これはマーシー・ルーツのデビュー・アルバムであると同時に
彼女の最後のアルバムでもある。
アルバムのクレジットを観て、先ず目に付くのがアレンジャーの3人
ラルフ・バーンズ、マリオン・エヴァンスそしてギル・エヴァンスとある。
本作品ではラルフ・バーンズはスモール・コンボを、
マリオン・エヴァンスはストリングス入りのオーケストラ、
そしてギル・エヴァンスはテンテットの伴奏を使い
それぞれアレンジを行っている。
注目すべきはやはりギル・エヴァンス。
巧みにホーン・セクションを散りばめながらも、ベースとドラムが
しっかりとリズムをキープするギルのアレンジは
他の2人と比べて遥かにモダンで洒落ている。
そして、本アルバムの主人公であるマーシー・ルーツだが
明るく潤いのある声で、リズムも正確。
特に7曲目の「Buds Won't Bud」と
エリントン作の9曲目「I Got It Bad And That Ain't Good」という
難曲をサラリと歌いこなしている辺り、
並々ならぬ実力の持ち主であることが伺える。
彼女のアルバムがこれ1枚限りとは、何とも残念でならない。
Marcy Lutes / Debut
Decca DL-8557
ユニバーサル・ミュージック UCCU-3096 (Reissue)
1,Cheek To Cheek
2,Prelude To A Kiss
3,The Gentleman Is A Dope
4,Trav'lin' Light
5,What Is There To Say
6,Laughing At Life
7,Buds Won't Bud
8,Make The Man Love Me
9,I Got It Bad And That Ain't Good
10,Lucky To Be Me
11,I Didn't Know About You
12,Aren't You Glad You're You
彼女の最後のアルバムでもある。
アルバムのクレジットを観て、先ず目に付くのがアレンジャーの3人
ラルフ・バーンズ、マリオン・エヴァンスそしてギル・エヴァンスとある。
本作品ではラルフ・バーンズはスモール・コンボを、
マリオン・エヴァンスはストリングス入りのオーケストラ、
そしてギル・エヴァンスはテンテットの伴奏を使い
それぞれアレンジを行っている。
注目すべきはやはりギル・エヴァンス。
巧みにホーン・セクションを散りばめながらも、ベースとドラムが
しっかりとリズムをキープするギルのアレンジは
他の2人と比べて遥かにモダンで洒落ている。
そして、本アルバムの主人公であるマーシー・ルーツだが
明るく潤いのある声で、リズムも正確。
特に7曲目の「Buds Won't Bud」と
エリントン作の9曲目「I Got It Bad And That Ain't Good」という
難曲をサラリと歌いこなしている辺り、
並々ならぬ実力の持ち主であることが伺える。
彼女のアルバムがこれ1枚限りとは、何とも残念でならない。
Marcy Lutes / Debut
Decca DL-8557
ユニバーサル・ミュージック UCCU-3096 (Reissue)
1,Cheek To Cheek
2,Prelude To A Kiss
3,The Gentleman Is A Dope
4,Trav'lin' Light
5,What Is There To Say
6,Laughing At Life
7,Buds Won't Bud
8,Make The Man Love Me
9,I Got It Bad And That Ain't Good
10,Lucky To Be Me
11,I Didn't Know About You
12,Aren't You Glad You're You
Marcy Lutes (vo)
and Orchestra
1,4,12...Arranged by Gil Evans
2,5,8,10...Arranged by Marion Evans
3,6,7,9,11...Arranged by Ralph Burns
1957年 作品
1,4,12...Arranged by Gil Evans
2,5,8,10...Arranged by Marion Evans
3,6,7,9,11...Arranged by Ralph Burns
1957年 作品