スチャンは息子のガンウクの跡を追って、何でお前が社長の家にいるのか？と聞きますが、俺の事には今さら関わらないでくれと軽くあしらわれます。
悔しがるスチャン。
コンニムは映画館の切符売り場でかいがいしく働いていました。その日ソノの母が夫の社長の所に映画監督に貢ぐ金をねだりに来ていました。金で役を買うのです。しぶしぶと与える夫。しかし夫人はトイレで自分と同じ高級な服を着ている若い女性を見て何処で買ったのか？なぜあんたみたいな貧乏人が私と同じ高価な服を着ているのかと言い喧嘩になり、追いかけて行きます。そのとき夫から貰った大金の入ったバッグを置いて行ってしまったのです。そこへコンニムと同僚の女性が入って来てバッグの中を開けます。彼女は今金を必要としていたのです。その金を盗んだ同僚はこそこそ出て行きます。トイレで用をたしていたコンニムが出て来て床に口紅が落ちているのを見つけ、それを持ってチケット売り場に戻ります。誰か客が落としたのだと思って。
しかしそれが命取りになりました。バッグがないと気付いた夫人は事務室にやって来て、チケット売り場にも来ます。そしてコンニムの机の上に自分の口紅があるのを見て、コンニムが犯人だと決めつけます。そばに居たガンウクがこの女性はそんなことをする娘ではないと言っても駄目です。そこへ社長がやって来て、コンニムを犯人と思い、出て行けと怒鳴ります。悲し気に出て行くコンニム。
ソノは休日で久しぶりに大学へ行きます、そしてコンニムの義兄に合います。彼はソノと同じ大学の学生でした。ソノが今映画館で働いていると聞き、自分の妹も映画館のチケット売り場で働いている。名前はコンニムと聞き驚くソノでした。