今日の言葉
この社会の雰囲気には,注意を要する。
■不正かどうかを,形式的に簡単に決めつける
■悪いとなると,社会全体で一斉に袋叩き(バッシング)する
■それが一気に国民的ヒステリーに高まる
前日に続いて津久井弁護士のブログからも引用しようと思ったのだが、又、ほぼ全文となってしまいそうなので省略する。是非、サイトを開いて読んで見て下さい。
津久井弁護士は「朝青龍」のマスメディア報道を一例に危惧を表明しています。
政治関係ではないが、国民的ヒステリー現象の代表的なものに「嫌煙権」がある。
私は「嫌煙権」なる言葉が出てきた時(かなり前)から、社会的ヒステリー現象と捉えていたのだが、超有名ブログ「きっこの日記」の3月25日、28日、29日(「自分勝手な嫌煙権」シリーズ)を見て確信した。
発端は、きっこさんがいつもの様に自分の身の回りに起きた出来事を日記にしたためた事にある。きっこさん曰く「日常の中の小さな不満として、チョコっと書いただけのつもりだったんだけど」、それに対し異常ともいえる反応があり、28日・29日でその(反応してきた)メールとそれに対するきっこさんの意見が述べられている。
きっこさんの「日常の中の小さな不満」となった出来事を要約すると、
きっこさんがパチンコ屋の喫煙席コーナーでタバコを吸っていた時、隣の空いた席にあとからやってきたオバさんが座り、打ち始めたトタンに、台の説明の書いてある下敷きを取って、きっこさんを睨みつけてきっこさんの髪がなびくほど、パタパタとやり始め、「まったく、やっと座れたと思ったら、タバコをプカプカ吸うような人の隣りじゃ、安心して打ってらんないわ!」と、ワザときっこさんに聞こえるように大声(最初はブツブツ)で言った。
きっこさんが「タバコがイヤなら禁煙コーナーで打ったらいかがですか?」というと「禁煙コーナーに打ちたい台がないからしょうがないでしょ」との返事。きっこさんは、その時のタバコを吸い終わってからは、もうタバコは吸わないようにしていたが、きっこさんの隣に座った人がタバコを吸いだして、煙がそのオバサンのほうにいった。
そのオバサンまたもパタパタやりながら「まったく、ここの人たちは、みんなで私を肺ガンにしようとしてるのね!」
きっこさんはこの出来事を「自分勝手な嫌煙権」と題をつけ紹介し、私も身勝手な自己中オバサンもいるものだな、
と思い読んだのだが、三日後のきっこの日記をみてビックリ。きっこさんを非難するメールが多く届いたとの話。
社会的ヒステリー現象の表れだと確信した。
(同感意見から)
・はじめてメールをさせていただきますが、嫌煙権についてまったく同感なのでうれしくなりキーボードをたたいております。(愛煙家は)もう、いじめに近い状況に陥っています。喫煙に限らず、社会の中では議論が行き過ぎた矛盾(ヒステリー現象)がたくさんあります。バランス感のある思考を日記の中でどんどん書いてください。よろしくお願いします。
・私はタバコを吸わないのですが、禁止されていない場所で喫煙している人がいても文句を言う類のモノではないと思います。文句を言うなら、パチンコ屋の店員に「なんで禁煙コーナーに私の打ちたい台がないのよ!」とキレるべきです。最近の過剰なまでの、タバコに対するネガティブキャンペーンが、こんな勝手な嫌煙者を産み出したんですかねぇ?それとも、吸わない人が偉いとでも思ってるんでしょうか?とにかく、「こんな身勝手な人には腹が立つ。」事を言いたかっただけなのに、こんな長文になってしまいました。これからも「きっこの日記」を楽しみにしています。
上記は極めて常識的な意見ですが、つぎは問題の「多かった」といわれるバッシングのメールです。
・嫌煙の日記についてですが、喫煙者も自分勝手だと思います。なぜタバコを吸ってない人が受動喫煙させられなければいけないのでしょうか?私もパチンコ屋にはよく行きますが、パチンコ屋はパチンコをするところであり、喫煙所ではありません。もう少し他人に迷惑をかけているという自覚を持ってはいかがでしょうか?
