ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Sue Childs / Introducing....Sue Childs

2008-11-28 04:18:13 | JAZZ VOCAL :女性

ドラムとベースのイントロにホーンが絡み、それから歌が入る

ユニークなアレンジで始まるこのアルバムは、

J.R.モンテローズが2曲参加していることから、

ジャズ・ファンにはコレクターズ・アイテムとして知られていた。


本作品の主人公スー・チャイルズはハスキーな処もあるが

落ち着いた声で、ジャズ・フィーリングを持った歌い手。

ベースとドラムのみで歌い出す「Out Of Nowhere」や

ギターとデュオの「Lollipops N' Roses」を聴けば

彼女がかなりの実力を持っている事が分かる。


2曲目の「Honeysuckle Rose」は元々この曲のコード進行を基にした

チャーリー・パーカー作の「スクラップル・フロム・ジ・アップル」を

導入部に用いるというアイデアで、中々面白い出来。

他にフルートがやたらファンキーな「Summertime」、

リラックスした歌唱の「You Make Me Feel So Young」など

全10曲を収録している。


尚、最後の曲の「イパネマの娘」だが、ジャケット、レーベル共に

「Ipanema」ではなく何故か「Epanima」と記載されている。

ここではその表記に従う事とする。



 Sue Childs / Introducing...Sue Childs

  Studio 4 SS-200

  SSJ XQAM-1030 (Reissue=2008年12月17日発売予定)


1,All Or Nothing At All
2,Honeysuckle Rose
3,Out Of Nowhere
4,You'll Never Know
5,You'd Be So Nice To Come Home
6,Summertime
7,Lollipops N' Roses
8,You Make Me Feel So Young
9,Lonesome Road
10,The Girl From Epanima


Sue Childs (vo)
Sharman Mitchell (tb)
J.R. Monterose (ts)...1,5
Tony Sotos (ts,bs,fl)
Bill Pasquale (g)
Bruce Anderson (b)
Gaetan Cariola (ds)
and Others


1963年 作品

 


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