ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

秋の日のお茶会

2012年12月05日 | 茶事/茶会

 今年の公民館主催の文化祭、5周年を記念、二日間となりました。
 前日の勤労感謝の日、M さん、N さんが会場の掃除などの準備をして下さり、清々しくその日を迎えられました。

 床の間には奈良の A さん筆の短冊、添えた花は「わび助」です。

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  秋の野の風景を切り取った、
  
  白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきと免ぬ玉そ散りける (後撰和歌集)

 歌人文屋朝康(ふんやのあさやす)は、“ 秋の野に風が吹いて葉の上の露を散らす様は、繋ぎ止めていない玉が朝の光を受けてきらきらと輝きながら散っているようだ ” と、詠んでいますが、能筆の A さんの手になれば、秋の朝の冷気の清しさがひとしお感じられます。

 その日によって道具組も変えましたが、すべてお仲間の持ち寄りを使わせて頂きました。
 お菓子を召し上がって頂く待合には、お仲間の H さん創作のわらべ人形を飾りました。

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  一日目は水曜日、二日目は木曜日のお稽古のお仲間が担当
  優しいお顔のわらべ人形、今ではすっかりチームのシンボル

 お陰様で、両日で160名もの方々に楽しんで頂きました。
 二日間とも用意した枠を超えてしまいお断りをするほど、盛会のうちに終えることができました。

 今年は、<飛鳥茶会>でも実施しましたが、参加された子供さんに茶筅を振って抹茶を点てる体験をして貰いました。

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  綺麗に点てられたお茶と比べ、「ぜんぜん違う」と言いながらも、「美味しい」と自分で点てたお茶を飲む子も

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 お茶を嗜む人の裾野が少しでも広がれば、こんな嬉しいことはありません

 毎年お見かけする方も増え、「また来年も」「元気に出会いましょう」の声も、多くの人に楽しんで頂けたようです。
 快く協力して下さった多くのお仲間に、心から感謝した秋の二日間でした。(
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.548

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