唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

岡ちゃん“怒”TBSに宣戦布告 試合後インタビュー拒否

2009年10月15日 | スポーツ
岡ちゃん“怒”TBSに宣戦布告 試合後インタビュー拒否(夕刊フジ) - goo ニュース

テレビとそんな契約があるんですか・・・
でも、契約は、本人と関係あるんですかね。それは、当事者にしてみたら、本気の試合をやっているんだから、そのときの気持ちでインタビューがなくなることだってあっていいじゃないですか。
そんなにインタビューしたいんだったら、もっとちゃんとした質問を用意すべきじゃないのかなあ・・・

試合以外のことはどうでもいいといえばどうでもいいことだけど。

プリンス/パープル・レイン

2009年10月15日 | プリンス
プリンス/パープル・レイン [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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言わずと知れた・・・といいながら・・・、今はあまり知っている人も少ないかもしれない、プリンスの映画です。これでプリンスはいわゆるスーパースターになりました。その割にはグラミーをあまり取れなかった記憶がありますが・・・

久しぶりに見たら、当時、劇場で見たときの興奮がよみがえってきました。
若い!動く動く。いつの間にか映像に吸い込まれていました。
服がかっこいい!
髪の毛もすごい!これが自分が見た最初のプリンスなんですよね。
アポロニアもかわいいです。おっぱいはちょっとあまり好きな形ではないですけど・・・

最初のレッツゴー・・・で、いよいよ始まりますよって感じで期待させて盛り上げて・・・アルバムバージョンでない、映画のバージョンです。長いです。
テイクミーウィズユーで2人の愛を盛り上げて・・・ああ・・・たまらんですなあ・・・
ビューティフルワンも懐かしいですね。俺も思っちゃいますよね。え!?一曲だけ?もうちょっと客を大事にしなさいと。しかし・・・ウェンディとリサがいいですよね。タバコがよく似合って、かったるそうにしているリサと、ちょっとつっぱった感じのウェンディ。ウェンディが前に出ようとしたところをキッドが制止して前に出ます。俺より前に出るとは何事だ!って感じで。(たぶんこれは解釈が違ってると思いますが・・・)
で、このあとにビートに抱かれてになってたかな?映画は。アポロニアとうまく行かなくなってきて・・・荒れたキッドさんはコンピューターブルー、ダーリンニッキーで荒れまくります。でも、これってすごくいいのに・・・映画ではダメだし食らっちゃいます。すごいいいのに・・・
それで、今度うけなかったらクビだというところでパープルレインですよ。パープルレイン。俺の魂の叫びを聞いてくれ。って感じですね。感動です。
その感動の余韻のまま、ダイフォーユーと、ベイビーアイムアスター・・・もう・・・たまらんですなあ・・・・ベイビー・・・のウェンディとアポロニアがすき。
こんなプリンスの音楽の流れの中で、ザタイムとアポロニア6、あと、ウェンディの前にギターをやっていた・・・誰だっけ?デズディッカーソンとかいったと思うけど・・・いろんな音楽も入ってきます。
キッドとアポロニアの愛の行方は?露骨にエロジジイぶりを発揮するモリスデイにアポロニアを奪われちゃうのか!?キッドの家族崩壊ぶりなんかも入り混じって・・・最後に盛り上げてくれます。

今考えると、何で?ってところもあるけれど、そんなの関係ありません。物語は2割、あとは音楽です。音楽で物語ってくれます。音楽だけで、入り込んでしまいます。

このころのプリンス・・・かっこいい・・・



呉清源 極みの棋譜

2009年10月15日 | 映画 か行
人のしぐさに言葉がある感じですね。
でも、なにを言っているのかは微妙にわかりませんが…

一番面白いシーンは、相手が鼻血を出して倒れても、ずっと盤面を見て考え込んでいることろです。あと、子どもが碁を指しているところに入って行って、じっとまた碁盤に集中しちゃうところ。その後、子どもが帰ってからも、その碁盤をじっと見つめて、そっと次の一手を置くところがなんとも絵になります。で、そのあとに、本題に入るところなんかまたいいです。

