唐茄子はカボチャ

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キリング・ショット

2012年10月14日 | 映画 か行
キリング・ショット - goo 映画

ブルースウィリスさんの出番が少なかったところがちょっと残念でしたが、物語的には出番が少ないことがいい効果になっていると思いました。

しょっぱなからラストじゃ、先の楽しみないじゃん!!と思わせといて、やっぱりそれだけでは終わってないところのつくり方はとてもかっこいいというか、この手の映画のおしゃれな感じがあってよかったと思う反面、やっぱり最初に死んだ女の人が結構いい味出しそうな予感もあったのでなんか残念です。心境的には複雑です。いいセリフを言ってるけど、この人死んじゃうんだよなぁ・・・って、何度か思いました。

主人公の女の人は前半のシーンではちょっと馬鹿っぽさがいやでしたが、これは後半盛り返して、結構良いじゃんって思わせてくれました。

しかし、人を殺すって、映画の中では当たり前の行為になってますよね。いいとか悪いとかじゃなく、映画で血を見ることになんとも思わないのは、自分が慣れてしまったせいなのか。それとも、うげーって思わせないようにつくられてるからなのか。

最初に死んだ女の人のことで考えたのは、映画のつくり方として、最初に殺しといて、その後どんどんその人間像を膨らませることで1人の死というただの数字をひとりの人生の終わりに結びつけるような手法も面白いかも。と思って・・・でもそんな映画どこかであったような・・・そういえば蛍の墓はまさにそれでした。あと、題名忘れたけど、上野樹里さんもそんなやつやってましたよね。映画サークルみたいなやつ。