Prototype

音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

雨利終活写真館

2021-05-20 | 
●雨利終活写真館● 芦沢央
小学館  2016.11

巣鴨にある遺影専門の雨利(あまり)写真館を舞台とした4編。
大阪の祖母の遺言状の内容の手がかりが欲しくて写真館を訪れたハナ「一つ目の遺言状」
息子の妻の死を巡りわだかまりを抱えた息子と孫。遺影を撮る口実で合わせようとする「十二年目の家族写真」
テレビ番組で取り上げたい写真に写る妊婦と男性。許可を取るべく連絡したら「三つ目の遺品」
余命わずかの男性が別々の女性と撮った2枚の遺影「二枚目の遺影」


遺影をめぐる4つの謎。
登場人物のキャラクターが立っていて面白いのだけれど
ハナの元彼や親との関係が絡まって切ない。

それはそうとして、最近はまともな写真を撮っていないし、親世代になるとなおのことかなー、と。
終活、しなければいけませんね。
コメント    この記事についてブログを書く
« クラスターで逆転 | トップ | 罠か迷う »

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事