ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

大聖堂へ ‐ 再びのトレド

2013年01月09日 | スペイン/ポルトガル

 AVE・Avant はすべるようにアトーチャ駅を離れた。
 市街地を過ぎると赤茶けた土地が続き、車窓を移る風景に面白みがない。

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 ∮ トレドまでは僅か30分の旅、それこそあっという間でした 

 駅前広場はハレーション、真夏を思わせる天気が広がっている。

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 イスラム教とキリスト教の建築様式が融合したムデハル様式の重厚な駅舎
 その構内はステンドガラスも美しく、古都トレドの玄関に相応しい構えです
  

 駅を出て敷石の道を右手に進むとおり良くバスが停車中、ドライバー氏に「ソコドベール?」と聞くと頷く。

 向かいの席の地元のおじさんが親切。
 ドライバー氏のやり取りを聞いていたのだろう、バスが動き出すと景色を説明してくれる。スペイン語なんて判りようもないが地名程度は聞き取れる。

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 ∮ バスはやがて川に、件のおじさん「タホ川だよ」と教えてくれます
 ∮ タホ側を横切るのは「アルカンタラ橋」ですが、バスは新アルカンタラ橋を行きます

 城壁に沿って坂道を登って行く。
 やや道路が平坦になった辺り、現存するトレド最古の門「ピサグラ門」。
 ここから、グレコ(1541-1614 /マニエリスム)がこよなく愛した旧市街になる。

 ピサグラ門から5分も急坂を登っただろうか、進行方向左手に小さくもなく広いでもない広場を少し過ぎてバスは停まる。

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 ∮ 茶色の高い壁の「アルカサル・王宮」に面したソコドベール広場、ここが終点です

 そこから大聖堂へ進む道が予測もつかない。
 人の流れに付いて石畳の道を一旦下り、途中、店先で雑談していたおじさんに訊ねたら親切に、「ふた筋上って左に折れろ」と身振り手振りで教えてくれる。

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 ∮ 教えて貰った道を辿って10分ほど、小さな路地の向こうに見覚えの時計のある門が見えます
 ∮ 隣り合うふたつの扉が開かれていて、その扉の間に柵が設けられています

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 右側の扉から入ろうとすると、ガードマンに「チケットを買ってきなさい」とやんわりとたしなめられてしまった。
 そうだった、確かこの大聖堂、有料とガイドブックにあったことを思い出した。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.563

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