ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

ひよっこロケ地の旅 ―20171008 渋谷―

2017-10-09 12:24:02 | 連続テレビ小説ひよっこ

秋らしい爽やかな晴天です。

半年間つっぱしってきたひよっこも、一度もペースを落とすことなく快調のまま最終回を迎えました。10月になっちゃったけど、最後のロケ地旅です。

それではひよっこロケ地巡りの旅ファイナルをはじめます。「よっしゃ~! すげえ! やった、時子! おめでとう!」「♪好きなんだけど だまってるのさ 大事な宝 かくすように」「♪君は僕の 心の星」「♪君は僕の宝 壊したくない なくしたくない だから好きなんだけど 離れてるのさ 」「♪好きなんだけど だまってるのさ」。時子がツイッギーそっくりコンテストで優勝したとき、三男が喜んでた会場の玄関。

NHKホールです。

ロケ巡りは以上です(^^;。明治神宮に花嫁さんがいらっしゃいました。綺麗でしたー。

続いて、スタジオパークでございます。

Bフロアのスタパの朝ドラコーナーに、はやくもアーカイブとしてひよっこ展示でございます。

わが家はこう見たってイベント毎週やってたんですね。

すずふり亭の看板。

玄関の屋根。

屋根の内側。

ランプ。

OPENのボード。

玄関。

玄関の基部。

ドアノブ。

ショーケース。

すっかり見なくなった3Dピクチャーメニュー。

マッチ。

テーブルセット。

メニュー。

展示コーナー。

向島電機時代のみね子の制服。

乙女寮の規則。

向島電機のAR-64。

ひよっこの台本。

時子が見ていた雑誌。

青春のあかしのポスター。

Cフロアのイベントホールで、オープニングCGの最後の印象的な夕景のミニチュアを観られます。

実際にオープニングで使われたものではなく、田中達也さんがリメイクされたレプリカだそうです。全景①全景②

タイトルバックの作りかた。

小窓からドラマのオープニングちっくに観られます。

小窓からの風景はこんな感じ。

ミニチュアの風景。

田中達也さんがひよっこの奥茨城編の田植えのシーンをオマージュして作った作品。

進が寝てたシーンを再現してあります。

このミニチュアセットには、過去の朝ドラのロゴが8個潜められてます。まずはひよっこ。

うず潮。

たまゆら。

おはなはん。

ゲゲゲの女房。

このスタンプはちゃんと押されてます。

てっぱん。

スタパのスタッフさんも知らなかった作品を見つけてしまいました。おひさま。まだ潜んでいるかもしれませんね。

このミニチュアセットをいつまで観られるのか分かりませんけど、行かれたときはぜひ見つけてみてください。

これにてひよっこロケ地巡りの旅はおしまいです。ひよっこは朝ドラ史上最強のファンタジーでした。ひよっこほどメッセージ性も悲壮もない作品は記憶にありません。良い意味で中身のない、完全なフィクションでした。だからこそ、毎日気楽に観られたのだと思います。どの作品にもかならず倦怠期があるのですけど、ひよっこはまったく感じずに一気に半年間駆け抜けた印象です。本当に楽しかった。キャスト、スタッフの皆さん一年間おつかれさまでした。ありがとうございました。


ひよっこロケ地の旅 ―20170916 相模原―

2017-09-19 23:27:27 | 連続テレビ小説ひよっこ

台風の影響が直撃だった三連休でしたけど、関東では最終日には晴れ間が見えたようです。

いよいよ残り二週となりましたひよっこ。残り二週間でありながら、終わりの見えない展開が楽しいですね。

今回は、神奈川県唯一のひよっこロケ地です。

マップ上でいうと上側、方角では東側に向かいます。

それではひよっこロケ地巡りの旅相模原編をはじめます。「でっけえな!」。

県立相模原公園のフランス式庭園です。

 

「ね~! こごよく映画で出てくるとこだよ」「そうけ?」「うん」「すっごいね!」。

「お~い! お~い!」「あっ!」「あっ!」「アハハ!」。

「お~い! よう!」「ちょっと~」「何だよ? 何がおがしいんだ?」「だって…」「だって何だよ?」「どうしたの? その服」。

「どうしたっておめえ、買ったに決まってっぺ。かっこいがっぺ? ほら、三田明みたいだっぺ? 惚れ直したが? 時子」「は? 惚れ直すもなにももともと惚れてないわ」「あれ? そうだったっけが? おがしいな」「は? 何がだよ?」「何がって…」「すごいなって思いました。一瞬で、茨城にいた頃に、戻ってしまうんだなぁって…」。

