無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

国民指導要領

2014年01月24日 | Weblog
「雑学」のタイトルで武士道精神を無くし腐敗した政官財の日本の支配者層と困窮に喘ぐ庶民とその感情について書いたのだが、戦前のテロ等騒動の激文や連中が騒動を起こした「理由」をくどくど書き過ぎたせいで視聴率が良くない。
日本人が「生きる」ことに無気力になってしまったせいなのかも知れないが、日本国民みんなに分かってもらえなければ書く意味がないので、「雑学」をもっと書きたいのだが、一時休憩して現在の日本国・日本国民が置かれている状況を箇条書きにしてみた。


まずは、もう何十回も載せている政府マスコミの国民指導要領の一つ。

※1.戦争など国民は望んでいません。でも、国民を戦争に駆り立てるのは簡単です。

国民に向かって「我々は侵略・攻撃されかかっている」と危機感・敵愾心を煽り、

戦争に反対する人々を「平和ボケした危機管理のできていない国民、愛国心が欠けている!」と非難すれば良い。

これを繰り返せば国家など(国民は)簡単に戦争に向かいます。

このやり方はどこの国でも有効です。
・・・ナチスドイツのやり方を述べた証言



国民指導要領①=敵国をつくり、危機感や敵愾心をあおる。








安倍首相はダボス会議においてBBCの記者とのインタビューで、「今の日中関係は第一次世界大戦勃発直前の英独緊張感(結果、戦争に突入)と似ている」と言い、今にも日中間で戦争が起きるような言い方をしています。
あなたも、もう1年も2年も毎日毎日こういった夕刊フジの一面トップの大見出しを見ていて、韓中との戦争も間近と感じているのでしょうか?
政府には辛抱強い外交により、戦争を何としても回避する義務があります。

国民は戦争を煽るマスコミと戦争もやむを得ないと考えている政府を容認してはいけません。



国民指導要領②=国民に愛国心を植え付ける。国への忠誠・滅私奉公


教育基本法が国民教練法に変えられ、国が国民を教育訓練することになって7年が経ち、政府・文科省はやっと教育基本法の精神に則った教科書作りに乗り出し「教科書改革実行プラン」を発表した。

(政府マスコミ報道内容)

下村文科相は、2013年11月15日記者会見を行ない、2006年12月に「法制定時と社会状況が変化している」として「公共の精神」や「伝統文化の尊重」「わが国と郷土を愛する」態度を教育目標に盛り込んだ改正教育基本法が成立しているのに、現行教科書の基本法精神取り入れが進んでいないので、現行の検定基準を見直す方針を盛り込んだ「教科書改革実行プラン」を発表した。

「歴史には光と影がある。バランス良く両方教えるべき」として、一部の学説だけを記述して偏向的な内容にならないよう検定基準を見直し、検定申請時に「愛国心を養う」といった教育基本法の趣旨をどの程度反映させているかも明示させる。(教科書会社に義務付け)
来年度に行われる中学校の教科書検定から適用する方針だ。

新たな検定基準では、尖閣諸島や竹島など領土に関わる問題、慰安婦や南京事件など歴史問題、自衛隊の位置づけ(集団的自衛権等)などについて、特定の見解だけを強調せずバランスよく記述する事とした。

教科書作成会社に対し、検定申請時の提出書類に「愛国心を養う」等の改正教育基本法の趣旨をどのように具現化したかを明示させ、検定基準で「教育基本法の目標に照らして重大な欠陥がある場合(愛国心教育を盛り込んでいない教科書)」は検定不合格にする事とした。


やっと、安倍自民党政権は、国民に愛国心を植え込む記載をしていない「欠陥教科書」の排除(国の検定で不採用)に本腰を入れてきた。

愛国心を養う教科書(逆に欠陥教科書)とは具体的には

「尖閣諸島や竹島は日本固有の領土」と記載していなければ欠陥教科書。

「従軍慰安婦」は戦争につきものでどの国でもやっていたことなので、ことさらに自虐史観を教え込むような教科書は欠陥教科書。

「南京大虐殺」は捏造だからこの記述をして生徒に自虐史観を教える教科書は欠陥教科書。

「自衛隊の位置付け」「憲法解釈」で日本は専守防衛しか憲法で認めていない、といった一部の学説だけを記述する偏向的な内容の教科書は欠陥教科書。

となる。今年4月からは欠陥教科書は国の教科書検定で採用されない様になる。

改正教育基本法では、ほかに日本の伝承・伝記・偉人伝を教科書に載せ子供たちに教えるような趣旨が盛り込まれた。
神話や乃木大将・東郷平八郎・山本五十六といった偉人が教科書に登場する日も近い。

戦前の教育により「軍国少年」だったお年寄りのブログに「今の世の中、『治安維持法』と『国家総動員法』で苦しめられた戦前と似ている。」と書かれていた。

確かに戦前の治安維持法=今の秘密保護法、戦前の国家総動員法=今の改正教育基本法(国民教練法)と考えると良いのかも知れない。

ショートコメントで終わらせたいので、今日はここまで、またね。




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