あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

しぶき氷

2006-01-12 23:55:31 | プチドライブ・地域の事
またもや白い話題になってしまったがさっちゃんさんのブログ
しぶき氷を紹介していたので私も見たいと思い
昨日、ば~ちゃんがディサービスへ行ってる間に見てきた。

しぶき氷とは湖水が強い西風にあおられ岸辺の樹木に氷結して出来る。
遠浅な湖北東岸の天神浜付近に多く見られ、例年高さ3m以上にも及ぶものもある。
日本では屈斜路湖や釧路湿原など北海道と本州では十和田湖で見る事ができ
3mを越す大きさになるのは、おそらく猪苗代湖だけかもしれない。

因みに猪苗代湖の水質は、環境庁がH16年度全国湖沼水質調査で
3年連続全国一で、最も水質が良好な湖沼に選ばれている。


朝のうちは寒かったが、時間が経つにつれ天気も良くなって
pochikoお決まりのプチドライブ日和だった。

車で約40分強、国道沿いの天神浜入り口へ着いた。


大きな石の鳥居があって、そこを抜けると目の前に駐車場。

    
鬱蒼とした雑木林の中を道は続き…新雪を前に、誰かの人型に思わず笑えた。

そこから防風林を兼ねた雑木林を歩く事、10分では着かないくらい距離があり
猪苗代湖の波の音を遠くに近くに聞き、雪の中の獣道に足元を取られながら歩いた…。
長靴持参で良かった。

 
雑木林を抜けると、目の前に猪苗代湖が広がる。

その場所には、本格的な防寒着を着込み、三脚と一眼レフのカメラを持ち
本職のカメラマンのような人が男女3~4人陣取り
女の人も岩場の影にうずくまって、しぶきの上がる瞬間を狙っていた。

チンケなデジカメに厚手のジャケット姿には場違いな感じがしないでもない。

波打ち際に近づくと絶壁のようになって、足場はツルツル状態で
踏み外したら完全に荒れ狂う湖の中で、ひとたまりもないと思うと恐かった。
時折り強い風と一緒に、しぶきが遠くの方まで飛んで
油断すると、氷のようなしぶきを被ってしまう。

日本最北端はこんな感じなんだろうと、北海道の荒波に思いを馳せてシャッターを切り続けた。
北海道の最北端はこんなものではないと分かってはいるが
何せ行った事がないので、貧しい想像力で北海道在住の方には申し訳ない…(~_~;)

 

    
何枚か撮ると手が刺すように痛い…それでもスポットを見つけるたびにシャッターを切る。


     
ちょっとしたカメラマンになったような気さえした。こうなると欲が出て、一眼レフに三脚が欲しくなってしまう…。

  
しぶき氷想像していたより壮絶感があり、大自然の脅威さえ覚えた。



体の心まで冷え切ってしまい、まだまだ撮り足りないような気がしたが
何しろトイレの問題もあり後ろ髪を引かれながら来た道を戻った…。

コメント (18)
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