「仕事、大丈夫だったの?」「おう…」「行ってきます」「行くの? やっぱり? どうしても?」「えっ?」「俺たちを2人にして、それでもどうしてもおめえは行くのか?」「すみません。行ってきます!」「おう…全然大丈夫だったよ」「いいお店なんだね」。

「よし! 銀座に繰り出すか!」「んだね」「んだ。楽しみ!」「よし、行くべ!」「行ごう!」「行ごう! 行くぞ!」「やめて、恥ずかしいから。「いいっぺ!」。

「3人は、銀座のどこへ向かったんでしょうね。うわ~すごい人ですね。当時、銀座をブラブラすることを銀ブラと言い、とても流行ったんです。銀座通りやみゆき通りをブラブラ歩いて、デパートやブティックで買い物をしたり、おいしいものを食べたり、映画を見たり、多くの人たちが銀ブラを楽しんでいました」。

「はぁ~!」「あ~」「あ~」「あ~疲れだなぁ。しかしどこさ行っても人だらけだな。どっからわいてくんだっぺ、あんな人が」「私たちもそんながの一人だよ」「あっ、そうが」。

「フフフ! でも楽しかった。いろいろ見られて」「そうか? いがった」「うん」「高くてぜ~んぜん何も買えながったけどねえ」「んだね」「んだなぁ。みんな金持ってんなぁ。ちきしょう」。

「でも私、頑張ろうって思ったよ。いづになっかわがんねえけどさ。頑張ってお金貯めて、買えるような人になりてえなって思った。大したもんじゃねえけど。そりゃ世のながにはさ、根っからのお金持ちもいんのかもしんねえけど。今日デパートとがにいだ人は、頑張った人たぢなんだろうなって。だってみんな、すんごく楽しそうな顔して買い物してたよ」「うん」「あれは、頑張った人たぢなんだよ、きっと」「そうかもねえ」「確かに、みんな楽しそうだったなぁ」「うん」「でも買わなくても楽しかったよ。ね?」「うん!」。

「ありがとう…みね子でしょ? みね子がさ、私のために三男に頼んだんでしょ? 今日のこど。三男もさ、無理してくれてありがとう。本当は休むの大変だったんでしょ? ごめんね。ありがとう。あ~あ…。人から心配される人になってしまったなぁ」「どういうこど?」「私さ、何で女優さんになりたかったっていうとね。もちろんお芝居好きだし、いろんな役になれるの素敵だなとも思うしね。華やかで、みんなに「きれい」って言われたりとが、そういうのももちろんあっけど」「うん」「映画とか見でっとぎってさ、私はいろんなこと忘れちゃうんだよね。嫌なこどとか、心配なこどとか、忘れちゃうんだ。それってすごいなぁって小さい頃から思っててさ。そんな人になれたら素敵だなって、思ってた。私なんかさ、恵まれてる方だと思うんだよ。でも、もし恵まれてんだったら、弱ってる人とが、つらいこどたくさんある人とかがさ、私の出てる映画とが見てさ、その間だけいろんなこど忘れられるような人になるべきなんだって…。そう思ってた。でも逆にみんなに心配される人になってしまった。参った」「諦めたわげじゃないでしょ?」「うん。でもさ、何だろ…。私、自信があったのかな。何だかね、東京来てさ、放送局とが行ったらさ、「君を待っていたんだ!」なんて言われんの想像してたんだよね、どっかで。バカだけど。どっかで思ってたんだ、私。でも違うんだなってわがった。全然待ってながったんだなって。星の数ほど私みだいな女の子はいて、その中の一人なんだなって…。そう思ったら急に怖ぐなった。どうなんだろう、私って…。ダメだったらどうなんだろうって…。怖い…。なりたいって気持ちが強くなればなるほど、怖いんだよ」。

「よし、決めだ! 時子!」「何?」「女優諦めろ。で、俺の嫁さんになれ」「はぁ?」「ちょっと三男。今それはねえんじゃねえの?」「うっせ、俺はもう決めだ! 女優ダメなら、俺は絶対おめえを嫁さんにすっかんな。絶対だ! 絶対そうしてみせる!」「何だそれ! ダメって決まったわけじゃないよ。最初だから緊張しただけだ」「ダメダメ、もう諦めろ! な?」「冗談じゃないわ。絶対やだね。あんたの嫁さんなんて!」。

