あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

A先生

2006-01-30 23:56:32 | 介護
今朝はいつもより穏やかな、寒さも心なしか和らいでいるようで
一月も末になれば、同じ寒さでも柔らかいような気さえする。




いつになく緩んで、小雨交じりの中を
秋のうちに畑に保存した野菜でも掘りにでも行くのだろうか?
カンジキを履いてPCのソリを引いて雪の中を歩いている人がいた。


今日は二週間に一度の、ばぁ~ちゃんの主治医・A先生の往診日だ。
特にリハビリとかはないので、医療関係は主治医の往診のみで
目に付く所だけだが、いつもより念入りに掃除をして待っている。

ばぁ~ちゃんは、脳梗塞を起こす前に心臓の方で
とある病院に通院していて、そこの循環器科の担当医がA先生だった。
心臓カテーテルの手術をしてもらったのもA先生で、絶大なる信頼を持っていた。

そのA先生が勤務していた、とある病院を辞めて開業した時も
事あるごとに、A先生の病院へ寄っては自宅で取れた花を持って行ったりして
我が家では、ばぁ~ちゃんの彼氏と呼んでいたほどだった。

だから、脳梗塞で在宅介護になって、往診を依頼する先生も
迷うことなくA先生にお願いをした。
ばあ~ちゃんの彼氏な事だったし…(笑)

まだ40代の半ばくらいだろうか、長身で穏やかな雰囲気を漂わせている。
物腰も柔らかで、何より患者や患者の家族の話をよく聞いてくれ
どんな些細な事でも、夜中であろうが早朝であろうが
連絡をすると、すぐに何とかしてくれていた。

そんな先生が二週間に一度、ばぁ~ちゃんの往診に来てくれる…。

ばぁ~ちゃんがこんな状態でなく、もっと訳がわかっていたら
どんなに喜んで、A先生が来るのを持っていた事だろうと思うと可哀相な気がする。

胸に聴診器をあて、血圧を測って浮腫みを調べて…異常なしだった。
次の往診の日を確認して、いつもお茶さえ飲まずに帰っていく…。

あぁ~良かった! これで安心して、また二週間を過ごす事が出来る。


コメント (24)
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