ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

電光石火62号(はぐくむ学童通信)

2013年02月14日 14時41分09秒 | 教育・指導法

NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 はぐくむ学童通信

電光石火

第62号

発行日 2013年2月12日(火) 発行者・文責 理事長 長坂徳久

 

※この通信は、はぐくむ学童保育の保護者向けに発行しているものです。

 

【教育技術 静かにさせる②】

騒乱状態になっていたらどうしますか?

これは、机を「バーン」と強く叩いたり、大声をあげるしかないかもしれません。「騒乱状態」ですから。しかし、その状態にしてしまうことに問題があります。子ども達が、わいわいがやがや、キャツキャッして楽しんでいるのは、騒乱状態ではありません。一番子どもらしい光景だと言えます。

 

まあまあ、聞いているが、ざわつきがある場合。状況により、そのざわつきもとってしまいたいとき。一つは言葉で指導します。

「外の車の音が聞こえるぐらい静かにしなさい。」

「自分の心臓の音が聞こえますか?」

「いま、しゃべっている人は立ちます。その人を見ます。」

など多少の硬軟を取り入れていきます。

静かにさせたいときに、「静かにしなさい。」。これは、《AさせたいならA》ということ。「外の車の音が聞こえるぐらい静かにしなさい。」。これは、《AさせたいならBという。》ということ。

A⇒Aよりも、A⇒Bのほうが知的な空間が生まれ、子ども達は一瞬考えます。そして、そのことが脳の関心となり、効果が高いのです。

家で走り回っていたら、たとえば、「忍者のように歩きなさい。」とか言うといいかもしれませんね。