20年にも及ぶ恋の物語をたった88分で描く。でも、端折るのではなく、悠々たるタッチでじっくりと見せてくれる。歌がテーマなのだから、歌うシーンが何度となくある。なのに88分。
モノクロでスタンダードの映画がなんだかとても新鮮だ。これは断じて古臭い映画ではない。こんなにも古臭いラブストーリーなのに、である。そこがなんだか不思議。恋愛に古いも新しいもないのだろうけど、これがクラシックな映画であることは . . . 本文を読む
先週の木曜、テアトル梅田の最終上映で見に行った。満席で立ち見になっていた。さすがに3時間半の立ち見は無理、と思ったが、わざわざ時間休を取って来たので、それでもいいや、と思い劇場に入る。それにしてもよく入っている。こんな地味な映画にも人が集まるのか、と意外な気分。それだけではない。まるで予想した映画とは違うので、少し戸惑うことになる。
確かにこの図書館の舞台裏は描かれるけど、僕が見たかったものとは . . . 本文を読む