朝日新聞のインタビュー記事。サッカー指導者へのインタビュー記事。
この記事には、違和感を感じます。内容よりも、朝日の編集の意図に。
記事のなかで、
・楽しむためのスポーツが日本に入ってきたときに、武道精神と結びつき、礼節や厳しさを重視して、勝利至上主義になった。
・グランドに礼をするなどしても、グランドは礼を返してくれない。「使ったグランドをきれいにしよう」でいいのではいか。
とある。
まず、大見出しで「武道精神との決別」などとかかると、読者に武道に対して誤解を与え、さも体罰の原因が武道精神にあるとの書き方にも取れる。
記事への仕方へ、マスコミの武道への悪意を感じる。
日本はグランドや土俵にも道場にも礼をする。それは、コミュニケーションとしての礼ではない。日本人の美徳である。敬虔なる感謝の念を表しているのだ。つまり、自己を見つめるための行為。
世界中に日本人が尊敬されるのは、このような美徳と礼節があるからである。
何でも、西洋文化に毒される必要はない。
スポーツと日本人古来の武道精神(武士道精神)の共生を大切にしているスポーツ指導者も多いと思う。
日本には日本のスポーツの発展の方法があっていいだろう。