ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.498

2007年03月06日 23時08分40秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2004年12月9日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【日記は伸びる子を育てる!】

伸びる子どもの3条件です。

・何事にもチャレンジする子。

・何事も丁寧に行う子。

・何事も最後まで行う子。 

 これを全部できていなくてもいいのです。どれか一つがきちんとできていればその子は将来伸びていくと言われています。みなさんのお子さんはどうでしょうか。

 橋本西支部では日記を書かせます。これは他ではあまり見られないことでしょう。日記で養おうとしている力は、「継続する力」です。つまり、「最後まで行う子」です。最後まで行うことはあきらめないことに通じます。そして、そんな子は抜群の集中力を発揮します。過去には、稽古の日だけでなく、毎日の日記を書かせていた時期もありました。その中で、筆頭は、大輔君(現中二)でした。彼は、幼稚園年長の入門から、六年生を卒業するまで、一日も書かさず、日記を書ききりました。そのことはきっと彼の人間力の育成に役立ったことと思われます。だから彼は長坂が誰にでも自慢できる弟子の一人です。

 さて、多くの保護者の方は、日記の「内容」や「字のうまい下手」「誤字脱字」がないか?などを気にしていませんか? 

 しかし、実は一番見てほしいのは、「筆圧」です。これは、日記だけでなく、学校のノートなども同じです。筆圧が弱いのは要注意です。筆圧がしっかりしている子はそのことに対してやる気をもっています。また「丁寧に行っている子」といえます。少林寺拳法にもとても向いています。逆に丁寧さを身につけていくと少林寺拳法では成功します。

 また、橋本西支部では「シャープペンシル」は禁止しています。シャーペンは、指先に力が入りません。だから脳が働きません。鉛筆のほうがはるかにいいのです。特に算数がかしこくなりたいなら鉛筆を使うべきです。

 さらに、日記を続けて書かせたいならば、「誤字脱字」に触れてはいけません。せっかく一生懸命にがんばって書いた日記に、難癖をつけられることは子どものプライドとやる気を失くすことにしかなりません。大きなことをさせたならば小さいことにはまずは目を瞑ります。

 もし、お母さんが一生懸命に作った料理を「少し塩加減が足りないね」と言われたらどうでしょうか? 失礼ですが、それをお姑さんにいわれたどうでしょうか?子どもへの言葉がけは、「自分がお姑さんに言われたらどうおもうか?」「会社の上司にいわれたらどう思うか?」を基準に考えるといいと言われています。内容よりも「言い方」だと言われます。紙幅の関係で割愛しますが機会があるときに詳しく書いてみます。 物事には「プラン・ドウー・シー(チェック)」があります。なにかをさせたなら、または継続させたいなら、「チェック」が必要です。但し、さらっとやります。

 ○「日記、書いたの?」『まだ・・・』「そう。あと何分あったらできそう?」

 ○「日記、書いたの?」『うん、書いた。』「わあ、さすが。いつもよくがんばってるね。」

×「日記、書いたの?」『まだ・・・』「どうしていつもそうなの! 早く書きなさい!」 さ

て、最後に、いつ書くか? 長坂はやはりその日に帰ってすぐに書くことが効果的だと思います。そして、時間をきればいいでしょう。五分なら五分と決めます。「五分だけ日記を頑張って書く」と決めておきます。実際時間を計ってやり、時間がきたら「はい、終わり!」と言ってやめさせます。一度試してください。そして、終わった後は、必ずほめてあげてください。そうしているうちに自分でできるようになる習慣ができてきます。小さな子どもたちは帰ってからすぐに寝なくてはいけないでしょうから、その日に書くことは無理な場合もあるでしょう。その場合は、翌日に書くなど「各時間帯を固定」してしまいましょう。尚、時間を「5分」などと区切ると面白い現象がでますよ。お試しを!今、拳士には「フリーコーナー」は「先生に手紙を書いてください。」と指示しています。だから最近は日記の提出割合、そして、フリーコーナーを書く子がとても多くなりました。以下、一例です。

・栞(一年)「しおりからながさかせんせいへ。いつもれんしゅうをおしえてくれてとってもうれしいです。」

・僚太(一年)「ぼくはしょうがつこうでぶらんこをしているとみずたまりにおちました。」

・夏帆(二年)「先生へ。わたしは、いま学校で絵本を書いています。じぶんではうまく書けたとおもいます。そのだいめいは「うさとゴン」です。PS 先生、はやくかぜなおしてください。かほより」

・慶太(四年)「長坂先生へ 長坂先生は熱がでて、しんどかったですか?しんどくなかったですか?けいたより」

・遥香(五年)「長坂先生へ かぜはましになりましたか?早く治るといいですね!!今日は嶋村先生と朝の階段で出会いました。」

・莉茉(五年)「長坂先生へ。今日は昼からいっぱい雨がふりました。私は友達とバスで帰りました。そしたら、オレンジ色のジャンパーがちがう色にかわっていました。友達と笑いながら帰りました。」

・春花(六年)「私は小さい頃、先生がチックという病気のことを知らないで、「なんでくびふるの?」とか思っていました。だけど今思ったら私は先生のことをバカにしてた気がしてきました。ごめんなさい。でも今はバカにしていません。その病気治ってほしいですね。」

・まい(六年)「放課後いのこりがありました。その内容は、図工とパソコンです。けっきょく二つともできませんでした。そして、帰りに先生がいました。月曜日はいつもあうような・・?」


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