ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

まんぷくロケ地の旅 -20190505 神戸-

2019-05-16 19:29:31 | 連続テレビ小説まんぷく

子供の日でございます。

ゴールデンウイークの旅の〆は、ロケ地めぐりの旅。本放送はおわりましたけど、まんぷく最後のロケシーンに向かいます。

元町駅の東口を元町商店街側に出ます。

だーいきゅうのモデルになったのが懐かしい、大丸神戸店です。

大丸の東側、旧居留地38番館と区画続きの素敵な並木道です。

今日は子供の日。スティーラーズの選手をはじめとする皆さんが、ストリートラグビーのイベントに参加されてました。

それでは、最後のまんぷくロケ地めぐりをスタートします。

「そしてついに、その日がやって来ました」。最終回!。まんぷくヌードルを㏚する歩行者天国の会場。

「ついに、歩行者天国の日がやって来ました」。

「しゃ!始まったで!」。

「萬平さん」「よし、いくぞ」「やるぞ!」「はいっ!」。

「吉乃、そっちにヤカンある?」「大丈夫」「絶対売ったるで!」「はいっ!」。

「ああ、ありがとうございます」「お待たせしました」「3分お待ち下さい」。

「世良さん、お湯がなくなる」「そんなこと言われても… はよ沸かんかい!」。

「みんなご苦労さま」。

「ご苦労さまでした!」「みんなが頑張ってくれたおかげで、今日用意したまんぷくヌードルは、全て…完売だ!」。

「今日は我々にとって、記念すべき日だ。本当に、ありがとう」「ありがとうございました!」「みんなようやった!」「よかったな!」「はいっ!」。

「あっ、あっちにも」「あっ、はい」。

「ありがとうございます」。

これにて、まんぷくロケ地めぐりの旅はおしまいです。まんぷくは紆余曲折あったけど、みんなが萬平さんを応援していて、ほのぼのとしてほっこりする作品でしたね。再放送でまた会う日まで。


