ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

小金井公園の桜2019

2019-03-31 21:24:12 | まち歩き

雨上がりの日曜日。

土曜夜の雨のおかげで、花粉も埃も洗いながして、公園にクリーンな空気をもたらしました。

それでは、今年も桜をめぐります。今年は新発見があって楽しかったです。

まずは小金井公園の主役。小金井薄紅桜。

西入り口を豪華に演出する、駒繋。

陽光。

櫻の園の桜は、染井吉野以外まだ開花してませんでした。御車返。染井吉野も七分咲きですので、小金井公園の見頃は来週ですね。

山桜。

ついこの前まで小さな木だった越の彼岸桜が、すっかり大きな木になってます。

越の彼岸桜。

三春の滝桜と同じ江戸彼岸。

薬師桜。

薄墨桜。

子福桜。

愛すべきおばか桜こと十月桜。季節ごとに咲きますけど、花が季節ごとに違います。

小金井公園の女王、衣通姫。

大島桜。

枝垂れ桜。

今年、新発見でした。神代曙。

衣通姫のように、白とピンクが混ざった繊細な色で、陽光にように花柄が長く、花の重さでおじぎしてます。

そのほかの春の花も。花桃。

みつまた。

年のよっては一斉に咲く小金井公園ですけど、今年は種ごとに時期ずれしているようです。いろんな種類を長く楽しめそうですね。


2019J1リーグ第5節浦和レッズvsFC東京@埼スタ20190330

2019-03-30 22:53:24 | FC東京

満開を迎えた東京。

時代のはざまの週末。

人生で二度目の改元はただ受け入れるだけなのですけど、案外そういうことが嫌いではなく。俺の東京♪

平成に幕を下ろす対戦は、相性の悪い埼スタです。You'llNeverWalkAlone♪

レッズの作戦をうまく使って試合を巧みに運びましたけど、最後の最後に悔しいドロー。

東京はA代表とU-22代表に拠出した影響でちょっとだけターンオーバーです。シフトはスクウェアの4-4-2。GKは彰洋。CBはヒョンスとモリゲ。SBは成と諒也。CMは洋次郎と全国にその名を轟かせた拳人。メイヤは右に今日は晃太郎左に慶悟。2トップはディエゴと謙佑です。

浦和は大きく闘いかたをアジャストです。怪我人が戻り、徐々にレッズらしい編成になってきているのでしょうか。シフトはダイヤモンド型の4-4-2。GKは周作。CBはマウリシオと槙野。SBは右にモリ左に宇賀神。アンカーは復帰したカピ。メイヤは右に長澤左にエヴェルトン。トップ下は陽介。2トップは慎三とこれまた復帰のムトゥです。

前節勝ってますので浦和がアジャストした理由はよくわからないのですけど、主力が戻ったというポジティブなものか、新戦力がはまらないというネガティヴなものか。いずれにしろ、急なアジャストなので手探り感があったのは否めないでしょう。

浦和の狙いは、おそらくコンサバティブな発想に基づいていたと思います。まず東京の超高速ロングカウンターの芽をつむこと。そのためにポゼッションを上げてリスクをコントロールします。

浦和の志向はサイドです。結果的に東京がこの志向を逆手に取るわけですけど、その意味で、今日の試合は奇妙な共同作業の様相をていします。浦和がサイドに基点を作る理由は、できるだけ高い位置でポゼッションすることで、トランジションがあったとしても東京の起点を下げるためです。もうひとつは東京の主戦である中盤中央の守備強度を嫌い、直接的な対決を回避するためです。

いちおう浦和は、ダブルスタンダードというかあわよくばの作戦も持ち合わせます。狙いは成と諒也の裏のスペース。モリもしくは宇賀神が基点となり、これにアタッカーが下がって絡むことでカオスを作ります。これにより生まれたフリーマンがサイド深くにむけてスペースメイクを繰り返します。有効なリスクヘッジですし、アタッキングサードですからチャンスにもなり得ます。

浦和のミニマムの思惑の範囲内では機能したといえますけど、客観的に評すると失敗です。たしかにサイドで基点を作れますけど、インサイドとのパス連携が続きません。それゆえ積極的な仕掛けを諦め、最終ラインを経たサイドチェンジを繰り返します。

この原因はアタッカーの役割が複雑すぎたことにあると思います。今日の浦和は、守備時には陽介が真ん中に下がってスクウェア型の4+4になりますけど、基本思想はダイヤモンド型です。なので、ミドルアタッカーは陽介、長澤、エヴェルトン。これにムトゥが加わり、都合四人でゲームメイクを担当していました。これが複雑性を生みます。四人はポジションレスで、それぞれの動きに応じて自分のポジションを見つけていました。かなりの練度が求められる作戦ですから、スクランブルには向かず。ようするに調整不足というところでしょう。