絵がきれいです。荒れ狂う波のシーンとか、庭を歩くシーンとか。でも一番は、やっぱり碁を打っているシーンですかね。どんな状況かは全く分からないんですけど、張りつめた感じがとてもいいです。

笑えたのが、原爆のシーン。笑うところではないんだけど、碁を打っている状況で原爆が落ちて、ピカーッて白くなるんです。吸い込まれるように白くなって少し時間がたって、強烈な爆風が襲ってきます。ここまではすごい演出だったんだけど、そのあと、みんな吹き飛んだと思ったら・・・さしてる人は倒れてましたが、見てる人・・何事もなかったかのようにじっと座ってるんです。それで、さあ、再開しましょうと、何事もなかったかのようにまたさし始めるんです。

これがプロの姿なんでしょうかね。

そう。石のおき方がやさしくて何となくそれがいいですね。パチン!パチン!というんじゃなくて、そっ・・・そっ・・・って感じですもんね。いや、ことっ・・ことっ・・・かな?・・・すーっ・・・すーっ・・・でもないし・・・

かなり人生遠回りなところもあったようですね。特に宗教のところは遠回りですね。はっきり言って、映画のテンポもそこで止まっちゃうし、碁のところも中途半端になっている気もします。碁の映画ではなくて、呉清源さんという一人の人間の人生(人の3連打!)を正直に描くと、こういう遠回りな映画になるわけですね。

宗教のところは正直嫌だったし、映画そのものが胡散臭くもなりかねないところです。でも、そこをあえてなくさなかったのは、作り手の正直さかもしれません。作り手というより、本人の正直さか…

呉清源さん役の人がとってもかっこいいです。歳をとっても言葉が上達しないところは仕方がないとしても…


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エスピーオー

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BALLAD 名もなき恋のうた

2009年10月14日 | 映画 は行
この物語のベースがクレヨンしんちゃんだったとは知りませんでした。
そういえば、原作者が行方不明だった時点で、草薙さんがコメントをしていたのをすごく違和感あったんですけど、そういうことだったんですね。残念な結果になりましたが…
それで、したのアマゾンのレビューを見るとすごい高評価で、驚きました。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 [DVD]

バンダイビジュアル

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それで、本題の映画の方ですが、友達がみたいというので、仕方なく…見てみたわけですけど…案外面白いのでびっくりしました。べたといえばべたかもしれないけれど、普通に物語を追うことができて、それなりに感動するシーンもあって、泣けちゃうところもあって…

草薙が主役ということと、「バラッド 名もなき恋のうた」という題名もそうだし、タイムスリップしてうんぬんかんぬんというストーリーもそうだし、正直見たくなかった映画でした。観ようという行動をすること自体が恥ずかしい感じがしたし…


新垣さんはきれいですね。背が高くて、時代劇には向いてないとは思いますが、きれいだから許せます。

草薙さんもなかなか頑張っていました。

なんというか、人同士が殺し合う時代にいきなり現代の普通の家族が入ったら・・・時代で、命の価値というか、人の生き方というか、生きるという感覚が違うんだなあと・・感じました。

だって、じっさい、又兵衛さんを助けたいと思ったら、自分の命をかけなければいけない状況になるわけで、それが、今の時代の人間にできるかどうか・・・と考えたら、やっぱりできないと思うわけです。

自分の家族が目の前で殺されるようなことを想像しただけで、あり得ないと思うわけですね。

物語だから、ああいう判断ができるだろうけど、目の前で人が死んでいくす様子を目の当たりにして、そのうえで、ああいう判断というのは、あり得ないわけです。親として、そんな判断をしたら、ただのバカですもんね。

ただ、物語としては、それをしなかったら、盛り上がりませんからね。

最後のありがとうはいらない気がしますが…

最後の又兵衛の命のことについて話すところは、ああ・・・なるほど、そういうことか!と思いました。
これもしんちゃんがもとなんでしょうけど・・・

しんちゃんの映画がとても完成度が高いと書いてあったので、今度見てみたいですね。

座頭市兇状旅

2009年10月14日 | 映画 さ行
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ポニーキャニオン