まんぷくロケ地の旅 ―20190323 連続テレビ小説「まんぷく」セット公開―

2019-03-29 21:42:39 | 連続テレビ小説まんぷく

春満開ですね。

ひさしぶりにまんぷくロケ地めぐりの旅です。まんぷく食品の本社ビル。御堂筋ダイビルです。

ロケ地めぐりの旅は以上^^;。今日の目的はBK。

NHK大阪放送局です。過去の作品タイトルロゴが潜んでて、探すのが楽しいです。

本日は、BK朝ドラのフィナーレ恒例の、セット公開です。

今年はファイナルイベントがなく、アトリウムの展示だけのコンパクトな内容です。

展示内容は、幸田家、白薔薇、即席ラーメン研究所です。池田商店街に見立てた円形の空間の周囲にセットを配置しているので、人の導線がスムーズでした。

福ちゃんと萬平さん。

それでは見学をスタートします。まずは商店街に入る前に、外周の展示から。こちらはポスターです。

まんぷくラーメンのポスター。

大急百貨店、牧歯科、ダネイホンのポスター。

世良商事もポスターがあったんですねー。

漫画版まんぷくの記念撮影のコーナー。

まんぷく食品の商品のコナーです。

まんぷくラーメン。

まんぷくラーメンの試作の過程。

麺を揚げるネット。

試作の最終工程のまんぷくラーメン。

まんぷくラーメンのパッケージデザイン。

まんぷくラーメンの出荷用の段ボール。

ぱちもん達。

まんぷくヌードル。

まんぷくヌードルのパッケージデザイン。

まんぷくヌードルの蓋のデザイン。今のカップヌードルとは原材料表記が異なりますけど、おそらく当時のレギュレーションの表記を再現しているのだと思います。

まんぷくヌードルの出荷用の段ボール。まんぷくラーメンよりも洗練されてますね。

ほとんど登場しなかったけど、まんぷく食品のその他の製品。

即席ラーメン研究所の屋根の部分。

セットが本物であることを証明する裏書。こういうのを探すのが楽しいんです。

それでは商店街に入ってみます。アーケードのバナー。

街灯。

池田商店街の設定のデッサンです。

今井一家のお衣装。そういえば、最終週で鈴さんが亡くなると今井家はなくなってしまうんですね。

福ちゃん。主要キャストはテーマカラーが設定されています。福ちゃんのテーマカラーは蒲色と常盤色。

萬平さん。落葉色と油色。

鈴さん。こきはなだとかきつばた。

咲姉ちゃん。卯の花色と肉色。

幸田夫婦。克子さんははなだ色と牡丹色。忠彦さんは青竹色と金茶。

幸田家の屋根の部分。

耐震構造なのか、斜めに壁板が渡してあって、これまでのセットにはなく面白いです。

続いては、忠彦さんと名木くんの親子展です。

ドラマに出てくる作品はすべて苅谷昌江先生の作品だそうです。まんぷく個展を開いていただくとゆっくり鑑賞できてうれしいですね。

忠彦さんのあいさつ。

主催と協賛がすごくローカルw。

「カラスでカオスとエロス・1970」、「ラーメン・1958」

「踊る女・1958」、「着物の女・1957」

「義母の肖像画・1947」、「アンコウ・1946」

「家族の絵・1942」

「文鳥と手・1938」「トラフズク・1942」

そして忠彦画伯の代表作「桜・1942」

名木くんの作品も。「カオスとカボスでエロス・1970」

まんぷくのセットの紹介です。

まんぷくでは観ることができないのですけど、できれば来年はT-1スタジオの公開を再開してほしいです。

それではセットにまいります。最初は幸田家。

玄関。

玄関の床。

下駄箱。

階段。二階は出てこなかったですね。

内側から見るとこんな感じ。

玄関の天井。

アトリエの入り口。

玄関の外壁。

アトリエの外観。

謎の鳥。

小窓から見たアトリエ内部。

反対側に回って、アトリエのベランダ。

温室。

よく家族がアトリエの様子をうかがっていた窓。

花壇。

かわいい鉢がありました。

鳥かご。

ベランダにも鳥かご。

ベランダの床。

ベランダのひさし。

アトリエの屋根。

アトリエの内部です。

ここにもドラマ中に登場した作品が展示してあります。

幸田家の内部は戦中戦後とあまり変化がないのですけど、アトリエは動物の時代、青の時代、女の時代、抽象画の時代、そして最後の名木時代と、少しずつ変わっています。名木時代は謎の飾りであふれてます。

続いては、パーラー白薔薇です。OK(^_^)/

看板。

アキラさんとしのぶさん。

入り口から見た店内。

入り口のガラガラ。

壁の飾り。

懐かしいですね。おみくじ。

ジュークボックス。

椅子。

メニュー。

山盛りカレー。

幸ちゃんとダビンチくんが座ってたボックス席。

天井。

忠彦さんの絵。

アキラさんの職場、キッチンです。

NHKの美術スタッフのこだわりを感じますw。

床。

ばたんこドア。

キッチンの台所用具です。

最後に、即席ラーメン研究所。

外観。

内部。

即席ラーメン五か条。

ラーメンカッター。

3分待つ時計。

ラーメンを揚げるネット。

萬平さんのノート。

大鍋。

まんぷくラーメンの売り上げ目標。

まな板。

流し。

扇風機。

天井。

床。

研究所の道具たち。

まんぷくの本放送期間中のロケ地めぐりの旅は、これにておしまいです。

まんぷくは、あくまでも萬平さんにまつわる必要最小限のエピソードにおさめたおかげで、大きな谷がなく半年間を過ごせましたね。その分、キャラクター設定を細かくして、ちょっとしつこくて過剰な演出でストーリーの単調さを補えた印象です。ここ数年、後半戦に苦しんだBK作品でしたけど、最後までたいかなく通せたという意味では、101作目以降のジャンピングボードになりえる作品だったかもしれません。

ロケ地めぐりファンとしては、ちょっとロケが少なめだったのが残念です。前半のロケシーンが多かった半面、後半はほとんどありませんでした。それから、同じ場所で集中してロケしたのも特長でした。今後の作品でも同じような傾向になるのかな。

半年間、楽しかったです。ありがとうございました!


まんぷくロケ地の旅 -20190126 淡路島-

2019-02-10 14:39:45 | 連続テレビ小説まんぷく

もう今年は降らないかなと思っていたら、二月も中旬になって雪模様の東京。

ようやく萬平さんがチキンラーメンを作りはじめましたね。それにしても、ラーメン作りの話が長い^^;

先月末に土スパのまんぷくイベントがありましたけど、今年もあえなく落選。傷心をいやすべく、ロケ地めぐりの旅でございます。

やってまいりましたのは淡路島の南端。

吹上浜です。

浜の西端にキャンプ上がありますけど、そちらは有料施設ですので、駐車場などは利用できません。浜には駐車場が見当たらなかったけど、堤防に寄せて停められるスペースがあります。

それではロケ地めぐりの旅をスタートします。

実際にいってみるととても広い浜です。浜の西側に向かいます。

オープニングで福ちゃんが行進してる浜です。ちょうど夕暮れが訪れる時間帯だったので、オープニングの雰囲気にぴったりでした。

 

