ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

素晴しいお仲間 ‐ カタリナ便り

2013年05月29日 | カタリナ便り

 市役所に用事があって、不在持ち帰りになった郵便の受け取りなどを序でに済まし、午後も遅く病院に着いた。
 途中、小雨に降られて気がついた。五月の連休明けに入院して、以降、一度も雨が降らなかったことに。

 余談だが、最初の病院、自宅から徒歩10分足らずということもあって、初夏にしては厳しい日差しの中を、歩行喫煙する不埒者?を避けながら専ら歩いて通ったが、傘の世話になることはなかった。

 Oekaki_2この日、山は雨に洗われ、田植えを終えたばかりの田んぼに雨粒の輪が広がってい、二日前の日曜の抜けるような青空とはまた違った風景だった。

 明りを灯す前の少し薄暗い病室を覗くとカタリナ、カタリナチェアなんて勝手に名前をつけている。椅子に腰掛け煙る山を眺めている。

 昼下がり、久し振りのお絵かき、失礼。が、できたのが嬉しかったらしいのだが、頗る上機嫌なのは他にも理由がありそう。

 で、「どうしたの」と、尋ねると、「お手紙にね、“ 培ってこられた、『○○の会』、親交の場として続けて頂ければ嬉しい ってお願いしたでしょ。皆様ね、グループを残して下さるらしいの。嬉しくて」と目を潤ませて話す。

 彼女の何時もの口癖、“ 素晴しいお仲間の皆さん ” を、想うに相応しい静かな雨の日の夕暮れの病室でした。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.614

コメント (1)
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