・パチンコ屋など、どこでもそうですが、喫煙できる公共の場所とは、「基本的にタバコを吸ってもいいという許可はでているが、しかし人に迷惑をかけていいとは誰も言ってない」ということです。そして嫌煙家は煙が嫌だから、それは迷惑につながるのだと思います。肩身が狭い思いをしているのは同情します。ですが、タバコは吸った時点から迷惑がかかっているということは間違いないですよ(周りに人がいる場合ですが)吸ってない人は、ことタバコに関しては誰にも迷惑はかけてませんから(吸ってる人には迷惑かもしれませんが)ちなみについ最近までワタシもガッツリと愛煙家でした。だから人のこと文句は言えないのかもしれませんが、ヤメたら、タバコの煙が嫌で嫌で仕方がないのです。「禁煙スペースへ行け!」なんて言わずに、この気持ち汲み取ってもらえないでしょうか。お願いします。
・きっこさんは「タバコを吸っていい場所で、周りに気を使いながらタバコを吸ってるのに」と書かれていますが、タバコを吸っていい場所では、確かにタバコを吸う事は許されているのでしょうが、他人に迷惑をかけることまで許されているわけではないと思うのです。ここでは、タバコを吸っても他人に迷惑をかけるおそれがないという理由で、タバコを吸っていい場所になっているわけではないんですよ。タバコの煙は気体ですから、その場の状況や風向きしだいでいくらでも拡散し広がります。私は10m以上離れた場所にいる人のタバコの煙が原因で頭が痛くなったり、のどが変になったりした経験もあるんです。今回はたまたま隣のパチンコ台だっただけで、きっこさんの喫煙している煙が、禁煙コーナーのパチンコ台まで漂って迷惑かけている可能性もゼロではないんです。タバコを吸っていい場所の決め方がいいかげんである以上、喫煙コーナーだから無条件に吸っていい、迷惑かけてもいいというのはやっぱりおかしいのではないでしょうか。あとから隣りに座って打ち始めたオバサン、騒音とか悪臭を出す工場や施設が、近隣住民から迷惑だと訴えられると、「オレ達の方が先にいたんだ。後からやってきたお前達に文句を言う権利はない。」と居直るケースがよくありますが、これと同じことです。後から来たという理由で、迷惑をかけてもいいってことにはならないんです。今でも外出先で安心できるのは、全体から比べるとわずかなスペースの禁煙エリアにいる時だけなんですから。そこにいても、禁煙スペース以外のところから煙が流れてきて困ることはしょっちゅうです。きっこさんは喫煙者のなかでもいい方なんでしょうけど、禁煙でなければ(何も指定がなければ)いくらでも吸い放題だ。となりに赤ちゃんがいようが、喘息で苦しんでいる人がいようが関係ない。という喫煙者がいまだに結構いるんですよ。わずかな禁煙スペースができたために、それ以外のほとんどの禁煙でない場所では罪悪感なしにタバコを吸って迷惑をまきちらす勘違い喫煙者が増えてしまって本当に困っています。
(無風の余談:騒音とか云々のくだりで「俺たちの方が先にいたんだ。後からやってきたお前たちに文句を言う権利はない。」とありますが、今では、工場は、そう嘆くだけで法律で規制されているため対策を取らない訳にはいかず,『文句を言う権利はない』などと居直れる工場は存在しません。確かに私の昔いた工場も都心から段々と郊外へと5回ほど移っており、最初は雑木林の中、森の中という感じで人家は無いところへ移転してきたのにいつの間にか周囲が住宅地に開発され、そのつど、都心から遠くへ遠くへと移転を余儀なくされ、その時には「後から来たのになぁ」と恨めしく思ったこともありました。でも法律がありますから『居直れ』ませんよ。喫煙コーナーは法律で言えば「許可された場所」です。)