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おたねさんって、どっちの人だっけ?なんて思いながら観てました。1,2作の人だったんですね。すごくきれいで色っぽくて・・・ちょっとやばいです。

話の流れの中で、座頭市が中心にいるようで結構いない感じが微妙ですが、最後はばっさばっさと切り倒します。

1作目が強烈な印象があるせいか、やっぱりちょっといまいちな感じがしちゃいます。

でも、座頭市のキャラクターが、どんどん確立されていっている気がします。

おばあさんがすごく雰囲気があるおばあさんです。

リリィ、はちみつ色の秘密

2009年10月12日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ダコタさんが、とてもいいです。
ちょっと大人になってきた感じがいいですね。おじさんにはたまりません。
「リリイあらわるところ乱あり」という感じですが、それを本人も自覚していて、私のせいでみんなをひどい目に合わせた・・・と、ピンクハウスを出て行こうとします。やはり、母親を自分で殺してしまったという意識にずっと支配されてきたんでしょう。わたしは、誰にも愛されない・・・いやいや、私が愛してあげますよ。・・・と、誰でも思っちゃうかわいさなんです。

母親の記憶もないので、母親は私を愛していた・・・という、そう思い込むしかないわけで、それはそうであってほしいという願望と、それにすがりたい気持ちだったのでしょう。

黒人が社会の中で同じ人間として扱われていなかった時代・・・今でもまだそういうものがあると思いますが・・・白人と黒人がいっしょに映画を見ることもできなかったんですね。そもそも、映画館の入り口が別だったんですね。字幕には、有色人種専用入り口みたいに欠いてあったような気がしましたが、それは、黒人だけでなく、アジア人に向けられたものでもあったのでしょう。
そういう時代に、一人の白人の女の子が黒人の社会に入るわけですね。みんな確かにかわいがってくれます。でも、この映画でたまに感じるリリイの疎外感は、なんとなくわかる気がします。みんながリリイを区別しているということじゃないんだけど、なんとなく、私がここの輪に入っていていいのだろうか・・・と思わせるようなそぶりを見せますね。

白人の偏見が、結局、黒人の白人にたいする認識を確立させるわけで、そうすると、いくら白人の子が寄り添ってほしいと思っても、その認識の壁が邪魔をするわけです。

母親の子守りをしたハチミツのお姉さんも、リリイに正直にいいますよね。複雑だけど、愛しているというような言い方。やはり、その差別がうみだした壁に遮られてしまう部分があるんですよね。

リリイさんとザックさんのキスシーンは、とても違和感があります。あのシーンがこの映画の大きなテーマですね。こころの結びとそれを遮っている偏見や社会の壁。だからこそ、2人のちょっとした恋心は不自然に見えて、観客自身が、どのような認識か問われちゃうような気もしました。

・・・というか、リリイさんに何の偏見もない感じが不思議なところもあるのですが・・・
無知であるが故の偏見のなさでもあるかもしれないとも思いました。

知り合いの人が、子どものころに、家の近くの朝鮮学校の人に、何の悪気もなく、いろいろきこうと思って話しかけたら、すごくいやな顔をされて無視されたみたいなことを言っていたのを思い出しました。

何も偏見がない代わりに知識もないから、悪気もなく相手を怒らせることを言ってしまうというのはありますよね。

蜂の秘密の生活・・・みたいな原題だったと思うんだけど、その題名の方がいいですよね。あの、箱の中の蜂の生活はわからないみたいなセリフがとても効いてくるし、リリイの打ち明けていない秘密に通じるし、お母さんがリリイを愛していたかいないかがわからない状態とも通じるような気がするし、今までの生活はだれも知らないまま、一緒に生活している感じが出るし…
・・・題名って大事ですね。

リリィ、はちみつ色の秘密 (特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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新・座頭市物語

