こういうノーテンキなラブ・コメディーは嫌いではない。これはきっとなかなかよく出来た映画なのかもしれない。お客さんは劇場でもよく笑っていた。だが、僕はなんだか乗れなかった。アメリカで大ヒットしたらしい。さもありなん。きっと、僕だけがへそ曲がりなのだ。
だいたい、本当ならここまで当たり前に定石を踏まえた展開をされると、それはそれで気持ちがいいはずなのに。キャメロン・ディアスもアシュトン・カッチャ . . . 本文を読む
先週末にHPFの芝居を3本見ている。選りすぐりの3本だ。本当ならもっと冒険して、もっとたくさんの作品を見たいのだが、時間がなくどうしても安全圏で選択してしまったようだ。
もちろん、どうしても見たいのに見れない芝居もあった。その場合は仕方ない。諦める。金蘭会を見逃したのは悔しいなんてものではない。今はウイークデーになかなか職場を5時までに出れなくて仕方なくほとんどの作品をパスしてしまったという . . . 本文を読む
後半の40分程しか見れなかった。残念で仕方ない。だが、この作品の雰囲気は十分に伝わってきた。凄いものを見た、という印象に誤りはあるまい。この自由奔放な世界は芝居とも、ロックコンサートとも、コントとも、前衛劇とも、違うし、でもそうだとも言える。もちろんパフォーマンスだなんて言わない。そんな便利な言葉で括るほど単純ではない。
混沌とした世界が寺山修司というテキストを前提に展開される。昨年テラヤマ . . . 本文を読む
こういうお芝居がこの世界には確かに存在するのだなぁ、という当たり前のことに感動した。大人たちが無邪気にこういうヒーロー物のキャラクターショーのようなことを嬉々として楽しんでいる。その姿はおぞましいようでもあり、でも本人たちはとても楽しそうで、それが何より大事、なんて思う。今回で第20回公演らしい。よく続いたものだ。本当に立派だ。好きなことを続けていく。そのエネルギーに敬服する。
芝居自身はほ . . . 本文を読む