「だったらなってみろよ。泣ぎごど言ってねえでよ! めそめそしてっと、嫁さんにすっと。わがったか?」「バカじゃねえの! 分かったよ! なってやるよ! 死んでも嫌だね、あんたの嫁なんて!」「「死んでも」っておめえ、そごまで言わなくてもいいだろうがよ。死ぬよりマシだっぺ!」「あぁ、なろう! 絶対なろう! 死んでも諦めないわ!」「うだうだしてっともらいに行くぞぉ!」「やめて! もう! 神様! どうか私を女優にして下さい! お願いします!」「神様~。どうか、女優を諦めますように!」「ふざけんな!」「危ねえ、危ねえ、危ねえ!」「神様、女優にして下さい! お願いします!」。

「神様…」「ちょっと!」「まだ言ってねえよ!」「神様~!」「バカじゃねえの、あんたら!」「バカだもん」。

「お父さん。三男はいいやつです。そして、切ない恋心です。恋をしてんだなって、思いました。三男は本当に、時子に恋をしていて、時子は、女優さんという仕事に、恋してんだなって…」「あ~見て!」「うわ~!」「私はまだ恋をしていないのかなと、思ったりしましたよ」「神様~!」「うお~!」「うわ~!」。

「これすげえな! うわ~すげえな!」「俺のこと祝ってくれてんだよ、今。祝福だ」「何の祝いだよ」「俺と時子のだよ」「結婚祝いか?」「みね子!」。

ちょっとお天気が下り坂でしたけど、広々とした公園に遊ぶひとも多くて気持ち良さそうでした。次はどのロケ地に行けるかな。


ひよっこロケ地の旅 ―20170908 大森―

2017-09-10 21:48:30 | 連続テレビ小説ひよっこ

小雨の小田原から新幹線で戻ってきますと、東京は晴れ。関東は広いのです。

続いてやってまいりましたのは、大森。JR大森駅西口です。

西口を出て大井町方面に向かいます。

すぐ、この階段が見えます。

ここを下ると別世界。山王小路商店街です。

それでは大森編をはじめます。「1965(昭和40)年5月」。

「お父さんを見かけたって場所、この辺りなんだって。すいません。この辺りでこの人見かけませんでしたか?」「いや、見たことねえな」「そうですか。ありがとうございます」「すいません。この人、見かけませんでしたでしょうか? すいません。ありがとうございます」。みね子が実さんを探しに時々来てた路地。

「お父さん。こんな東京の知らない場所で、お父さんを知ってますかって聞くのは、何だか不思議な気持ちがします」。

「すいません。この人見かけたことありませんか?」。

「1965(昭和40)年7月」。実さんが突然ぼんやりと現れた路地。

「実さん…ですよねえ。生きていたんですねぇ、実さん。でもどこか雰囲気が変わったように見えますよね」。

「さて、私はというと…」。向島電機時代のみね子も実さんを探していました。

「お父さんがいたというここに、時々来てみるけど、お父さんにはいつになっても会えないし、都心に出ると、まだ怖くて、おどおどしてしまいます」。

「東京に住んでいるのに、東京の人でもないし、茨城からは遠く離れてしまっているし。私は、何なんだろうと思うことがあります」。

「長い暑中見舞いになってしまいました。どうかお元気で、お過ごし下さい。みね子」。

「あの! すいません。この方見ませんでしたか?」「見たことないね」「そうですか。ありがとうございました!」「あんちゃんもしつこいね。人探しは警察に任せた方がいいぞ」「ハハ…そうですよね。はい」。綿引さんも実さんを探してくれてましたね。

「すいません! この方見ませんでしたか?」「分からないです」「そうですか…。ありがとうございました」。綿引さんは高萩に帰る日も探してくれてました。

「胸にまことの 霧がなけりゃ恋はすぐしぼむ 花のさだめ♪」「お父さん…」「綿引さんが、茨城に帰りました」「熱い思いを 胸のこめて疑いの霜を 冬にもおかせぬ わが心の ただひとりよ♪」。