・はじめまして、いつも楽しくこのブログを拝見させていただいております。おそらく同じようなメールが多くの方から送られていると思いますが、少しだけ意見を聞いていただけたらと存じます。私は喘息を患っており、タバコどころか女性のつけている香水でも発作を起こすことがあります。さすがにパチンコには絶対に行かないし、そもそも喫煙者以外のものがパチンコに行くことは間違っていると思います。(パチンコに禁煙コーナーなるものがあるのをはじめて知りました)ただし喫煙可能だから回りの人に気を配らなくていいというのは時に誤りだと思います。私事ですが例えば旅行などで列車を利用する場合、いつもは必ず禁煙席の指定席を取るのですが、週末などで空きがなくどうしても喫煙車両に乗らなければならないことがあります。隣の方には無理を言って吸わないようにお願いしますが、それでも乗っている間は生きた心地がしません。どうして公共の場はすべて禁煙にならないのかと真剣に思っています。私は喫煙者に対して何の迷惑もかけませんし危害を加えることもありません。しかし喫煙者は常に私に不利益をもたらします。せっかくおいしい食事をいただこうと思ってきているのにカウンターで隣でタバコを吸われた時、どうして私が吸わないように謝らなければならないのでしょうか?もしきっこさんが食事の席で突然見知らぬ他人に首を絞められたとして、その人に「申し訳ありませんが息が苦しいのでやめていただけますか?」と笑って話しかけることが出来ますか?申し訳ありませんが弱者は「喫煙者」ではなく「非喫煙者」であることをご理解ください。もちろんきっこさんが非喫煙者に常に配慮されていることは文面からみてわかります。いいかげんなブログにはメールを出す気にもなれませんが、きっこさんだからこそわかってほしいと思いメールさせていただきました。これからも楽しいブログを期待しております。
・私は神戸で開業している医師です。貴女の日記を読んで少々意見を述べさせていただきます。他人の煙草の煙を吸うことを受動喫煙と言い、その害は明白であり3年前の健康増進法でも受動喫煙の禁止が法律で明文化されています。ですから、人前で煙草を吸うことは人混みで刃物を振り回していることに他なりませんのでご注意下さい。喫煙云々は、禁煙権や喫煙権の問題ではなくて自分のみでなく他人に危害を加えるという問題です。
・禁煙活動をやっている医師です。昨年度の「今日の治療指針2006」の「禁煙指導」の項などの著者です。日本呼吸器学会、喫煙問題に関する検討委員会委員。日本禁煙学会の監事もつとめさせて頂いています。3月25日の記事について、誤解があるようなので一言お伝えします。日本でも、健康増進法25条があり、労働安全衛生法の細則で事業所衛生基準規則の空気環境の項目というのがありまして、現在の日本での喫煙放置状況では、「分煙」では簡単にこの環境基準に違反する空気汚染となってしまいます。産業医大、大和浩教授や東大の中野ゆりさんらが新幹線などの車両の汚染状況を詳細に調べていますが、禁煙車であっても、喫煙車の隣の車両では、かなり汚染が酷いことが判っています。欧米では、居酒屋でも禁煙となっている国が増えていますが、居酒屋勤務者が一人でも汚染された空気の元で働くと言うことであれば、労働環境違反という観点からも、誰でもはいれる室内での完全禁煙が推進されています。