 

 

 

「昭和21年(1946)5月」。

「ああ、海だ。ハハハ」「海だ~!」「福子!もう、子どもみたいに!」。

「昭和21年5月、福ちゃん、萬平さん、鈴さん、神部さんの4人は、大阪の中心部から、南に20キロ離れた、泉大津という所に住むことになりました」。

「萬平さん!」「冷たいな、まだ」。

「萬平さん、気持ちいいですよ」「うわ~!冷たいな、これは」「濡れますよ」「ああ、濡れちゃった。ああ…」。

「お母さん」「お義母さん!気持ちいいですよ! うわ! ハハハハ!」「あっ!」。

「おるおる。来い来い来い来い!」。

「おっ!よっしゃ! ハハ、こら入れ食いやあ」。

「波頭が青白く光ってる」「何で?」「夜光虫だよ」「夜光虫。面白い」。

「心配してるんだろうな、お義母さん。こんな所に引っ越してきて、暮らしの目処も立たなくて」「すごく心配してます。そやけど私は、ワクワクしてますよ。新しい土地に来て、目の前には、海があって」「ハハハ」。

「萬平さんはあの鉄板をどうしようかずっと考えてる。今度は何か、すごい事を思いつきそう。世の中の役に立って、みんなを喜ばせるような何か」「ああ」。

「それとね… お母さんの心配事がもう一つ。孫が欲しいんですって」「そうだな。ここなら子どもも伸び伸び育ちそうだ」「え?そしたら萬平さんも…」「ああ」。

「萬平さんたちの予想通り、次の日は、青空が広がりました。5月なのに、真夏のような陽気」。

「よし!」。

「集めてきました!」「おおそうか」「手伝うてくれる人がいたの?」。

「腹減った~」「わいもや」。

「神部君」「こんなに!?」「頑張って集めてきました!」「福子!」。

「翌日から、塩作りの準備が始まりました」「萬平さん代わりましょか?」「大丈夫だ」。

「81枚の鉄板を並べるんですから、その土台になる杭も、大変な数です」「よいしょ」。

「あんな萬平さん初めて見た」。

「いよいよ、鉄板が海岸に運び出されていきました」。

「この81枚がずらりと並べば、塩作りが始まるのです」。

「神部君」「はい」「あそこは少し、角度つけすぎだ」「はい」。

「次はこっちの持ってこい。おいちょっと待て待て!」。

「張り切っている萬平さんを、福ちゃんは頼もしく見つめていました。ところが…」。

「あ~っつ!あっつあっつ!」「熱ないと塩は出来へんぞ」「何でこんなに重いんじゃ」「重ないと鉄板が風に飛ばされますよ」「分かってるね、小松原君」。

「もうすぐ塩作りが始められる。みんな頑張ってくれ!」「はい」「よし」。

「皆さ~ん!飯の時間です」「ああ、腹減ったわ」。

「若い女がいます」「女?」「新しいお手伝いさんやて」「女、女~!」「女~!」「女~!」「女、どこ~!」。

「ついに、塩作りのための準備が整いました。倉庫には、塩の花からにがりを抜くための、居出場が作られ、外には、鹹水を煮詰めるための大釜。雨よけの屋根もついています」。

「そして…砂浜に並んだ、81枚の鉄板」。

「砂を混じらせるなよ」「はい」。

「こんなもんか」「おい!多すぎるぞ野村!」「水分蒸発する前にこぼれ落ちるぞ」「あっ!バケツ置くの忘れた!」「あほじゃ」「これはなかなか大変や」。

「水が足りなくなったらすぐに汲みに行け」「よし」「ほら!」「走れ走れ~!」「よっしゃ~!」「もたもたするな!」。

「ああ」「こりゃがばいきつか!」「あと何杯や」「あ~腕がパンパンや」「そんなんやと先が思いやられるぞ」「こんな力仕事とは思わなんだ」「同じことばっかり繰り返すのはもう嫌や」。

「萬平さん…」「よし。じゃあみんなで歌を歌いながらやろう」「歌?」「黙々とやってるだけじゃ確かに気が滅入ってくる」。

「よし、歌おう!」「何を歌うんですか?」。

「守るも攻むるもくろがねの~」「やめい!」「えっ?」「軍歌はもううんざりじゃ!」「僕もです」「戦争はもう終わったんや」「今の、はやり歌でええんやないの」。

「赤いリンゴにくちびるよせて」「そんな歌じゃ…」「だまってみている青い空」「リンゴはなんにもいわないけれどリンゴの気持ちは~」。

「青い空 リンゴはなんにもいわないけれどリンゴの気持ちはよくわかる~」「リンゴ可愛や可愛やリンゴ」「これが鹹水?」「なめてみろタカちゃん」「うわっ、しょっぱい!」「これを煮詰めていくんですね」「うん」。