いちおうなんとなくルールがあって、陽介のポジションに合わせて長澤とエヴェルトンが動いていたようです。陽介は攻撃サイドのSBに近づき、リズムメイカーの役割でした。ただ、陽介が作るリズムが単調だったため、ポジションレスの割にカオスを生み出しません。これは陽介の問題というより、攻撃のハブとなる選手のポジショニングの問題だろうと思います。

いかんせん、陽介は長澤と、よくいえばポジションを共有悪くいえば役割がかぶっていました。長澤が陽介の役割を代行できることがあっても陽介が長澤の役を担えません。それゆえか、陽介が、チームのリズムを作りえなかった要因のひとつになっていました。

浦和はこれを解消するために、ムトゥを下げ、さらに慎三を下げてでもチャンスを作ろうとします。中盤の人数をかけますから、アタッキングサード深くに入ることができるようになります。でも、その先が続きません。

そこには東京の巧妙があります。東京が浦和の作戦を予見していたのかはわかりません。でもサイドに出してくれることは、東京の本質からみると大歓迎です。東京は守備基点の発想ですから、浦和がこれまた浦和の本質である中央の連携を捨ててくれることは、自ら対策しなくてもリスクヘッジできることになるわけです。

作戦上の利点は他力だったにしても、これをメリットに結びつけるのは選手の技術と献身性です。最終的にサイドのリスクを取り除いたのは晃太郎と成、慶悟と諒也のセットがサイドチームとしてのタスクを乱れさせることなく遂行し続けたからです。今日のMVPは建英ですけど、試合を作った功労者は、間違いなくサイドの四人。

さりとて、浦和の攻撃を受けるポイントが低すぎたため、トランジションが攻撃の起点になりません。東京はこれをあえて是としますけど、点を取るためにはいつかモードを変えなければなりません。試合のキャスティングボードは東京が握ります。

東京が前半で有効な攻撃ができたのは、ほぼ前線の二人の個人技術が浦和守備陣に優った場合のみ。それでも、ディエゴも謙佑も自分の活かしかたを心得ていて、数は少ないけど浦和に脅威を感じさせるに足るチャンスを作れていました。前作はおそらくそれで十分。

前半は、東京の巧みなコントロール下で推移し、スコアレスのまま終了。

後半頭からオリヴェイラさんが動きます。陽介に代えてマルティノスを左メイヤに投入します。エヴェルトンがトップ下に回ります。あいまいだったアタッカーの役割を整理するため、前半にはいなかったドリブラーアタッカーを設定し、かつサイドに固定します。これにより浦和は攻撃ルートを意識することができるようになります。浦和の攻撃が活性化します。

でも、浦和の確変は長持ちしません。そもそもコンセプトをタスクに落とし込み切れていませんから、少しばかりテイストを変えても付け焼き刃ということでしょう。東京にしてみれば、ようするに浦和はサイド基調であることに変わりはないので、引き続きサイドのケアに集中すればいいわけですから。後半も東京のサイドチームはぬかりありません。

ふたたび前半のリズムを取り戻したところで、ついに健太さんが動きます。謙佑に代えて建英を同じくトップに投入します。東京のモードチェンジのときがきました。

健太さんの答えは、マイナーアジャストです。健太さんのこういうところが、ロマンチストならぬ勝負師たる部分なのでしょう。過度なリスクを負わず、マイナーチェンジで必要最小限の効果を得る。すなわち、一点を取るために攻撃方法を変えます。オリジナルモードはいわずとダブルスプリンターシフトです。それに対しモードチェンジ後は、ザ・タケフサシフト。

なんというか、ついにというかようやくというかはやくもというか、建英が東京のエースになる日がきました。東京は建英を中央におきボールを集めます。建英の突破力をチームのストロングポイントに据えて、まわりの選手が建英が作るチャンスを信じパスがくる態勢を作ります。

代表クラスがひしめく浦和の中央に、建英が君臨します。建英投入当初は、チャレンジも浦和に跳ね返され続けますけど、ついにその時が訪れました。

75分。マルティノスの左アタッキングサードでの仕掛けを成がカット。大きくこぼれたボールが前方の建英に渡ります。建英は寄せてきたモリと体を入れ替えながらキープ。超高速ロングカウンターモードに入ります。浦和陣に入り、マウリシオが寄せてきたタイミングで前方のディエゴにパス。これがちょっと足元深くに入りますけど、ディエゴは巧みにさばいて建英に戻します。難しいイーブンボールを拾った建英はバウンドにタイミングを合わせ、左サイドにダイレクトスルー。そこには上がってきた慶悟がいました。アタッキングサードに入って追いついた慶悟は、ダイレクトでクロス。そのままゴール前に上がったディエゴにピタリと合いました。まさに伝家の宝刀超高速カウンター炸裂。浦和0-1東京。

