ペトロ が一番使う台所の道具がフライパン。
包丁や俎板なども使わないことは勿論ないが、頻度から言えば、電子レンジは別としてフライパンだと思う。
その辺りから、日頃食べている物がばれてしまいそうな気がしないでもない。
結構、作っているつもりでも主婦から見ればままごと、面倒になってつい便利なものに頼る。
そのうち道具を使いこなして一丁前に調理、「偉そうに言って大丈夫?」「多分ね」、との思いもある。
話はそれたがそのフライパン、ごしごしと洗うのがよくなかったのかコーティングが剥がれてきた。
で、買い替えなければと思っていたら、某日、朝日紙に全面広告。
A社がフライパンを宣伝、人気があるらしく相当の待ちがあるうえに、スペースパンなる物とセットだとかなり割安との惹句に釣られてしまった。
PCを入れ替えたので、メールが残ってなくて定かではないが、消費税が5%だったので3月だったと思う。
申し込んで暫く、“ お詫びに黒田征太郎さんの絵と一緒に6月に送る ” との葉書が届いた。
そんな人気商品を買っちゃったの?なんて驚いたが、この連休に画伯? の2 Lサイズほどの走り描きというか漫画、失礼! と一緒に届いた。
お詫びの品はともかく同梱のレシピには、この夢のフライパンでこんなものまで、こんなに簡単に!とある。
例えば、油なしにトンカツ?ほんまかいなと思ったが、昨今、この手の家電調理器が人気とかを思い出して納得も。
ふ~ん、そうなの、と使い方を兼ねたレシピ本を読んでいたら、「よく考えて買った?」と声がした。
そう言えば昔、日曜大工、水彩画、書道、エトセトラ、そのための道具をと言うペトロに、「まずは格好、形から入る人だから」と、思い留まされたことがよくあった。
お茶ひとつとっても、何十年も地道にやってきた人からすればそれも宜(うべ)なるかな。
以来、物置の肥やしになりそうなものは買うのを慎んできた。
その箍(たが)が外れた訳では決してないが、普通の物なら片掌の指ほども買えるこのフライパン、果たしてカタリナ さんの鼻を明かすことができるでしょうかね。(この稿、続く)
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.806
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