「萬平さ~ん! 認可が下りました~!」。

「下りた!」。

「よしっ!」。

「福子!」「ついに、製塩業に認可が、国から下りたのです」。

「おいみんな!見ろこれ!ほら!」。

「これから、萬平さんたちが作るお塩が、納品されていくのです」。

「ええっ! あれが、全部鉄板。鉄板で塩作るやなんて初めて聞いた」「でもまめにさびを拭き取らないと、塩が、茶色くなってしまいますから大変ですよ」。

「もうどのくらいの塩が出来てるんや」「かます22個だから、大体880キロですね」「十分納品できる量やないか」「ええ」。

「よし、今から僕の車で専売局まで運んだる」「本当ですか」「ああ」。

「ありがとうございます。僕も一緒に行きますから」「相手は役人や。誰が行っても手続きは変わらん。君はどんどん塩を作れ」。

「その日から、仕事は一層大変なものになっていきました」。

「な~んでわしはこんなことしとるんじゃろうか。住み込みのええ仕事があるからって誘われて来てみたら、毎日毎日鉄板に海水流して、すずめの涙ほどの給料しか出んで。あげくの果てには、自分の食いぶちは自分で釣れってか」「ほんまや」「誰に誘われたんやったっけ」。

「ほしたらけえへんかったらよかったやないか。今からでも出てったらええ」「帰ったかてしかたありませんよ」「仕事なんかなかっちゃけ」「ほしたら文句言うな。社長らは、自分らは飯を食わずに俺らを食わしてくれてんねんぞ」「分かってるわ、そんなこと」。

「俺はな、盗みに入ったんや。社長や奥様たちがいる家に」「盗み?」「戦争から帰ってみたら、家族は空襲で死んでしもてて。もう、やけになってな。せやけど、社長は俺を許してくれた。俺は社長に恩義があるんや。どんだけ会社が苦しくても、絶対に辞めへん」「わしもおんなじや。戦争から帰ったら、家はなかった。家族も行方知れずや」「わいもです」「僕も」。

「ひどい話や。お国のために戦って、戦争から帰ってきたら、子どもから石投げられたわ。戦争に負けたんはお前らのせいやって。こんな戦争最初からやらんかったらよかったんやって」「そんなんあるか」。

「あのまま大阪うろついてたら、今頃、俺もやけになって、何か悪さして、捕まってたかもな」「神部には、感謝してる」「俺もや」「俺も、感謝してますよ」「社長にも、神部さんにも」「ありがとう。そう言うてくれたら…」。

「おお~!来た~っ!」。

「釣れんなあ」「明日も仕事か…」「楽しみは週末だけですよね」。

「昭和22年(1947)春」。

「昭和22年、季節は春になりました」「よし、ええ塩加減や」。

「もちろんその日は、たちばな塩業は臨時休業でした」。

「ほ~ら、海よ」。

「広いだろう源」「やっと元の元気を取り戻したのは、梅雨が明けた頃でした」。

「何してるの、萬平さん」。

「ああ、動物性タンパク質の材料を探してるんですよ」「タンパク質?」「ええ」。

「捕まえました!」「わしもや!」。

「お義母さん!」「うわあ~っ!」。

「何じゃ」「何か爆発しませんでした?」。

「なしてこがん暑かとや」「社長全然こっち来えへんな」「わしらに任せっきりでなあ」「塩には興味なくなったんとちゃうか」。

「こんくらいでええやろ」「せやな」「行こうか」「行こう。ようとれたな」「うまく行くかなあ」「いくわ」「のう、あれがあいつらの仕事なんか」「海水浴できてええのう」「わしらはこんなきっつい思いしてんのに」「不公平や」。

「何でわしらがこんなこと…」「ダネイホンはあいつらが作ったらええねん!」。

「これが鹹水作りか」。

「実は真一さんは、福ちゃんと萬平さんにうそをついていました。いずれみんなも知ることになるのですが…」。

「あ~あ。これ終わったら今日もワカメとるんか」「やってられへんのう」。

「ダネイホンは、栄養もとれて消化もいいと、病院関係者に知られるようになり、みるみる注文が増えてきました。塩作りも、みんな職人さんのように手際よくなって、萬平さんの会社は、すっかり軌道に乗りました」「何もかもが順調。ところが…」。