タクシー運転手の職場環境を守るという観点でも、タクシー禁煙訴訟が起こされています。パチンコ店の労働者の健康を守る観点からもタバコは規制して欲しいと思います。FCTC(タバコ規制枠組み条約)という国際条約を日本は批准しましたが、国内でそれを遵守する体制は整っておらず、担当部署の財務省はそれに違反する答弁を繰り返しています。(国際条約ではタバコは厚生労働省の管轄下におかれるべきだということがうたわれていますが、それすら日本は従っていません)きっこのブログのファンですが、25日の日記だけは、ニコチンに心を蝕まれた中毒者の弁になってしまっているなあと残念に思いました。
以上のようなメールがワンサカ届いたそうです。
で、きっこさん曰く、
ニコチンに心を蝕まれてる中毒者で、人混みで刃物を振り回してるようなクレイジーなあたしとしては、何度も言ってるように、タバコを吸うことが許可されてるエリアで、周りに気を使いながらタバコを吸ってただけなのに、何でこんなに肩身の狭い思いをしなきゃいけないのか、やっぱり理解できない。
嫌煙者たちの言いたいことは、あたしは最初から理解してるつもりだから、どこに行っても気を使いまくってるし、たとえ灰皿の置いてあるお店であっても、周りの人たちに聞いてからタバコを吸うようにしてる。だから、ほとんどの場合は、タバコを吸いたくてもガマンすることになるし、どうしても吸いたい場合には、そこに灰皿があるのに、わざわざ外に出て、そのお店の裏の非常階段とか、近くの公園のベンチとかで吸ったりしてる。
で、続きなんだけど、まず最初に、あたしが何に対して疑問に思ったのかってことを繰り返しておく。あたしは、そこが喫煙を許可されてる場所でも、周りの人たちにタバコを吸っていいかどうか聞いて、1人でも「嫌だ」という人がいたら、絶対に吸わない。そんなあたしが、周りの人たちもみんなタバコを吸いながらパチンコを打ってた喫煙OKのエリアで、周りの人たちとおんなじようにタバコを吸いながらパチンコを打ってたら、あとからそこにやって来たオバサンから文句を言われたワケだ。そして、そのことについて「理解できない」ってことを日記に書いたら、たくさんの反論が届いたってワケだ。
私は、これらのメールを見て、社会ヒステリー現象もここまできたか!と驚いた。
喫煙の是非(副流煙・マナー)を云々する前に考えてもらいたいのは、きっこさんのこの『出来事』について「身勝手な独りよがりの正義を振り回すオバサン」が正しく、まさに正義の味方であるとする論調、きっこさんを大悪人とするメールがたくさん届くヒステリー現象は日本国にとって危険な兆候といえる。
私からすれば、喫煙場所でタバコを吸っているきっこさんを睨みつけ髪がなびくほどパタパタ仰ぐこのオバサンは礼儀をわきまえない「無礼者!」である。
きっこさんをニコチン中毒者、大悪人と非難する人は、例えば、この場合、「すみません、私、タバコの煙に弱いんですけど、この種の台が禁煙コーナーになくて…。ちょっとタバコ吸うの控えてもらえませんか?」等、事情を話せば、きっこさんは快諾しすぐタバコを吸うのを止めた、とは考えないのだろうか?
その後「この台、面白いんだよねぇ」とのコミュニケーションに繋がることも考えられる。喫煙車での話もそうだが、喫煙許可された場所(コーナー・車両)では、その位の『事情説明』(すみません…云々)はマナーといえるのでは無いだろうか?
