妻からあの時自分の子は死産だった。ボンヒはあなたが妾に産ませた子だと言われ、身に覚えはないと否定するジェンギュン。ジェギュンは組長のドンヒルの妻(元ジェンギュンの家で女中をしていた)にあの時納屋で子を産んだのは誰か聞く。するとあの戦争中に日本に加担して韓国を追われて日本へ行ったミスンだとわかる。そしてドンビルからボンヒは自分の娘だと打ち分けられた。
ある日会社にミョンソン紡績の会長がやって来て自分の会社と合併しようと言われる。実はジェギョンの会社は資金繰りに追われていたのだった。会長はその当時ナイロンが入って来た時代でジェギョンの会社だけは戦後も日本との取引を止めずにいた唯一の会社だったのだ。それを目当てにやって来た会長、あっさり断られてしまう。その話をドンビルは立ち聞きしていた。
ボンヒは家が貧しく菓子売りをしている同級生の手伝いをしようと放課後も一緒に出掛けるのだった。そこでチンピラに場所を巡って言いがかりをつけられ争っているのを助けた会長の息子ジョンヒョンとソングク(貧しい母子家庭の息子、ジェンギュンが母を会社に雇ってあげた)だった。一緒に川で遊ぶ一同、すっかり仲良しになっていた。