あまちゃん本放送ロケ地の旅、これが最後になります。秋の文化週間2回目のNHK放送センターです。
NHK文化祭2013は、巨大どーもくんが迎えてくれます。このどーもくん、中に入れます。
ここで、お昼にまめぶ汁を食べようと思っていたのですけど、売り切れてました。じぇじぇ。
たーちゃん。お母さんが「たーちゃんと一緒に写真撮ろ」と言ったら、女の子が「たーちゃんヤダー。どーもくんがいい」。呆然とするたーちゃんw。
放送センターの入り口です。文化祭の今日は一般の人もなかに入れます。局に入るだけでもワクワクします。
なかに入ると、文化祭のウェルカムステージがありました。何もやってませんでしたけどw。
ステージの左手に階段がありました。階段下では、ロボコンのロボット操作を実演していました。階段をあがりますと、チャロが迎えてくれます。案内にしたがって右に行きます。
2階に上がるとワークショップをしてました。そこを過ぎて右手。ここから制作のフロアみたいです。ワクワクしますねー。
ここは、スタジオがあるフロアのようです。普段、どんな番組を制作してるんでしょうね。
今日の目的地、スタジオ511です。CTってなんだろう?
2013年文化祭のテーマは、テレビ60年の歩み。
入り口が防音壁で、スタジオの雰囲気がいっぱいです。
部屋のなかに入りますと、はに丸がいました。懐かしいですねー。
懐かしいキャラがいっぱい。にこにこぷん。
ぐ~チョコランタン。
壁面に、各放送局の伝説の番組が紹介されています。
事件記者。さすがに生まれる前なので、見たことはありません。
連想ゲーム!。「壇さん大和田さんで壇さん」
ひょっこりひょうたん島。井上ひさし先生が今年お亡くなりになりましたね。
ブーフーウー。
じぇじぇ。ウニとウニ丼。
スタジオ511の全景です。天井の照明でスタジオのなかにいる気分がします。さて、真ん中に見えておりますのは。
夏ばっぱの家の玄関です。
ついに、念願かなって撮影セットを見ることができます!。天野家の玄関。大吉さんに送ってもらったアキちゃんが、初めて夏ばっぱの家に来た初回から登場していましたね。数多くのシーンで使われていますけど、皆さんはどんなシーンを思い出しますか?。
玄関の灯り。
玄関の左側に、天野の表札。小袖の古いお家は、こんな感じに苗字が書かれています。
北三陸に帰ったアキちゃんを家まで水口さんがおっかけて来たときに映ってた、これは何でしょうね?
玄関を入って右側。あのかわいいウキがあります。離婚して東京に帰っていく正宗さんと春子さんが握手した玄関。
玄関を入って左側。飾りぼんは、アメニモマケズだったんですね。
下駄箱とちりとり。
玄関の天井。右側。さすがにむき出しですね。
同じく玄関の天井。左側。
局の制作のかたが説明してくれます。ウニは、ナイロンのケンザンみたいな部品を組み合わせて作られています。ケンザンというか、お刺身についてる菊の模型のデカイ奴をイメージしていただくといいかもしれません。
「ジェームズ・ブラウンかよ」。失恋したアキちゃんがタオルを投げ捨てた上がりかまち。
いっそんがサインを自慢していたのもここ。
自分は、「囲炉裏の前にいるアキは、い、い、囲炉裏ちゃんだね」「うひっ」「笑ったー」「笑ってねぇ」が一番好きなシーンです。
玄関のなかの灯り。
玄関の右側には、天野家の家紋があります。
天野家の家紋。これもドラマのためにデザインしているんですね。
なんと、鬼瓦も天野家を主張していました。
居間の縁側から玄関を見ます。
玄関の石畳。石畳風のプレートを敷いてあるんです。
玄関の下側。よく見ると、板を張り合わせてあります。
屋根の端。見事なエイジングです。
居間の縁側。美術スタッフのインタビューが流れていました。じっくり見たいです。八重の桜のドラマ館でも同様のビデオが流れていたなー。
居間の縁側の全景。玄関と同じく、皆さんはどんなシーンを思い出しますか?