『何で私が喫煙者(悪)にあやまらなければならないんだ』とする傲慢さは、社会ヒステリー現象の特徴です。
このオバサン側に立った心理は、「駆けつけて、あえて巻き込まれて戦争するつもりだった。仲間(同盟軍)が攻撃されているのに黙ってみている訳には行かないだろ? 日本の法律で裁かれるなら喜んで裁かれてやろう。」発言をした、法律を無視して独りよがりの正義を振り回す「法律を作る立場の国会議員」を『そうだそうだ。憲法が悪い』と味方する心理に通じる。国民に警告を発しないマスメディアの情報操作によって、国民的ヒステリー状態は作り出される。
この社会の雰囲気には,注意を要する。
■不正かどうかを,形式的に簡単に決めつける
■悪いとなると,社会全体で一斉に袋叩き(バッシング)する
■それが一気に国民的ヒステリーに高まる
前日に続いて津久井弁護士のブログからも引用しようと思ったのだが、又、ほぼ全文となってしまいそうなので省略する。是非、サイトを開いて読んで見て下さい。
津久井弁護士は「朝青龍」のマスメディア報道を一例に危惧を表明しています。
政治関係ではないが、国民的ヒステリー現象の代表的なものに「嫌煙権」がある。
私は「嫌煙権」なる言葉が出てきた時(かなり前)から、社会的ヒステリー現象と捉えていたのだが、超有名ブログ「きっこの日記」の3月25日、28日、29日(「自分勝手な嫌煙権」シリーズ)を見て確信した。
発端は、きっこさんがいつもの様に自分の身の回りに起きた出来事を日記にしたためた事にある。きっこさん曰く「日常の中の小さな不満として、チョコっと書いただけのつもりだったんだけど」、それに対し異常ともいえる反応があり、28日・29日でその(反応してきた)メールとそれに対するきっこさんの意見が述べられている。
きっこさんの「日常の中の小さな不満」となった出来事を要約すると、
きっこさんがパチンコ屋の喫煙席コーナーでタバコを吸っていた時、隣の空いた席にあとからやってきたオバさんが座り、打ち始めたトタンに、台の説明の書いてある下敷きを取って、きっこさんを睨みつけてきっこさんの髪がなびくほど、パタパタとやり始め、「まったく、やっと座れたと思ったら、タバコをプカプカ吸うような人の隣りじゃ、安心して打ってらんないわ!」と、ワザときっこさんに聞こえるように大声(最初はブツブツ)で言った。
きっこさんが「タバコがイヤなら禁煙コーナーで打ったらいかがですか?」というと「禁煙コーナーに打ちたい台がないからしょうがないでしょ」との返事。きっこさんは、その時のタバコを吸い終わってからは、もうタバコは吸わないようにしていたが、きっこさんの隣に座った人がタバコを吸いだして、煙がそのオバサンのほうにいった。
そのオバサンまたもパタパタやりながら「まったく、ここの人たちは、みんなで私を肺ガンにしようとしてるのね!」
きっこさんはこの出来事を「自分勝手な嫌煙権」と題をつけ紹介し、私も身勝手な自己中オバサンもいるものだな、
と思い読んだのだが、三日後のきっこの日記をみてビックリ。きっこさんを非難するメールが多く届いたとの話。
社会的ヒステリー現象の表れだと確信した。
(同感意見から)
・はじめてメールをさせていただきますが、嫌煙権についてまったく同感なのでうれしくなりキーボードをたたいております。(愛煙家は)もう、いじめに近い状況に陥っています。喫煙に限らず、社会の中では議論が行き過ぎた矛盾(ヒステリー現象)がたくさんあります。バランス感のある思考を日記の中でどんどん書いてください。よろしくお願いします。
・私はタバコを吸わないのですが、禁止されていない場所で喫煙している人がいても文句を言う類のモノではないと思います。文句を言うなら、パチンコ屋の店員に「なんで禁煙コーナーに私の打ちたい台がないのよ!」とキレるべきです。最近の過剰なまでの、タバコに対するネガティブキャンペーンが、こんな勝手な嫌煙者を産み出したんですかねぇ?それとも、吸わない人が偉いとでも思ってるんでしょうか?とにかく、「こんな身勝手な人には腹が立つ。」事を言いたかっただけなのに、こんな長文になってしまいました。これからも「きっこの日記」を楽しみにしています。
上記は極めて常識的な意見ですが、つぎは問題の「多かった」といわれるバッシングのメールです。
・嫌煙の日記についてですが、喫煙者も自分勝手だと思います。なぜタバコを吸ってない人が受動喫煙させられなければいけないのでしょうか?私もパチンコ屋にはよく行きますが、パチンコ屋はパチンコをするところであり、喫煙所ではありません。もう少し他人に迷惑をかけているという自覚を持ってはいかがでしょうか?