試合を決めるプレーをみせてくれるのがエースの条件だとすると、建英はまさにワンプレーで試合を決めました。少なくともラスト1分までは。結果は建英にいかんともしがたい理由で勝利には至らなかったけど、ぼくらは時代の変わり目に、新しい王の戴冠をそう遠くないうちに目撃する予感を確実に感じました。

先制することで、名実ともに東京がオーガナイズすることになります。浦和は相変わらずワンパターンの攻撃を繰り返すのみ。誤解でなければ浦和ゴール裏すらも思わず動揺の悲鳴をもらしていました。

それでも、さすがオリヴェイラさんはネバーギブアップ。打ち手を秘めてます。二枚同時代えです。宇賀神に代えて山中を同じく左SBに投入します。

カピに代えて健勇をトップに投入します。ムトゥがトップ下、エヴェルトンがアンカーにそれぞれ回ります。

この作戦が一気に流れを変えます。浦和は、ひとりで試合をコントロールできる山中にボールを集めます。前半に陽介に期待していたタスクが、終盤にきて突然出現します。さらにエヴェルトンが真ん中に入ったことで、パスのさばきがスムーズになります。

試合を落ち着かせたい東京は、思わず受け基調に回ります。ちょっと危険だなぁと思ってヒヤヒヤしていたのですけど、ここでもサイドチームの粘り強い集中と、ディエゴと建英のファストアタックが効いて、ぬるぬると浦和の反転攻勢を跳ね返します。

ここからが今日のターニングポイントでした。東京はカードが二枚残っていたので打ち手はありました。それを行使するか否か。非常に繊細な状況だったので、リズムが壊れるのも怖いし、さりとて山中を軸にした反転攻勢も脅威です。健太さんに選択のチャンスがあったとすると、浦和にワンサイドに押し込まれる時間帯を凌ぎ切った直後、ちょうどディエゴが痛めたあたりだったかなと思います。

そして、最後の最後に野獣が咆哮します。

90+4分。東京陣のモリのスローインから。右ライン際で、モリ、ムトゥ、モリ、長澤、ムトゥと細かいパスをつなぎます。でもムトゥは手詰まり感を覚えたのでしょう。ここで大きく、ダイレクトにサイドチェンジします。これまではサイドチェンジは最終ラインを通していましたけど、このムトゥの判断が奏功します。この時左サイドでは山中がフリー。ムトゥのパスを受けたエヴェルトンは山中に渡します。フリーのままの山中はなんなくルックアップ。ゴール前では、慎三と健勇に、東京は最終ラインが揃っていて4on2の数的優位です。このままであれば山中のクロスは防げたでしょう。でもこの時、ひとりの影が。長澤とのタベーラをイメージして上がっていたモリが、ムトゥのサイドチェンジで放置プレーにされかけていたのですけど、野獣の感でそのまま居残っていました。それをみた山中はフリーのモリにクロス。モリは合わせるだけでした。浦和1-1東京。

おそらく、時間もなかったしスペースがあったのでモリはなんとなく居残り、山中もモリと意識せずフリーマンが絶好のポジションにいたのでパスを出したに過ぎないでしょう。いわば、負けている状況のラストプレーだったからこそ起こった事故、でした。それにしても、そこにいるあたりがやっぱりモリは役者です。

このまま試合終了。浦和1-1東京。

悔しい。ホント悔しい。これまでの浦和戦で記憶にないほど完璧に浦和を凌駕しましたから、ハードラックに泣きおどります。

でも、あくまでもファンなので、まーこんな日もあるさ、に留めたいと思います。たられば満載で、アフターマッチ居酒屋トークネタに困らない結末でした。キャスティングも含めて(^_^;)。こういう日こそ、サポ気質を全開で、遠慮せず思うがまま愚痴ってみようじゃありませんか(なんだよモリワキめ(*`ω´))!