「ウニが勝手に入ってきたんでねぇか?」。安部ちゃんが入れてくれたウニを自分が獲ったと思い、アキちゃんが夏ばっぱと春子さんに報告していましたね。
東京に行くアキちゃんが、春子さんに「ママはどうするの?」と聞いていたのもここ。
「で、いつまでいるんだっけ?、種市先輩」「あー、お盆あたりまでって言ってた」「あたりまでって。ザックリしてんなー。あのね、アキちゃん。おせっかいかもしれないけど、ね。自分勝手でいいと思うんだ」「う、オラ割と勝手なほうだけど」「こんな田舎で遠慮してたら、あっという間にこうなっちゃうよ。え?、なりたいの?」「・・・」「失礼しましたー!」。ユイちゃんが潔かった縁側。
春子さんの衣装と、アキちゃんの絣半纏。
ユニークな風鈴。
洗濯はさみの籠と、わかめ。このわかめはビニールなんだそうです。
たらい。そういえば夏ばっぱの家で洗濯機は出てこなかったですね。ひょっとして現役のたらい?w。
盆栽。夏ばっぱは盆栽もやってたんですね。
玄関とはデザインの違うこれは、カラス除けですかね。
ひさし。ひさしの下の金具は何なんでしょうね。
玄関の背面。玄関と室内の間の襖にあたります。寒さ対策で、こういう作りになってるんですね。ドラマでここが閉まっているシーンは一度も無かった気がします。
各局の箱馬。CXだけ提供されなかったんだそうです。ここでも制作スタッフさんが丁寧に説明してくれました。ドラマ制作現場では、メートル法ではなく尺寸法が使われるんだそうです。この箱馬が尺、寸のサイズになってるんだそうです。局によってサイズと重さが違います。NHKは軽いほうでした。箱馬を並べて、サイズを測るそうです。
江戸間と京間の違いがあるのか聞きましたら、NHKでは違いはないんだそうです。ただ、柱などの部材がサイズの違いで2種類あって、江戸間と京間ではないけど、寸法の違うセットが作れるんだそうです。
必ずしも箱馬のサイズ通りにセットを組むわけではなく、あくまでも目安なんだとか。だから、「気持ち外して」みたいな、フレキシブルなサイズ調整が、現場で行われるんだそうです。
柱やガラス戸などが、組み合わせで使われるんだそうです。
部屋の内側です。
白壁に見えますが、これもボードの部材。
先ほどの箱馬は、こんな感じで使われています。
玄関から向かって右側の壁。実際の撮影時も、こんな感じなんですね。
ドラマで、玄関の右側の内部が登場することは無かったですけど、いったい内部はどうなってるんでしょうね。
天野家玄関セットをぐるっと一周しました。玄関脇に置かれていた、ウニを入れる桶。
あまちゃんオープニングで能年ちゃんになりきれるコーナーです。NHKのCREATIVE LIBRARYとのコラボレーションです。
こんな機材が使われていました。
スタンバイ。なりきり風景。
潮騒のメモリーズポスター第二段のイメージ合わせは、こんな感じで行われているんですね。
そして、最後に、あまちゃんドラマの原点に触れます。ドラマの絵コンテです。人物相関図。
アキちゃんのイメージデッサン。秋冬バージョン。
アキちゃんの夏バージョン。
夏ばっぱのイメージデッサン。
春子さんのイメージデッサン。
海女レンジャーww。海女さんズはお洒落設定なんですね。
袖が浜港のイメージデッサン。
袖が浜の夫婦岩を背景に、北三陸に帰ってきた春子さんと、迎える夏ばっぱ。
これにて、あまちゃん本放送ロケ地の旅は、おしまいでございます。ロケ地の旅は、ドラマのイメージを五感で感じることができるのが魅力ですけど、あまちゃんの旅は、格別でした。久慈や小袖海岸に訪れる機会はなかなか無いと思うのですけど、今年二度もお邪魔できたのは、あまちゃんがつないでくれた縁だと思います。
あまちゃんは、東日本大震災をテーマにした、朝ドラ史上でも特別な作品でした。震災を真正面に捕らえつつも、多くの魅力を織り交ぜた稀有な作品だったと思います。朝ドラは半年間の長帳場ですから、かならず一週くらいはつなぎの週があるんですけど、あまちゃんは全編通じて、まったく飽きることがなかったです。その意味でも、金字塔だと思います。
半年間、本当にありがとうございました。本放送のロケ地旅はこれにて完結しますけど、スピンオフや続編での再会を願って、ひとまずのフィナーレといたします。