今、街で、傍(かたわ)らに人無きが若(ごと)くの振る舞いは、と問われれば自転車と監視カメラ。
道路交通法では軽車両であることを知ってか知らずか、我が物顔で歩道を駆(はし)る自転車、迷惑を通り越して時には凶器にも。
が、第三者からは目に見える分だけでも、まだましかも。
一方の監視カメラ、何所で撮られ、どのように使われているか判らないから始末が悪い。
最近も、京大やオムロンが追跡技術や不審者認識システム開発に無断で撮っていたと朝日(8/13)にあった。
その監視映像、“ 万引き犯よ、返さないと顔写真公開、マンガ古書店警告 ” と朝日(8/8)が報じていた。
もう少し続ければ、“ 警告 犯人へ。一週間以内に返しに来ない場合は顔写真を公開する――。25万円もするレトロ玩具を万引きされた都内の店が、HPなどでこう通告 ” したと。
同記事で、ある者は「これではリンチ」と怖さを感じ、別の者は「警察に届けたって品は返って来ない」と支持。
被害に悩む同業者は当然にして「応援したい」と語り、学者や専門家、果ては警察も入り混じり賛否姦しい。
さて酔狂老人、熟々(つらつら)考えるに、夫々の言い分を理解した上で否定論に与(くみ)したい。
過日の小ブログでも書いたが、Tさんにそっくりな御仁を見つけて驚いたばかり。
ほらドッペルゲンガー・自己像幻視とか言うの? 自分のそっくりさん、 世の中に3人いると言うではないか。
それに、基本的に自力救済は法律が禁じる行為、これを許すとやくざの社会になっちゃう。
やはり民主国家としては、ここは司法機関に頑張って貰うしかない。
ひったくりでも万引きでも、お巡りさんが街角に立っている、それだけで抑止になる。
近頃のお巡りさん、刑事にばかり憧れているのか、そんな基本のき、昔乍らの地道な仕事忘れちゃったかな?
お盆の最後の日(8/16)、R君、I君たちと涼を求めて六甲山にドライブ。
然(さ)しもの監視カメラも無用の雨と靄(もや)、オルゴールミュージアムの館外に架る寒暖計は22度、ダリアもしとど雨に打たれて項垂れてた。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.851