ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2012J1リーグ第2節FC東京vs名古屋グランパス@味の素スタジアム20120317

2012-03-18 14:57:13 | スポーツ

すこしずつ気温があがってきました。ようやく梅が見頃になってきて。さて、今年の桜はいつ咲くんでしょうかw。思い起こせば、秋にソメイヨシノが咲いてましたから、「なんだよ、まだ春じゃないじゃん」ってブツブツ言いながら二度寝しちゃってるんでしょうね。こちらは野川公園のジュウガツザクラでございます。ぽちぽち咲いてます。

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ホーム開幕戦でございます。

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開幕特別ゲスト(その1) テリー伊藤さん。

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開幕特別ゲスト(その2) VOJAさん。You'll Never Walk Alone♪

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いきなり下馬評では今期優勝候補最右翼である、名古屋との対戦です。ただ、名古屋は藤本淳悟と中村直志が怪我のため不在です。オーガナイザーが二人ともいないんだから、これは大きい。玉田と田中隼磨も怪我ってはなしでしたけど、こちらは先発。メンツがちょっと落ちる名古屋は、ここが叩きどころです。

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いきなりでアレですけど、勝ちました。しかも逆転勝利。しかもナオが2得点。プロスポーツは勝たなきゃいかんですよ。スタジアムから帰るときにワクワクした高揚感が残っていると、お客さんはまたこようと思うし。サポーターはストイックですから、勝とうが負けようが関係なくきますけど、新しいファンをつかむには、やっぱり勝たないと。サポが「また次があるさ」とか「これもサッカーだよね」なーんて言い始めるとデフレスパイラルが始まってる兆候です。2010年って、そんなつぶやきしてませんでした?w。やっぱりそれじゃダメで、勝たないと。で、ポポさんって明るいんですよね。東京はサポも含めて明るいクラブですから、やっぱり明るい監督さんが似合います。

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藤本と中村不在の名古屋は4-4-2。やや下がり気味でポストをさばくケネディを軸に、玉田、永井、金崎がポジションをフレキシブルに変えてきます。守備はゾーン主体。状況に応じてプレスとリトリートをバランスよく使い分けます。ただ、リトリートしたときにバイタルエリアにぽっかりスペースができることがあります。梶山とルーカスにそこを使われた印象です。両SB、とくに阿部の位置取りがもの凄く高いです。高く位置取るタイミングが早い。闘莉王やダニルソンがボールを持ちそうになるとすでに前に行ってる。藤本や中村がいると、もっと効果的にSBを使えたかもしれません。戦い方は、東京と違ってドリブルに対する制約はなさそうです。金崎や玉田がドリブルをしかけてきます。

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今日の東京は大宮の後半と同じでした。梶山がトップ下でアーリアがボランチ。加賀がCBに入り徳永が右SB。

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前半35分名古屋。ルーカスのロブを増川が跳ね返したボールを闘莉王が前に繋ぎ、中盤でハブ役をしていたケネディが持ちます。吉村を使って前を向き最前線で裏を狙っていた玉田に。抜け出した玉田がゴール。ケネディが中盤に下がったためモリゲが中途半端に前目にいて、最終ラインにギャップができてました。事実上加賀の1バック状態。でもまあ、状況をよくみてたケネディが凄いですね。

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名古屋の強さはここからです。かならずしも調子がいいとは言えない状況のなかで先制点が入りました。名古屋は残りの時間をじっくり戦えるのが強みです。とくにゲームが動いた直後。東京は気落ちすることなく攻勢に出ますけど、名古屋はここがポイントとばかり、アグレッシブに圧をかけてきます。これで東京のパス回しを寸断することに成功してました。もう一点、東京にいいプレーがあったり名古屋にミスがあった時、名古屋のベテラン選手は間をおくのが上手です。良い子はマネをしちゃいけないプレーを含めw。

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経験豊富な選手が後方にいると、チームは安定します。東京にとって名古屋から学ぶことも多かった試合ですね。

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そんな大人な名古屋を見せつけられていた後半15分。徳永の自陣スローインから、アーリア―秀人―モリゲ―秀人―アーリア―ナオ―徳永―秀人―モリゲ(ここでセンターラインを超える)―梶山に縦パス。名古屋はここの守りが甘かったです。一気にゴール前に。さらに、ルーカスへのパスをダニルソンがカットしたボールをモリゲが再カット。モリゲ―ルーカス―モリゲで、大外の太田に。ここから再アタック開始。名古屋は真ん中に絞っていたので太田はフリーに。跨ぎフェイントを絡ませたドリブルで隼磨にじわじわ迫り、ペナルティボックス侵入。太田―アーリア―羽生。羽生さんのシュートが増川にあたってはじいたところにナオが詰め、ゴール。じつに15本のパスを繋げたゴール。どうですか、これwww。これぞまさにポポさん理想のゴールなんじゃないでしょうか。ポイントは名古屋の守りを中央に寄せ、しかも棒立ちにさせたこと。それから太田のドリブル。東京の攻撃に、おそらく名古屋は相当の恐怖を感じ、混乱したと思います。こんなゴールをもっとみたい観たい。東京1-1名古屋。