・パチンコ屋など、どこでもそうですが、喫煙できる公共の場所とは、「基本的にタバコを吸ってもいいという許可はでているが、しかし人に迷惑をかけていいとは誰も言ってない」ということです。そして嫌煙家は煙が嫌だから、それは迷惑につながるのだと思います。肩身が狭い思いをしているのは同情します。ですが、タバコは吸った時点から迷惑がかかっているということは間違いないですよ(周りに人がいる場合ですが)吸ってない人は、ことタバコに関しては誰にも迷惑はかけてませんから(吸ってる人には迷惑かもしれませんが)ちなみについ最近までワタシもガッツリと愛煙家でした。だから人のこと文句は言えないのかもしれませんが、ヤメたら、タバコの煙が嫌で嫌で仕方がないのです。「禁煙スペースへ行け!」なんて言わずに、この気持ち汲み取ってもらえないでしょうか。お願いします。
・きっこさんは「タバコを吸っていい場所で、周りに気を使いながらタバコを吸ってるのに」と書かれていますが、タバコを吸っていい場所では、確かにタバコを吸う事は許されているのでしょうが、他人に迷惑をかけることまで許されているわけではないと思うのです。ここでは、タバコを吸っても他人に迷惑をかけるおそれがないという理由で、タバコを吸っていい場所になっているわけではないんですよ。タバコの煙は気体ですから、その場の状況や風向きしだいでいくらでも拡散し広がります。私は10m以上離れた場所にいる人のタバコの煙が原因で頭が痛くなったり、のどが変になったりした経験もあるんです。今回はたまたま隣のパチンコ台だっただけで、きっこさんの喫煙している煙が、禁煙コーナーのパチンコ台まで漂って迷惑かけている可能性もゼロではないんです。タバコを吸っていい場所の決め方がいいかげんである以上、喫煙コーナーだから無条件に吸っていい、迷惑かけてもいいというのはやっぱりおかしいのではないでしょうか。あとから隣りに座って打ち始めたオバサン、騒音とか悪臭を出す工場や施設が、近隣住民から迷惑だと訴えられると、「オレ達の方が先にいたんだ。後からやってきたお前達に文句を言う権利はない。」と居直るケースがよくありますが、これと同じことです。後から来たという理由で、迷惑をかけてもいいってことにはならないんです。今でも外出先で安心できるのは、全体から比べるとわずかなスペースの禁煙エリアにいる時だけなんですから。そこにいても、禁煙スペース以外のところから煙が流れてきて困ることはしょっちゅうです。きっこさんは喫煙者のなかでもいい方なんでしょうけど、禁煙でなければ(何も指定がなければ)いくらでも吸い放題だ。となりに赤ちゃんがいようが、喘息で苦しんでいる人がいようが関係ない。という喫煙者がいまだに結構いるんですよ。わずかな禁煙スペースができたために、それ以外のほとんどの禁煙でない場所では罪悪感なしにタバコを吸って迷惑をまきちらす勘違い喫煙者が増えてしまって本当に困っています。
(無風の余談:騒音とか云々のくだりで「俺たちの方が先にいたんだ。後からやってきたお前たちに文句を言う権利はない。」とありますが、今では、工場は、そう嘆くだけで法律で規制されているため対策を取らない訳にはいかず,『文句を言う権利はない』などと居直れる工場は存在しません。確かに私の昔いた工場も都心から段々と郊外へと5回ほど移っており、最初は雑木林の中、森の中という感じで人家は無いところへ移転してきたのにいつの間にか周囲が住宅地に開発され、そのつど、都心から遠くへ遠くへと移転を余儀なくされ、その時には「後から来たのになぁ」と恨めしく思ったこともありました。でも法律がありますから『居直れ』ませんよ。喫煙コーナーは法律で言えば「許可された場所」です。)