「次の日、すずふり亭に行く前に、愛子さんと寄り道をしました」。

「ここで?」「はい。確かに、お父ちゃんがいた、見たって人がいて」「そう…」。

「結構赤坂から近いんですよ」。

「そうだね…よかったね」。

「はい」。

「お父さん。暖かくなってきましたね」。すずふり亭時代のみね子も時々探しに来てました。

「今日は、この近ぐにある料亭に、出前を届けました。何だか見たこともない世界で、ちょっと怖かったです」。

「今、5分だけサボって、ここに来てみました」。

「また来んね」。

「そうがぁ…。こごで見だ人がいんのが」。みね子が宗男おじさんと来た路地。

「うん。手ががりっつうの? こごしかないんだよね」「そうがぁ」。

「兄貴~! 俺だよ、俺! 宗男だよ! 兄貴! みね子もこごにいんだど! みね子は、東京にいんだど! 帰ってこいよ! 兄貴~! 兄貴! 兄貴~! 兄貴!」。

「兄貴~!」「人捜してんのかよ?」。

「お父ちゃ~ん! お父ちゃん! みね子だよ!」。

「兄貴~! いい年して、かくれんぼとがしてんじゃねえぞ! いい加減よ、出でこねえどよ、父ちゃんに、頭ただかれっど!」「あんまし帰ってこねえと、忘れちまうよ、お父ちゃんのこど! 知んないよ、もう! お父ちゃんのバガ!」。

「兄貴~!」「お父ちゃん!」。

山王小路商店街はほんの1~200mくらいの狭い路地なのですけど、ここだけ時間が止まったような異空間でした。実さんが戻ってきたのでもう登場しないと思うけど、朝ドラは知らない東京に連れてってくれます。

首都圏で判明しているロケ地はあと一つ。本放送中に行けるかな。


ひよっこロケ地の旅 ―20170908 小田原―

2017-09-09 14:30:26 | 連続テレビ小説ひよっこ

東京には一気に秋が訪れました。

ひよっこもいよいよ最終月。あいかわらずどんな結末になるかわからないけど、ラストスパートに向けて快調ですね。

一か月ぶりにひよっこロケ地めぐりを再開します。本日は小田原でございます。

小田原編に登場するのは、宗男おじさんと滋子さん。

小田原城の正面入り口を目指します。赤い学橋を過ぎて、馬出門土橋に向かいます。それでは小田原編をスタートします。「チケット余ってませんか? お願いします!」。ビートルズのコンサートのチケットを求めて人が集まってた武道館の前の歩道。

「チケット譲って下さい。お願いします」。

「大丈夫か? もうちょっと。大丈夫か? 滋子。こっち」。宗男おじさんと滋子さんが走ってきた歩道。

「ここから奥には入れません。チケットがない方は」。

「こっち無理だ。あっちあっち。あっち行くぞ」。

「宗男さんだけでなく、全国から若者が、家出同然で武道館に駆けつけましたが、チケットなしでは近づくことさえ許されませんでした。ビートルズ滞在中に、なんと、6,500人の少年少女が補導されたそうです」。警備員さんがお弁当を食べてた道端。

「大丈夫か?」。住吉橋です。

住吉橋は現在は修復中です。

「もうちょっとだ。もうちょっとだ」。

「ウェルカム ザ・ビートルズ!」。白塀の向こうに見えていた武道館からナレーションが聴こえてきた門の前。武道館はCGです。

銅門です。

「おぉ! おぉ! 揺れでっど、武道館が!」。

「あぁ、んだな」。

「ありがとう! ビートルズ! 俺は、笑って生きてっとう! 俺は、俺は、笑って生きてっとう! おめえも生ぎろ~!」。

「ありがとう! ありがとう!」「ありがとう! イェ~イ!」。

「チケットやんなきゃよかった、もう…」。

「また来およ! ビートルズ!」「また来いよ!」「ビートルズ!」。

小田原城はずっと来たかったのですけど、今日が初めてです。ロケ地巡りは出不精に旅の理由を与えてくれます。せっかくですので、ちょっとだけ小田原城を攻略します。隅櫓です。