「ごめんなさい。萬平さんたちがいない間にこんなことになってしもて」。

「みんながいない間に、海岸の鉄板はこのありさま。大釜も、さびだらけになっていました」。

「こんなものはすぐ作り直せる。鉄板のさびを落として、土台も作り直して」。

「萬平さん」「ん?」。

「もう…お塩作りはやめませんか」「え…」。

「この鉄板に海水を流すのは重労働やったなあ」「真夏はほんま死ぬかと思うたわ」「こんなことやってられへんって、何べん思たか」「ほんでも、塩作りをやめるとなったら、何や寂しいのう」「これからはみんな、ダネイホンを作るっちゅうことか」「みんなでできるとは思えんな」「どういうこっちゃ」。

「こんなに人数はいらんて、半分ぐらいクビになるかもしれんぞ」「えっ!」「社長がそんなことするわけないやろ」「そういうこともありえるって、言うとるだけじゃ」。

「社長は優しい人やぞ」「社長の頭の中には、新しい会社の姿がちゃんと見えてんねや」。

「初めてここに来た時のこと思い出すなあ」「あの時はまだ、源ちゃんも産まれてなくて、お金も、会社も、何にもなくて…。そやけどうれしかった。今から何が始まるんやろうってワクワクしてた」。

「もうあのころには戻れない。戻れない。せやけど…せやけど大丈夫源ちゃん。絶対…絶対なんとかなるから」「絶対…」。

この岬をめぐって押登岬のほうに向かうと、手りゅう弾事件の現場のロケ地なのですけど、岩場が続くようなのでとても危険だと思います。キャストとスタッフがどうやって行ったのかなあ。

冬とはいえサンセットのアンニュイな雰囲気も手伝って、浜にたつと、塩軍団の雄姿を想い出してサウダージな気分になりました。

キチンラーメン作りも佳境。本収録もそろそろクランクアップだと思います。

ラーメンが完成してからもまだ放送期間は一か月くらいありそうです。どんな展開が待ってるのか楽しみです。


まんぷくロケ地の旅 -20190103 明治村-

2019-01-20 14:48:55 | 連続テレビ小説まんぷく

あたたかい日差しが続く東京。

 

今年もロケ地めぐりの旅をスタートします。

2019年のロケ地めぐりの旅は、北海道と滋賀がメインになりそうで、すでに楽しみです。

今年最初のロケ地めぐりの旅は、来週からまた新展開を迎える好調まんぷく。

土曜スタジオパークin大阪は残念ながら落選してしまいました。想い出深い石橋での開催だけにぜひ参加したかったのですけど…

明治村でございます。

ここのところ明治村が朝ドラで使われることが多くて、三作連続で訪れることになりました。

それではロケ地めぐりをスタートします。帝国ホテル中央玄関です。福ちゃんが最初につとめた職場ですね。

「いらっしゃいませ。ご到着でいらっしゃいますか?こちらに、お名前とご住所をお願いします」。

「客室係がご案内いたします。512号室にお願いします」「はい」「何か?」「すいません」。

「またのお越しをお待ちしております。ブラウン様」「電話交換手に伝えてください。本当に気にしなくていいからと」「電話交換手ですか?」「英語のとても上手な女性です。サンキュー」。

「大阪東洋ホテルで働き始めて1か月。福ちゃんは、電話交換手から、フロント係に異動になりました」「いらっしゃいませ」「フロント係は、ホテルの顔です」「村上様ですね」「もう、福ちゃんにはうれしいことばかり」。

「真一さんと、幸せになりなさい」「ありがとう、お母さん」「よかったね」「よかったね。お母さん、ありがとう!」「今井さん。今井さん。そんなに笑わなくていいから」「申し訳ありません」。

「ありがとうございました」「世話になったね」「またご利用下さいませ」「ごゆっっくりお過ごし下さいませ」「そうや、伝票整理しとかな」「あっ、もう私がやっておきました」「ありがとう。もうどっちが先輩か分からへんわね」「何言うてるんですか保科さん」。

「今日6時からの宴会、分かってるね」「はい支配人」「承知しております」「君たちも接客係やから、よろしゅう頼むよ」「はい」「お任せ下さい」。

「いらっしゃいませ。立花さん。いらっしゃいませ」「福子さん」「はい」「アメリカと戦争が始まってしまいましたね」「はい」。

「でも…」「でも…」「僕と付き合って頂けませんか? お願いします、福子さん!」「へっ!?」。

「僕は、あなたのことを、もっと…もっ…。何を言ってるんだ僕は。すいません」「えっえっ…」。

「今の、忘れて下さい」「えっ…」。

「えっ?えっ?えっ?えっ?」。

「えっ?あ~…」。

「この前のパーティーで、ズボン濡らした人?」「立花さんです」。

「いつのまに親しくなったん?」「3年前、姉の結婚式で」「3年前から?」「いや、違います。あの…。この前偶然お会いして、一緒に、ラーメンを」「ラーメン?」「ラーメン」「それだけです!う~…」。