・はじめまして、いつも楽しくこのブログを拝見させていただいております。おそらく同じようなメールが多くの方から送られていると思いますが、少しだけ意見を聞いていただけたらと存じます。私は喘息を患っており、タバコどころか女性のつけている香水でも発作を起こすことがあります。さすがにパチンコには絶対に行かないし、そもそも喫煙者以外のものがパチンコに行くことは間違っていると思います。(パチンコに禁煙コーナーなるものがあるのをはじめて知りました)ただし喫煙可能だから回りの人に気を配らなくていいというのは時に誤りだと思います。私事ですが例えば旅行などで列車を利用する場合、いつもは必ず禁煙席の指定席を取るのですが、週末などで空きがなくどうしても喫煙車両に乗らなければならないことがあります。隣の方には無理を言って吸わないようにお願いしますが、それでも乗っている間は生きた心地がしません。どうして公共の場はすべて禁煙にならないのかと真剣に思っています。私は喫煙者に対して何の迷惑もかけませんし危害を加えることもありません。しかし喫煙者は常に私に不利益をもたらします。せっかくおいしい食事をいただこうと思ってきているのにカウンターで隣でタバコを吸われた時、どうして私が吸わないように謝らなければならないのでしょうか?もしきっこさんが食事の席で突然見知らぬ他人に首を絞められたとして、その人に「申し訳ありませんが息が苦しいのでやめていただけますか?」と笑って話しかけることが出来ますか?申し訳ありませんが弱者は「喫煙者」ではなく「非喫煙者」であることをご理解ください。もちろんきっこさんが非喫煙者に常に配慮されていることは文面からみてわかります。いいかげんなブログにはメールを出す気にもなれませんが、きっこさんだからこそわかってほしいと思いメールさせていただきました。これからも楽しいブログを期待しております。
・私は神戸で開業している医師です。貴女の日記を読んで少々意見を述べさせていただきます。他人の煙草の煙を吸うことを受動喫煙と言い、その害は明白であり3年前の健康増進法でも受動喫煙の禁止が法律で明文化されています。ですから、人前で煙草を吸うことは人混みで刃物を振り回していることに他なりませんのでご注意下さい。喫煙云々は、禁煙権や喫煙権の問題ではなくて自分のみでなく他人に危害を加えるという問題です。
・禁煙活動をやっている医師です。昨年度の「今日の治療指針2006」の「禁煙指導」の項などの著者です。日本呼吸器学会、喫煙問題に関する検討委員会委員。日本禁煙学会の監事もつとめさせて頂いています。3月25日の記事について、誤解があるようなので一言お伝えします。日本でも、健康増進法25条があり、労働安全衛生法の細則で事業所衛生基準規則の空気環境の項目というのがありまして、現在の日本での喫煙放置状況では、「分煙」では簡単にこの環境基準に違反する空気汚染となってしまいます。産業医大、大和浩教授や東大の中野ゆりさんらが新幹線などの車両の汚染状況を詳細に調べていますが、禁煙車であっても、喫煙車の隣の車両では、かなり汚染が酷いことが判っています。欧米では、居酒屋でも禁煙となっている国が増えていますが、居酒屋勤務者が一人でも汚染された空気の元で働くと言うことであれば、労働環境違反という観点からも、誰でもはいれる室内での完全禁煙が推進されています。タクシー運転手の職場環境を守るという観点でも、タクシー禁煙訴訟が起こされています。パチンコ店の労働者の健康を守る観点からもタバコは規制して欲しいと思います。FCTC(タバコ規制枠組み条約)という国際条約を日本は批准しましたが、国内でそれを遵守する体制は整っておらず、担当部署の財務省はそれに違反する答弁を繰り返しています。(国際条約ではタバコは厚生労働省の管轄下におかれるべきだということがうたわれていますが、それすら日本は従っていません)きっこのブログのファンですが、25日の日記だけは、ニコチンに心を蝕まれた中毒者の弁になってしまっているなあと残念に思いました。