次節は、誕生日マッチ。すっきり切り替えて勝利でお祝いしてくれるとを期待します。


まんぷくロケ地の旅 ―20190323 連続テレビ小説「まんぷく」セット公開―

2019-03-29 21:42:39 | 連続テレビ小説まんぷく

春満開ですね。

ひさしぶりにまんぷくロケ地めぐりの旅です。まんぷく食品の本社ビル。御堂筋ダイビルです。

ロケ地めぐりの旅は以上^^;。今日の目的はBK。

NHK大阪放送局です。過去の作品タイトルロゴが潜んでて、探すのが楽しいです。

本日は、BK朝ドラのフィナーレ恒例の、セット公開です。

今年はファイナルイベントがなく、アトリウムの展示だけのコンパクトな内容です。

展示内容は、幸田家、白薔薇、即席ラーメン研究所です。池田商店街に見立てた円形の空間の周囲にセットを配置しているので、人の導線がスムーズでした。

福ちゃんと萬平さん。

それでは見学をスタートします。まずは商店街に入る前に、外周の展示から。こちらはポスターです。

まんぷくラーメンのポスター。

大急百貨店、牧歯科、ダネイホンのポスター。

世良商事もポスターがあったんですねー。

漫画版まんぷくの記念撮影のコーナー。

まんぷく食品の商品のコナーです。

まんぷくラーメン。

まんぷくラーメンの試作の過程。

麺を揚げるネット。

試作の最終工程のまんぷくラーメン。

まんぷくラーメンのパッケージデザイン。

まんぷくラーメンの出荷用の段ボール。

ぱちもん達。

まんぷくヌードル。

まんぷくヌードルのパッケージデザイン。

まんぷくヌードルの蓋のデザイン。今のカップヌードルとは原材料表記が異なりますけど、おそらく当時のレギュレーションの表記を再現しているのだと思います。

まんぷくヌードルの出荷用の段ボール。まんぷくラーメンよりも洗練されてますね。

ほとんど登場しなかったけど、まんぷく食品のその他の製品。

即席ラーメン研究所の屋根の部分。

セットが本物であることを証明する裏書。こういうのを探すのが楽しいんです。

それでは商店街に入ってみます。アーケードのバナー。

街灯。

池田商店街の設定のデッサンです。

今井一家のお衣装。そういえば、最終週で鈴さんが亡くなると今井家はなくなってしまうんですね。

福ちゃん。主要キャストはテーマカラーが設定されています。福ちゃんのテーマカラーは蒲色と常盤色。

萬平さん。落葉色と油色。

鈴さん。こきはなだとかきつばた。

咲姉ちゃん。卯の花色と肉色。

幸田夫婦。克子さんははなだ色と牡丹色。忠彦さんは青竹色と金茶。

幸田家の屋根の部分。

耐震構造なのか、斜めに壁板が渡してあって、これまでのセットにはなく面白いです。

続いては、忠彦さんと名木くんの親子展です。

ドラマに出てくる作品はすべて苅谷昌江先生の作品だそうです。まんぷく個展を開いていただくとゆっくり鑑賞できてうれしいですね。

忠彦さんのあいさつ。

主催と協賛がすごくローカルw。

「カラスでカオスとエロス・1970」、「ラーメン・1958」

「踊る女・1958」、「着物の女・1957」

「義母の肖像画・1947」、「アンコウ・1946」

「家族の絵・1942」

「文鳥と手・1938」「トラフズク・1942」

そして忠彦画伯の代表作「桜・1942」

名木くんの作品も。「カオスとカボスでエロス・1970」

まんぷくのセットの紹介です。

まんぷくでは観ることができないのですけど、できれば来年はT-1スタジオの公開を再開してほしいです。

それではセットにまいります。最初は幸田家。

玄関。

玄関の床。

下駄箱。

階段。二階は出てこなかったですね。

内側から見るとこんな感じ。

玄関の天井。

アトリエの入り口。

玄関の外壁。

アトリエの外観。

謎の鳥。

小窓から見たアトリエ内部。

反対側に回って、アトリエのベランダ。

温室。

よく家族がアトリエの様子をうかがっていた窓。

花壇。

かわいい鉢がありました。

鳥かご。

ベランダにも鳥かご。

ベランダの床。

ベランダのひさし。

アトリエの屋根。

アトリエの内部です。

ここにもドラマ中に登場した作品が展示してあります。

幸田家の内部は戦中戦後とあまり変化がないのですけど、アトリエは動物の時代、青の時代、女の時代、抽象画の時代、そして最後の名木時代と、少しずつ変わっています。名木時代は謎の飾りであふれてます。

続いては、パーラー白薔薇です。OK(^_^)/

看板。

アキラさんとしのぶさん。

入り口から見た店内。

入り口のガラガラ。

壁の飾り。

懐かしいですね。おみくじ。

ジュークボックス。

椅子。

メニュー。

山盛りカレー。

幸ちゃんとダビンチくんが座ってたボックス席。

天井。

忠彦さんの絵。

アキラさんの職場、キッチンです。

NHKの美術スタッフのこだわりを感じますw。

床。

ばたんこドア。

キッチンの台所用具です。

最後に、即席ラーメン研究所。

外観。

内部。

即席ラーメン五か条。

ラーメンカッター。

3分待つ時計。

ラーメンを揚げるネット。

萬平さんのノート。

大鍋。

まんぷくラーメンの売り上げ目標。

まな板。

流し。

扇風機。

天井。

床。

研究所の道具たち。

まんぷくの本放送期間中のロケ地めぐりの旅は、これにておしまいです。

まんぷくは、あくまでも萬平さんにまつわる必要最小限のエピソードにおさめたおかげで、大きな谷がなく半年間を過ごせましたね。その分、キャラクター設定を細かくして、ちょっとしつこくて過剰な演出でストーリーの単調さを補えた印象です。ここ数年、後半戦に苦しんだBK作品でしたけど、最後までたいかなく通せたという意味では、101作目以降のジャンピングボードになりえる作品だったかもしれません。

