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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵

2011-03-22 | 
●舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵●  歌野晶午
光文社  2010.10

ゲームとダンスが大好きで、勉強と父親は嫌いな生意気盛りの中学二年生・舞田ひとみ。
ひとみが小学校時代の同級生・高梨愛美璃と再会したのは、愛美璃が友人たちと、募金詐欺を繰り返す胡散臭い女を尾行していた時だった。
数日後、女は死体で発見されて…
「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」に続くシリーズ第2弾。全部で6つの連作短編集。


本作の視点は、ひとみの小学校時代の同級生で、私立女子中学校の森海学園に通う高梨愛美璃(エミリー)。
時代がかったお嬢様のようにしゃべる織本凪沙と、髪が長く見た目は男っぽくないのに自分を「オレ」と言う萩原夏鈴と3人で居るところに、探偵としてゲスト登場する形のひとみ。
カバー裏の“著者のことば”で「キャラクターの変化を描いてみたい」との思いでたちあげたシリーズらしいですが、前作からのひとみの変化もさることながら、この本の中でもエミリーの変化が見られます。
次は17歳のひとみに会えるようですが、どんな風になっているのでしょうね。
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