2009年10月10日 | 映画 さ行
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ポニーキャニオン

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肩すかしだった「続」からかなり盛り返した感じがします。
ここからカラー作品になっています。

座頭市が命がけで堅気になろうとする決意、それを敵の人が見逃してくれるんですよねえ・・・そこが泣けます。
あの急に燃え上がった恋愛模様がすごいです。

身分や偏見をすてて一緒になろうとする決意、それが許されないのが普通の世界。やくざな世界のが情が通じるとでもいうのでしょうか。

座頭市は、基本的に、社会のつまはじき者で、一般社会では受け入れられない人なんです。普通の生活をすることを社会が許さないんです。
生きていくためにまた、闇に帰っていく・・・座頭市の悲しさですね。

座頭市の存在そのものが全国的に大きくなっています。居合いの達人として、そして、殺人者としての座頭市という名前が、全国に知れ渡り、そのうわさがつくりあげた「座頭市」が一人歩きして、人間「座頭市」の住む場所がなくなっていきます。もう、どこにも落ち着ける場所は無くなってしまうのかも知れませんね。


時代劇

2009年10月09日 | ありがたいお言葉
じだい-げき 【時代劇】
明治時代以前までの時代に取材した劇や映画。


・・・このことを、友達と話して、それなら縄文時代も時代劇だねなんて話していたら、別の友達が広辞苑を調べて・・・「ちょんまげをつけていないとだめらしい」ということがわかりました。

実際に自分は広辞苑をよんでいないからわかりませんが・・・
そういうことらしいです。

続・座頭市物語

2009年10月09日 | 映画 さ行
続・座頭市物語 [DVD]

ポニーキャニオン

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前作に比べると、何となく間の抜けた感じです。
あれだけの濃い内容がこれだけ薄っぺらになってしまうのかと思うくらいです。
まず肝心のお話が、どうでもいい話だし、市さん自体もなんか魅力がないし、女の人もそうだし、お兄さんも中途半端だし・・・
終わり方もなんかしっくりこないし…
あまり作る側のやる気も感じられません。
何でこんなとってつけたような話をつくってしまったのだろう…
前作で人気が出たから、こりゃ儲かるっているんで中身をあまり考えずに作るだけ作ったって感じなのかな?

しんぼる

2009年10月07日 | 映画 さ行
やっちゃったと言えばたしかにやっちゃった映画かもしれません。
でもやっちゃいましたと言えば、やっちゃいましたな映画です。
面白いかというと、面白くないわけではないけれど、つまらないところもありました。笑わなかったわけではないし、でも、退屈しなかったわけでもなく…

全体が微妙な雰囲気の中で進んでいきます。救いは、メキシコの話があるので、それで長々と見せられることがなかったというところでしょうか。
いや、どうなんでしょう。あの四角い空間をずっと見せられた方が面白かったかも知れないですね。

これで映画作っちゃうんだと思うところもありますが、そうやって考えていくと、映画って何?と思って、別に映画らしさっていらないじゃないかと思ったわけです。

でも、映画らしくないそれらしい作品と、素人の作品は紙一重なわけで、そこの見極めは凡人にはできるわけもなく…

映画らしくないと言いましたが、ちゃんと最後に意味付けしているところは映画らしいかもしれません。最後の妙な意味づけはいらないかもしれないですね。

あのまま何も分からず外へ出ちゃうとか、そこの生活が普通になって、慣れたころに戻させるみたいなのとか、ずっとあのままとか、そういうのも面白いかもしれません。

最近、誰かの行動が周りに影響を与えて、みんながつながっている的な映画ってあるけど、そういう風にする必要があったのか…

あ・・ありますよね。エスカルゴマンの方をまとめないといけませんからね。
エスカルゴマンの流れと、最後の落ちだけきめといて、あとは、そこに向かう過程を練り上げたのかな?

どこかのレビューで、ゲーム的と書いてありましたが、その通りですね。自分もゲームを一緒にやり始めてました。ああしたらいいじゃないかとか、これがあるじゃないかとか…客に、つぼがあるじゃないかと思わ背といてなかなかそこに行かないところもなんかいじられちゃった感じです。

作り手は、そんないろいろなところでほくそ笑んでいるかもしれないけれど・・・自分はいじられちゃってんとなく不愉快な気持ちにもなります。意味を考えれば考えるほど作り手の罠が待っていそうで・・不愉快になります。

だから考えない方がわかりやすいと思ってしまう自分にまた不愉快だったりして。

なんにしても、こういうものは作ったもん勝ちです。
そして、松本人志という人の人の笑わせ方に興味を持っているひとは、この先も映画を見ちゃうでしょう。たけしはあまりみようとは思わないけど、このひとのは、どうしても、何か期待してしまう。結果は裏切られるにしても。

いや、裏切られるというか、まあ、こんなものでしょう。という感じなんだけど、それでも、見たら、すごいことが待っているような変な期待感もあります。・・・裏切られるんだけどね。

宝くじのようなもんか。
当たらないよと思いつつ…大当たりを期待して、毎回買っちゃって、結局馬鹿を見るみたいな…だけど、あたるときはきっとありますって。

前回よりは退屈しないでそれなりに笑えて、まあ、後悔はしていません。
台風が近いせいか、ちょっと寂しい気分ですけど…それは映画のせいではないですよね?きっと・・・

しんぼる (松本人志 監督) [DVD]



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座頭

2009年10月06日 | ありがたいお言葉
ざとう 【座頭】

(1)中世・近世、僧形の盲人で、琵琶(びわ)・琴などを弾いたり、また按摩(あんま)・鍼(はり)などを職業とした者の総称。
(2)盲官の一。当道所属の盲人の最下位の位階。検校・勾当の下。
→当道(2)
(3)盲人。
(4)一座の長。商工業・芸能などの長。

座頭市物語

2009年10月06日 | 映画 さ行
座頭市物語 [DVD]

ポニーキャニオン

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すごく雰囲気がある映画でした。
座頭市って子どものころに何となく好きだった記憶があったんだけど・・・たぶん、テレビでやったシリーズの何かを見たことがあるのかもしれません。
しかし、それは記憶の中に忘れ去られて・・・
それで、勝新太郎さんの新作の座頭市で、事故があったとか、あまりいい話はきかなかったし、そんななかで観ちゃったのがたけしの座頭市ですからね。さらに距離が遠ざかっていました。

おもしろい題材ですよね。強いお侍さん・・・ということじゃなくて、タダの座頭が強いというのがおもしろいです。座頭が強くても、やくざな世界でしか力を発揮することも出来ないだろうし、力を発揮するということは、自分を利用したい人間の役に立つということですもんね。

自分はやくざな人間だ。だから、やくざの世界でしか生きられないと思うから、そのおきてにしたがって生きていく。そうすると、本来持っている人間的な心というものと矛盾したことをやってしまう。それで心を痛めて猛普通の生活には戻れないということになるわけです。ダークサイドの悪循環ですね。強ければ強いほどぬけられなくなってしまう、生きようとすれば、地獄の道に進んでいくしかない。そういうむなしさを感じます。

そういうむなしさを持っている人だからこそ、あの女の人も市さんに惚れるんですね。
でも、決して結ばれるはずがない2人だと、市は自覚しています。もしかしたら、市をお天道様のあたる場所に引き上げてくれる人だったかもしれないのに・・・たぶん、市は、闇に引きずりこんでしまうのが怖かったのでしょう。なんて、そこまで考えちゃいけないか。でも、いっしょに生きる道を選べないということは、そういうことですね。

しかし、お別れはあっさりですね。

最後の「どうせろくなやつじゃないだろう・・・」というのはとっても良かったですね。

これは、シリーズで観てみたいですね。

しかし・・・たけしは何で座頭市をやりたかったんだろう・・・っていうjか、やっちゃったんだろう・・・ほんと、ああ・・・やっちゃった!って感じですね。