ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

お寺の和尚さん

2011年05月01日 06時05分44秒 | 教育・指導法
中学生は本当に教えがいがあります。


理論や趣意を理解できるからです。


確か、千葉周作が「技より入るは上達遅し、理より入るは上達早し」と言っていたと思います。


技や演武の理もありますが、少林寺拳法とは? ということを絡めて、思想と技の中に思想が内在していることを話して、通じるのが中学生(中1にはまだ難しいかもですが)


今日話したことは


「少林寺拳法はスポーツではない。」


「修行である。」


「大会というのは少林寺拳法のなかの20%ぐらいのものである。大会が全てになっては少林寺拳法ではない。」


そして、


「学校は先生と生徒。でも少林寺拳法は違いますね。何ですか?」


「拳士と先生」


「なるほど。ほかには?」

「師匠と弟子」


「そうですね。これをわかりやすくいうと、お寺の和尚さんと小坊主さんです。一休さん知ってる?」


「知ってる」


「♪とんちんかんの一休さんな。」


「えっ、それは知らない」

「まあ、マンガの一休さんのイメージや。和尚さんと小坊主さんな。」


ちょうどいい機会だったので、
中1だけ集めて話をした。(かなり説教ぽくなった。)

「まだ少年部の気持ちでいてないか?」


「その初段の袖章は少年部のやから、家で外しておいで。そのときに少年部から一般部になる気持ちも切り替えるんだ。」


「中学生は勉強も部活もあって忙しいし、大変なこともあるから、まず一年間がんばって少林寺拳法も続けたらいい。そのあとはまたそのときに考えたらいい。一般部になったから、稽古も自分で時間をつくるということを考えていきなさい。」


5月が中1には踏ん張りどころです。部活も本格化してきて、体力的に気力的に疲れてくるときだから。


同時に成長の時期でもあります。

最新の画像もっと見る