ロケ地めぐりファンとしては、ちょっとロケが少なめだったのが残念です。前半のロケシーンが多かった半面、後半はほとんどありませんでした。それから、同じ場所で集中してロケしたのも特長でした。今後の作品でも同じような傾向になるのかな。

半年間、楽しかったです。ありがとうございました!


いだてんロケ地の旅 ―20190322 いだてん展―

2019-03-23 23:53:52 | 大河ドラマいだてん

東京は、金曜日に開花宣言がありました。いよいよ春本番ですね。

やってまいりましたのは、春のスタパまつり2019開催中のスタジオパークでございます。

ずっと来たかったいだてん展をようやく観られます。

はやくも、なつぞらのビジュアルが掲示されてました。

まんぷくもあと一週間でおしまい。いよいよさ来週からなつぞらがはじまります。はやいものですねー。

本日はタイミングよく無料公開の日。

それでは、いだてん展に参ります。

会場はイベントスペースです。

中で写真を撮るとTNGのワッペンがもらえますw。

登場人物の紹介パネル。

キャストの等身大パネルです。

金栗四三役の六代目中村勘九郎さん。

田畑政治役の阿部サダヲさん。

春野スヤ役の綾瀬はるかさん。

古今亭志ん生役のビートたけしさん。

三島弥彦役の生田斗真さん。

嘉納治五郎役の役所広司さん。

衣装のコーナー。

四三の普段着。

痛快男子三島弥彦のスーツ。

吉岡天狗のユニフォーム。

小道具のコーナー。

四三の足袋。

実次が代筆した、四三の母シエの手紙。

東京師範学校のマラソン大会のポスター。

天狗倶楽部のコーナーです。

天狗倶楽部の旗。

天狗倶楽部のメンバー。

天狗倶楽部のユニフォーム。

三島家の応援団扇。

奮え〜♪(´ε` )

天狗倶楽部の小旗。

凌雲閣のバー、ZYUNIKAIの小道具。

冒険世界とビール。

マッチ。

凌雲閣の提灯。

Bフロアにまいります。

Bフロアの展示は、キャストさんのサインと作品の紹介パネルです。キャストさんのメッセージです。
中村勘九郎さん 「体力 気力 努力」
阿部サダヲさん 「東京オリンピック」
役所広司さん 「順道制勝!」
綾瀬はるかさん 「皆さんの心に届きますように♡」
森山未來さん 「美濃部孝蔵」
生田斗真さん 「痛快男子」
神木隆之介さん 「よろしくお願いします!」
大竹しのぶさん 「頑張るばい!!」
ビートたけしさんはサインのみ。
杉咲花さん 「お楽しみに!!」
杉本哲太さん 「言語道断!」
松尾スズキさん 「見てください!」
永山絢斗さん 「アルギニンに感謝!」
中村獅童さん 「金栗実次」
橋本愛さん 「おなご最高ー!!!」
勝地涼さん 「ぜひっみてください!!」
峯田和伸さん 「応援よろしくお願いします!」
満島真之介さん 「仲間を信じて、自分を信じる。それがてんぐくらぶ。」
古館寛治さん 「ぜったい観てね!!」
川栄李奈さん 「よろしくお願いします!」
シャーロットケイトフォックスさん 「YAMATO DAMASHII」
池波志乃さん 「美濃部りん」
竹野内豊さん 「安仁子命」

作品の紹介パネルです。

いだてんを応援しています。自分の琴線に触れてなおかつ人気がない作品はめっちゃ応援してしまう性分なのですけど、いだてんはそれを除いても素直におもしろくて、毎回楽しみです。不可抗力で事件に巻き込まれたし、相変わらずクドカンっぽくくすぐりが意図的で大人計画を使い過ぎだけど、そんなアクを含めて宮藤さんの魅力だから、これからもぜんぶ楽しみたいと思います。