馬出門です。

御茶壺曲輪の土塁です。

南曲輪の蓮池です。

常盤木門です。

小田原城天守閣です。

続いては、東京に戻ります。


ひよっこロケ地の旅 ―20170812 赤坂・葛飾・大門―

2017-08-12 21:24:07 | 連続テレビ小説ひよっこ

もうすぐお盆。

実さんが奥茨城に帰ってきましたね。谷田部家が新しい時間を作っていくのか、それとも実さんの記憶が戻るのか、これからの展開が楽しみです。

というわけで、今回は東京のロケ地をめぐります。ひよっこは地元の東京ロケが多く嬉しいのですけど、なかなか時間が取れず、ようやくめぐれます。

それではひよっこロケ地めぐりの旅東京編をはじめます。「この人、覚えていますか? 綿引正義さん」。実さんの消息の情報を得た綿引さんが、みね子に報告するために高萩から上京して走っていた神社の境内。

「元警察官で、みね子の父・実さんの行方を捜してくれていた人ですね」。

「家の事情で、茨城の実家に帰っていたはず」。

「それがまたなぜ? 何があったんでしょう」。

赤坂氷川神社です。

続いては、葛飾区の京成立石駅に来ました。立石駅前の呑んべ横丁です。

左手の北1出口に向かいます。

線路沿いをまっすぐ進みます。

呑んべ横丁はπ字型になっています。πの足の部分はアーケードです。駅から遠い方のアーケードの入り口を目指します。

「ちょっと! 何すんですか!」。お金をかかえた実さんが追剥に襲われた路地。

「それは、大切な金なんです! やめて下さい!」。

「返して下さい! 返して下さい! お願いします!」。

「離せよ! 離せって!」「その金を待ってるんです、家族が! 家族のために働いてつくった金なんです! お願いします! お願いします!」「離せ!」「お願いします!」「離せよ!」「大切な金なんです! 家族が待ってるんです! 家族が待ってるんですよ! お願いします! お願いします。返して下さい! お願いします。お願いします!」。

「離せ~!」。

みね子と美代子さんが実さんと再会した世津子さんのマンションは、実際に使われているマンションでした。私有地なので見学は控えます。

続いては、もうすでにちょっと懐かしい、みね子と純一郎の恋を振り返ります。大門駅のA6を出ます。すぐ山門が見えます。

増上寺です。

「うれしいなぁ」「そんなに来たかったんだ? 東京タワー」。

増上寺の安国殿の門前です。

「はい。赤坂からも、時々見えるじゃないですか?」「うん」「何かかっこいいなぁ。いつか行ってみだいなって思ってたんです」「そっか」。

「島谷さんは来たこどありますか?」「ううん、ない」「本当ですか? いがった」。

「すごいですねぇ」「うん、すごいねぇ。じゃ、行きますか」「はい」。

「大丈夫ですか?」「ハハハ…うん、大丈夫」「苦手ですか? 高いとご」「あ~うん…はい」「だったら言ってくれればいいのに。無理してそんな」「いや~だってさ」「だって?」。

「だってさ、「どこ行きたい?」って、「みね子ちゃんの行きたい所、どこでもいいよ」って言ったの俺だし。そう言ってさ、「いや、東京タワーはちょっと」、とは言えないでしょう、男としては」「そういうもんですか?」「そうだよ。最初の…デートなわけだし」。

「どうぞ、座って。好きみたいだね、みね子ちゃんは。怖くないんだ?」。

「はい、楽しかったですよ。生まれて初めてでしたけど、あんな高いとご、何かウキウキしちゃって。好きみたいです、私」「そう」。

「はい。すごいですねぇ、東京。驚ぎました。どこまででも街があって、すんごい数の人がいんだなぁって。赤坂も見えましたよ。向島はあんましよぐわがんなかったけど…。でも隅田川は分かりました。海も見えましたよ、海!」「へぇ、海かぁ」。

「はい。おなが減りましたね。あれ、食べませんか?」「いいね」「あっ、私に買わせて下さい」「いや…」「だって、入場券とが、エレベーターのお金とが出してもらって。あまりに高いから私、階段で行こうかと思いましたよ」「フフフ!」「無理ですよね、いくら何でも。ちょっと買ってきます」。

「いらっしゃい」「すみません、これを2つ下さい」「はい、16円になります」。

「うん、うまい!」「うん! フフフ…。あの…」「ん?」。

「私、もう一つ行ってみたいとこがあんですけど」「後楽園のジェットコースターは、無理だよ」「違いますよぉ。う~ん、まぁでも、遠いのがな」。

もうそろそろひよっこもクランクアップですね。10ヶ月あまりの長丁場、おつかれさまでした。放送も2ヶ月を切りました。カウントダウンはさみしいけど、最後まで先の読めない展開を楽しみにしたいと思います。