「ご案内お願いいたします」「はい。ご案内します」「ごゆっくりお過ごし下さいませ。ん~…。あ~…」「今井さん?どうしたん? そんな顔、今井さんらしくない」「えっ… どんな顔してたんですか、私」「立花さんのこと?」。

「何かあったの?」「母が、あの人は駄目やって」「何で?」「結婚相手は自分が決めるって。もうどうしたらいいんですか。保科さん教えて下さい」「ちょ…ちょっと待って!」「保科さんなら…」。

「そんなことないよ」「え?」「私は、男の人に好かれてるやろうとか、そういう経験たくさんあるやろうとか、思てるかもしれんけど、まったくないから」「またまた~」「むしろ聞きたいのはこっちよ。どうしたらいいの、私は」「へっ?」「「へっ?」やなくて」。

「失礼いたしました」「いらっしゃいませ」「こちらにお泊まりの、小山茂幸先生に、牧、善之介が来たと、お伝え願いたいんですが」「牧さん!」「あなたは…」「姉の知り合いの歯医者様で」「あっ」「妹さんが、どうしてここに?」「私は以前からこのホテルで働いております」「違う」。

「ん?」「お姉さんが救急車で運ばれたのに、どうして行かないんです?」「救急車?」「姉に何かあったんですか?」「ゆうべ、緊急入院されたそうです」「緊急入院?」「上本町にある真田山病院です。製薬会社の知り合いから聞いたんです」。

「すいません、今日は、早退させて下さい」「分かった」「ありがとうございます!」。

「そしたら、お姉さんは?」「しばらく入院することになりそうです。私事で心配かけて、すいません」「ううん。付き添ってあげなくてもいいの?」「旦那様がいるし、今は安静にするしかないんで」「そう」。

「ここならゆっくり話ができます。あそこで」「いいですね」「立花」「すぐ行きます」。

「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」「あそこで、仕事の打ち合わせをします」「どうぞ、ご利用下さい」「次の休みは木曜でしたよね。僕はその日は、夕方からなら、大丈夫ですから」「あの…その日は、ちょっと…」「そうですか。じゃあ、次の休みに、僕が時間を空けます」「その日も、ちょっと…」「何か、あったんですか?」「今は仕事中なので」。

「立花。はよ来い」「はい」「お客様の打ち合わせが終わった頃に、抜けていいわよ」「えっ…」「立花さんにちゃんと説明しないと」「ありがとうございます」。

「伝票お願い」「はい」。

「今日からご一泊でございますね」。

「いきなり言われても…。はっ!」。

「私を、覚えてますか? 牧、善之介です。歯科医を、やってます」「はあ…」「あなたを一目見て、運命を感じたんです」「運命?」。

「私はあなたを、好きになってしまいました」「えっ!」。

「お客さんが少なくなってきましたね」「大阪に、仕事で来る人が減ったのよ。戦争で商売どころやないんやわ。外国人のお客様も、いなくなってしまったし」「でも日本が勝ったら、またにぎやかになるんでしょ」「そうね」。