個人的にはこのまま人気が出ないままでもいいかなと思ってみたり。現代ではまずあり得ないけど、たまには時間が経ってから評価される作品があってもいいかなと思います。

大河はやめちゃったのだけど、ひさしぶりにロケ地めぐりしたくてうずうずしてます。


2019J1リーグ第4節FC東京vs名古屋グランパス@味スタ20190317

2019-03-18 18:00:20 | FC東京

春一番がやってきて、いよいよ本格的な春が近づいてます。

そろそろ卒業シーズンに入ったのか、今週は晴れ着姿をよく見かけました。

二戦連続のホームゲームに迎えますは、去年と真逆の絶好調でスタートした名古屋。You'll Never Walk Alone♪

作戦通りにきっちり仕事を仕切って、クリーンシートの快勝です。

東京は心配された謙佑が、元気に古巣対決に参戦です。シフトはスクウェアの4-4-2。GKは彰洋。CBはヒョンスとモリゲ。SBは成と諒也。CMは洋次郎と拳人。メイヤは右に建英左に慶悟。2トップはディエゴと謙佑です。

名古屋は前節と同じ布陣です。シフトはスクウェア型の4-4-2。GKはランゲラック。CBはまると中谷。SBは右に宮原左に豊。CMはシミッチとヨネ。メイヤは右にガブリエル・シャビエル左に和泉。2トップはジョーと赤崎です。

絶好調の名古屋と絶好調のうちに対戦できることはホントに幸せなことだと思います。好調同士の試合は、変なエクスキューズがなく、やりたいサッカーの剥き出しのぶつけあいを堪能することができました。はやくも今シーズンベストマッチといってよく、90分間があっという間でした。

名古屋を観るうえで欠かせないのは、どうしても風間さんのサッカーです。風間さんといえば、現在のJリーグの頂点である川崎の礎を築いたかたですから、近い将来に同じ結果を期待する名古屋のサポのみならず、ぼくらも川崎的なサッカーを想像します。

でも、現在地の風間さんはリアリストです。エキセントリックなイメージがあるわりには案外と現状をふまえる王道派で、結果を出すために、持てる布陣に応じたサッカーをするといったほうがよいかもしれません。

もちろん、攻撃権を持つことが最大の守備の安定という根底の思想は変わってないのですけど、名古屋での攻撃方法は川崎の奇妙奇天烈なそれとは異なり、オーソドックスな方法を採用しています。

もうひとつの今年の名古屋の特長は、絶対エースジョーです。ジョーの圧倒的な得点力は、昨シーズンの成績を引き継ぎ、今年も脅威です。名古屋での風間さんのサッカーは、つまりジョーに点を取らせることから逆算したサッカーということです。それが結果的にジョーのゴール量産を生んでいるのでしょう。超簡単にいうと、ジョーで基点をつくってSBを上げ、シャビエルと和泉がサイドへのルートとタイミングの判断を司り、最後はジョーをターゲットにズドン。ね、シンプルでしょ?

さて東京は、同じ風間オリジナルとはいえ、複雑怪奇な川崎と異なりシンプルで分かり易い名古屋のサッカーを封じにかかります。これには攻守両面での対策が施されていました。

まずは攻撃から。今日の東京は、ポゼッションを一切合切封じて、徹底してロングカウンターを狙い続けます。CMから後ろがボールを持つと、間髪いれずアタッカー全員が裏のスペースを目指してスプリントを開始します。

これには名古屋の守りかたのポリシーが影響しています。名古屋はSBの攻撃参加が肝です。なので、基点であるジョーにできるだけ高い位置で渡したいのです。そこで中盤のチェイスを厳しくしてトランジションを図るわけですけど、これを実現するために4バックが非常に高いライン位置を設定し、中盤のプレッシングが効きやすくします。当然のことながら、名古屋の最終ラインの後方には常に広大なスペースができます。マリノスと考えかたのベースは似ていますけど、GKをリベロとしてセーフティネットをはるマリノスに対し、名古屋はスペースをスペースのままど解放しています。名古屋の失点が多いのは、必然でしょう。

風間さんのチームとの対戦が楽しい試合になるのは、風間さんに相対性に対する発想が薄いからだと思います。当時の川崎も名古屋も、自らのサッカーに準じることを最良としますから、チームとして非常にノーブルです。だからそういうつもりはなくても潔くなります。さながら「スペースを狙いたいならどうぞご自由になさってください。我々の視点はそこにはありませんから」といっているようです。そしてもちろん、絶望的な守備発想のなさを補ってあまりあるほど攻撃が魅力的ですから、試合を通じてオープンな印象で進みます。だから、相手チームもやりたいことができますから、観ていてもストレスがなく爽快です。東京は、名古屋の後方のリスクに脅威を与え続け、決壊する瞬間を待ち続けます。そろそろ東京サポのDNAに組み込まれつつある、高速ロングカウンターに対するエクスタシーが今日は満載です。

