●制服捜査● 佐々木譲
新潮社 2006.3
道警本部は不祥事発覚以来、ひとつの職場に長く在籍しないような異動の方針を打ち出す。
その結果、刑事課のベテラン捜査員だった川久保は、十勝地方の小さな農村の駐在所勤務を命じられ、単身赴任することとなった。
町のデータベースのような退職郵便局員・片桐に情報を得ながら、町に起こる事件について読み解いていく・・・
五つの短編連作なので、さらっと読めました。
制服警官に捜査権はないというだけあって、すっきり解決、というわけにはいかないけれど、川久保の存在は救いとなっているような気がします。
「無能な刑事は、まわりの人間の人生をあっさりとぶち壊すな」という川久保の言葉に、妙に納得しました。
新潮社 2006.3
道警本部は不祥事発覚以来、ひとつの職場に長く在籍しないような異動の方針を打ち出す。
その結果、刑事課のベテラン捜査員だった川久保は、十勝地方の小さな農村の駐在所勤務を命じられ、単身赴任することとなった。
町のデータベースのような退職郵便局員・片桐に情報を得ながら、町に起こる事件について読み解いていく・・・
五つの短編連作なので、さらっと読めました。
制服警官に捜査権はないというだけあって、すっきり解決、というわけにはいかないけれど、川久保の存在は救いとなっているような気がします。
「無能な刑事は、まわりの人間の人生をあっさりとぶち壊すな」という川久保の言葉に、妙に納得しました。