たちの、適切な判断や助言はいらないってか? 
すべて、安倍首相のやりたいようにやるからいいって? 大切なことは、安倍首相のレガシー作り。
それとお仲間へいい顔をしたいから、その優遇。

 とんだ独裁国家だ。マジでこの国、ぶっ壊れそう。

 安倍首相はアベノミクスは成功したと胸を張っていい張る。
すげぇよな。
経済成長は進まず、財政再建は目標期限を先送りしたのに。

 官僚は、なぜ安倍首相の嘘に付き合うんだろう。
忖度なのか命令なのかはわからないが、学歴エリートの彼らが、ついうっかりとは考えにくい。

 権力の監視という使命を忘れ、政府の発表をただ垂れ流すマスコミも(2018年、記録的な賃金上昇をうたっておった)、おかしい。

そして、ぎりぎりのところで頑張っている良識ある人間、たとえば金子先生だって、政府があげるデータが嘘ばかりなのだから、これからの研究は、自分の感覚にかなりの部分頼るしかなくなる。

 安倍首相を肯定しようが否定しようが、彼が首相でいる限り、この国にいる人たちは、いや応なく彼のようになってしまう。
インフルエンザより感染力が強い。

 安倍首相は23日、ダボス会議に出席し、

「産業界は5年連続、賃金を今世紀に入って最も高い、前年比2%上げるという対応を示してきた」

 と、また威張ってきた。

 でも、安倍首相の目標は3%で、それは実現しなかった。
どうか、海外のマスコミよ、彼の大言壮語に反応してください。
この国は感染者多数で、もうどうしていいかわからない。
海外からそれはまずいと特効薬が送られてくるのを待つばかりである。


完コピで終わるが、上の3人の方の赤い部分は気をつけて読んでね。また、「15年以前も統計不正があった」とか「名目賃金がどうの、実質賃金がどうの」とか、「統計の取り方(抽出サンプル変え)は間違いではない」とか、の報道で攪乱され、アベノミクス偽装工作による消費税増税の正当性演出に至る詐欺行為を見逃すことのないように、あなたも民主主義国の「目ざめた有権者」であってほしい、と願い、筆をおく。

いけない、毎回貼り付けておくと言っていた下記副題を忘れるところだった。
◎安倍政権がある限り、私は他の野党を批判する気にはならないだろう!

またね。


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