東京の名古屋対策の守備編は、攻撃同様シンプルでした。それはマンマークに近いかたちで各アタッカーにマーカーをつけ、名古屋の連動性を遮断することでした。名古屋は川崎のサッカーを目指していないにしろ、そこは風間さんですから、アタッカーのポジションレスなスペースメイクは大前提だと思います。名古屋が発展途上なのは、スペースへのフリーランニングがまだ洗練されていないところです。ゲームメイカーは基本的にボールを欲しがります。なのでボールをフリーで受けるための動きは見せるのだけど、それはあくまでも個人の視点であって、組織的な連動性はありません。東京はこの名古屋のクセをつきます。ジョーにはヒョンスかモリゲ、和泉には成、シャビエルには諒也がつくことで、アタッキングサードでのポゼッションを機能不全にします。これは、和泉とシャビエルがポジションを入れ替えても、あるいはマテウスと相馬が入っても変わらず、東京の守備陣は90分を通じて高い集中を維持していました。

まず、絶対エースジョーを完封したヒョンスとモリゲに、あらためてJ屈指のCBコンビがいることに対する安心感を覚えました。さらにタイプの違うアタッカーを向こうに回し、1on1で勝ち続けた成と諒也は、謙佑に並ぶMOMと呼んでよいでしょう。

加えて東京は、名古屋をサイドに追い出します。名古屋の怖さは、サイドアタック基調でありながら、実は中央だと思います。中央のスペースをファンタジーあふれるパスでいつでも狙えるシャビエルと、それをいつでもゴールに変換できるジョーがいますから。東京は名古屋の攻撃をワンパターン化することで、自ら守り易い態勢をつくります。

開幕以来、建英、謙佑、ディエゴ、ジャエルとアタッカーにスポットライトが当たり、どちらもいうと目立たなかった守備陣ですけど、ここぞという試合では、やっぱり守備を基軸とする東京らしく表舞台に出てくるんだなとあらためて思いました。こうして、一見、名古屋が攻めているようでいて、その実完全に東京が試合をコントロールする状態で進みます。前半は、まずはプラン通りの理想的な展開に持ち込めたところで、スコアレスのまま終了。

後半頭から風間さんが動きます。赤崎に代えてマテウスを投入します。同時にシフトを4-2-3-1に変更します。マテウスは右WG。シャビエルがトップ下に回り、1トップはジョーです。基点がつくれない問題に対してシャビエルを真ん中に置いて対処します。構成上ひとり余りはするものの、基点ができないので実質無力化されていた赤崎を下げます。代わってスピードマンであるウインガードリブラーアタッカーであるマテウスを入れて、縦の推進力を得ようという意図だと思います。

この作戦が奏功します。シャビエルを真ん中に置きながら、実は左サイドを基点にします。和泉をスライドさせてインサイド寄りに置きます。基点潰しを担っていた東京の中央のボックスから少しポイントをずらす意図でしょう。和泉が基点になることによって、シャビエルにジョーカーとしての自由を与え続けられます。そしてなにより、ジョーを消すことができました。

名古屋の攻撃が、推進力を持ちつつポジショニングが流動的になり、カオスを得やすくなります。前半とうってかわって名古屋に躍動感がでてきました。でも東京は慌てません。この危険な時間帯をしのぎきったことが今日の勝利を呼び込んだ一番の要因だろうと思います。作戦が変わっても名古屋の力点がサイドに置かれていることには変わりありませんから、成と諒也の今日の1on1の集中力をもってすれば、危険性は最小限にとどめられまていました。

そしてついに、守備陣のがんばりにむくいる先制ゴールが生まれます。

54分。諒也のスローインから。モリゲのクリアボールを名古屋がセンターラインやや後方の右サイドで拾います。東京はボールを回す名古屋に対し、ボールホルダーに執拗にプレスをかけます。右ライン際の宮原に入ったところでついに捕まえます。諒也がコースを塞いでいたので、宮原は前方のマテウスにホスピタルパス。そこを拳人が狙います。拳人がカットしたボールをすぐに洋次郎が拾い、諒也に戻します。前を向いていた諒也はチェック。前方に慶悟がフリーだったので、ダイレクトで渡します。慶悟は後ろを向いてパスを受けるのですけど、直前に前方を確認していたのでしょう。この時慶悟の前方にディエゴと謙佑が揃って動き出していました。慶悟は諒也のパスをトラップ、倒れながら強引に前方にスルーを送ります。これが抜け出した謙佑にぴたりと収まります。独走の謙佑は、ランゲラックを引きつけて右足で流し込みました。東京1-0名古屋。

