ホンジュはそっとダルスンの家の近くに来て、ダルスンが自分のことを話してないか探ります。何事も変わってないと安心して帰るホンジュ。
ダルスンはホンジュがソンイン製靴の養女になって幸せに暮らしているから、今更あの貧しく汚らしい生活には戻る気はないし、もしダルスンが自分のことを言ったらタダでは置かないとダルスンを脅迫したのです。しかしあんなに必死にジョンオクを探している母、ブニ婆さんや、ジョンオクの養母に嘘を言っているのは正しくないと思ったダルスンは考え込んでしまいます。
ある日ソンイン製靴会社の門の前に立ったダルスンは急に過去のことを思い出し始めます。めまいがして座り込んだダルスンを見つけたヨンファは自分の部屋に連れていき休ませたのです。それでダルスンはこの女性がこの会社の副社長で、ホンジュが養母と呼んでいる女性だと気づいたのでした。会社の門でダルスンはこの会社で希望教育ソンイン財団を運営しているキム・ハンスに会い、紹介されたのでした。途中まで送ってくれ、先日花を摘もうと崖から落ちそうになったお礼と言って扇子をくれたのでした。後から会社に行ったホンジュ、義母がダルスンを送っていった話を聞き、てっきり自分の過去をしゃべられたと思い、後を追っていきます。二人親しそうに話す姿に、恐怖感を覚えたのです。義母とダルスンは挨拶して別れますが、ホンジュはダルスンの後を追っていき、ダルスンの頬を殴ったのです。話したのかと聞きます。言ってないと言うダルスンにちょっとあんしんします。まだブニ婆さんには話してないが、母がどれほどあんたを探しているかと言うダルスンに走って逃げようとするホンジュの襟元を掴んで止めようとしたとき、肩の傷を見たのです。やはり間違いなくジョンオクだと思ったダルスンです。
チョンギの息子で、ハンガン製靴の室長、ホンシクは父から、昔社長、チョンファの実弟、チョンギが、仲間の愛国活動家の同志、イ・ジェファを拷問に耐えられなくてチョンギがしゃべってしまった事で、ジェファは日本軍に殺され、チョンギはその罪の意識で隠れてしまった話を息子にしたのでした。そんな過去があったのかと驚くホンシク。
ブニ婆にジョンオクが見つかったことを話そうかと悩んでいたダルスン、ユンジェがそれは話すべきだと言うアドバイスに、
明日の二時に夜学の前で答えを出せとホンジュに言うダルスンです。
家ではブニ婆がジョンオク探しの新聞広告をみつけます。
なぜソウルで行方不明と書いたのか?あの子は私にプサンの孤児院に行くと置手紙していったのにと言う婆さんに、姉さんはそれがあの子のずる賢いところだと言います。
いよいよジョンオクに会う日、2時にダルスンは夜学の前で待っています。やって来たホンジュ、会わないと言うホンジュにダルスンはジョンオク!それはないでしょう?母さんがどれだけあなたに会いたがっているか。ジョンオクと言う名を聞いた婆さん、さっきから陰に隠れていたのですが、ジョンオクだって!と言って出てきます。