Prototype

音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

ニホンブンレツ

2009-07-20 | 
●ニホンブンレツ●  山田悠介
文芸社  2009.3

対立の続いていた東西日本がついに分裂。2027年、日本列島を分断する『東西の壁』が出来て、人々の行き来はおろか連絡も取れなくなってしまった。
広島出身で東京の大学に通っていた東条博文も、東西の壁による『封鎖』で、たまたま広島に帰郷していた恋人・恵実と生き別れになる。
5年後、横浜の小学校教師になった博文は、恵実への想いを抱えながら、東西の壁が崩壊することを願っていた。
そんなある時、博文に西へ渡るチャンスが訪れ…


日本が東日本と西日本に分かれる…という素材に惹かれて図書館で予約待ちして借りたんだけど、ラスト、そうなっちゃいましたかーというカンジ。
うーん。
著者との相性が悪いのか? あぁこういう風になるよねーというのは、ある程度読めた部分でもあるんだけど。
期待した素材だっただけに、ちょっと残念。
でも、個人的な思い入れを抜きにしたら、アリな話ではあります。
コメント