いよいよ公募の発表です。何と二人しか選ばれなかったのです。しかもダルスンとジョンシクでした。又も二人は相対することになります。ブニバーはやはり血のつながったジョンシクばかり心に思い、他人なのに懸命に母さんと言って孝行しているダルスンには冷たかったのです。そのダルスンを心の底から大切に気持ちを汲み取ってくれたのは医者のユンジェだったのです。ダルスンもなんとなく心の奥でユンジェに対する愛が芽生えていました。
第二次審査は、靴の技術者を付けて、実際に書いたデザインの靴を作ることでした。ホンジュは義父テソンによって優秀な技術者を付けてもらいます。ダルスンはソウル製靴(ダルスンがチョンギと開いている店)の社長のチョンギに頼みますが、ジェハの事件で密かに身を隠しているチョンギは公の場に出られないために、ただアドバイスだけダルスンにすると約束したのでした。
ブニバーはジョンシクのためにダルスンがコンテストから身を引くようにと願っていました。これだけ母さんと言って尽くしている自分を避けてジョンシクだけを思うブニバーにダルスンは寂しく悲しい思いをしていました。
ある日悲しくて一人ベンチで泣いていたダルスンを自分の診療所に連れて行ったユンジェ、なんとドアーを開けて部屋の中にはろうそくが沢山灯され、ケーキがおいてありました。ユンジェが一人ダルスンの公募合格を祝ってくれたのでした。
心の底からユンジェに感謝するダルスンです。