「あっ、そしたらお先に、あがらせて頂きます」「ご苦労さま」「失礼します。失礼します」。

「今井さんは大丈夫か?」「支配人…」「いつもと変わらんように見えるけども」「我慢してるんやと思います。本当はお姉さんを亡くして、つらいはずやのに…」。

「さみしいですね。あれは、このホテルが出来た当時から…」。

「そんなこと言うたらあかんよ、保科君。あれが大砲の弾になって、敵をやつけるんやから」「すいません」。

「そしたら、野呂君。あとは頼むよ」「はい。僕も、寂しいわ。でも、日本が勝ったら、また元どおりになるって」「はい」「せやけど、その前に…。その前に、僕と…」。

「恵さん」「牧さん」。

「恵さん?」「私はあなたに、結婚を申し込みます」「えっ!」「日本の勝利を、2人でお祝いしましょう」「あっ、ちょ…ちょっと!」。

「あの人誰なんですか? 保科さんあの人と…」「何にもありません!」。

「お客様のお部屋は201号室でございます。ご案内お願いいたします」「はい」「ありがとう」「お部屋にご案内いたします」「ごゆっくり、お過ごし下さいませ」。

「福ちゃん」「え~敏ちゃん、ハナちゃん、どうしたん?」。

「今日は仕事がはよ終わって。2人とも」「せやから久しぶりに会いに行こうって」「今日は何時まで?」「はよあがれるんやったら何か食べに行かへん?」「うう…」。

「えっ?」「何?」「えっ…大丈夫?」「福ちゃん?どないしたん?」。

「昨日も社員通用口で、野呂さんと牧さんが待ち構えててん。「仕事が終わったんやったら、お茶でも飲まへん?恵さん」って。いつの間にか、下の名前で呼んでるんよ、私のこと」「へえ~」「「僕と一緒に」、「いやいや僕と」って。もうええ加減にしてくださいって怒鳴ってしもうたわ。周りからも変な目で見られて恥ずかしかった」「そうですか」。

「あれ?間違ってるわよ、今井さん」「えっ?」「ほらここ」「あっ、すいません」。

「昨日もやない」「申し訳ありません。気を付けます」「どうしたん?」「ん?」「今井さんも、何かあったん?」「別に、何にも」「笑顔がひきつってる」「ほんまに。もう言うてもどうにもならへんし」「えっ?」。

「保科君」「はい」「接客を頼みたいんだが、ええかな」「はい」「一人で大丈夫です」「そしたら、頼むわ」「はい」。

「ごめんね。みんなで押しかけたのがよくなかったわ」「そんな謝まらんといて下さい」。

「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」「世良商事の世良です。門真工業の大野社長はもう見えてる?」「大野様は、まだ、ご到着されておりません」「そうか…。ほな喫茶室で待とかいな」。

「君が福ちゃんか!」「えっ?」「立花君とは会うてるん?」「はっ?」。

「ああ、そや。お姉さんは残念やったな。僕も子どもの頃兄貴を亡くしたから気持ちは分かるわ。で? 立花君とは、どないなってんの?」「世良さんは、立花さんと親しいんですか?」「ああ、立花君は友達やで。屋台でラーメン一緒に食う仲や。まあ親友言うてもええな」「親友なのに、ご存じないんですか?」「何を?」。

「助けるのは無理?」「立花君のことは諦めろ」「世良さん!」「不幸いうやつは伝染するんや。せやから僕はそういうとこには近づかへん」「立花さんは親友なんでしょ!」「一緒にラーメン食うただけや言うとるやろが!」「何やの、あの人はもう!」。

「夢枕?」「咲姉ちゃんなら絶対私の気持ち分かってくれるはずです!」「ちょっと待って。それはお母様が見た夢なんでしょ。お母様の願望よね、それは。願望に夢になったわけでしょ」「そうか!ああもう咲姉ちゃんが言うたわけやないんや」。

「今井さんもしっかりして」「はあ、すいません。もう頭が混乱してて。もうどうしたらええのか全然分からなくて。今日も、このまま一日が過ぎていったら、立花さんはどうなってしまうのかって」「もっと、力のある人に協力してもらわないと」「そんな人、私の知り合いには…」。

「保科君、今井君」「はい」「はい」「今日は、よろしく頼むよ」「今日?」「商工会の会合だよ」「あっ…」「そうでした」「三田村会長もいらっしゃるから、くれぐれも、失礼のないようにな」「かしこまりました」「三田村会長…?」「5時からやから…」「三田村会長!」「えっ?」。

「大阪東洋ホテルはどうなったんですか?」「私も、結婚して辞めたから…。こんなご時世やし。開店休業みたいな感じやないの」「まあ、お客さん、来ませんもんね」。

続いては、名古屋衛戍病院です。

「福ちゃん…」「咲姉ちゃん…」。福ちゃんが、咲姉ちゃんが入院している真田山病院に駆け込んでいた階段。

「ゆうべ、血を吐いてね」「えっ?」「咲!咲!大丈夫か!?」「ただの風邪やなかったの? 咲姉ちゃんは」「結核だ」「結核…」。

「世良二等兵」「はいっ!」。

「いい所にいた。これもやっておけ」「分かりました!分かりました!」。

次は、歩兵第六聯隊兵舎。

ロケ地は事務室です。

「はい、理創工作社です」「立花さんはおられますか?」「あ…私ですが」「立花君?」「はい」。世良の事務所。

「よかった~」「えっ?」「僕や。世良やがな」「世良さん?」。

「僕は加地谷さんに嫌われとるやろ。あの人が電話取ってしもたらつないでもらわれへんからな」「誰かと思いましたよ」「久しぶりやな、立花君。彼女とはどうなった?」「えっ?」「僕が押して押して押しまくれって教えてやったやないか。いるんやろ?惚れた女が」「いやあ…」。

