●ノースライト● 横山秀夫
新潮社 2019.2
一級建築士の青瀬は、信濃追分へと車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。
施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。
そこに越しててきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。
ただ一つ、浅間山を望むように置かれた「タウトの椅子」を除けば…。
このY邸でいったい何が起きたのか?
(本帯より)
「あなた自身が住みたい家を建ててください」と建てた家、そこに人が住んでいない謎は気になりつつ
前半はなかなか話が動かず辛かったのだけれど、後半は一気に。
すぐに消えゆく建物もあるかもしれないけれど、もしかしたら何百年と残るかもしれなくて
そんなモノに携わる青瀬たちの熱量とか、遺された者たちへの繋がりとか、
切ないけれど読後感は柔らかい光が降り注いでいました。
新潮社 2019.2
一級建築士の青瀬は、信濃追分へと車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。
施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。
そこに越しててきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。
ただ一つ、浅間山を望むように置かれた「タウトの椅子」を除けば…。
このY邸でいったい何が起きたのか?
(本帯より)
「あなた自身が住みたい家を建ててください」と建てた家、そこに人が住んでいない謎は気になりつつ
前半はなかなか話が動かず辛かったのだけれど、後半は一気に。
すぐに消えゆく建物もあるかもしれないけれど、もしかしたら何百年と残るかもしれなくて
そんなモノに携わる青瀬たちの熱量とか、遺された者たちへの繋がりとか、
切ないけれど読後感は柔らかい光が降り注いでいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます