ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Pat Thomas / Desafinado

2008-12-13 03:36:37 | JAZZ VOCAL :女性

パット・トーマスは、1938年イリノイ州シカゴ生まれの黒人歌手。


声質はちょっぴりくぐもってはいるが、温か味があり、

歌い方はストレートで黒人特有の粘り気は殆んど感じない。


本アルバムは、クリード・テイラーのプロデュースで

鬼才ラロ・シフリンが編曲、指揮したオーケストラをバックに

パットがボサ・ノヴァを歌ったもの。


タイトル曲の「Desafinado」を始め、「Carnival」=邦題「黒いオルフェ」や

「One Note Samba」、シャンソンの名曲「C'est Si Bon」など全12曲を収録。


アルバム全編に使われているパーカッション類が

今聴くとややウルサイ気もするが、これもこの時代ならでは。

ストリングスの絡み方などは流石で、いかにもラロ・シフリンらしく

ゴージャスな作りとなっている。


尚、6曲目の「Recardo Bossa Nova」と9曲目の「Samba De Orfeu」は

スキャットでの歌唱である。




 Pat Thomas / Desafinado

  MGM SE-4104

  ユニバーサル・ミュージック UCCU-3097 (Reissue)


1,Carnival
2,Desafinado (Slightly Out Of Tune)
3,Baia
4,One Note Samba
5,C'est Si Bon
6,Recardo Bossa Nova
7,Could Be
8,I Wish You Love
9,Samba De Orfeu
10,Once Again
11,Soft Nights (E Luxo So)
12,To Wellcome The Day


Pat Thomas (vo)
Lalo Schifrin (arr,cond)
and Orchestra
Creed Taylor (produce)


1962年 録音

  
 
 


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