再三のチャンスを逃していた謙佑ですけど、そのすべてが自らをヒーローとして輝かせる演出だったのでしょう。謙佑はこれで名古屋戦三戦連発です。東京は、このゴールで名実共に今日の優位性を確保します。せっかく活性化した名古屋の攻撃がふたたび停滞します。風間さんのサッカーはサッカーの本質をストレートに表現しています。サッカーにおける優位性の要素はいろいろありますけど、普遍性は個人のスキルにあります。風間さんがタレントを重視する以上、タレントを消されるリスクは常につきまといます。川崎もそれを克服し得ませんでした。名古屋で風間さんのサッカーが完成するのか、これからの名古屋が楽しみです。

さて、風間さんが動きます。宮原に代えて相馬を左WGに投入します。和泉が右SBに回ります。左右にドリブラーアタッカーを揃えることでサイドアタックの選択肢を増やします。それに、マンマークの守備に対し個人の能力で上回ってやろうという意地もあったろうと思います。

一方、ここからの成には凄みすら感じました。売り出し中の相馬に一度も仕事をさせず、完封します。マテウスも盛大に空回りしましたから、名古屋は結局作戦変更が仇となり、両翼がもがれます。

すぐに健太さんが動きます。建英に代えて晃太郎を同じく右メイヤに投入します。建英のコンディションを考慮したリフレッシュだと思います。

さらに健太さんが動きます。しばらく試合の動きを様子見して、前線を代えても流れに影響しないと確認してから、謙佑に代えて田川を同じくトップに投入します。前線の走力をリフレッシュする意図です。

最終版はほぼ名古屋に攻撃権があるワンサイドマッチになります。名古屋は両SBも中盤中央に入ってMFのような役割を担わせます。これによって前線の数的優位をつくるとともに、マークのカオスを生み出そうという意図だと思います。名古屋の意に反して、ポゼッションからではなかなかペナルティエリアに進入することができません。

東京はただ単純に引いたわけではありません。ここで最終作戦を繰り出します。名古屋のSBが積極的に前に出たようにみえますけど、これは東京が誘引したこと。東京が引くことによって誘い出されたかたちです。東京が狙ったのは、シミッチとヨネに攻撃のオーガナイザーをやらせることです。案の定、名古屋の攻撃はかならずCMを起点とするようになります。名古屋をコンペティティブにしているのは中盤の守備の強度です。中盤でトランジションできるからこそ、前線のタレントを活かせるようになっています。もちろんシミッチとヨネは攻撃に積極的に絡みますけど、あくまでもボール回しの受け皿になってリズムを作る役割にすぎません。でも、守備強度に対しては絶大な安定感を持つシミッチとヨネですけど、ゲームメイク能力はまだ欠いてます。東京は、名古屋に攻めさせつつ、名古屋が最も攻撃力を失うかたちに導いていきます。

それでも名古屋は攻撃の選択肢がついえたわけではありません。困ったらジョー。ジョーはやっぱりすごいです。これまで国際的に著名な選手を何人も見てきましたけど、純粋にすごいと思ったのはジョーがはじめて。最終的に名古屋は、ジョーにアーリー気味に強引に合わせる以外の攻め手がなくなりますけど、それでも可能性のあるシュートまで持っていけるんですから。

風間さんが動きます。ヨネに代えてアーリアを同じくCMに投入します。ちょっと遅きにしっしましたね。ヨネはカードをもらっていましたし、もっとはやくスキルフルな選手を入れるべきだったと思います。

東京の仕掛けに名古屋が見事にはまり、蟻地獄に落ちていきます。最後の最後にアクシデントがあり、ディエゴがコンタクトで負傷したので、大事を取って下がります。代わりにジャエルが入ります。

このまま試合終了。東京1-0名古屋。

サッカーの醍醐味が詰まった、濃厚な一戦でした。長く継続して観ているからこそ、今日のような相互のポリシーのぶつかり合い、まさに文字通りの試し合いの場に立ち会えるのだと思います。眠らない街♪

東京に長らく欠けていたのは継続性です。今年は、去年から一貫して超高速カウンターサッカーに取り組んできたので、精度が上がるにしたがって威力も増しています。カウンターが発動する瞬間にセクシーさすら感じます。毎度繰り返しになるのだけど、一見シンプルなカウンターサッカーでありながら、実際にはひとり一人の技術とタイミングの繊細な連携の上に成り立っていることは、目撃しているぼくらは知っています。だからシーズン後半の優勝争いのためには、チーム全体のクオリティアップが不可欠。謙佑のシュワッチ

開幕シリーズは3勝1分の不敗で終えました。まずはスタートダッシュに成功したといっていいでしょう。一週お休みの向こうには、いよいよカップ戦を含む14連戦がスタートです。そのスタートが苦手埼スタ。過去を払拭して、お休み明けも勢いを保ってほしいと思います。