無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

あなた 早く目覚めなさい!(第三弾)

2016年06月28日 | Weblog
前回の日記を書いた後日に、日刊ゲンダイが同じ様な記事を載せていたので、まず紹介しておく。

《日刊ゲンダイ 2016年6月28日号》

…(前略)翻って、この国の現状を見てみれば、大日本帝国への回帰を狙う安倍政権が、憲法改正という争点を隠して、選挙に圧勝しようとしている。

参院選の公示直後の6月24日朝刊一面大見出しで各紙が発表した選挙戦序盤情勢分析は、

朝日新聞:「改憲4党 2/3うかがう」

毎日新聞:「改憲 2/3うかがう」

読売新聞:「与党 改選過半数の勢い」

日本経済新聞:「改憲勢力 2/3うかがう」

産経新聞:「改憲勢力 2/3うかがう」


24日の一面トップは、判を押したように同じ見出しが並んだ。

まるで大本営発表である。

(序盤でまだ投票先を決めていない無党派層は、選挙区で50%、比例区で40%いて、選挙日までまだ時間がある。)

「それなのに、(日本の五大全国紙)各紙が一斉に自民圧勝を流すのは、悪質な情報操作としか思えません。

序盤戦でもう流れを決めてしまい『勝負あった』(自分が投票に行く前に勝負は決まっている)と有権者に思い込ませることが目的ではないか。

あまりに恣意的な報道で、無党派層を投票に行かせたくないからとしか思えません。」(政治評論家・森田実氏)

前回の選挙でも、公示された途端、各紙一斉に、

「自民党圧勝 300議席超える勢い」

と打ってきた。

これがバンドワゴン効果を生んだ。

(注)バンドワゴン効果とは、ある選択が多数に受け入れられているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。
「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る、といった意味である。(ウィキペディア要約)


一方で無党派層が(“投票に行っても無駄足”と考え)棄権し、投票率は低下。

(北海道5区の補欠選挙の千歳市で見られた町ぐるみ・企業ぐるみのように)組織選挙の自公にますます有利となった。

選挙の度に、同じ事が(政府マスコミの手によって)繰り返されている。


さて、一旦「日刊ゲンダイ」の記事を中断して、今まで書かれたことをおさらいしておこう。


今度の参院選で、第二次安倍政権になって3回目の選挙となる。

その3回とも安倍自民党政権は景気対策・経済政策最優先(アベノミクス)を主張してきた。

《安倍政権の主張》

①2012年12月衆院選


②2014年12月解散衆院選


③2016年7月参院選


《投票率》

①2012年12月衆院選

前回2009年衆院選69・3%に対し、▲9・96%と戦後最低の投票率59・3%となった。こうなった原因は私の分析不足のため省略。

②2014年12月解散衆院選

全国紙一斉の「自民党圧勝 300議席超える勢い」により、先に書いたバンドワゴン効果と無党派層の諦め=棄権で、投票率過去最低を更新。

戦後最低の投票率だった前回より更に▲6・7%減の52・7%(史上最低の投票率)となり、安倍自民圧勝となった。

③2016年7月参院選

近づいた今度の選挙でも、日本の五大全国紙の先に書いた大見出し(下記)によるバンドワゴン効果と低投票率により、安倍自民が圧勝することとなるだろう。

「自民党単独 過半数の勢い」

「改憲勢力 2/3うかがう」

その結果、



となる。

上は、日刊ゲンダイの見出しに、私が左に参院選後の安倍政権が最優先でというより、それしかない、と取り組むのが、憲法改正だという事を付け足したもの。

下手な付け足し方だが、日刊ゲンダイの下のほうに載っている言葉を良く噛み締めて、「目覚めた有権者」(文部省作成「民主主義」の教科書の言葉)になって欲しいものだ。

3回も騙されたら国民はアホだ

選挙前に国民は目覚めてもらいたいものだ。

続きます。