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名古屋は吉村をさげダニエルを投入。闘莉王をボランチにあげます。吉村のプレーが今日の名古屋のバロメーターになっていたような気がします。吉村がプレッシングできているときはチーム全体もいい仕掛けができてました。攻撃のリズムを作る意図や、セットプレーの高さを意識したチョイスなんでしょうけど中盤の運動量は落ちますから、結果的には裏目に出たような気がします。

後半22分。ナオのショートコーナーから秀人がサイドチェンジ。ファーにいた加賀が折り返したところにアーリア。逆転ゴール。ダニルソンの裏から顔を出したアーリア。はーせがわアーリアジャスール♪。公式戦3点目。リーグ戦初得点。よっちさんに教えていただいたのですけど、名古屋はセットプレーのファーサイドが弱点なんだそうです。東京2-1名古屋。

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リードしてからどう戦うかも注目でした。落ち着かせて逃げ切ってもいいし、更に加点を狙ってもいい。できれば長いシーズンを考えたら、春先の好調なうちに勝ち点を重ねたいところ。勢いに乗るために一気に攻勢に出てほしいところでした。

ポポさんとチームのチョイスは、さらにイケイケ東京。後半28分。ルーカスがバイタルでインターセプトしたところにダニルソンとダニエルが絡み二人とも潰れます。ルーカスから梶山に。梶山はフリーで前を向き、隼磨に替わって入った石櫃の裏をとったナオに丁寧なスルー。ゴール。ナオ2点目。東京3-1名古屋。

結果論ですけど、名古屋は交代選手が失点に絡んでしまいました。とくにダニエルはプレー判断が甘いかもしれません。

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さすがに名古屋は攻勢に出てます。ボランチに田口を入れ闘莉王をトップに入れます。名古屋名物、スクランブルの闘莉王システム発動。さすがですね。後半42分。セットプレーからバーに当たって跳ね返ったボールを永井がつめてゴール。東京3-2名古屋。

このあと、米本と平山が試合に戻ってきました。米本は試合後シュワをしてて、男泣きしてました。おかえりヨネ、そーた。最後のほう、両チームエキサイティングしてダニルソンにレッドが出たりしましたけど、このまま試合終了。東京連勝。

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梶山は前節に引き続き神でした。ダブルチームで詰めてこられても、左右の足を使ったひとりタベーラを頻繁に繰り出していたのが印象的でした。何が梶山の意識を変えたんでしょうね。

ナオは序盤噛み合わないところがありましたけど、得点してからは躍動感満載でした。ナオを調子の波に乗せると他チームは怖いですよ。

アーリアは、なんとなくポテンシャルの高さを感じました。ようやくですけど。まだまだプレーチョイスの甘さがあり、重要な局面での集中力に課題があります。でも、流れを読むセンスがあり、ポジショニングがいいです。とくにゴール前に進出するタイミングが優れてる。課題を克服すると、遠藤のようなオーガナイザーになれるかもしれません。試合に出て続けることが大切ですね。

なにより太田。安定感が抜群です。攻撃の威力も持ってるし、東京はホントにいい選手を獲得しました。

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シュートアテンプトが少ないのは前節と同じですね。決定率が高く(3/8。後半に限っていうと3/5。ちなみに名古屋は2/9)、しかもエモーショナルなゴールだったので印象には残らないのですけど、やっぱりシュートがいっぱいある試合のほうが楽しいですから。流れのなかで言えば、ゴール前のワンタッチプレー精度をあげたいです。梶山がゴール前で繰り出すファンタスティックなプレーに絡めるようになりたい。それから、パスとムービングをもっと速くしたい。意外性とクイックネスで相手DFを凌駕するということです。もうひとつ、ナオのダイアゴナルラン、SBの前から斜めにCBの裏に走り抜けるプレー。これを武器にしたいです。

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J1トップレベルのプレッシャーをいなし、3得点できた点はとても嬉しい成果です。とくに秀人。圧がかかるなかで有効なプレーができるのかが確認したかったところですけど、慌てることなくプレーできてました。いまは秀人がチーム全体のコンダクターですから、秀人が安定するとチームも落ち着きます。アーリアと梶山で相手の圧を分散できていることも好影響なんだと思います。

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権田のフィードが不安定でしたね。ボールがすべっていたのかもしれません。バーレーン戦でも不安定なプレーを見せていたので、ちょっと心配です。集中力を安定させることが権田の課題です。

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ナオがヒーローインタビューで言っていましたけど、東京は精神的に強くなってきました。あの名古屋に先制されるというキビシイ状況で逆転するなんて、2010年までの東京には(たまにしか)なかったことだと思います。ポポ東京。とっても楽しみ。ただ、これからACL蔚山、好調神戸、広島、川崎と難敵が続きます。逆にいうと、ここを勝ち切ると一気に調子の波に乗れると思います。ここをワクワクしながらしっかり応援したいですね。

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ブラボー。