最後に訪れますは、こちら。「お久しぶりです、神宮閣下」「いやいや、ご無沙汰しております。三田村さん」「こちらが、陸軍大将、神宮幸之助閣下だ」「ハハ、もうとうに退役したがね」「世良勝夫と申します」「あ…彼は、世良商事という商社をやっておりまして。なかなか、有望な男です」「ほう」「ありがとうございます」「つまり、悪さをしたのは、その立花という男ではなく、共同経営者か」「加地谷が、憲兵の一人と通じているようです」「何」「本当です。私が確かめてまいりました」「あの村城という男は間違いなく憲兵です」「そうなると、もう我々の手には負えません」「私に、どうしろと?」「立花萬平という男は非常に優秀な男です。彼がぬれぎぬを着せられて獄中で命を落とすようなことがあれば、大阪の経済界にとっても大きな損失です。神宮閣下が、立花君を助けて下されば、閣下にとっても、利益が…」「三田村さんにとってもかい?」「もちろん」「我々は皆、閣下に感謝いたします」。三田村会長と世良が神宮さんに萬平さんの除名嘆願にいっていた邸宅。西園寺公望邸坐漁荘です。

これにて今回のロケ地めぐりの旅はおしまい。今年がみなさまにとって幸せな一年になりますように。


FC東京2019年シーズン始動

2019-01-14 13:08:32 | 連続テレビ小説まんぷく

雨が降らない乾燥した日が続く東京地方が、ひさしぶりに曇天模様がやってきた週末。

2019年の新体制発表会がありました。今年は臨席がかなわず、トークショーがあって去年よりも楽しそうで、うらやましかったです。

一夜明けた日曜日は、また快晴が戻ってきました。キャンプに向かうチームが、恒例のお披露目です。なお今シーズンもかわらず丹羽ちゃん推しでいきますので、よろしくお願いします。

健太さんと新選手会長の宏介のスピーチがありました。模様は公式にアップされていると思います。

例年は新加入選手のスピーチがあるのですけど今年はなく。まだ編成が揃ってないからでしょう。オープニングセレモニーはあっさり終了でした。

現時点ですけど、新加入選手です。アルトゥール・シルバ選手。チームではアルと呼ばれているようです。指導日を見学する予定はなかったのですけど、発表会でアルがかわいかったので会いにきちゃいました。

児玉剛選手。だまさんですね。

宮崎幾笑選手と中村拓海選手。チームの呼びかたは確認できなかったのですけど、きわらとたくみで良いのかしら。

渡辺剛選手。つよしと呼ばれてました。

ナッタウット選手はまだ合流していません。はやくプレーする姿をみたいですね。つづいて、おかえりなさい組。インス。

建英。

2019年と2020年シーズンの東京は、苦難の道となることは自明です。ラグビーワールドカップと東京オリンピックのためのスタジアム改修による日程の影響は、発表を見る限り想像以上です。

長期ロードの影響に関する科学的な分析は見たことがないので、チームの負担ははかりしれないのですけど、阪神タイガースの例を想う限りは、ネガティブな発想をしてしまいます。

ちなみに昨年は、ホームとアウェイがまったく同じ成績でした。7勝4分6敗。三試合以上続くアウェイは昨年はないのですけど、連戦だけみると機会は5回。3勝4分3敗と、シーズン平均より少し勝率が落ちる程度です。チームの影響が最小限であることを祈ります。

運営面にも確実に影響しそうですね。ホームが続く場合は通常のサイクルの倍のスピードが求めれらそうですから。味スタ以外のホーム開催も可能性がありますので、集客にも影響しそうです。かつて鹿島、柏、川崎に前例がありますから、参考になるかもしれませんね。

ぼくらサポにとっては、SOCIO対象が味スタ開催に限定されるとのことで、ちょっと手間になります。ホーム連戦になると、ご家庭やお仕事によっては参戦できないかたもいらっしゃると思います。アウェイにいかれるかたは連戦はいろいろと大変だと思います。

でもまあ、仕方がないことなので、なんだかんだブツブツいいながら、二年間を乗り切れたらと思います。できるだけ味スタで開催され、かつちょっとでも試合間隔がゆるやかであることを願います。

チームは元気にキャンプに出発したようです。開幕まで一か月半ばかり。全日程発表はさ来週。実は今が一年でいちばんワクワクする時間です。新しいシーズンが東京にかかわるみんなにとって幸せな一年になることを願いながら、春を待ちたいと思います。