以上のようなメールがワンサカ届いたそうです。
で、きっこさん曰く、
ニコチンに心を蝕まれてる中毒者で、人混みで刃物を振り回してるようなクレイジーなあたしとしては、何度も言ってるように、タバコを吸うことが許可されてるエリアで、周りに気を使いながらタバコを吸ってただけなのに、何でこんなに肩身の狭い思いをしなきゃいけないのか、やっぱり理解できない。
嫌煙者たちの言いたいことは、あたしは最初から理解してるつもりだから、どこに行っても気を使いまくってるし、たとえ灰皿の置いてあるお店であっても、周りの人たちに聞いてからタバコを吸うようにしてる。だから、ほとんどの場合は、タバコを吸いたくてもガマンすることになるし、どうしても吸いたい場合には、そこに灰皿があるのに、わざわざ外に出て、そのお店の裏の非常階段とか、近くの公園のベンチとかで吸ったりしてる。
で、続きなんだけど、まず最初に、あたしが何に対して疑問に思ったのかってことを繰り返しておく。あたしは、そこが喫煙を許可されてる場所でも、周りの人たちにタバコを吸っていいかどうか聞いて、1人でも「嫌だ」という人がいたら、絶対に吸わない。そんなあたしが、周りの人たちもみんなタバコを吸いながらパチンコを打ってた喫煙OKのエリアで、周りの人たちとおんなじようにタバコを吸いながらパチンコを打ってたら、あとからそこにやって来たオバサンから文句を言われたワケだ。そして、そのことについて「理解できない」ってことを日記に書いたら、たくさんの反論が届いたってワケだ。
私は、これらのメールを見て、社会ヒステリー現象もここまできたか!と驚いた。
喫煙の是非(副流煙・マナー)を云々する前に考えてもらいたいのは、きっこさんのこの『出来事』について「身勝手な独りよがりの正義を振り回すオバサン」が正しく、まさに正義の味方であるとする論調、きっこさんを大悪人とするメールがたくさん届くヒステリー現象は日本国にとって危険な兆候といえる。
私からすれば、喫煙場所でタバコを吸っているきっこさんを睨みつけ髪がなびくほどパタパタ仰ぐこのオバサンは礼儀をわきまえない「無礼者!」である。
きっこさんをニコチン中毒者、大悪人と非難する人は、例えば、この場合、「すみません、私、タバコの煙に弱いんですけど、この種の台が禁煙コーナーになくて…。ちょっとタバコ吸うの控えてもらえませんか?」等、事情を話せば、きっこさんは快諾しすぐタバコを吸うのを止めた、とは考えないのだろうか?
その後「この台、面白いんだよねぇ」とのコミュニケーションに繋がることも考えられる。喫煙車での話もそうだが、喫煙許可された場所(コーナー・車両)では、その位の『事情説明』(すみません…云々)はマナーといえるのでは無いだろうか?
『何で私が喫煙者(悪)にあやまらなければならないんだ』とする傲慢さは、社会ヒステリー現象の特徴です。
このオバサン側に立った心理は、「駆けつけて、あえて巻き込まれて戦争するつもりだった。仲間(同盟軍)が攻撃されているのに黙ってみている訳には行かないだろ? 日本の法律で裁かれるなら喜んで裁かれてやろう。」発言をした、法律を無視して独りよがりの正義を振り回す「法律を作る立場の国会議員」を『そうだそうだ。憲法が悪い』と味方する心理に通じる。国民に警告を発しないマスメディアの情報操作によって、国民的ヒステリー状態は作り出される。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます