ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

今日のブッダ( 5月10日 )

2011年05月10日 23時57分06秒 | 教育・指導法
真に強い智慧のある人



恋人や友人から「頼りにならない人ね」と罵られても、


悪党から「バカヤロー」と殴られ羽交い締めにされようとも、


怒ることなく、恐れることなく、平常心を保って穏やかに対応する。


それほどまでの忍耐力のある人こそ、


強力な軍隊なみの底力を持ち、智慧ある人と呼ぶにふさわしい。


(法句経399)


毎日たまたま開くページがそのときの自分にとって一番必要なメッセージなのだろう。

今日のブッダ( 5月9日)

2011年05月10日 02時09分46秒 | 教育・指導法
心の安全運転者(ドライバー)


あたかも、暴走する車に乗り込んでハンドルを握り、

うまくバランスを保つかのように、


君が暴走する怒りの思いをコントロールして平常心を保てるならば、


私は君を「心の安全運転者」と呼ぼう。


もし君が、怒りの思いをコントロールしないなら、


ハンドルをぼんやり握っているだけで、


暴走する車に翻弄される未熟者となるだろう。


(法句経222)


この今日のブッダシリーズは『超訳 ブッダの言葉』をパッと開いてそのページを書いています。

そっちかよ!

2011年05月10日 01時55分12秒 | 教育・指導法
15分間の全体休憩の間に低学年団体演武を指導。


『ライオンは生まれたこどもを崖の下に突き落とすって知ってた?』


「知らない。」


『その中で崖から這い上がってきたこどもだけ育てるんやって。だからライオンは強いんだね。百獣の王って言われます。』


『そのライオンは大人になって獲物を捕まえるときは、相手が小さなウサギでも全力を尽くすんだよ。』


『もうすぐ大会があるね。もしかしたら低学年団体は橋本西だけかもしれません。でも、それでも一生懸命に演武やろうね。勝ち負けじゃなくて自分が一生懸命にがんばるんだよ。ライオンになろうね(^.^)』


そして、一回団体演武を通しました。


手前味噌ですが上手です。

昔は低学年団体を仕上げるにはたくさん補習などをしたものですが、いまは補習はおろか、団体演武そのものもそんなに稽古しているわけではありません。


それが道場の成長過程というものなのでしょうか。
(そんな成長法則があるように思います。)


演武が終わって、笑顔で言いました。


『先生がおかしい、と思ったことがあります。なんですか?』


六人順に発表させていく。

「止まってなかった。」


「思いきりやってなかった。」


「足を曲げていなかった。」


「気合が少し小さかった。」


「○○くんと同じです。」

「わからない。」


『先生がおかしい、と思ったのは…



上手すぎる


と思ったのです。』


こんなとき、小学生特に低学年は


満面の笑みになります。


今回もそうでした。


しかし、三年生男子がいいました。


「なんや、そっちかよ!」

このツッコミはなかなか三年生には出てこないフレーズです。


時代も変わってきました(笑)


『びっくりするぐらいうまかったんやけど、みんなはライオンやから、さっき自分が悪かったと思ったところをもう一度がんばってみようか!』


ライオンの話を振っておいてよかったです(苦笑)


二回目を通した。


『いまのもよかったね。でも最後に気合が小さくなったね。マラソンも徒競走も最後まで一生懸命走るよね?演武も最後まで気合いれるよ。』


そして、最後の一回を全員の前でやらせました。


とってもよくできました。

見ていた子たちに


『感想発表。先着三名!』

「とってもうまかった。」(五年生)


「じゅんぺいくん(二年生)ががんばっていた。」(二年生)
『いいところを見つけられたしゅんたも立派だよ。』と長坂。


「リーダーのゆずちゃんの号令の入れかたがよかった。」(五年生)


こどもはやはり善性の持ち主です。

間違わないように

2011年05月10日 01時06分12秒 | 教育・指導法
今日の後半の目標は


【組演武を間違わずにやる】


大会で間違わずにできるということ。


大会は2週間後です。


20組を長坂が一人で指導します(今日は)


だから、今日の目標を【間違わずに】に設定。


普通に何回もやりなさいではこどもたちは乗って来ません。


また、20組を順にチェックしていたら長坂一人では無理です。


次のようにしました。
結果、自分達だけでしっかり稽古できていました。


ホワイトボードの前に集合。


『先生がはいというまでしゃべってはいけません。ノートに○を10個書きます。』(板書)


『その中で3ヶ所に→を入れます。』(板書)


『ここまでわかる人?』(挙手で確認)


『一回演武を通したら二人で「合格」か「不合格」か決めます。』


『合格ならその○を塗ります。不合格なら塗れません。不合格ならもう一度やるのです。間違ったら不合格だね?』


『ここまでわかりますか?』


『→のところはボーナスタイムです。合格したら次の○も塗れます。』


「おー」


「先生、不合格やったら?」


『まだ先生の話は終わっていません。質問は最後です。』


『→で不合格になったら→は消えます!』


ちょっとややこしいが、こどもたちは、もうやりたくて仕方ない状態になっています(^.^)


『質問ありますか?』


「→は続けて書いてもいいですか?」


『いいです。』


「終わったらどうしますか?」


『終わった人から自由です。(休憩)』(これでスイッチは倍ぐらい入るのです。)


時間にして30分。


最初の10分ぐらいはこどもたちはペアで熟慮していました。
どこに→を入れるかを一生懸命に考えているのです。

このように思考させることは大切た指導だと思っています。


→を決めた組から自主的に稽古を始めます。


早く終わりたいから適当にやるんじゃないですか??

という声が聞こえそうです。


長坂は


・こどもたちの「善性」を信じている。


・さぼるこどもや誤魔化すこどもがいても、そんなことに目くじらを立てない。(たかが演武の稽古でということ。他の内容ならごまかしなどは絶対に認めないこともありますよ。)


という考えです。


その間、長坂は大会に出ない六年生黒帯のRくんを指導。
大会に出なくても、黒帯として後輩に恩を送るために稽古にきているのです。
大切なけんしです。このRくんも今日の稽古を満足させてやる義務が長坂にはあります。


中学生二人を含めて、片胸落を中心にS字の基礎をやりました。


組演武組は順々にクリアして休憩に入っていきました。


○10個と→で、こどもたちは知的好奇心とゲーム感覚でがんばって取り組んだのです。


ずはり、キーワードは


「ドーパミン」


なのでしょう。