こういう映画をわざわざ劇場で見たいとは思わないから、DVDになるのを待っていた。でも、いざレンタルが開始されるとわざわざ借りるのも「なんだかなぁ」と思い、結局なかなか見れない、ということになる。と、いうわけでようやく見ました!
ビデオ撮りの低予算のドキュメンタリーなのだが、(あくまでもこれは個人映画でしかない。こういうものが、劇場にかかるという不思議な時代が来たのだ。)アイデァひとつで勝負す . . . 本文を読む
なんだか懐かしい感触のする映画だ。昔、日本ではこういうアイドル映画がたくさん作られていた。特に70年代から80年代にかけて作られた山口百恵と三浦友和主演の東宝文芸映画群を思い出した。美しい自然の中での若い2人の悲恋物語が同じようなストーリーで幾つも作られ続けた。美男、美女による切ない恋を定型の文芸映画として作る。『伊豆の踊り子』(74)からスタートして、『潮騒』『絶唱』そして、『風立ちぬ』。(さ . . . 本文を読む
とてもかわいらしい小説だ。雑誌「小学4年生」に連載されたものらしい。なんだか、懐かしい。昔読んでいたよ。学研の「化学と学習」と並んで、小学館のこの「小学X年生」は子供の必須アイテムだった。(ほんま、かい!)
だから、この小説は小学4年生を対象にして書かれた児童文学なのだが、子供向けとか、大人向けなんていう区分はこの際全く意味をなさない。まず、誰が読んでもおもしろいこと。それが小説においての何 . . . 本文を読む
これはまるでおとぎ話のような小さなお話。ファンタジーなので、リアリティーなんてなくても構わない、とは思わないけど、リアリズムで考えたなら、こんなのはありえない、でおしまい。問題外の映画である。しかし、とても丁寧に可愛らしい物語として纏める努力だけはしてあるから、これはその次元からだけで見なくてはならない映画なんだ、と思うことにする。
8歳の頃から11年間眠り続ける女の子(加藤ローサ)と彼女の . . . 本文を読む